職業や働き方が多様化している今日、「仕事を辞めたい」「転職したい」と考えることがあるのではないでしょうか。
しかしいざ仕事を辞めたり、転職したりしようとしても、何をすべきかわからないと足踏みしてしまいます。
この記事では、「仕事を辞めてすぐに転職をしたい!」という方に向け、退職や転職の手順や必要なものについて紹介します。
退職や転職に臨んだ方の声を交えて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22152104?title=%E5%BA%A7%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%82%80%E8%BE%9B%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%AA%E7%94%B7%E6%80%A7&searchId=3777323346)
仕事を辞めたいなら何を考えるべきか
「仕事を辞めたい!」と考えていても、考えているだけでなかなか行動に移せませんよね。
「転職すればいい!」とわかっているものの、実際は重い腰がなかなか上がらないのではないでしょうか。
考えているだけでは何も進まず、前に進んでいないことに対しても、ゲンナリしてしまうかも知れません。
では行動に移すために、何を考えたらよいのでしょうか?まずは、仕事を辞め転職する手順を考えてみましょう。
仕事を辞めて転職するための手順
仕事を辞めて転職するまでに、どのような手順を踏むのがよいのでしょうか。
手順がわからずやみくもに行動しても、見通しが立たなかったり、正しい行動なのか不安になったりしますよね。
結論から言います。仕事を辞めて転職するまでにやるべきことは以下の3つです。
- 仕事を辞めたい理由を書き出す
- 仕事を辞めたい理由をもとに転職活動を進める
- 仕事を辞めるための準備をする
ここからは、3つのやるべきことについて見ていきます。自分が退職や転職をする想像をしながら読んでみてくださいね。
手順①仕事を辞めたい理由を書き出してみる
まずは、自分が仕事を辞めたい理由を、思いつく限り書き出してみましょう。
「仕事を辞めたい!」と考えている時は、心や頭の中がゴチャついていたり、冷静でいなかったりします。
理由を書き出し並べることで、自分の感情や考えを客観的に見ることができますよ。
さらに、あなたが仕事を辞めたい最も大きな理由を明らかにすることで、次の仕事で何を優先すべきかがわかります。
辞めたい理由を書き出す方法
頭の中で考えるだけではまとまらないので、ノートに書いたり、メモ機能にメモしたりして目に見える形にしましょう。
理由を書き出したら、自分の中で重要度が高い順に並べます。一番上に来た理由こそ、仕事を辞めたい最も大きな理由です。
とはいえ、「文字に起こせない…」という方もいらっしゃると思います。
文字に起こせない時は、他の人の意見や経験、考えをTwitterなどで検索してみるとよいでしょう。
辞めたい理由は次の仕事を探す基準になる
仕事を辞めたい理由を書き出したことで明らかになった最も大きな理由は、次の仕事を探す基準となります。
辞めたい理由が「収入が少ない」であれば、収入を重視して仕事を探すべきです。
また、「家庭の時間がほしい」であれば、就業時間や休日の日数を考慮して仕事を探すのがよいですね。
次の仕事の候補を出したら、辞めたい理由以外の項目もチェックして、やりたい仕事やできる仕事を選びましょう。
手順②仕事を辞めたい理由をもとに転職活動を進める
仕事を辞めたい理由が明らかになったら、転職活動を進めていきます。
転職にかかる期間は、3ヶ月〜6ヶ月ほどと言われています。スケジュールを立て、計画的に転職活動をしていきましょう。
在職中は転職活動にかけられる時間も限られているので、有給休暇や午前有給、午後有給などを有効活用するべきです。
また、転職活動には、交通費や自己分析に使用する書籍などの費用がかかりますので、お金の準備もしておきましょう。
転職活動に必要なもの
転職活動に必要なものは何なのでしょう?仕事を辞めたいなら、あらかじめ準備しておきたいですよね。
転職活動をする時は、個人のメールアドレスを準備しましょう。新しく作れば、他のメールと混ざり、見逃す心配もありません。
また、複数の企業を受ける場合は、スケジュール管理ができる手帳やアプリを用意するべきです。
また応募時に必要な履歴書や職務経歴書、送付状は、ネット上や転職サイトにテンプレートがあるので、参考にして作成しましょう。
転職活動する時に確認しておくべきこと
転職活動を進めていく上で、転職の目的や条件を再度確認しておきましょう。
