家に犬を迎え入れたら「いつからしつけするのか」「何から始めるのか」に悩む方もいらっしゃると思います。
今回は愛犬の生活で最低限必要な6つのしつけについて解説していきます。しつけを開始する時期やポイントについても記載しています。
この記事の内容を実践していただければ、愛犬と楽しく日常生活をおくることができるようになるでしょう。ぜひ最後まで読んで実践してみてください!
(アイキャッチ画像出典:出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/907374?title=子犬の顔%20アップ&searchId=4104437125)
愛犬のしつけはいつから始める?
犬のしつけの開始時期は生後2〜3ヶ月ごろだと言われています。この時期が「社会化期」と言われていて、好奇心旺盛で社会に適応しやすい、ルールなどを覚えやすいとされています。
名前を覚えたりトイレトレーニングをしたり、生活に必要なことは愛犬を迎え入れたらすぐしつけをスタートする方法も1つです。
しかし、3ヶ月ごろまでは愛情たっぷり注ぐことに重きをおく方法も1つでしょう。
社会化期には何をする?
「社会化期」とは、成長後の嗜好や愛着に1番影響しやすい時期です。また、生活の刺激にも1番慣れやすい時期とも言われています。
そのため、これからの生活で体験するであろう経験を社会化期の間に体験しておくと良いと言われています。成犬になって初めて体験すると怖がってしまう可能性があるからです。
- 近所で行く可能性がある場所(お散歩コースや人ゴミ)
- 受ける可能性のあるサービス(病院やトリミング)
- 家族以外の人との関わり
- 見たり乗ったりする可能性がある乗り物(車や自転車)
愛犬に必要な6つのしつけ
家に迎え入れてから生後2〜3ヶ月の間にしつけを開始するのはわかりました。では、何をしつけたらいいのでしょうか?
- 名前を覚える
- アイコンタクトを取れるようにする
- トイレトレーニング
- ボディコントロール
- ハウストレーニング
- お散歩
これらのことは、どれも生活する上で必要になってくることですね。しかし、間違った方法でしつけを行うと愛犬との信頼関係を崩してしまう恐れがあります。
では、どうやって覚えてもらったらいいのかを次から解説していきます。
愛犬のしつけはいつから始める?:お家に迎えてすぐにすること
愛犬を家に迎えてすぐ必要となることは、まず3つのしつけです。
- 名前を覚える
- アイコンタクトをとる
- トイレトレーニング
これからの生活の基盤にもなってくる絶対に必要なスキルですね。愛犬とのコミュニケーションを円滑にするためにもまず上記の3つからスタートしていきましょう。
名前を覚えてもらう
これからしつけを行なっていく中でも大切になってくる名前。お家に迎えいれる前に出来たら決めておきましょう。
そして、家族全員で統一した名前で呼ぶことが大切になります。様々な呼び方をすると犬が混乱してしまうからです。
名前を呼ばれることは嬉しいことだとポジティブに捉えてもらうために、名前に反応したら褒めてあげることも大切です!
名前を呼んでから大声で叱ることはネガティブな印象になってしまうので注意してください。
アイコンタクトをとる
名前に反応出来るようになったら、次はアイコンタクトをとってみましょう。名前を1回ハッキリ呼んで、振り向いたり駆け寄ってきたり反応があったら褒めます。
最初は愛犬が視線を合わせやすい高さに近づいたり、おもちゃを使って目線が合うように誘導したりすることからスタートしてみましょう。
トイレトレーニング
トイレの場所を犬は匂いで認識します。よって、飼い始めからしつけをスタートするのが良いでしょう。
最初は部屋の隅やハウスの中などたくさんの場所にトイレを準備します。
トイレのタイミングなどで誘導し、トイレの場所で出来たら褒めます。そして、だんだんと範囲を減らしていきましょう。
- 寝起き
- 遊んだ後
- ごはんの後
また、トイレに行きたいサインに気づいて誘導することもポイントです!
