愛犬に「待て」を覚えさせようと思ってしつけをやってみたけど、なかなかうまくいかず困っていませんか?
「待て」は、外に出た場合の突発的な行動を防げるので、安全に飼うために必要なしつけです。
そして、飼い主が手順を理解し順序良く教えると、犬も1つ1つ理解できるので早く覚えられます。
この記事では覚えさせる際の手順やコツを説明しています。
これから、愛犬のしつけの方法に迷っている方や犬を飼う予定の方は、ぜひ記事を読み進めて「待て」のしつけの方法を理解しましょう!
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犬に待てのしつけが必要な理由とは?
しつけが必要な理由は、愛犬を危険な場面から守り、そして他人に迷惑をかけないようにするためです。
犬の待てといえば、食事を始める前やその場で待たせておく状況を思い出しませんか?
しかし家の中でできたとしても、外に行くと突然嚙んだり道路に飛びだしたり、突発的な行動を起こしてしまう可能性があります。
どんな状況であっても「待て」ができれば、安心して散歩にも行けるようになるため、愛犬が安全に日常生活が送れるようにしつけていきましょう。
愛犬に待てを覚えさせる前に知っておくこと!

愛犬にしつけを教えるために知っておくことをここで3つ紹介します!
- しつけを始める時期
- 少しずつ繰り返し気長に行う
- 集中できる環境から始める
愛犬にいきなり「待て」をしつけようとしてもなかなかうまくいきません。根気強く教える気持ちが大切です!
最初から待てはできないので、1つ1つできるようになってから、次に進む必要があります。効率よく教えるために、始める前に知っておくことを理解してから実践しましょう。
しつけを始める時期
しつけを始める時期は、子犬は1〜2週間、成犬は2週間〜1ヶ月で家の環境に慣れてからしましょう。
あくまで目安ですので、愛犬の状況を見ながら判断してみましょう。
しつけは子犬の時から始めるのが一番適切ですが、譲渡会で成犬から飼い始める方も近年増えています。
子犬と成犬ではしつけ開始の時期は変わりますが、どちらも環境の変化に慣れてリラックスできる状態になってから始めるのをおすすめします。
少しずつ繰り返し気長に行う
しつけをはじめるときは、飼い主も落ち着いて行う姿勢が大切です。
初めはなかなかうまくいかず、「難しいな」「できないな」と思うでしょう。
しかし、しつけを教える際に飼い主が焦っていると、物事に敏感な愛犬にも伝わりうまくいかない可能性があります。
そのため、小さなステップを踏みながら「待て」を気長に教えていきましょう。
集中できる環境から始める
待てをしつけるためには「集中できる環境」が必要です。
なぜなら、犬は音に対して敏感なので最初から外で教えようとすると、なかなか集中できないからです。
まずは慣れている自宅で「待て」を集中して教えましょう。自宅でも落ち着いてしっかりできるようになったら、次に公園や街中などで行います。
さまざまな環境の変化や違う状況でも落ち着いて対応ができるように、しっかり教えていきましょう。
犬に待てを教えるしつけの手順
犬に待てを教えるしつけの手順は4つあります。手順に沿って教えると、自己流より効率よく進められます。
1つ1つ確認して順序良く根気強く愛犬に教えていきましょう。
- はじめにおすわりを教える
- おすわりができたら待てを覚えさせる
- 待てのトレーニングは1〜2秒から始める
- 待てもできたら「よし」も覚えさせる
手順①はじめにおすわりを教える
はじめにおすわりから教えましょう。「待て」の動作はおすわりの体勢が基本です。
おすわりを教える方法は、ご褒美のおやつを見せながら、おしりをつける体勢になるように教えます。
まずはしっかりお座りの姿勢がとれるようになるまで待ち、少しでも待てたらご褒美をあげて思いっきり褒めましょう。
おすわりが確実にできるようになってから次へ進めていきます。
手順②おすわりが出来たら待てを覚えさせる
しっかり、おすわりがマスターできたら「待て」を教えていきます。
犬の鼻先に飼い主の手をかざして「待て」とはっきりとした声で指示をして、待てたらご褒美をあげます。
もし待てずに先に動き出したら、もう一回おすわりからやり直しましょう。
はじめからできないときでも焦らず、おすわりと待てを繰り返し教えると、確実に覚えるようになります。
手順③待てのトレーニングは1~2秒から始める
待てを教える際には、最初は1~2秒の短い時間から始めましょう。
愛犬が待ての動作から動き出す前に、ご褒美をあげるようにしましょう。
そして、短い時間でも落ち着いて待てるようになってから、少しずつ待つ時間を増やしていくと愛犬も慣れていきます。
少しずつのステップを踏むことで「待て」を、着実に理解していけるようになります。
手順④次に「よし」も覚えさせる
待てと一緒に教えるのが「よし」です。
解除の「よし」を覚えると待ってから、動き出せる一連の流れができるようになります。
最初は待てができたら「よし」と言い、ご褒美をあげて、言葉の意味を理解できるようにしましょう。
そして、「よし」のあとのご褒美が待てるようになったら、目線を合わせながら愛犬との距離を少しずつ伸ばしていきましょう
飼い主が近くにいなくても声で反応できるように、しっかり教えていきましょう。
なかなか待てができない犬の対処法

愛犬が待てやお座りをできないときは、立ったままでもいいので、まずはその場で動かないようにします。
きちんと動かずにお座りができたら、ご褒美をあげてみて少しずつ待つ時間を延ばしていきましょう。
犬にも個性があるので、しつけを順序良くやっていても、思っているより時間がかかってしまう可能性もあります。
しかし、飼い主が焦っていると敏感な愛犬にも伝わりますので、「気長に」「根気強く」を考えながら行っていきましょう。
しつけで犬が好むおやつとは
しつけで犬が好むおやつは、肉やジャーキー、匂いが強く硬いものがおすすめです。
しかし、ご飯とは別におやつを食べるので、食べ過ぎてしまうのを心配するでしょう。そのため、大きさの目安は人の小指の爪くらいで小型犬は半分くらいの大きさにします。
しつけを教える上で与えるおやつはドックフードでも構いませんが、愛犬が特別おいしいものをもらえると理解すると、「待て」をさらに楽しく覚えられるでしょう。
まとめ:愛犬に待てを覚えさせて大切な命を守ろう

この記事では犬にしつけを教える前に知っておくことや手順、なかなか覚えられないときの対処法を説明しました。
しつけとして待てを教えるのは、愛犬の大切な命を守るためにも大切です!
待てを覚えると飼い主の指示に耳を傾けられるので、散歩や人が多い環境でも突発的な行動を防げるので、危険な目に合わずに落ちついて過ごせます。
そのため、日常生活のどの場面でもできるように根気よくトレーニングをして、しっかり教えていきましょう。
- 名前:サキ香
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