例えば、「どうしてその企業に転職しようと考えたのか」や、「自分の中で譲れない条件は何なのか」などです。
転職の目的や条件が明白でないと、内定に迷いが生じたり、妥協して入社し転職が失敗に終わったりしてしまうかも知れません。
また、転職活動中にいつ頃退職できるかがわかれば、入社日の予定を立てられるので企業側も安心できます。
手順③仕事を辞めるための準備をする
「一刻も早く仕事を辞めたい」と考えているかと思いますが、仕事を辞めるのにも準備が必要です。
仕事を辞める際、職場の人たちとギクシャクした状態で辞めるのは、自分も相手もイヤですよね。
せっかく仕事を辞めて、新しい仕事に臨もうとしているのに、不要なストレスになるかも知れません。
仕事を辞める準備をしっかりしておくことで、わだかまりなく、円満に仕事を辞めることができるでしょう。
仕事を辞めたい人の準備:退職の手続きをする
まずは上司に仕事を辞めたい旨を伝えます。職場にもよりますが、退職希望日の1ヶ月〜2ヶ月前に伝えるのがよいです。
上司から退職が受理されたら、退職願または退職届を提出します。提出するものも職場によるので、確認しておきましょう。
正式に退職が決定したら業務を引き継ぎます。誰が引き継いでも業務ができるように、ノートやデータへ詳細に記載するべきです。
また、円満に退職するために、お世話になった人たちに挨拶回りをし、これまでの感謝を伝えましょう。
仕事を辞めたい人の準備:公的手続きをする
仕事を辞めたいと考えている方は、辞めた際の公的な手続きについて面倒に感じているでしょう。
公的な手続きには、年金保険や税金、雇用保険や健康保険の手続きがあります。
仕事を辞めてから復職するまでの期間によって必要な手続きが異なるので、しっかりと確認する必要があります。
必要な公的手続きについては、転職サイトdodaのホームページで詳細にわかりやすく説明されているので、ぜひ参考にしてください。
仕事を辞めたいなら第三者の意見も取り入れる
ここまで仕事を辞め転職するまでの手順をお話ししましたが、仕事を辞めたいなら、第三者の意見も取り入れてみてください。
見出しの3つ目でもお話ししたとおり、「仕事を辞めたい」と考えている時は心や頭の中が不安定な状態です。
第三者の意見を取り入れることで、さらに客観的に自分を見つめ直したり、外から見た自分がわかったりします。
相談する相手は上司や同期、友人でも構いません。心を開いて話せる相手に一度話してみましょう。
転職エージェントも頼ってみよう
転職について専門的な意見がほしい時は、転職の相談や求人探しなどを無料でサポートしてくれる転職エージェントに頼るのもよいでしょう。
転職サイトよりも保有している求人が多く、転職先の選択肢を広げられるのが強みです。
また、転職のプロであるキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、自分では思いつかない転職先が見つかるでしょう。
以下の転職エージェントZでは、転職エージェントや転職サイトを比較しているので、是非参考にしてみてください。
家族にも仕事を辞めたい気持ちを伝えよう
仕事を辞めたいと考えた時、真っ先に頭に浮かぶのは家族のことではないでしょうか。
退職や転職を家族に伝える時は、以下の項目を明らかにしてから伝えましょう。
- 仕事を辞めたい理由
- 仕事を辞めたい理由の解決策
- 転職先での、おおかたの収入や勤務時間
- 退職や転職のスケジュール
生活をともにする家族ですから、いきなり退職や転職をされたら驚かれますし、信頼を失ってしまうかも知れません。
以上の点を整理してから伝えることで、家族も安心して応援してくれるでしょう。
時には休息も必要
仕事を辞めたい理由や転職について考えてきた中で、「いったん休息を取るべき」と考えた方もいるのではないでしょうか。
しかし、「仕事をせず休む」という行動に対し、逃げや甘えと考えられてしまうのは不安ですよね。
仕事を休む、または復職まで期間を空けることは、決して逃げや甘えではありません。
自分の調子を整え、自分のやりたい仕事やできる仕事を探すために、期間を設けて休息を取ることも視野に入れてみてください。
仕事を辞めたいなら、しっかり準備を整えよう
「仕事を辞めたい!転職したい!」と考えている方がとるべき手順は以下の通りでしたね。
- 仕事を辞めたい理由を書き出す
- 仕事を辞めたい理由をもとに転職活動を進める
- 仕事を辞めるための準備をする
退職や転職をする時は、やみくもに行動するのはなく、十分に準備を整え行動するのが大切です。
準備が整えば、自分だけでなく、周りの家族や友人にも安心を与えることができるでしょう。
退職や転職の手順に迷ったら、ぜひこの記事を再度確認し準備を万全にして、やりがいに満ちた仕事を見つけてくださいね。