チンチラをペットとして飼い始めて、可愛くて癒される日々を送っていることかと思います。
ゲージの中だけじゃなくて、部屋んぽをして部屋の中も自由に動きまわらせた方がいいとは聞くけど、どうやったらいいんだろうと悩みますよね。
この記事では、チンチラを部屋の中で自由に過ごさせる部屋んぽのやり方や注意点について紹介しています。
この記事を読んで、正しい方法でチンチラを部屋んぽさせてあげてください。きっとチンチラも喜びますよ!
アイキャッチ出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23253439?title=部屋んぽ中のチンチラ
チンチラの部屋んぽはいつからする?
チンチラに部屋んぽをさせる時期は特に決まっていませんが、飼い始めてすぐしてもいいわけでもありません。チンチラが飼育環境に慣れていないと、ストレスで体調を崩してしまう可能性があります。
目安としては、迎えてから1〜2週間ほど経ち、餌をよく食べたり、砂浴びを楽しんでいる様子が見られた頃がタイミングです。耳を後ろに倒したり体を丸めているうちはまだ警戒していますので焦らずに見守りましょう。
また、部屋んぽができる準備をしておかないと、隙間に入って出てこなくなる、部屋の外に逃げ出してしまう、という事態になりかねません。チンチラの様子と、部屋の準備を整えてから部屋んぽをさせてあげてください。
チンチラの部屋んぽを初めてする時は?

チンチラに初めて部屋んぽをさせる時は、部屋の環境を整えてあげましょう。逃げ道ができないようにする、チンチラにかじられて困るものは片付ける、危険なものを退ける、などです。
チンチラは飛び回ることもあるので、高いところのものも片付けるようにしましょう。また、逃げた時のために家具の裏にフェンスを置いたり、ドアには隙間ガードをつけたりすると安心です。
いざ準備を整えてケージの扉を開けても出てこない、外に出てもじっとしていることがあるかもしれません。その時は無理に構わず、見守ってあげてください。部屋の様子を観察していたりリラックスしたりしています。
チンチラのための部屋んぽなので、あまりちょっかいを出さずにチンチラのペースで部屋んぽを楽しませてあげてください。初日は10〜15分程度といった短時間から慣らしていきましょう。
チンチラに部屋んぽをさせる時間は?
チンチラを部屋んぽさせる時間に決まりはありません。ただチンチラは夜行性なので、夕方以降の暗くなり始めた時間が一番活動的です。
初めは15分程度から行い、慣れてきたら1時間ほどまで伸ばしてもOKです。長時間遊ばせすぎると、疲労や体温低下に繋がるので、途中で休憩を挟むのがおすすめです。
どれくらいの時間で満足するかはそれぞれなので、様子をよくみてあげてください。毛繕いをし始めたり、じっと動かなくなるような仕草を見せたら満足したサインです。ケージに戻して砂浴びや水分補給をさせましょう。
チンチラの部屋んぽにサークルは必要?
部屋の大きさやあるものによってサークルの有無は変わります。リビングにケージを置いている場合はある方がいいでしょう。サークル選びのポイントは高さ40cm以上、金属製より布メッシュの素材がおすすめです。
リビングには特にコード類が多くあります。全てのコードを隠すよりも、コードがない範囲にサークルを設置する方が何倍も楽です。いたずらされて困るものが多い場合も、サークルを置いてあげましょう。
サークルの範囲が狭すぎると部屋んぽの意味が少なくなるので、自由に動き回れる広さを確保してあげてください。ベビーサークルやDIYフェンスでも代用できるので、まずはあるもので広さなどを確かめてみましょう。
チンチラの部屋んぽにアスレチックは必要?
ケージから出て走り回るだけでも、チンチラにはいい運動になります。そのため、必ずアスレチックを用意しなければならないというわけではありません。
ただし探検好きなチンチラにとって、アスレチックは遊びながらストレスを解消できる大切なアイテムです。専用のものを買わなくても、空き箱でトンネルを作ったり、段差を木で作ってあげるだけもおすすめです。
あくまでもチンチラごとに好きなものも変わるので、ただの部屋んぽだと物足りなさそうにしていれば、用意してみてもいいでしょう。
チンチラが出てこない時は

扉を開けてもなかなかチンチラがケージから出てこない時は、無理に引き出さず様子を見てあげましょう。気分が乗らなくて出てこない場合もあれば、体調不良や骨折の可能性もあります。
あまり餌を食べていない、水を飲んでいない、歩き方がおかしいと言った場合には動物病院を受診しましょう。気分で出てこない時は、お気に入りの餌で誘ってみるといいでしょう。
部屋の環境が適していない可能性もあります。静かなBGMや暗めの照明にしてみると、安心して出てくることもあるので、試してみてくださいね。
チンチラにおすすめのおもちゃ
チンチラは木製のものやチモシーが入るものなど、思う存分かじれるおもちゃが特におすすめです。他にもトンネルや高低差のあるものを置いておくと、探検をして遊んでくれます。
チンチラは歯が一生伸び続ける動物なので、かじること自体が健康維持になります。かじることで歯の伸びすぎ防止にも役立つんです。
個体によって好みはあるので、お気に入りのおもちゃを見つけてあげましょう。また、同じおもちゃばかりだと飽きやすいので、2〜3種類をローテーションで使うのがおすすめです。
チンチラがケージに帰らない時は
チンチラがケージに帰らないからといって、無理やり抱っこしてはいけません。飼い主のことを怖いものと認識し、懐かなくなるかもしれないからです。
方法としては、餌や砂浴びをケージの奥に置いて誘うのがおすすめです。あくまでも自主的にケージへ入るよう誘導し、ちゃんと戻れたらおかしなどをあげて褒めましょう。段々自分で戻るようになりますよ。
戻らないからといって、追いかけ回したり、声を荒げるのはNGです。びっくりしてしまうだけでなく、信頼関係にも傷が入ってしまう可能性があります。
チンチラを部屋んぽさせる時の注意点
部屋んぽをさせる時は、かじられてはいけないものを片付けるかサークルを使用しましょう。また、室温は18〜24℃、湿度は40〜60%が目安です。
また、チンチラは自由に行動しているため、飼い主がうっかり蹴ってしまったり、座ろうとしたところにいて踏んづけてしまったりする可能性があるので、どこにいるか確認しながら行動しましょう。
特にスリッパを履いていると気づきにくくなるので、スリッパを脱いで移動したり、ドアの開け閉めにも注意したりしましょう。
まとめ:チンチラの部屋んぽは大事な時間
チンチラとコミュニケーションが取れたり、運動不足解消になったり、部屋んぽはチンチラにとって必須です。たくさん触れ合って絆を深めることはもちろん、チンチラの健康状態を見るためにも部屋んぽは必須です。
走り方・毛艶・呼吸・反応の速さなどを観察すると、体調の変化にも早く気づけます。いつもより動きが鈍い、毛がボサボサしているといった変化は、疲労や体調不良のサインかもしれません。
飼い主に寄ってきたり、膝の上で休んだりするようになれば、信頼が深まっている証拠です。毎日の部屋んぽが、チンチラとの距離をグッと縮めてくれますよ。