「友達から聞いたけど乗り換えして大丈夫?」「格安SIMとはどんなサービスなの?」「安いけどサービスはちゃんとしてるの?」疑問ですよね。
通信料が半額以下になる格安SIMは、auやdocomoなどの大手通信キャリアに変わる新たな通信サービスです。
この記事では、格安SIMとはどんなサービスなのかを安い理由を含めて紹介しています。少しでも通信料を安くして乗り換えをしたいと思う方は、ぜひ最後までご覧下さい。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2189847)
格安SIM(シム)とは?
格安SIMとは、auやdocomoなどの大手通信キャリアよりも安く利用できるSIMのことです。
SIMとは、電話番号を特定するための固有のID番号が記憶されたICカードのことです。スマホに差し込むことで、電話やインターネットを利用することができます。
スマホの機能はそのままに、大手通信キャリアよりも通信料を安く抑えて利用できるのが格安SIMになります。
基本的に大手通信キャリアの場合は、販売員がスマホ購入と同時に設定してくれるため見る機会はほとんどないですがあなたのスマホにも挿入されていますよ。
格安SIMが安い仕組みとは?
「格安SIMは安いしお得だよ!」と、周りの友達や知り合いから聞いた人もいるのではないでしょうか。それを聞いて「怪しい」と、そう思った人も多いことでしょう。
格安SIMが安い理由は、大手通信キャリアの通信回線を借りているからになります。
大手通信キャリアの場合は、通信設備に多額の資金を使用しています。そのため、アンテナや基地局などの通信設備の費用を携帯料金に上乗せしていますが、格安SIMは上乗せがないため安くなります。
さらに、実店舗が少ないかつ、人件費削減により料金は格安になります。
格安SIMと大手通信キャリアの回線速度の違いは?
まず格安SIMと大手通信キャリアのに回線速度に違いはありません。
格安SIMが大手通信キャリアの通信回線を借りているから回線速度も遅いのでは?と考えるもいらっしゃると思いますが、実際は同じ通信回線を使用しているため回線速度に違いはありません。
例えば、UQモバイルならau回線を使用しているため回線速度はauと変わりません。これなら安心して利用することができますね。
なお、大手通信キャリア毎に繋がりやすさは異なるためdocomo・au・SoftBankの電波状況についてはあらかじめ確認する方が良いでしょう。
知らなきゃ損!?格安SIMのメリットとは
さて、格安SIMの仕組みを理解したところで格安SIMのメリットを見ていきましょう。
- 通信料が安い
- シンプルなサービスプランが多い
- 契約期間の縛りが緩い
通信料が安い
まず1つのメリットは、通信料が安いことです。近年では「家族割」もあるため、今までよりもさらに通信料の負担を減らせるようになりました。
例えば、データ容量1Gあたりの通信料を大手通信キャリアのauとUQ mobile(格安SIM)で比較した場合、auは月々1,628円でUQmobileは月々542円です。
大手通信キャリアと比べると、通信料が半額以下になるのはやはり大きなメリットと言えるでしょう。
シンプルなサービスプランが多い
続いて2つ目のメリットは、シンプルなサービスプランが多いことです。
大手通信キャリアの場合、プランがパッケージ化されているため不要と感じたサービスがあっても外せなかったケースが多くあったのではでないしょうか。
しかし、格安SIMではシンプルなプランが多いため必要なプランやオプションだけを自分好みにカスタマイズすることができます。
契約期間の縛りが緩い
最後に3つ目のメリットは、契約期間の縛りが緩いということです。
現在は撤廃が進んでいますが、大手通信キャリアでは約2年の利用継続を前提とした料金をお得にする契約がありました。
上記の場合、契約更新期間を過ぎると自動更新され、2年未満の解約には約10,000円の違約金が発生してしまいます。
しかし格安SIMでは、違約金は会社やプランによって異なりがありますが基本は6ヶ月間のみです。そして、7ヶ月目以降は自動更新なしでいつでも解約が可能です。
抑えておくべき格安SIMのデメリットとは
格安SIMはメリットだけではありません。続いて、抑えておくべき格安SIMのデメリットもあわせて見ていきましょう。
- キャリア毎の独自機能やメールが使えない
- 実店舗の直接サポートが受けにくい
キャリア毎の独自機能やメールが使えない
まず格安SIMでは、大手通信キャリアの独自機能が使えません。もしあなたがauで契約している場合は「〜@ezweb.ne.jp」のメールアドレスは使用不可になります。
