「マンション購入を考えているけど失敗して後悔したくない」や「マンション購入した人が後悔している理由が知りたい」と思っていませんか。
一般的に言われている、人生で1番大きな買い物がマイホームですが、1番大きな買い物は絶対に失敗したくないですよね。
そこで本記事では、マンションを購入した人の後悔した理由や、後悔しないための対策を紹介したいと思います。ぜひ最後まで読んでください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24605267)
マンション購入して後悔した理由
まず、マンション購入者が後悔した理由を表にまとめましたので見ていきましょう。
なお、本記事にあるデータはFLIEが住宅を購入した経験のある方 346名に調査した「購入した住宅について後悔・不満は何ですか?」のアンケート結果を参照しています。
1位 間取り・レイアウト | 41.8% |
2位 費用面(ローンなど) | 22.9% |
3位 ベランダ・庭など屋外環境 | 21.2% |
4位 日当たり・照度 | 18.5% |
5位 近隣住民の質 | 18.5% |
6位 物件の立地 | 17.1% |
7位 設備環境の質 | 16.1% |
8位 近隣の騒音 | 15.8% |
9位 駐車場の環境 | 11.6% |
10位 その他 | 5.5% |
11位 地価・物件の価値変動 | 4.5% |
出典:https://flie.jp/magazine/features/research/vol-9/
次に上位3つの項目である「間取り・レイアウト」や「費用面」、「ベランダ・庭など屋外環境」について詳しく解説していきます。
マンション購入して後悔した理由(間取り・レイアウト編)
主な原因は結婚や出産・子供の独り立ちにより必要な間取りやレイアウトが変化したことでしょう。「出産で子供の部屋が足りない」などが具体例として挙げられます。
また、内見のときには広く感じていたが、家具や家電を置いてみると意外に狭かったなんてこともあります。
そして近年新型コロナウイルスの流行に伴い、仕事が急にテレワークに切り替わったりすることもあるでしょう。
その場合も「部屋が1部屋足りない」となって後悔する「1部屋足りない問題」が発生します。
マンション購入して後悔した理由(費用面編)
具体的な内容としては「ローンが払えない」、「住宅ローン控除を受けれなかった」があります。マンション購入時にローンを組んだ場合、物件の費用に加えて、管理費や修繕積立金を毎月返済しなければなりません。
この月々の維持管理費が想定より上回り、後悔している方も多いようです。
また、住宅ローン控除条件をクリアしていると勘違いして、控除を受けれなかったことも原因でしょう。
背伸びをして、収入の丈に合わないローンを組まないよう注意が必要です。
マンション購入して後悔した理由(ベランダ・庭など屋外環境編)
ベランダは利用頻度が高く主な利用目的は「洗濯物や布団を干す」や「ゴミの一時的な置き場」であるしょう。
仮にベランダがないマンションを購入してしまうと、部屋干しをしなければならなかったり、ゴミを室内に置いておかなければならなくなります。
また、庭が欲しくて庭付きのマンションを購入したが、メンテナンスが面倒で結局使わなくなったり別途で使用料がかかったりします。
庭を十分に活用できる人にはうってつけですが、十分に活用できる自信がない人は利用目的などをしっかり考えて判断しましょう。
マンション購入して後悔しないための対策(間取り・レイアウト)
具体的な対策法を3つ紹介します。それぞれについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 家具の幅や高さを測り、内見の際に確認する
- 会社にテレワークの可能性があるか確認する
- 今現在でなく将来のことを考えてみる
家具の幅や高さを測り、内見の際に確認する
家具や家電を配置した後の部屋は「自分のイメージとちがうな」と感じる人は多くいます。
そこで、実際に置く予定である家具や家電の寸法をメモしておきましょう。そして、内見の際にメジャーなどで測りながら確認してみてください。
これから買い揃える予定の家具や家電を選ぶ際にも役立ちのでおすすめです。
会社にテレワークの可能性があるか確認する
急なテレワークに対応するためには、まず会社に「テレワークになる可能性はありますか」と確認してみましょう。
テレワークの可能性があるのであれば、自分の目安よりも1部屋多いマンションを購入し仕事部屋として活用することで対応できます。
今現在でなく将来のことを考えてみる
将来の世帯人数を想像し、いくつの部屋が必要なのか考えてみましょう。
子育てを終え、夫婦2人の生活になると間取りや広さが合わなくなることは多々あります。
