キャンプデビューを控え、分からないことだらけで困っていませんか?とくに身支度は「どんな服を着れば良い?」「着替えはどのくらい必要?」など悩むポイントが多いですよね。
キャンプにおいて服装は重要で、はじめてのキャンプを楽しいものにするか、つらい思い出にするかは身支度にかかっているといっても過言ではありません!
この記事では、キャンプ大好きライターである筆者の経験を踏まえ、キャンプデビューで失敗しないための服選びと、かさばる着替えをまとめるパッキングのコツなどをご紹介します。
お気に入りのウェアで快適にすごし、はじめてのキャンプをおもいっきり楽しみましょう!ぜひ最後まで読んでくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4555526/)
アウトドアに適した服装でキャンプに行こう!
キャンプに決まった服装はなく、自由にファッションを楽しめます。しかし、あまりにアウトドアに向いていない服装だとケガなどの原因になってしまうことがあります。
キャンプで楽しく快適な時間を過ごすために、アウトドアに適した服を選びましょう。下のように屋外で動きやすく、安全に活動できる服を選ぶと良いですね。
- 動きやすい服装
- 虫に刺されにくい服装
- 燃えにくい素材の服装
- 汚れが目立たない服装
- 天候や気温の変化に対応できる服装
動きやすい服装
キャンプ場では、動きにくい服装をしているとケガにつながることがあるので注意しましょう。
でこぼこの地面をヒールの高い靴で歩けば転びやすいですし、からだの動きが制限されるようなタイトな服もいざというときに走れないなど危険がおよぶ可能性があります。
歩きやすく疲れにくい靴を選んだり、伸縮性があって動きやすい服を選ぶと安心ですよ。
虫に刺されにくい服装
キャンプに虫はつきものです。肌が露出していると虫に刺されやすくなるので、なるべく肌が出ない服装をすると良いですね。長袖長ズボンは日焼けやケガの防止にもなります。
虫が寄ってくる理由には諸説ありますが、黒などの暗い色に寄ってきやすいといわれています。明るい色の服を選ぶだけでも虫に刺されにくくなりますよ。
虫よけスプレーや蚊取り線香も使いながら、虫刺され対策をしましょう。
どうしても虫が嫌い!という場合には、下のように特殊な防虫素材でできたアウトドアウェアもあるので検討してみてはいかがでしょうか。
燃えにくい素材の服装
キャンプに欠かせない焚火やバーベキューで、服に穴が開いたり火が付いたりしないように燃えにくい素材の服を選びましょう。
コットンやウールなどの天然素材は燃えにくいので、天然素材100%か混紡のものを選ぶと良いですね。化繊(ポリエステルなど)は火の粉で穴があいたり、火がつきやすかったりします。
汗をかく気温のときには速乾性のある化繊の服のほうが快適なので、火の近くで過ごすときだけ燃えにくい天然素材の服を羽織るのもおすすめですよ。
汚れが目立たない服装
キャンプはどんなに気を付けていても服や靴が汚れてしまうもの。汚したくない服や、汚れが目立ってしまう服は避けたほうが良いでしょう。
泥汚れや炭でついた汚れはなかなかきれいに落ちません。お気に入りの服についたシミが気になってキャンプが楽しめなくなっては元も子もありませんよね。
キャンプのときには汚れが付きにくい素材でできている服や、汚れが目立たない服や靴を選んでください。
天候や気温の変化に対応できる服装
キャンプでは、とつぜん天候が変わったり気温が大きく上下することが良くあります。天候や気温の変化に対応できない服装をしていると体調を崩してしまうこともあるので気をつけてください。
着替えのほかにも雨に備えて雨具を用意したり、寒暖差に備えて暖かいインナーを用意するなどの準備が必要です。
アウトドアでの服装は「重ね着」を意識して、必要な時にかんたんに脱いだり着たりできる服装で調節できるようにしておきましょう。
キャンプの服装と着替えはレイヤリングを意識して
重ね着のことを「レイヤリング」と呼びます。基本的なレイヤーは下記の通りベース、ミドル、アウターの3つです。
人によって「首が冷えるとつらい」「足がすぐ冷たくなる」などウィークポイントが違うので、自分の弱さをカバーできるレイヤリングを意識すると良いですよ。
- ベースレイヤー
- ミドル(ミッド)レイヤー
- アウターレイヤー
