小犬をこれから迎えるもしくは、飼い始めたという方やしつけはいつから始めたらいいのか分からない。と悩んでしまうことありませんか?
今回は、これから小犬と幸せな生活を送ろうとしているあなたにしつけを始める、具体的な時期やしつけの方法・順番を紹介していきます。
本記事をしっかりと読んで、愛犬のしつけを完璧にし、楽しいペット生活を送りましょう。(出典:https://www.pakutaso.com/20170343090post-10836.html)
子犬のしつけを始めるのはいつからがベスト?
結論から言うと、小犬のしつけを始めるのは”生後2~3ヶ月頃からスタート”するのが良いです。生まれて間もない小犬は「社会化期」と言われる状態で、脳が未発達で色々な事を理解するのが、難しい時期にあります。
なので、家のルールや物事を理解できるようになる「社会化期」後の2~3ヶ月経った頃が良いでしょう。
しつけを何のためにするのか分からない、という人もいるかと思いますが、しつけはトラブル回避だけでなく犬と飼い主の意思疎通を行う上で、とても重要になっています。
ちなみに、小犬期にしつけをするのは、トラブル回避について予防になるという論文も麻布大学から出されているので、しつけは成犬になるまでにしっかり行っていきましょう。「(麻布大学論文:https://az.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=3351&item_no=1&page_id=13&block_id=17)」
子犬のしつけ環境はいつから整える?
犬を元々飼っていた人、初めての小犬をお家に迎える人など様々な飼い主さんがいると思いますが、しつけを気にする前に小犬の環境を整えているか一度確認してみましょう。
犬をしつけるためには、まず環境が大事になっていきます。何か危ないものはないか、気を反らしてしまうものはないか。犬も人間の幼児と同じで、自発的に何かを抑制したり危険を察知するのはかなり難しいです。
飼い主さんが危険を事前に察知して、環境を整えることから始めてみてください。昔飼っていた犬のしつけが上手くいかなかった人、これから小犬をお迎えする人は、今すぐに環境から見直してみましょう。
しつけの順番はいつからがベスト?
しつけと言っても、色々なしつけの仕方があるから分かりませんよね。しつけは、愛犬の成長段階に合わせて実施するようにしていきましょう。
一度にたくさんの事を覚えさせようとすると、愛犬も混乱してストレスを抱えてしまいます。まずは覚えやすい順番で行うことが大切です。
しつけの基本はアイコンタクトからです。愛犬となるべく多く触れ合う機会を設けて、目と目を合わせて良い関係を築いていきましょう。
次は、しつけの順番を4段階に分けて紹介をしていくので、自分の愛犬は今どのしつけ段階までが出来ているかなと確認をしながら見ていきましょう。
しつけの順番①子犬を迎えてすぐ
愛犬を迎えたら、まずは信頼関係の構築をしていきましょう。先ほども紹介をしましたが、しつけの基本はアイコンタクトからです。アイコンタクトをして信頼関係を築いていきましょう。
アイコンタクトと同時に行っていきたいしつけの第一歩として、飼い主や飼い主の家族、愛犬自身の名前を覚えてもらうことから始めていきます。
初めてのしつけなので、なかなか上手くいかないこともありますが、そんな時は反応が得られた際、ご褒美を上げるなどして愛犬に優しく接していくことが大事ですよ。
また、トイレも早い段階で教える必要があるので、トイレをする場所も覚えさせていきましょう。早い段階で覚えさせないと、小犬にとっても飼い主にとっても、ストレスになってしまうので注意ですね!
