「今の会社、自分に合っていないんじゃ…」と思ったことはありませんか?仕事がうまくいかない時ほど考えてしまうものですよね。
今のままじゃダメだ!と思っても、どうしていいか分からず行動に中々移せませんよね。ですがそのままでは、仕事へのモチベーションの低下だけでなく、人間関係の悪化などが起きてしまうかもしれません。
こちらの記事では、仕事がうまくいかない人の原因や特徴、対処法を紹介しています。明日から実践できる事や先を見据えての事までありますので、是非最後までご覧ください。出典;
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仕事がうまくいかない原因は?
まずは「自分のせいで」と決め込んで落ち込まず、仕事がうまくいかないと悩む原因を探りましょう。可能性として主な原因が5つあります。
- 仕事の経験不足
- 仕事のミスや失敗を振り返っていない
- 自分の仕事が苦手な分野
- 仕事に優先順位がつけられていない
- 職場の人間関係が良くない
仕事の経験不足
まず原因として一番可能性が高いのが経験不足です。誰でも初めての仕事は経験も知識も持ち合わせておらず、分からない事だらけ…ですがそれが当たり前のこと。
それこそマニュアルが完璧に頭に入っていたり、すごい出来る上司や先輩でもない限りは最初のうちは仕事がうまくいかず、焦ったり落ち込んだりもするでしょう。
それは単に仕事の経験不足なだけで、気付いたら出来るようになっていた!なんて事も珍しくないです。先輩や上司も同じ経験をしてきて、それを日々こなすことで「経験」を積み仕事を覚えていったのです。
入社してまだ日が浅いなら、過度に落ち込まず自分のペースで経験を積むことが大事ですね。
仕事のミスや失敗を振り返っていない
仕事でやってしまったミスや失敗。それは誰でも起こすもので、起こしたくて起こす人はいないので仕方のないことです。
ですが、そのミスや失敗をそのままにせずその日のうちに振り返っていますか?そのままにしている場合、仕事がうまくいかない可能性があります。
ミスした箇所のメモをしっかりと取り作業を覚えたり、先輩や上司に相談をして助言をもらうなどの振り返りをして、同じ失敗を繰り返さないようにする事が大事です。
自分の仕事が苦手な分野
自分が担当している仕事は苦手な分野ではないですか?苦手だと思っているなら、仕事がうまくいかないと感じてしまうのも無理はありません。
例えば、接客を担当しているがコミュニケーションをとるのが苦手だったり、営業で外回りをしているが事務職を希望しているなど、自分の仕事と適性が嚙み合わなければ、仕事が思うようにいかないでしょう。
「人気があって格好がいい!」というイメージで選んでみたら、自分の苦手な仕事だった。なんて事も少なくありません。
苦手な仕事をずっと我慢して取り組むと、仕事に楽しさややりがいを感じられず気分も落ち込み、「仕事がうまくいかない」とネガティブになってしまいます。
仕事に優先順位がつけられていない
優先順位をつけずに仕事をしていませんか?優先すべき業務を後回しにしてしまったため、納期に間に合わない、それを終わらせるために残業が多くなるなどのトラブルが起こってしまうかもしれません。
提出すべき物を期限がギリギリになって出すことも、仕事がうまくいかない原因になっていることもあります。提出物の誤字脱字や改善点などを見直す時間がとれず、内容の質を高める事が出来ないからです。
仕事をするうえでスケジュールを把握し、自分のタスク管理をすることは必要不可欠なことです。それを怠ったが為に仕事がうまくいかない…ということになっている可能性もあります。
職場の人間関係が良くない
職場に話しにくい・接しにくい人がいませんか?人間関係が良くないと「顔を合わせたくないなぁ」と思って仕事に行くのが嫌になったり、連携が取れず仕事がうまく進まないなど、仕事に悪影響を与えるかもしれません。
たとえば仕事の事で声をかけただけで舌打ちをされたり、何の落ち度もないのになにかと嫌味を言われたりしたら、仕事が嫌になり集中できませんよね。
人間関係がうまく築けないと、周りに溶け込めず協調性が無い=仕事ができない人。という印象を与えかねないです。相手が目上の場合は査定などにも響きかねません。
仕事がうまくいかない人の特徴は?