しかし、GmailやYahooメールなどのフリーメール取得しておけばやりとりに特に困ることはありません。
また、格安SIMに乗り換えを検討しているのであれば早めにフリーメールを取得しておくと今後乗り換えがスムーズになるでしょう。
実店舗での直接サポートが受けにくい
格安SIMは、通信料を安くするため人件費を抑えているので実店舗数も少ないです。つまり、直接サポートを受けることが基本的にできません。
そのため、公式サイトの解説やチャットなどの質問機能を用いて解決していくことになります。
実店舗が近くにある方や、インターネットで検索し問題解決できる方はそこまでデメリットにはならないでしょう。
格安SIMに乗り換えても継続できるもの
通信が安い格安SIMですが、「スマホの設定が面倒だから変えたくない」とそう思った方も多いことでしょう。
ここでは、格安SIMに乗り換えても継続できるものについて紹介していきます。
スマホ本体と格安SIMを一緒に乗り換えした場合
SDカードを使用すれば、スマホ本体を機種変更したとしてもデータ移行を簡単に行えます。そのため、予めよく使う電話帳などのデータはSDカードへ保存しておくと良いでしょう。
また、同じ電話番号を継続して使いたい場合はMNP(Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティ)を利用しましょう。
MNPは、格安SIMや大手通信キャリアに限った話ではありません。もし同じ電話番号を継続して使いたい場合は必ずMNPを利用してから乗り換えしましょう。
スマホ本体はそのままで格安SIMのみを乗り換えした場合
スマホ本体をそのまま使用する場合は、上記で紹介したデータやインストール済みのアプリをそのまま利用可能です。
ただし、キャリアメールが利用できなくなるので登録しているアプリやサイトがある場合はあらかじめフリーメールを取得し変更しておくと良いでしょう。
乗り換え前のSIMロック解除とは
基本的に大手通信キャリアのスマホには、現在使用しているキャリアのみでしか利用ができないように制限されています。そして、格安SIMに乗り換える場合はこのSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除には、キャリア毎の公式サイトもしくは電話での手続きが必要で手数料が発生します。大手通信キャリアの手数料は、約3,000円がかかります。
ただし(au→UQ mobile)のように、今までと同じ回線を使用する場合はSIMロック解除の必要はありません。
もしSIMロック解除が手間だと思われる場合は、SIMフリーのスマホに買い換えても良いでしょう。
格安SIMの選び方は?
いざ乗り換えようと決心したものの、結局どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、選択する際の注目ポイントを紹介します。
利用するデータ容量
まずスマホのデータ使用量や電話の頻度は、各個人の使用スタイルにより異なります。自分にあったデータ容量で契約することで無駄な支払いも減らしましょう。
キャリア独自の専用のアプリなどを確認し、1ヶ月の平均データ使用量を参考にしつつ格安SIMの契約をすると良いでしょう。
格安SIMはデータ容量が細かいので、自分にあったものをよく見定めてから決めましょう。
キャリアの回線速度
もし現在使用しているキャリアの回線速度に満足している場合は、同じ回線を使用している格安SIMに乗り換えてみるのも良いでしょう。SIMロック解除やスマホの設定も不要なので手間も減らせます。
ただし、現在の回線速度に満足していないのであれば1度公式サイトを確認し比較してみましょう。
SIMロック解除が必要な場合もあるので、上記と一緒に確認することをおすすめします。
格安SIMとは?解説のまとめ
格安SIMとは、大手通信キャリアよりも安く利用できるSIMのことです。大手通信キャリアの通信回線を借りており、実店舗が少なく人件費削減することにより料金は格安になります。
乗り換えの際は、SDカードによるデータ移行が可能です。また、MNPを利用すれば電話番号をそのまま使用可能ですし、もしスマホ本体を継続使用する場合はアプリもそのまま使用可能です。
携帯料金高いからもう少し抑えたいと考えている方は、ぜひ格安SIMに乗り換えてみてはいかがでしょうか?携帯料金が今の半分以下になり、仮に解約で違約金が発生したとしても約2年でプラスになります。
もしSIMロック解除などの手間を取りたくない場合は、今現在と同じ回線を使用している格安SIMは使いやすいのでまず検討してみてくださいね。