「自分に合ったWi-Fiルーターのおすすめを知りたいけど、種類が多すぎて選べない」と悩んでいませんか?
Wi-Fiルーターは本当に種類が多いことに加え、カタログや箱には「無線LAN規格」や「周波数」、「ストリーム数」などのなにやら難しい言葉が多くて、選びにくいですよね。
でも、実はいくつかの比較ポイントを押さえるだけで、簡単に自分に合ったWi-Fiルーターを選ぶことができるのです。
今回の記事では、Wi-Fiルーターを選ぶ際に押さえるべき3つの比較ポイントと、目的・シーン別で、おすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください!
(画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4326151?title=Wi-Fi%E3%80%80%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=2981726318)
チェックしたい!Wi-Fiルーターの比較ポイント3選
まずは、自分に合ったWi-Fiルーターを選ぶ上で、押さえておきたい比較ポイントを3つご紹介します。
- 使用環境
- 通信速度
- 同時接続台数
使用環境
Wi-Fiルーターは、使用する環境ごとに最適な製品があります。例えば一戸建てに適したモデルなら、家中に電波を届かせるために、アンテナの性能が高く、扉や壁があっても電波が届きやすい機能が備わっています。
ただし、そのような機能が備わったモデルは、価格が高くなる傾向があります。
逆に、ワンルームマンションなどの障害物が少ない環境では、そのような機能は必要ありませんので、必要最低限の機能でコスパのよいものを選択可能です。
まずは、自身のWi-Fiルーターを導入する環境を把握しましょう!
通信速度
たとえ電波が十分に行き渡っていても、通信速度が遅ければストレスが溜まりますよね。
Wi-Fiルーターは、製品ごとに通信規格が異なり、その違いで発揮できる通信速度に差があります。具体的には、下記のように分かれています。
規格名 | 周波数帯 | 最大通信速度 |
11ax (Wi-Fi 6) | 2.4GHz 5GHz | 9.6Gbps |
11ac (Wi-Fi 5) | 5GHz | 6.9Gbps |
11n (Wi-Fi 4) | 2.4GHz 5GHz | 600Mbps |
2021年時点の最新規格であるWi-Fi 6の通信速度が最も早いですが、この通信規格が導入されたWi-Fiルーターは値段が高くなる傾向があります。
必要以上の通信速度を求めなければ、Wi-Fi5でも十分な速度を発揮できますので、お財布と快適さを天秤にかけましょう!
同時接続台数
最近は、テレビやBDレコーダーなどをインターネットに接続することで、youtubeを見たり出先から録画予約などができるようになりました。
スマホやパソコンだけでなく、たくさんの家電をWi-Fiルーターに同時接続させる場合は、Wi-Fiルーターの同時接続台数を確認しておく必要があります。
Wi-Fiルーターによっては、多機能であっても同時接続数が少ないモデルも存在するので、使用用途に合わせてこちらもチェックしておく必要があるでしょう。
あると便利なWi-Fiルーターのおすすめ機能3選
Wi-Fiルーターにあると便利な機能をご紹介します。あくまでも、「あると便利な機能」なので、前項のWi-Fiルーターの比較ポイントよりも優先順位は落ちますが、検討の余地はありです!
- 初期設定が簡単にできる機能
- ビームフォーミング機能
- バンドステアリング
初期設定が簡単にできる機能
どのWi-Fiルーターを選んでも、最初は必ず初期設定や、Wi-Fiルーターとの接続作業が発生します。
一般的な接続であれば、接続したい機器側でWi-Fiルーター固有のパスワードを入力する必要がありますが、この入力を省略して簡単に接続できる機能が備わったモデルもあります。
大量の機器を接続する必要のある方は、チェックしておいて損はない機能です!
ビームフォーミング機能
一般的なWi-Fiルーターの電波は、Wi-Fiルーターを中心の360度方向に電波を飛ばしています。そのため、電波が広く分散してしまいがちです。
ただし、ビームフォーミング機能が備わったモデルであれば、特定の機器に絞って電波を送ることができるため、通常のWi-Fiルーターよりも通信が安定します。
接続機器の通信状態の安定化を重視する人にとっては検討の余地がある機能ですので、選ぶ際に注目してみるといいでしょう。
バンドステアリング
Wi-Fiルーター内に2つの周波数帯(2.4Ghzと5.0Ghz)を備えた機能であり、どちらかが混雑していた際に、もう片方の周波数帯に接続を切り替えてくれます。
これによって、同時接続数が多くても安定した通信が実現しやすいです。ただし、角周波数によって、以下の特徴があるため、使用環境によって使い分ける必要があるでしょう。
周波数帯 | いいところ | わるいところ |
2.4GHz | ・壁やドアなどの障害物に強い | ・家電の電磁波と干渉しやすい |
5GHz | ・2.4GHzよりも通信速度が速い ・家電の電磁波と干渉しづらい |
壁やドアなどの障害物に弱い。 |
以降の項では、使用環境と目的別に分けて、それぞれのシーンでおすすめのWi-Fiルーターをご紹介します!