次に、仕事がうまくいかない人には共通する特徴もあります。自分の事をよく振り返ってみて、少しでも当てはまる部分があれば要注意です!
- 報連相やコミュニケーションが苦手
- すぐに他人と自分を比べてしまう
- デスク周りや身の回りの整理整頓が出来ていない
- 些細な事も許せない完璧主義者な人
- ストレスを溜め込みやすい、発散出来ていない
報連相やコミュニケーションが苦手
仕事をする上で基本ともいえる「報告・連絡・相談」。一度は耳にしたことがあると思います。この基本でありとても大事な報連相がきちんと出来ていない人が意外といるんです。
なにかミスをした時、上司や先輩に報告がしづらいもの。だからと言って報告をせず自分で何とかしようとして、結果とてもおおきなトラブルに発展した!なんてケースも珍しくありません。
これは普段のコミュニケーション不足にも繋がる事で、上司に直接言いにくくても、同僚や同じ職場の人と円滑なコミュニケーションがとれていれば、代わりに上司に報告が伝わり些細なミスで済む事もあります。
仕事中は意識してコミュニケーションをとり、仕事をうまくいかす為に報連相をしっかり行いましょう。
すぐに他人と自分を比べてしまう
すぐに他人と自分を比べてしまっていませんか?誰かと比べて自分のモチベーションを高めるなら良いですが、それが元で「あの人の方が仕事ができる」「自分は期待されていない」などとマイナスに考えてはいけません。
一度落ち込んでしまうと、仕事へのモチベーション低下につながるだけでなく、前向きに仕事に取り組めなくなってしまうこともあります。
デスク周りや身の回りの整理整頓が出来ていない
自分の身の回りをぐるりと見まわしてみてください。デスクの上や身の回りが片付いていますか?
仕事に必要な書類が見つからなかったり、使いたい資料が見当たらなかったり、紛失をしてしまった!なんて失敗につながってしまいます。
必要なものや大切なものがすぐに取り出せるよう、普段からデスク周りを整理整頓することで、仕事がうまくいくだけでなく作業効率も上がっていきます。
些細な事も許せない完璧主義者な人
「自分がする仕事は、誰からも褒めてもらえる様な完璧で凄い仕上がりじゃないと!」などと思っていたりしませんか?実はそんな完璧主義者ほど、仕事が全くうまくいかない状況になりがちです。
もちろんミスが無いのは素晴らしい事ですが、それが原因で期限ギリギリになったり仕事が遅くなったりしては意味がありません。過度なプレッシャーは自分にとっていい結果は得られない事が多いのです。
ストレスを溜め込みやすい、発散出来ていない
普段からストレスを溜め込んでいませんか?自分ではそうは思っていなくても、知らず知らずのうちに溜め込んでしまうもの。
例えば人からの頼みごとを断れずつい引き受けてしまったり、なにか言われても言い返せないでいたりする人は相当ストレスを抱えているでしょう。
そのストレスを発散できない人も同様です。溜め込んだストレスを発散させないと、仕事への影響はもちろん、それがもとで体調を崩したりしかねません。
仕事がうまくいかない時の対処~行動~
これで仕事がうまくいかない人の原因と特徴が分かっていただけたと思います。それらを踏まえた上で、今度は行動と考え方・2通りの対処法を挙げます。まずは行動による対処法から。
- なにが原因か書き出してみる
- ひとりであれこれ考えず、上司や同僚に相談をする
- 自分の仕事に対するハードルを下げる
- 人間関係の場合は、なるべく避けてみる
- 休日は趣味など好きなことを楽しみ、ストレスを発散する
なにが原因か書き出してみる
まずはなにが原因で仕事がうまくいかないのかを書き出してみましょう。自分の頭の中だけで原因を追究するのではなく、目で見えるようにするのがポイントです。
うまくいかないなとぼんやりと感じるより、はっきりと原因が分かっていると案外冷静に対応できるもの。
