名古屋は、交通の利便性や名古屋特有の文化、東京や大阪と比べて家賃相場が抑えられているなど、住みやすい魅力ががそろっています。
しかし「住みやすい街に引っ越したいけど、どこがいいんだろう?」と悩みを抱えていませんか?
本記事では、名古屋が住みやすい理由を詳しく解説し、エリアごとの特徴やおすすめの地域、家賃相場について紹介します。
名古屋での新生活を考えている方は、ぜひ参考にしてください!
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20210907262post-36800.html
名古屋が住みやすい理由とは?

愛知県名古屋市は、東京と大阪に並ぶ日本三大都市の1つでありながら、他の大都市に比べて生活のしやすさが際立っています。
生活.comの『全国の住みたい街ランキング』によると、常に上位に入っており、2024年の調査では7位でした(参照:https://www.seikatsu-guide.com/rank_sumitaimachi/)。
なぜ、名古屋は住みやすいと言われているのか、主に以下の3つの理由が挙げられます。名古屋の住みやすさのポイントについて、詳しく解説します。
- 交通の便がよい
- 子育てのしやすい環境
- お店が充実している
交通の便がよい
名古屋市は、公共交通機関が発達しており、名古屋駅を中心に地下鉄やバスが整備されています。
そのため、通勤や通学が快適にできる環境が整っています。
また、JR東海道新幹線が通っているため、東京や大阪といった大都市へのアクセスも良好です。
さらに、公共交通機関だけでなく、自動車の利用も便利です。
東名高速道路や名神高速道路を利用すれば、東京や大阪へ快適に移動ができるほか、中央道や東海北陸自動車道などを使えば日本海側にも移動できます。
市内には名古屋高速が通っているため、移動も簡単にできます。以上の交通の利便性が、名古屋の住みやすさを支える重要な要素です。
子育てのしやすい環境
名古屋市では、子育て支援が充実しており、保育所や幼稚園の数が豊富です。
名古屋市子ども青少年局保育部保育企画課の「令和6年4月1日現在の保育所等利用状況について」によると、待機児童の数が11年連続で0人を維持しています(参照:https://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/cmsfiles/contents/0000175/175106/240522_R6.4.1_hoikusyotouriyoujyoukyou.pdf#page=1)。
また、大型児童センターの『とだがわこどもランド』や自然を活かした『小幡緑地』など、ファミリー向けの公園や遊び場も豊富です。
さらに、名古屋市立小・中学校は学校ごとに通学する区域として通学区域が定められているため、転勤の多い家庭でも私立への転入受験を心配ないでしょう(参照ぺージ:https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000051559.html?utm_source=chatgpt.com)。
お店が充実している
名古屋市内には、魅力的なショッピングモールや商店街が点在しており、生活用品からファッションアイテムまで幅広く揃っています。
特に、栄エリアや名古屋駅周辺には、大型デパートや有名ブランド店が集まり、買い物好きにも満足できる環境です。
さらに、飲食店も多種多様で、名古屋めしを楽しめる地元の名店や、全国的に知られるチェーン店まで豊富に並んでいます。
生活の利便性と楽しさが両立しているのも、名古屋の魅力の1つです。
名古屋の各地区の家賃相場

