チンチラを飼い始めたばかりだと、「チンチラの部屋んぽのやり方ってどうするの?チンチラに部屋んぽさせたいけど、適切な頻度や時間が分からない…そもそも部屋んぽって必要なの?」って疑問がありますよね。
そこで、この記事ではチンチラの部屋んぽのやり方や適切な頻度と時間、チンチラに部屋んぽをさせる際の3つの注意点を紹介します。
最後まで読むことで、部屋んぽをする際に事前に知っておくべき注意点が分かり、事故を未然に防ぐことができます。
また、チンチラが部屋んぽをより楽しむためのポイントも分かるので、ぜひ最後までご覧くださいね。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e9%bd%a7%e6%ad%af%e9%a1%9e-%e3%83%81%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a9-%e3%81%ad%e3%81%9a%e3%81%bf-3785819/
チンチラに部屋んぽはさせた方がいいの?
チンチラを飼い始めたばかりだと、「なんでチンチラに部屋んぽをする必要があるの?」って思いますよね。そこで、この項目ではなぜチンチラに部屋んぽが必要なのかを説明します。
チンチラにとって部屋んぽはリフレッシュや運動不足の解消になるので必要です。
運動をすることで、丈夫な骨や筋肉の成長に繋がったり運動のあとにぐっすり眠れたり、好き嫌いせずにご飯を食べるようになります。
また、ストレス発散や飼い主とのコミュニケーションもとれますので、チンチラの好奇心を満たせたり飼い主との信頼関係が築けたりします。
チンチラの部屋んぽのやり方は?
ケージから出して、部屋の中を散策させてあげるのが基本的な部屋んぽです。部屋んぽのやり方は特に決まっていません。
また、チンチラに部屋んぽさせようと部屋に出してもあまり動かないことがあります。動かなくても、チンチラにとってはただリラックスして休んでいたり部屋の中を観察していたりすることもあります。
ですので、チンチラに部屋んぽさせる際はチンチラのペースでさせましょう。次の項目では、チンチラの部屋んぽはいつから始めたらいいのかを説明しますね。
いつからするの?チンチラの部屋んぽを始めるタイミング
チンチラの部屋んぽを始めるタイミングは、チンチラが飼い主の声に反応したり、手を怖がらなくなったり、ケージに慣れて部屋の安全を確保できたらです。
お迎えしてすぐは、飼い主の声に反応しなかったり驚いたりしますが、よくコミュニケーションを取ることで慣れて反応を示すようになります。
飼い始めたばかりで部屋んぽをすると、びっくりしてストレスを感じ体調を崩す場合があります。
また、部屋んぽできる環境が整っていない状態で部屋んぽをすると、部屋の隙間に入って出てこなかったり逃走してしまったりする危険性があります。ですので、まずは部屋の安全を確保しましょう。
チンチラがまだ幼い内に部屋んぽをさせると、ストレスから突然死する危険性があります。飼い始めてすぐは、まずケージに慣れさせてから徐々に部屋んぽをさせましょう。
チンチラの部屋んぽの頻度とは?
チンチラの部屋んぽの頻度は、毎日1回以上規則的にさせるのが理想的です。1日1度、短時間でも部屋んぽさせることで、チンチラの刺激になりストレスも軽減します。
部屋んぽの時間は、個体差はありますが30分~3時間が適正です。部屋んぽの時間はチンチラの性格や飼い主の生活スタイルに合った時間帯にしましょう。
また、チンチラは夜行性のため夜に部屋んぽをすると活動的に動きやすいです。
もし部屋んぽが不定期になる場合は、ケージの中に回し車などを導入してチンチラの運動不足を解消しましょう。
チンチラに部屋んぽさせる時のベストな広さは?
チンチラにとって部屋んぽをさせるのは広ければ広いほうがいいです。なぜかというと、広い方がチンチラも解放感を感じて楽しいからです。
確保できるスペースは部屋の大きさによって違いますが、できれば4.5畳以上のスペースは確保しましょう。
また、広さが決まったらフェンスかサークルを設置してください。チンチラは家具や服など興味を持ったものは何でもかじるので、サークルなどでカバーしてかじらない工夫をすることが必要です。
上下に動き回れるグッズを配置すると、より元気に遊んでくれるのでおすすめです。
また、以下のように部屋の広さに合わせて自由に組み立てられるサークルもあるので、ぜひ参考にしてください。
なかなか戻らない!チンチラを部屋んぽの後ケージに戻す方法3選
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23253439
チンチラが部屋んぽでハイテンションになった場合、ケージに戻すのは一苦労です。この項目では、そんなチンチラをケージに戻す3つの方法を紹介します。
- 部屋んぽ終了の合図を作る
- 少しずつ部屋んぽの範囲を狭める
- チンチラを捕獲する
部屋んぽの終了の合図を作る
部屋んぽの終了の合図として、チンチラにご飯やおやつをあげたり砂浴びをさせたりしましょう。部屋んぽより魅力的なものを用意することで、チンチラが自発的に戻るようになります。
少しずつ部屋んぽの範囲を狭める
部屋んぽの終了時間が近づいたら、部屋んぽ用のケージや板を少しずつ狭めて徐々にケージの方へ追いやり、動ける範囲を狭めましょう。
あわてず自然体を装って、気がついたら逃げ場所がケージしかない状況にして戻します。
チンチラを捕獲する
どの方法を試しても戻らない場合は、強制的に抱っこしてケージに入れましょう。ですが、チンチラは抱っこが苦手な子が多いので最終手段で行いましょう。
毎回抱っこして戻すのはチンチラのストレスになり、飼い主との信頼関係も崩れやすいのでできれば避けたい方法です。
抱っこの際は、足が浮かないように手でしっかり支えましょう。チンチラにとって足が宙に浮くことは敵に襲われた危機的状況で、非常に強いストレスを感じるからです。
身を隠せるから安心!チンチラにおすすめの部屋んぽグッズ!