また、転職によってマンションを手放さなければならないケースもあります。そういった様々な可能性を考慮することで、未然に後悔することを防いでいく必要があるのです。
マンション購入して後悔しないための対策(費用面)
把握しておかなければかなりの損失になる費用面について、具体的な対策を2つ紹介します。ぜひ参考にして対策してください。
- 毎月の固定費を把握する
- 住宅ローンの控除条件を確認する
- シミュレーションサイトを利用する
毎月の固定費を把握する
マンション本体の価格とは別に管理費と修繕積立金を支払わなければなりません。
これらの固定費は上昇傾向にあり、修繕積立金では賄えない修繕費用がかかる場合は追加で徴収するケースもあるようです。
購入を考えているマンションの管理費と修繕積立金の金額を把握することは、毎月の返済額を正確に知るために必要なのです。
住宅ローンの控除条件を確認する
住宅ローンの控除には条件が課せられます。住宅ローンの控除条件は以下の通りです。
- 自らが居住する住宅であること
- 控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下
- 床面積が50㎡以上であり、2分の1以上が居住用であること
- 住宅ローンの借入期間が10年以上
- 長期譲渡取得の課税の特例などの適用を受けていない
これらの条件がクリア出来ているか、また購入を考えているマンションがクリアできるマンションであるのか確認する必要があります。
シミュレーションサイトを利用する
より正確に毎月の返済額を知る方法はシミュレーションサイトを利用してみることです。
知るぽるとの「しっかりシミュレーション」は借入元金、返済期間、借入金利の3つを入力するだけで毎月の返済額を知ることが出来るのでおすすめです。
マンション購入して後悔しない対策(ベランダ・庭など外部環境)
ベランダ・庭の掃除やメンテナンスをやり続けれる自信がない人は、ベランダ・庭がついているマンションを購入しないという対策をおすすめします。
なぜなら、近隣住民への被害を防ぐためです。メンテナンスをせずにいると、草木が隣の敷地に飛び出したり、掃除を怠ると悪臭を放つ場合や虫が発生することもあります。
近隣トラブルを未然に防ぐためにもベランダ・庭付きのマンション購入は控えるようにしましょう。
また、乾燥機能のある洗濯機を使うことで、ベランダの必要度を下げた生活をすることも出来ます。
マンション購入で後悔してしまったときの対処法
念願のマンションを購入したのにも関わらず「買わなければよかった」「違うマンションを購入するべきだった」と後悔してしまうこともあります。
ここで、マンション購入で後悔してしまった時の対処法を2つ紹介します。
- 売却する
- 賃貸にする
売却する
売却の際は買い取ってくれる不動産会社を探すために問い合わせる必要があります。
ただ、1社だけに連絡するのではなく、複数社に問い合わせるようにしましょう。売却価格が100万円以上も変わる可能性があるからです。
また、マンション一括査定サイトを使うのもおすすめです。国内最大級の一括査定サイトHOME4Uを使えば、あなたが売却する予定のマンションを査定することが出来ます。
賃貸にする
元々購入したマンションを賃貸に出すことで、毎月の住宅ローンの支払いが家賃収入で行われるようになります。
ですが、誰にも借りられていなければ返済が滞りやすいのがデメリットとして挙げられます。
マンションの購入や手放す際はプロに相談するのがおすすめ
ここでいうプロは宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどの専門家のことを指します。なぜ不動産会社をすすめないのかというと、不動産会社は仲介手数料をとられてしまうからです。
仲介手数料=(売買価格×3%+6万円)+消費税で求めることができます。
例えば、4000万円のマンションであった場合に消費税10%で計算すると、4000万円×3%+6万6000円=138万6000円が仲介手数料として支払わなければならないのです。
その点、宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーは相談すること自体は無料であることが多く、最適なプランをあなたに提供してくれるのでおすすめです。
マンション購入で後悔した理由と対策のまとめ
マンション購入した人が後悔した理由の1位は「間取り・レイアウト」で約4割を占めていました。続いて2位が「費用面(ローンなど)」、3位が「ベランダ・庭などの外部環境」でした。
これらは全て、事前に確認と準備をしっかり行うことで対策することができます。
また、資産価値の高いマンションを選ぶことも、売却時に価格が落ちにくいため実質的にはマンション購入で後悔してしまったときの対策ともなるでしょう。
まずは、しっかりシミュレーションで自分の予算を把握するところからマンション選びをスタートさせましょう。