それに原因は一つだけとは限りません。うまくいかない事柄を思いつくだけ箇条書きにしてみて、今の自分を客観的に見つめ直してみましょう。
ひとりであれこれ考えず、上司や同僚に相談をする
仕事がうまくいかないと一人で悩むよりも、誰かに相談するのもいい方法です。
自分が信頼してい友人や同僚、尊敬している先輩や上司などに今の悩みを相談することで、自分では気づけなかった思わぬ解決策が出てくるかもしれません。
相談が迷惑だと思っているならそれは間違いです。むしろ相談をしないで周りを不安にさせてしまう方が支障が出てしまうかもしれませんよ。
自分の仕事に対するハードルを下げる
自分の仕事を完璧にこなすのは、社会人としてはとても素晴らしい考えです。それだけに些細なミスがあった時に誰よりもガッカリし落ち込んでしまうでしょう。
そのため、一度その考えを捨てて仕事をしてみましょう。過度なプレッシャーから解放されるだけで、精神的に余裕が生まれ仕事へのモチベーションも上がると思います。
「自分はベストを尽くした。それでダメだったらその時に直そう」ぐらいに開き直るのがちょうどいいかもしれませんね。
人間関係の場合は、なるべく避けてみる
自分がどうしても苦手な職場の人、というのは必ず一人はいます。上司の悪口ばかりいう人、すぐに怒鳴り散らす上司など様々です。
その人間関係が原因であるならば、あえて面倒・苦手と感じる人と出来るだけかかわらず避けてみるのも良いかもしれません。
とはいえ、露骨に避けると更に悪化しますのでそこは要注意ですが、仕事上で必要最低限の会話で済むように工夫してみましょう。
その人の前では忙しいフリをしてみたり、本当に用事がある時以外は目を合わせないようにする。なんてのも手段の一つですね。
休日は趣味など好きなことを楽しみ、ストレスを発散する
毎日仕事の事で頭がいっぱい、イライラもするし仕事も辛いしストレスも溜まる溜まる…そんな時に楽しみになるのが休みの日ですよね。
休みの日は何をしようかと、考えるだけでもワクワクするものです。そんな楽しい日にまで仕事の事を考えていると、身も心も休まりません。
休みの日だけでなく、仕事が終わった後も仕事の事を考えるのを止めましょう。考えてもネガティブな思考にしかなりません。
仕事から離れているときは趣味に没頭しましょう。やりたいことをやりたいだけ熱中すれば、いつの間にか仕事で溜まった負の感情も少なくなっていますよ。
仕事がうまくいかない時の対処~考え方~
以上が行動による対処法です。次に考え方による対処法を挙げていきます。
- 「今は上手くいかない時期なんだ」と割り切る
- 「自分は自分だから」と他人との比較を止める
- ネガティブ思考をポジティブに捉える
- 他人の考えを受け入れてみる
- 成功した自分の体験を思い返してみる
「今は上手くいかない時期なんだ」と割り切る
いつかは必ず仕事がうまくいかない、いわゆる壁に当たることがあるでしょう。そんなときは落ち込んだりせず「今は上手くいかない時期なんだ」と割り切りましょう。
今までは難なくこなせていたのに、今回の仕事はなんだか進みが悪いなんて事は珍しくありません。そんな壁でも必ず乗り越えられます。乗り越えた先の自分はまた一回り成長していますよ。
「自分は自分だから」と他人との比較を止める
自分がうまくいかない時ほど、周りの人が良く見えるものです。特に同僚が楽しそうに会話をしていたり仕事で評価されてたりすると尚更目につきますよね。
「あいつばかりが評価されてる!俺だって頑張ってるのになんで!?」など、とてもイライラしてしまいそれがストレスになってしまいます。
他人と自分を比較しても良いことは無く辛いだけです。まずは比較することを止めましょう。「自分は自分だから」と割り切れば、ストレスも無くなり仕事に打ち込めます。
ネガティブ思考をポジティブに捉える
「どうせなにをやっても」とか「自分はダメ」といった、すぐにネガティブな思考になっていませんか?