チンチラは警戒心が強いので、部屋んぽ中にも身を隠せる「おうち」があると安心できます。そこで紹介するのが、「わらっこ倶楽部 トンネルハウス」です。
隠れられるうえに、原料は牧草で針金や糸類は使用していませんので、食べても心配ありません。また、わらをかじることでチンチラのストレス軽減にもなります。
もし汚れたら、水で洗い流して天日干ししましょう。また湿気が多い時期などはカビやすいので気をつけてくださいね。次の項目では、かじるのが大好きなチンチラにぴったりなおもちゃを紹介します。
噛むおもちゃ!チンチラに部屋んぽさせる時のおすすめグッズ
次に紹介するのは「マルカン 天然素材使用の小動物用おもちゃ」です。
これは、紐に3種類のボールがぶら下がっているおもちゃです。天然素材100%でできているので安心ですね。
チンチラは歯が伸び続ける動物です。噛むおもちゃで遊ぶことによって、歯が伸びにくくなり病気やストレスを防ぐことに繋がります。
このように、普段ケージ内では味わえない楽しみを用意することで、部屋んぽを好きになります。
チンチラに部屋んぽさせる時の3つの注意点
この項目では、チンチラに部屋んぽさせる際に気をつけたいことを3つ紹介しますね。
- 電気製品のコードはカバーをつける
- チンチラが入れる狭い隙間をなくす
- チンチラが誤飲しないように小物や布、観葉植物は片づける
電気製品のコードはカバーをつける
チンチラが部屋んぽの際に電気製品のコードを噛むと、火傷や感電死の恐れがあります。
もし命が助かっても、呼吸困難に陥ったり後遺症が残ったりする危険性もあるので、コードは片づけるかコードカバーで覆いましょう。
チンチラが入れる狭い隙間をなくす
チンチラは、3×3センチ以上のスペースがあれば通りぬけるので、隙間があれば塞いでおきましょう。身体が挟まってパニックになった場合、暴れて足を骨折しやすいからです。
もし首や腰を折った場合は命取りなので、隙間は作らないようにしましょう。
また、チンチラは器用なのでわずかな隙間があれば鼻や手を使って、ドアや窓を開けられます。トイレやお風呂に落ちると溺れることもあります。
部屋んぽの際は窓などは締め切りましょう。網戸などは破れるので外に脱走する可能性があります。チンチラが外に脱走した場合、見つかる可能性は少なく屋外では生きていけません。
チンチラが誤飲しないように小物・布・観葉植物は片づける
チンチラは、好奇心が旺盛なので何でもかじります。ですので、チンチラが口に加えられる小物や布製品があれば片づけましょう。
絨毯やタオルなどを、かじるだけではなく食べてしまってお腹にたまると危険です。食べたものが胃腸に詰まり命にかかわることがあります。
また、観葉植物も部屋んぽの際は置かないようにしましょう。チンチラにとって毒性のある植物は多く存在するので危険です。
まとめ:安全を確保してチンチラと楽しい部屋んぽを!
今回は、チンチラの部屋んぽのやり方や適切な頻度や時間、3つの注意点などを紹介しました。
チンチラにとって部屋んぽはストレス発散や運動不足の解消になり、また飼い主とコミュニケーションをとって信頼関係を築くためにも必要なことです。以下に記事のポイントをまとめました。
- 部屋んぽを始めるタイミングは、飼育環境に慣れて部屋の安全を確保してから
- 部屋んぽのタイミングは、毎日1回以上30分~3時間が理想的。広さはできれば4.5畳以上がいい
- 部屋んぽの後のケージへの戻し方は、終了の合図を作る・徐々に範囲を狭める・捕獲するの3つ
- 部屋んぽの際の3つの注意点は、電気製品のコードにはカバーをつける・隙間をなくす・誤飲しやすい物は片づける
上記のポイントを意識して部屋んぽをすることで、事故を未然に防ぎチンチラもより部屋んぽを楽しめることでしょう。