Wi-Fiルーターおすすめ 一戸建ての場合
一戸建てに合ったルーターを選ぶポイントは、壁やドアがあっても届きやすく、同時接続数が多いモデルを選ぶことです。
それらの条件を満たしたWi-Fiルーターは、AirStation WSR-5400AX6Sです。
通信規格は最新のWi-Fi 6であることはもちろん、ビームフォーミング機能、バンドステアリング機能を備えています。
さらに、戸建てのような障害物の多い箇所でも広範囲に安定した通信環境を維持できるメッシュWi-Fi 機能も備えたモデルです!
初期設定が簡単にできる機能 | あり |
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ビームフォーミング機能 | あり |
バンドステアリング | あり |
Wi-Fiルーターおすすめ 一人暮らしの場合
一人暮らしに合ったルーターを選ぶポイントは、Wi-Fiルーターへの同時接続台数は所有する機器にもよりますが、一戸建てよりは比較的少ない分、快適な通信環境を構築できるモデルを選択することです。
それらの条件を満たしたWi-Fiルーターとして、AirStation WSR-1800AX4Sをおすすめします!
特定の機器へ安定して電波を送ることができるビームフォーミング機能はもちろん、価格も8000円以下と非常にリーズナブルな、ルーターの老舗であるバッファローの製品です。
初期設定が簡単にできる機能 | あり |
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ビームフォーミング機能 | あり |
バンドステアリング | あり |
Wi-Fiルーターおすすめ マンション暮らし家族の場合
マンション暮らし家族に合ったルーターを選ぶポイントは、一戸建てほどの同時接続数と障害物対策は必要がなく、一人暮らしほどの特化した通信環境が必要でもないため、ほどよいスペックのモデルが最適です。
そのニーズを満たすのが、AirStation WSR-3200AX4Sです。通信規格はもちろん最新のWi-Fi 6です。
そして、ビームフォーミング機能、バンドステアリング機能を備えている点はAirStation WSR-5400AX6Sと同じですが、通信速度が若干異なるためお値段は据え置きとなっています。
同時通信台数は21台と、申し分のないしようとなっており、価格も家族で使用するWi-Fiルーターとしてはとてもリーズナブルです。
初期設定が簡単にできる機能 | あり |
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ビームフォーミング機能 | あり |
バンドステアリング | あり |
Wi-Fiルーターおすすめ 接続台数が多い場合
インターネットに接続する機器が多い場合は、Wi-Fiルーターへの同時接続台数が多く、かつ接続数が多くて安定した電波を送れるモデルを検討する必要があります。
それらを満たすのが、Archer AX6000となります。その魅力は、なんと100台の同時接続が可能な点です!
さらに、無線LANの速度も5GHzの周波数では最高レベルの4804Mbpsという文句のない性能に加え、ビームフォーミング、バンドステアリング機能も搭載したモデルです。
高性能なだけあって値は張りますが、ヘビーなwifiユーザーであれば、検討の余地が十分にある製品です。
初期設定が簡単にできる機能 | なし |
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ビームフォーミング機能 | あり |
バンドステアリング | あり |
Wi-Fiルーターおすすめ ゲーミング用
ゲーミングに合ったルーターを選ぶポイントは、ゲームによる通信の負荷を処理するためのWi-Fiルーターそのものの処理能力の高さと、通信の途切れにくさ、通信速度の速さです。
これらを満たすWi-Fiルーターは、TUF-AX5400です。通信速度は5GHzの周波数で4804Mbpsであり、申し分ないです。
さらに、特定の通信を優先できる「Adaptive QoS」という機能が備わっており、スマホやほかの機器と同時接続していても、
簡単な設定でゲームの通信を優先することができるので、ゲーム中は安定した通信環境でプレイができます。
初期設定が簡単にできる機能 | なし |
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ビームフォーミング機能 | あり |
バンドステアリング | あり |
Wi-Fiルーターのおすすめ設置方法2選
続いて、Wi-Fiルーターのおすすめの設置方法をご紹介します。せっかく自分に合ったWi-Fiルーターを手に入れても、
設置を間違えると十分に機能が発揮されませんので、以下の2点をチェックしてみてください。
- 障害物の近くに置かない
- 窓から離れた場所に置く
障害物の近くに置かない
Wi-Fiルーターは、なるべく電波の遮るものがない、開けた場所に置きましょう。
部屋のレイアウト上の納まりがいいからといって、戸棚の奥やボックスの中に入れたりすると、せっかくの電波が届かなくなってしまいます。
設置する場所に関しても、家の中央付近に設置することで、家中に電波が届きやすくなります。
窓から離れた場所に置く
窓際に置くことで、せっかくの電波が窓ガラスを通過して外に出て行ってしまいます。また、窓際は湿気が多くなりがちなので、精密機器であるWi-Fiルーターの故障を招く場合があるので注意が必要です。
Wi-Fiルーターは使う環境に合ったものを選ぼう!
今回の記事では、Wi-Fiルーターを検討する上でチェックしたいポイントやおすすめの機能と、目的やシーンに合わせたWi-Fiルーターをご紹介しました。
Wi-Fiルーターはとにかく種類が多いので、様々なモデルについて調べるうちに、どんどんと迷ってしまうこともあると思います。
しかし、自分自身の使用目的と求める機能さえはっきりしていれば、実は選ぶことはそんなに難しくないので、今回の記事を参考にして、あなたにとっての理想の一台を選んでみてくださいね!