- 匂いを嗅いでいる
- 落ち着きなくそわそわしている
- しゃがんだりグルグル回っている
トイレが失敗しても怒らず静かに片づけてください。トイレに対してマイナスなイメージを抱くと、トイレを我慢したり隠れてしたりするようになるからです。
愛犬のしつけはいつから始める?:お家に慣れてきたら
愛犬との生活に慣れてきて、名前にも反応できるようになったら次のステップに進みましょう。
- ボディコントロール
- ハウストレーニング
- お散歩
上記3つのしつけは、これから健康に過ごしていくために必要になるスキルです。愛犬のケアを行うたびにストレスを感じていたら、お互い嫌になってしまいますよね。
気持ちよく健康な生活をおくれるように小さい頃から慣れていくためのトレーニングが中心となります。
ボディコントロール
これから生活していく上での健康管理やお手入れを抵抗なくしていくためにも、人から触られることに慣れてもらうことが必要になってきます。
嫌がった時は無理に続けず、一旦中止して時間をおいてから再びチャレンジしてみましょう。
- 足の先
- 耳の先
- 鼻の先
- しっぽ
- オスなら性器
お家で日頃から取り組むケアで必要になるものが歯磨きとブラッシングです。
歯磨き
まずは口元を触られるのに慣れます。口元を触られるのに抵抗がなくなってきたら、口を開けて指や歯ブラシを口の中に入れていきます。
ブラッシング
最初は手でなでている合間に少しだけブラシを当てます。ブラシを当てても落ち着いている時は、少しずつブラシを当てる時間を延ばして範囲を広げていきます。
ハウストレーニング
ハウストレーニングがなぜ必要なのか、それは愛犬にとって「ここに居たら安全だ」と思える場所を作るためです。
はじめはハウスの扉が閉まらないように固定したり、取ってしまったりして自由に出入りできるようにします。
ハウスの中を怖がるようであれば、ハウスの中でごはんを食べたり遊んだりして安心させてあげることが大切です。
お散歩
お散歩を始める前に、家に上がる時に必要な「足拭き」を慣らします。その後、外でのトレーニングがスタートです。
外を歩くと危険なことがあります。車がはしっていたり、子どもが遊んでいたり。これらの危険を回避するためには「待て」を覚えることも必要ですね。
他にも、1人で歩いて行かないように愛犬がリードを引っ張ったら立ち止まり、飼い主の横で歩くと進めることを覚えさせます。
犬のしつけで大切なこと
犬のしつけを行っていくのに大切になるのが信頼関係です。愛犬があなたと接することにネガティブな感情をもってしまうと、悲しいですよね。
- 愛情をもってしつけを行うこと
- 大きな声で怒らないこと
- 家族の間でルールを統一すること
- 「どうしたら成功させてあげられるか」という視点で考えること
失敗したらイライラしてしまうことはあると思います。でも、そこでこれらのポイントを思い出して愛犬への愛情表現を忘れないようにお願いします。
成犬になったらしつけはできない?
成犬になってもしつけは出来ます!子犬の時期に比べ時間はかかるかもしれませんが、何歳になってもしつけは出来るのです。
そもそも、しつけは一度出来たから終わりというわけではなくずっと続いていきます。無理に性格を変えようとはせず楽しくトレーニングしてください。
それぞれの犬の得意なことや苦手なことを知り、飼い主と楽しく暮らしていくためのしつけなのです。
もちろん、トレーナーなどのプロに頼ることも方法の1つですよ!
愛犬のしつけはいつから始める?:まとめ
しつけはいつから始めるか、それは生後2〜3ヶ月•お家に迎えてすぐがよいとわかりましたね。
まずは、家族の間でルールを統一し、「名前」や「アイコンタクト」から始めてみてください。
お家の生活に慣れたら外の世界へ。少しずつ様々な刺激に慣れさせてあげてください。
しかし、しつけには終わりがありません。飼い主と愛犬が気持ちよく生活していけるように気楽に取り組んでください。