「ルリコシボタンインコってどんな小鳥なんだろう」「ルリコシボタンインコとボタンインコって別の生き物?」と頭をかかえてはいませんか?
もしペットとして飼いたいなら、ルリコシボタンインコがどんな生物でどんな生態かも分からないのに、飼育をするのは難しですよね。
この記事ではルリコシボタンインコの生態やブルーボタンインコの飼い方、飼う際の注意点などについてお話ししていきます。ぜひ最後まで読んでくださいね!
(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/t7p5ymhLWj4)
ルリコシボタンインコとは
ルリコシボタンインコは、「ボタンインコ」の中でも体が美しい瑠璃色をしている個体です。
正面から見た顔は「オレンジ」首回りは「イエロー」腹部は「ライムグリーン」羽は「グリーン」というなんとも鮮やかな体色をしています。
「コザクラインコ」という別種によく似ていますが、体が若干小さく目の周りに白い縁取りがあるのが特徴です。
ルリコシボタンインコ以外にも「キエリクロボタンインコ」「シロボタンインコ」などカラフルな色を持つボタンインコがたくさんいるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
ルリコシボタンインコとボタンインコは別?
結論、ルリコシボタンインコとボタンインコは同じ鳥類です。毛・羽の色の違いにより「○○○(色名)ボタンインコ」と言う名前がつけられています。
ボタンインコとは、全長10cm~15cmの大きさで、カラフルな羽が魅力的なアフリカ原産のインコです。
オウム目インコ科の鳥類で、パートナーへの愛情が大きいため英語では「Lovebird(ラブバード)」と呼ばれています。
2匹のボタンインコがペアになって仲良く寄り添う姿には絶対に癒やされるはずです。
ルリコシボタンインコの特徴
すべてのボタンインコに共通する特徴は、比較的小さい体と、目の周りを囲っている「アイリング」と呼ばれる白い縁取りです。
そして、ルリコシボタンインコは「ボタンインコ」の中でも体が美しい瑠璃色をしている個体です。
ペアとは非常に仲良くすることから「ラブバード」と呼ばれており、性別関係なく気が合えば仲良くするので観賞用としても魅力があります。
一匹で飼うと非常に飼い主になついて甘えてくれます。ただし、コミュニケーションが不足すると「大声で泣く」「家具や電気コードをかじる」と言った問題行動を起こすこともあるので、たくさんかまってあげましょう。
ルリコシボタンインコの鳴き声
ルリコシボタンインコは基本「ピリリリ、ピピピピ」と高い声で泣きます。ただし、機嫌が良いときは「ブゥ、グゥ」、機嫌が悪いときは「グエッ、ギャギャ」と鳴くこともあります。
中にはおしゃべりが得意な個体もいるので、愛情を持って熱心に言葉を教えてあげればおしゃべりしてくれるかもしれませんね。
口笛をしたり、単純な物音を真似たりすることもあるそうなので、一緒に暮らしていると部屋が賑やかになること間違いなしです。
ルリコシボタンインコの寿命
ルリコシボタンインコは、およそ10年~15年で寿命を迎えてしまう個体が多いようです。
神経質で臆病な性格なので、毎日ケージ内を清潔に保ち、放鳥・光合成をさせるなどしてストレスを発散させてあげましょう。
適した環境で育てられたルリコシボタンインコは20年以上元気だったこともあるそうです。
もし飼育を考えているのであれば正しい飼い方も理解しておきましょう。そしてできるだけ長く一緒に暮らせるように大切に育ててあげましょう。
ルリコシボタンインコの販売価格と販売場所
ブルーボタンインコのおおよその販売価格と販売場所に関して以下に記します。
ルリコシボタンインコの販売価格
ボタンインコの一般的な販売価格は8000円~20000円程度です。個体によって値段には振れ幅があります。珍しい個体だと50000円以上することもあるようです。
ルリコシボタンインコの販売場所
ルリコシボタンインコは鳥類を販売しているペットショップ、ホームセンターで販売されています。
もしくはネットショップでも購入することもできます。ただし、個体の状態を直接見れないため信頼あるネットショップで購入することをおすすめします。
またボタンインコは寒さに弱く、温度管理が大変なため、お迎え時期は暖かい春頃がおすすめです。
ルリコシボタンインコを選ぶ際の注意点
ルリコシボタンインコを選ぶ際は(どのペットを選ぶときもですが)販売店の様子もしっかり観察すべきです。
不衛生な環境で飼育されている場合、病気を持っていたり、荒々しい気性になってしまう可能性があります。
健康なルリコシボタンインコを選ぶコツとして、足を引きずっていないか、羽が折れてないか等を観察しましょう。
また、下痢をしていないか、目がぱっちり開いているか等も確認するとなお良いでしょう。
ルリコシボタンインコの飼い方
ルリコシボタンインコの買い方に関して6つのポイントがあります。以下のポイントに気をつけて飼育しましょう。
- ケージ
- 餌
- 餌入れ・水入れ
- 留まり木
- ヒーター
- 水浴び容器
ルリコシボタンインコのケージ
ルリコシボタンインコは神経質で臆病な性格なので、ストレスを与えすぎないために、羽を広げても余裕で収まる大きさのケージを用意しましょう。