最初からうまくいかないと決めつけて仕事をすると、本当にその通りになってしまいます。自信のなさが周囲にも伝わってしまって、悪い印象を与えてしまいます。
「落ち着いてやればいける!」「自分なら大丈夫!」とポジティブを心がけるだけで、結果も付いてきてくれるでしょう。
他人の考えを受け入れてみる
自分の仕事だから、と入れ込むのもよくはありません。時には人からアドバイスをもらってみることも考えの一つです。
たとえば上司や先輩にも、自分と同じ新人時代があって経験を重ね今に至っています。今の自分の心境や状況を相談してみましょう。経験豊富な上司ならではの考え方や対処法を教えてくれるかもしれませんよ。
他人によって仕事のやり方・考え方は様々。自分とは違ったものをもっているので、それを取り入れてみるのも良いかもしれません。
成功した自分の体験を思い返してみる
仕事がうまくいかない時は、自分が初めて仕事をした時から振り返ってみましょう。その中で自分が体験したことをどんな些細なことでもいいので思い出してみましょう。
「はじめて上司に仕事を褒められた!」「はじめて自分だけで契約がとれた!」など、必ずいくつか成功体験があるはずです。その成功体験が仕事への自信にも繋がっていきます。
そこから「あの時、どうやって契約をとるのに成功したんだっけ?」など、過去の成功体験から分析をするのも良いかもしれません。
仕事がうまくいかない時にやってはいけない事
仕事がうまくいかない時に、やってはいけない事があるのを知っていますか?知らず知らずのうちにやっていることもあるので、もし気付いたのなら今すぐ改めてください!
- 「○○のせいだ!」と他人のせいにする
- ずっとミスを引きずる
- 暴飲暴食をする
「○○のせいだ!」と他人のせいにする
「俺がミスしたのは○○のせいだ!俺は悪くない!」と自分のミスを他人のせいにしていませんか?
ミスが起こってしまった時は誰でも思うこと。ですがミスが起こってしまったのは事実ですから、次から同じミスをしないように気を付ける事が大切です。誰のせいだとか、自分は悪くないとかは解決にはなりません。
とはいえ、自分を責めすぎるのもよくないです。「自分のせいで」と嫌悪感だけが強くなってしまい、仕事に集中できず次のミスを誘発してしまうかもしれません。
ずっとミスを引きずる
仕事が終わって帰宅してからも自分のミスを引きずるのは止めましょう。
唯一の安らぎの場所である自宅にまで仕事の事を持ちこむことは、精神的にも疲れてしまい、プライベートの人間関係や家庭にも悪影響を与えてしまうかもしれません。
仕事は仕事と割り切り、自宅では頭の中をリセットして明日に備えましょう。
暴飲暴食をする
仕事もダメ。プライベートもダメ。もうやけ食いしてやる!と暴飲暴食をしてしまうのは絶対ダメです。
食べている時は嫌なことを忘れて幸せを感じるかもしれませんが、その先にある健康上のリスクが高まってしまいます。
仕事のパフォーマンスも低下してしまいますので、身体に影響が出ない程度に抑えましょう。目安はまだ食べられるなと思ったら止めておくのがいいですね。
それでも仕事がうまくいかない時は…
原因も特徴も理解したうえで、対処法も試してみたけど改善されない…と思い悩んでしまったら、思い切って次の事を考えてみましょう。
- 長期休暇をとって気分転換してみる
- 転職をする
長期休暇をとって気分転換してみる
仕事がうまくいかないということは、仕事で溜まった大きなストレスや強いプレッシャーが原因かもしれません。
休日や仕事終わりに趣味を楽しんでも心から楽しめず、発散しきれない…そんな時は長めの休暇を取りましょう。普段いけない場所に旅行をしたり、趣味に没頭したりとリフレッシュの時間が大切です。
意図的に仕事を忘れる時間を作り、自分の好きなことをやる。案外簡単そうで難しいことですが、考えてみるのもいいですね。
転職をする
何をしても仕事がうまくいかない、モチベーションも上がらないという方は、転職を考えてみましょう。
根本的な問題ですが、今の職場や環境が自分に合わない事もうまくいかない原因になります。
ですが、必ずしも良くなるとは限りません。自分の性格が原因(例えば協調性が無い)の場合は同じ状況になってしまう事もあり得るからです。
転職を考える際は、まず自分を見つめなおしてからです。そこから転職を考えてみましょう。
まとめ 仕事がうまくいかない時には
「仕事がうまくいかない」と一口に言ってみても原因は様々で、職場や仕事であったり自分の性格であったり、それこそ人の数だけ原因があります。
人生の大半が仕事の時間になっているので、その仕事がうまくいかないという事は、精神的にも肉体的にも大きなストレスになってしまいますよね。
仕事が原因でプライベートな人間関係を壊してしまったり、自分自身がダメになってしまわないように、早めの対処がとても大事なことになります。
一人で悩まずに、誰かに相談をする。これが一番大切なことかもしれませんね。