名古屋市は、愛知県の中心都市でありながら、東京や大阪と比べて家賃相場が低めである点が特徴です。
都市機能が充実している一方で、生活費を抑えやすい環境が魅力と言えるでしょう。
SUUMOの『愛知県の家賃相場情報』によると、2025年1月時点の名古屋市内の主要エリアごとの家賃相場は、以下のとおりです。
間取りと家賃の相場表 | |||
ワンルーム | 1K/1DK | 1LDK/2K/2DK | |
名古屋市千種区 | 5.4万円 | 5.8万円 | 8.0万円 |
名古屋市東区 | 5.8万円 | 6.2万円 | 8.8万円 |
名古屋市北区 | 5.5万円 | 5.6万円 | 6.7万円 |
名古屋市西区 | 5.5万円 | 5.7万円 | 7.7万円 |
名古屋市中村区 | 5.3万円 | 5.7万円 | 7.9万円 |
名古屋市中区 | 5.8万円 | 6.0万円 | 9.0万円 |
名古屋市昭和区 | 3.6万円 | 5.3万円 | 7.6万円 |
名古屋市瑞穂区 | 4.3万円 | 5.3万円 | 7.2万円 |
名古屋市熱田区 | 4.0万円 | 5.5万円 | 7.2万円 |
名古屋市中川区 | 5.0万円 | 5.1万円 | 6.4万円 |
参照:SUUMO,愛知県の家賃相場情報(https://suumo.jp/chintai/soba/aichi/)
名古屋市内は、エリアごとに特徴や家賃相場が異なるため、自分のライフスタイルに合ったエリアを選ぶことが重要です。
都心部で利便性を重視する場合は中区や中村区、落ち着いた環境を求める場合は千種区や天白区がおすすめです。
家賃と生活環境のバランスを考えながら、理想の住まいを見つけてください。
名古屋で住みやすいおすすめのエリア4選

名古屋市内には特色あるエリアが多数ありますが、実際に住むとなった場合、どのエリアに住むのが良いのか悩むでしょう。
住むエリアを決める際は、自身のライフスタイルや家族構成、家賃相場などの条件を見ながら考えるのがおすすめです。
ここでは、名古屋で住みやすいおすすめのエリアを4つ紹介します。自分はどのエリアに住むのが良いか分かるでしょう。
- 1人暮らし:中村区・中区
- 家族での暮らしやすさ:名東区
- おしゃれな暮らし:千種区
- 家賃のコスパ:天白区
1人暮らし:中村区・中区
中村区の周辺には飲食店やコンビニも多く、忙しい単身者にぴったりのエリアです。さらに、名古屋駅があるため、JRや地下鉄、新幹線を利用できる抜群のアクセスが魅力です。
中区には「栄エリア」と呼ばれる名古屋最大の繁華街があり、商業施設が充実しているため、買い物や外食の選択肢に困りません。
また、24時間営業のスーパーやフィットネスジムも豊富で、仕事帰りにも便利です。
中区の家賃相場は、ワンルームで5.8万円、1K・1DKで6万円と他の地区よりやや高めですが、利便性を重視するなら外せないエリアです。
家族での暮らしやすさ:名東区
名東区は治安が良く、自然環境も豊かなため、子育て世代に人気のエリアです。
公園や教育施設が多く、地域全体で子育てを支える雰囲気があります。地下鉄東山線が通っており、名古屋市中心部への通勤もスムーズです。
また、大型スーパーやファミリー向けのショッピングモールもあり、日々の生活にも困りません。比較的広めの物件が多く、家族連れに快適な住環境を提供しています。
おしゃれな暮らし:千種区
千種区は、おしゃれなカフェやレストランが多く集まるエリアで、若者や感度の高い層から注目を集めています。
特に千種区の覚王山周辺や星ヶ丘駅周辺は、おしゃれな街として知られており、カフェや古風な建物が立ち並んでいます。
静かな住宅街が広がっているため、仕事とプライベートをうまく両立したい人におすすめです。
家賃のコスパ:天白区
天白区は、名古屋市の南東部に位置し、リーズナブルな家賃で広い物件が見つかるのが魅力です。
SUUMOの『愛知県の家賃相場情報』によると、学生向けの1Kやワンルームで約3〜4万円、ファミリー層に人気の2LDKは約6.7万円と、名古屋市内でもトップクラスの低価格帯を誇ります(参照:https://suumo.jp/chintai/soba/aichi/)。
閑静な住宅街が広がるエリアで、車通勤や郊外での落ち着いた暮らしを求める方に最適です。
また、市内中心部へのアクセスも良く、静かでコスパの高い生活を送りたい方から高い支持を得ています。
名古屋は安全?治安のよい地区と危ない地区を紹介