ベースレイヤー
衣類の一番下でベースとなるシャツやタイツは肌に触れるため、汗を吸いすぐに乾かしてくれる「吸湿速乾」であることが重要です。
汗をかいて濡れたままでいると風邪をひいたり、季節によっては低体温になったりします。一方で、肌がいつも乾いた状態で過ごせるととても快適ですよね。
ベースレイヤーには吸湿に優れたウール素材、速乾性のある化繊素材、両方を合わせたハイブリッド素材で作られたウェアを選ぶと良いでしょう。
ミドル(ミッド)レイヤー
ミドル(ミッド)レイヤーには、保温性があり速乾性も高いものを選ぶようにしましょう。山シャツやフリースなど季節に合わせて用意すると良いですね。
風を通さないソフトシェルタイプのジャケットは、揮発性に優れているので行動着として1枚は持っておくと便利です。日焼け防止のアウターとしても使えますよ。
クルーネックタイプの薄手のダウンジャケットやベストも重ねやすいのでおすすめです。
アウターレイヤー
キャンプでは燃えにくい素材の服をアウターに選ぶと良いですね。とくに寒い季節などは焚火の前にいる時間も長くなります。火の粉が飛んでも穴が開きにくい素材を選んでください。
火に弱いダウンジャケットもテントやキャビンの中では活躍します。中に着込んで動きにくくならないように少し大きめのアウターを選びましょう。
雨の中での設営や撤収作業に備えてレインウェアも用意しておきたいですね。アウターレイヤーはキャンプ場での過ごし方に応じて選ぶと安心です。
寒暖差に気を付けたい【春キャンプの服装と着替え】
春キャンプは日中と朝夕の寒暖差が大きいことが特徴です。昼間はポカポカ暖かくて日が当たると夏のように暑くても、夜は一転冬のような寒さになることもあります。
夜中に寒くて目を覚ますのは嫌ですよね。着替えの中には、寒い夜の就寝用にヒートテックのインナーを上下1セットは入れておくと安心です。
ペンドルトンのタオルブランケットはコットン製で火の近くでも使えるので、焚火に当たりながら羽織ると背中が暖かく、シュラフの上に掛けても暖かいのでキャンパーに人気があります。
天気に注意!【夏キャンプの服装と着替え】
夏は天気が変わりやすいので、とつぜんの雨に備えてレインウェアは必須ですね。風が強い場合はポンチョ型より、上下に分かれているタイプのカッパがおすすめです。
夏のキャンプはできるだけ涼しく過ごしたいですよね!速乾性のある化繊のTシャツなどは涼しいですが、火の粉で穴が開きやすいので、火の近くでは難燃性のシャツを羽織るようにすると良いですよ。
汗をかいても快適に過ごせるように、着替えにはインナーを多めに持っていくのがおすすめ。グンゼのin.Tなど吸湿速乾性に優れたインナーを上手に使って快適に過ごしましょう。
ベストシーズン!【秋キャンプの服装と着替え】
天候が安定しベストシーズンともいわれる秋キャンプですが、9月10月と日を追うごとに夜の涼しさが増していきます。
着替えの中にフリースやダウンベストなどを入れておくと寒くなっても安心です。足元が冷えるときに備えて登山用靴下やテントシューズを用意しても良いですね。
首元が冷えやすい人はネックウォーマーを持っていくと良いですよ。同時にカイロを背中に貼ると一気に体が温まるのでおすすめです。
寒ーい!【冬キャンプの服装と着替え】
冬キャンプの基本は二枚履き!足元から冷えるので、タイツに靴下を重ね履きし、さらにレッグウォーマーを重ねるなどの工夫が必要です。
雪遊び用にスノーウェアを持っていくことがあると思いますが、スノーウェアやジャケットは火に弱いので、焚火をするときには難燃性のあるアウターも持っていったほうが良いですね。
着込んでいるときに動くと汗をかくので、日中のインナーは吸湿速乾性のあるものがおすすめ。暖かい帽子や中綿入りのブーツがあると寒い中で活動するときにも安心です。
【ファミリーキャンプ】子どもの服装と持っていきたい着替えの量
ファミリーキャンプでの悩みは「子ども用の着替えの量」ですよね。子どもの年齢にもよりますが、汚れても良いように着替えは泊数よりワンセットは多く持っていきましょう。
泊数プラス2セットと就寝用の服があれば、だいぶ安心ですね。なるべく荷物を増やしたくない場合は近くにコインランドリーがあるキャンプ場を利用すると良いですよ。
服装はケガの防止に長袖長ズボンを意識して、靴は多めに持っていくことをおすすめします。水辺で遊ぶときは予備のスニーカーのほかにマリンシューズや長靴などもあると良いですね。