しつけの順番②子犬が環境に慣れたら
小犬と過ごしたり、基本のしつけが出来るようになり、小犬が身の回りの環境に慣れたら、「お座り」「伏せ」などの興奮を抑えるようなしつけを覚えさせていきましょう。
お座りや伏せは、問題行動を制止する役割があるしつけです。小犬は生後3ヶ月を過ぎると好奇心が旺盛になり、様々な事を覚えようとしていきます。
この段階辺りから、小犬が体に触れられることにも慣らしていきましょう。後の段落で紹介しますが、小犬に触れていくことも増えていくので、徐々に実践をしていってみてください。
小犬の体ケアや病院での検査をする際に、体に触れる機会が増えていく為、スキンシップに慣れていくのが重要になっていきます。
しつけの順番③お散歩デビュー前に
お散歩デビューをする前に、「待て」「おいで」のしつけを必ず覚えさせましょう。小犬が散歩の途中で、首輪が外れて道路に飛び出た際、走らないようにするためです。
外は家で過ごす以上に危険な物や環境があります。小犬にとって散歩をすることは大切な役割なのですが、ケガや事故に遭わないためにも、これらのしつけは必ずお散歩デビュー前に覚えさせましょう。
また、お散歩後は足の裏が汚れているため、散歩デビューをさせる前に足ふきにも慣れさせておく必要があります。
足ふきに慣れない小犬は、おやつを与えて気を反らしたり、2人がかりで足ふきに乗せるようにしていきましょう。
しつけの順番④体を自由に触れるようになったら
体を触れるようになっていって、抵抗をしなくなる時期が訪れたら、愛犬の歯磨きに挑戦をしていきましょう。
小犬の内に体に触れて、慣れさせて歯磨きをしてケアをしておくことで、成犬になった際に歯周病に悩まされずに済むようになります。
ですが、体に触れるのに慣れていきなり歯磨きはハードルが高いと思うので、まずは1日1回愛犬の口の中を触れることからスタートしていきましょう。
ポイントは愛犬をリラックスさせて、徐々に触れる回数や出来ることを増やしていくのが大切になっていきます。
犬をしつける上でいつから注意をするべきか?
しつけをする以前に、犬を飼う上で注意は常にしておきましょう。注意をしていく中でポイントをまとめて3つ紹介していきます。このポイントを良く理解して、愛犬にとって良いしつけになるようにしていきましょう。
愛情をもってしつける
しつけの基本は信頼関係と紹介をしましたが、愛情をもってしつけることも、非常に大切で注意したいポイントになっていきます。
小犬も動物で飼い主さんの感情も理解することが出来ます。愛情を持ったしつけと愛情を持っていないしつけ。どちらが愛犬にとって良いしつけなのか、考えてみましょう。
愛情をもってしつけるからこそ、小犬はしつけを聞いて言う事に従ってくれるようになりますからね!焦って、信頼関係を失ったり、愛情が無くなってしまっては元も子もないので気を付けましょう。
しつけは短めに終わらせる
しつけのトレーニングは、なるべく短く終わらせるようにしていきましょう。短時間でサクッと終わらせるのが良いと思います。
長くなってしまうと愛犬にとっても飼い主にとっても、ストレスになってしまって、疲れてしまいますよね。
1日5分程度のしつけを毎日少しづつ行うようにしていけば、両者ともに気持ちよくしつけが出来ると思いますよ!
指示語は統一する
しつけをする際の”指示語”はなるべく統一するようにしていきましょう。
例えば「ハウス」「お家」「ケージ」を示す、複数の言葉を使用すると小犬は混乱してしまいます。
小犬にとってもわかりやすく、簡単な言葉を使って指示語は統一するようにしていきましょう。
いつからしつければいいか分からない場合
しつけからがわからない、小犬を譲り受けて生後からどのくらい経ったか分からない、という方は「しつけ教室」に行くことをオススメします。
犬を飼ったことがない方や自分のしつけが、上手くいくか不安な方も飼い主さんの中にはいると思います。犬を飼うのは飼い主さんの責任ですが、犬をしつける責任は飼い主さんが背負う必要はありません。
人間の幼児に保育園や幼稚園があるように、犬にもしつけ教室というものがありしつけ専門のレッスンを受けることが出来ます。
自分ひとりで、しつけはする必要が必ずしもあるわけではないので、もししつけに悩んでいるようであれば、しつけ教室に通ってみるのも良いのではないでしょうか?
【まとめ】子犬のしつけはいつから?
今回は、小犬のしつける時期や具体的なしつけをする順番について紹介をしていきました。おさらいすると、小犬をしつける具体的な時期は”生後2~3ヶ月頃からスタート”するのが良いです。
しつけとは、小犬を安全やストレスから守るために行っていくことと同時に、飼い主のストレスや家の大事なルールを守るためにも行っていきます。
最近小犬を飼い始めた、これから小犬を飼い始めるという方、色々な方がいるとは思いますが、しつけは信頼関係と愛情が大事になっていきます。この2つを忘れずに、しつけを行ってみてください。