名古屋市は、子育てしやすい環境やおしゃれな街並みが魅力で、比較的治安が良い都市です。
しかし、繁華街も存在するため、ファミリーでの引っ越しや女性の1人暮らしを考える際に、治安面で不安を感じる方もいるでしょう。
では、どの地区の治安が良くて、危ない地区はどこなのかをそれぞれ解説します。名古屋の治安に不安な方は、参考にしてください。
- 治安のよい地区:瑞穂区・緑区・名東区・天白区
- 危ない地区:中区・中村区・熱田区
治安のよい地区:瑞穂区・緑区・名東区・天白区
名古屋の中で治安のよい地区は、瑞穂区・緑区・名東区・天白区です。瑞穂区は、静かな住宅街が多く、公園や教育施設が充実しているため、子育て世代に人気のエリアです。
また、緑区は名古屋市の郊外に位置し、広々とした自然環境と落ち着いた雰囲気が特徴で、ファミリー層や高齢者にも支持されています。
名東区や天白区も同様に治安が良く、祭りや運動会など、住民同士の交流が盛んな地域です。
上記の瑞穂区・緑区・名東区・天白区は、犯罪発生率が低く、安心して暮らせるエリアとして知られています(参照:https://www.ur-net.go.jp/chintai/college/202402/001159.html)。
特に、名東区は地域住民の防犯意識が高く、警察やボランティアによる見回りがあるため、女性の1人暮らしや小さな子どもを育てる家庭におすすめです。
危ない地区:中区・中村区・熱田区
ALSOKによる『治安の悪いエリアTOP3』によると、刑法犯遭遇率が高い地域は「名古屋市中区」「名古屋市中村区」「名古屋市熱田区」の順で並んでいます(参照:https://www.alsok.co.jp/person/recommend/aichi-security-ranking/)。
刑法犯遭遇率とは、一定の住民数あたりに発生する刑法犯罪の件数を示す指標です。
中区や中村区は、繁華街や商業エリアが多いため人の出入りが激しく、昼夜問わず賑わいを見せる地区です。そして、スリや自転車盗難などの軽犯罪が発生しやすいエリアでも知られています。
また、熱田区は歴史的な観光地が多い一方で、金山駅周辺には不審者の出没や事件といった治安面で注意が必要です。
上記の中区・中村区・熱田区では、夜間の移動や人気の少ない場所を避けるのがおすすめです。引っ越しを検討する際には、物件の周辺環境を調べましょう。
名古屋への移住に利用できる移住支援や助成金

名古屋市では、移住者を支援するさまざまな制度が用意されています。
「移住支援金制度」は、東京23区から名古屋市内で就業や起業をする方を対象に、単身者は最大60万円、世帯の場合は最大100万円の支給を受けられます。
なお、指定された求人に就職する、または対象地域での起業が条件です。
また、子育て世帯を対象にした「BABY YELL!(ベビーエール)」は、子育てに必要なモノやサービスを各家庭のニーズに合わせて選び、届けてもらえます。
名古屋への移住を検討する際は、市役所や移住サポートセンターに相談し、移住支援制度や助成金を有効に活用することが大切です。
【まとめ】名古屋は住みやすい!生活スタイルに応じて住む場所を選ぼう
本記事では、名古屋が住みやすい理由を詳しく解説し、エリアごとの特徴やおすすめの地域、家賃相場についても紹介しました。
名古屋は、都市機能と自然環境のバランスが取れた住みやすい街です。
家賃相場も比較的リーズナブルで、単身者からファミリーまで、さまざまなライフスタイルに対応したエリアが豊富に揃っています。
仕事・子育て・趣味・レジャーなど、それぞれの生活の目的に合わせたエリア選びが可能です。
自分の生活スタイルに合ったエリアを選べば、名古屋での暮らしをより快適にできるでしょう。ぜひ、この記事を参考にして、名古屋での新しい生活をスタートさせましょう。
- 名前:ムク家
- 連絡先:katanae@gmail.com