子ども用の着替えは、じゅうぶんだと思っていても足りないことがあるし、用意したのにまったく使わないこともあるので正解がありません。ご家族で相談して安心できる量を用意しましょう。
何を着る?寝るとき用おすすめの服装
就寝用の服を用意する場合は動きやすいスウェットがおすすめです。トイレに行ったりとキャンプ場内を歩くことがあるので、あまりにパジャマすぎると少し恥ずかしいかもしれません。
ダウンシュラフを使う場合、体温でシュラフ内を温めるために薄着が良いといわれています。ダウンジャケットを着てダウンシュラフで寝るのは、熱が遮られて意外と温まらないので避けましょう。
厚着をして動きにくいと寝心地も良くないので、寒いときはヒートテックの上下や靴下、フリース、ネックウォーマーなどで調節をすると良いですね。
キャンプ衣類のパッキング術
キャンプに持っていく着替えは、100円ショップなどに売っているトラベルポーチで小分けにパッキングするのがおすすめです。
衣類は衣類だけでまとめておくと荷物がごちゃごちゃしません。ダウンジャケットやレインウェアも、なるべく小さく収納できるものを選ぶとかさばらなくて良いですね。
シャワーや温泉に行く場合、着替えを入れたトラベルポーチとお風呂セットを一つのバッグにまとめておくとそのまま持っていけるので便利ですよ。
洗濯する物は洗濯ネットに入れて持ち帰ると、そのまま洗濯機に入れられてとても楽です!
あると便利な衣類収納アイテム
かさばる衣類をコンパクトに収納するだけで荷物が減り、車の中もスッキリ!下で便利な衣類の収納アイテムをご紹介します。
- DOD キガエルヤーツ
- 衣類圧縮袋
- 100円ショップのトラベルポーチ
- 無印 ソフトボックス
DODキガエルヤーツ
サイズは約W30×D14×H30cm、容量は12Lと少し厚手の服も余裕で入れられます。ダブルポケットなので、服とタオル、服と下着など好きなように分けて使えるのがうれしいですね。
コットン製で丸洗いでき、なによりおしゃれなスタッフバッグはキャンプ場でも映えること間違いなし!
衣類圧縮袋
大人数のファミリーキャンプには衣類圧縮袋がおすすめです!袋に衣類を入れたらチャックを閉めて、くるくると巻き空気を抜くだけ。
絶対に入りきらないと思っていたバッグに衣類をスッキリしまうことができるのは快感です!中身が見えるので間違える心配もなく、本当に使いやすいですよ。
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100円ショップのトラベルポーチ
我が家のトラベルポーチのサイズは20×30cm×マチ5cmで、夏の2泊3日キャンプならポーチ二つぶんの着替えがあればじゅうぶんです。
このサイズのトラベルポーチ一つにジーンズ、Tシャツ、下着、靴下とウインドブレーカーくらいは収納できるので、何枚か持っているとキャンプに限らず重宝しますよ。
無印ソフトボックス
無印のソフトボックス、フタつき衣装ケースは家でもキャンプでも大活躍の優れもの。取っ手があるので車での積み下ろしが楽です。
我が家では衣類用と、ブランケットやタオルなどの布用に分けて使用しています。取っ手が壊れそうなので、中身をつめこみ重くするのはやめたほうが良いでしょう。
キャンプ以外ではブランケットとレジャーシートを入れてピクニック用に車に積んでいますが、持ち運びしやすく使い勝手が良いのでおすすめですよ。
アウトドアに適した服装を準備してキャンプデビューへ出発!
キャンプを楽しむために、キャンプ場での服装や持っていく着替えは、動きやすくケガなどのトラブルを防げる服や靴を選びましょう。虫刺されや日焼けの対策もできると良いですね。
季節に応じて快適に過ごせる服装の準備をすることで、キャンプを最大限に楽しむことができます。レイヤリング(重ね着)を意識して、かんたんに服装の調節ができるようにしましょう。
子ども連れのファミリーキャンプでは、たくさんの衣類をコンパクトにまとめることがポイントです。圧縮袋や小分けにできるトラベルポーチなどを使ってスッキリまとめてみてください。
記事内で紹介しているアイテムも参考にしてみてくださいね。それではアウトドアに適した服装を準備して、はじめてのキャンプに出発しましょう!めいっぱい楽しんできてください!