ケージにもさびにくいものやフン切りがしやすい物など様々な種類があるのでよく考えて購入しましょうね。
ルリコシボタンインコの餌
ボタンインコはセキセイインコより一回り大きくて噛む力が強いので多少堅い餌でも食べることができます。
ルリコシボタンインコにおすすめの餌はペレットと呼ばれる乾燥栄養食です。毎日体重の10%の量を目安にあげるといいでしょう。
ペレットは栄養バランスがとれており、消化がいいので胃腸にも優しい餌なので病気になりにくい体になります。
ルリコシボタンインコの餌入れ・水入れ
数日分の餌をまとめて餌入れに入れておくのはNGです。食べ放題で肥満の原因にもなりますし、餌入れにほこりが溜まってしまうので衛生的にもよくありません。
また、ルリコシボタンインコはあまり水分を取りません。そのため、水が余っていることが多いですが、古い水は病気の原因にもなるので毎日交換するようにしましょう。特に夏場は一日2~3回交換しましょう。
ルリコシボタンインコの留まり木
小鳥は一日の大半を留まり木の上で生活しています。ケージについてくることもありますが、ルリコシボタンインコの足のサイズも個体によって様々なのでサイズにあった留まり木を選びましょう。
小鳥が木に留まっているときに爪が浮いたら細すぎます。ちょうど良い太さは前と後ろの爪の感覚が、留まり木の円周の1/3になっているときがジャストです。
ルリコシボタンインコのヒーター
ルリコシボタンインコは元々アフリカ原産の鳥類で、本来は温暖な地域に住んでいるため、日本では少し寒いです。
ルリコシボタンインコに適切な温度は26~28℃です。特に冬場はヒーター等の暖房器具での加温が必須となります。
ルリコシボタンインコの水浴び容器
ルリコシボタンインコは水浴びしてリラックスします。体を清潔に保ったり遊びとしてストレスを発散する効果があるので設置するとなおよいでしょう。
ルリコシボタンインコを飼う際の注意点
ルリコシボタンインコを飼育する際の注意点を5点以下にまとめました。ルリコシボタンインコにストレスを与えないためにも注意しておきましょう。
- ケージの掃除
- 噛む力に注意
- 日光浴もさせよう
- 放鳥時間の確保
- 複数飼うときの注意点
ケージの掃除
ルリコシボタンインコはトイレを覚えることができません。一日の大半をケージの中で過ごすのに汚れていたらストレスが溜まってしまいますよね。
ゲージを設置する前にシーツや新聞紙を敷いてボタンインコの糞を受けられるようにしましょう。毎日交換するのが好ましいです。
噛む力に注意
ルリコシボタンインコは噛む力が強いため、噛まれると流血する恐れもあります。
噛み癖をつけるとなかなか治らないので、癖がついてしまったときはトレーナーや獣医師の指導の下、改善方法を探ってみましょう。
日光浴もさせよう
ルリコシボタンインコは日光を浴びることで、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD3」を生成します。
日光浴をしないとカルシウムをうまく摂取できずに、カルシウム欠乏症を起こしてしまう可能性があるので、毎日30分を目安にさせてあげましょう。
外にゲージを置く際は逃げてしまう可能性や、猫などの小動物に狙われる可能性があるのでケージのロックがしっかりかかっているかを確認して置きましょう。
注意点としては、窓越しではなく直射日光を当ててあげること。また、あまりに暑すぎる時は熱中症の恐れもあるので、ルリコシボタンインコの様子を見ながら無理せずさせることです。
放鳥時間の確保
小鳥はケージの中では運動ができません。そこで、室内で放鳥することで運動を確保できます。
また、狭いケージ内にずっといてはストレスが溜まってしまうので、広いところで自由に飛び回らせることでストレスを発散できます。
飼い主とルリコシボタンインコとの貴重なスキンシップの時間にもなるので、たくさんかまって愛情表現をしてあげましょう。
放鳥の際は窓や扉が開いていないか、小鳥にとって危険な物が部屋の中にないかを確認してからするようにしましょう。
複数飼うときの注意点
ルリコシボタンインコをペアで飼うと、カップル同士で仲がよくなりすぎて、飼い主に甘えなくなることがあります。
また、ペアの相性が良くない場合もあるので、飼う前に相性のチェックもしておきましょう。
ルリコシボタンインコは神経質な個体が多く、ストレスが溜まりすぎると「毛引症」という自分の羽をむしってしまう症状が出ることがあります。
完治が難しい病気なので、ルリコシボタンインコにストレスを与えない環境作りを心がけましょう。
ルリコシボタンインコに関するまとめ
ルリコシボタンインコは「ボタンインコ」の中でも体が美しい瑠璃色をしている個体です。
「Lovebird(ラブバード)」とも呼ばれる愛情深さを持っているため、飼い主がパートナーとして認められれば、自分から甘えてくるかも。癒やされること間違い無しですね。
一方で、神経質で臆病な個体が多いため、飼育環境はとても大切です。ストレスを与えすぎない環境を目指しましょう。
飼育する際は、餌やり、掃除、日光浴、放鳥などを毎日忘れずに、愛情を注いであげてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。