「格安スマホって注意点とかないのかな」「格安スマホは安すぎて信用できない」このように考えることありませんか?
生活するうえで大切なスマホだからこそ、安すぎると逆に心配になってしまいますよね。
確かに格安スマホに変えると、不便なことも増えていきます。しかし、デメリットを知ることで、どれだけのリスクがあるのか理解できるようになるのです。
この記事を読むことで、リスクを正しく考えられるようになり、今のスマホ代をより安く、便利に使えるようになるので、最後まで読み進めてください!
(アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/63690/)
そもそも格安スマホはなぜ安い?
格安スマホが安く使える理由は初期投資や人件費を削減しているからです。
スマホ本体の中には、はじめからSIMカードという小さなカードがあります。それを他の会社が出している格安SIMに変えることで格安スマホというものになります。
格安SIMを出している会社は大手3キャリアにお金を払い、回線を借りて通信を行っています。そのことで、通信網の設置などが必要ないのです。
また、基本的に店舗がなく人件費を必要としません。これらの理由から、格安スマホは大手3キャリアより安く使うことができるのです。では格安スマホの注意点はなんでしょうか。
- 通信速度が不安定
- 店舗対応がほとんどない
- 初期設定を自分で行う必要がある
- キャリアメールがない
- 基本的にクレジットカード支払い
- 通話料金が高い
格安スマホの注意点①通信速度が不安定
格安スマホは大手3キャリアから通信設備を借りてきているので、通信速度が不安定になることがあります。
基本的に問題なく繋がりますが、朝や夕方などのスマホを使う人が多い時間帯は、繋がりづらくなります。
様々な格安スマホの評判をみても、通信速度に不満を持っている人はかなり多い印象です。
それでも通信を安定させて、料金を下げたい場合はauの子会社「UQモバイル」とソフトバンクの子会社「Y!モバイル」に乗り換えることがおすすめです。
これらのブランドは一般の格安スマホよりは料金が高くなりますが、通信速度が安定している特徴があります。
格安スマホの注意点②店舗対応がほとんどない
格安スマホは人件費の削減のため、実店舗がほとんどないのが特徴です。
基本的にはネットでの申し込みなので、ネットの扱いが慣れていない人にとっては難しいことがあるかもしれません。
なので、購入や設定が不安な方は店舗を構えている格安スマホにするのがおすすめです。
店舗数は限られますが、サポートなどが十分に受けられるので、安心して格安スマホに変えることができます。
- Y!モバイル
- イオンモバイル
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- mineo
- IIJmio
- OCNモバイルONE
- LINEモバイル
格安スマホの注意点③初期設定を自分で行う必要がある
格安スマホの購入の手続きを終えたら、初期設定を自分で行う必要があります。初期設定の作業としては以下の流れです。
- SIMカードを挿入
- APN設定を行う
APN設定は難しそうに見えますが、必ず格安スマホの会社から、変更のやり方が送られてくるので、それ通りにスマホを操作すれば簡単にできます。
大手3キャリアの購入の際は、すでにこのAPN設定がされていますが、それを変更しなければ格安スマホのインターネットを使うことができません。
格安スマホの注意点④キャリアメールが使えなくなる
格安スマホに変えると、今まで使っていたキャリアメールが使えなくなります。
キャリアメールとは大手携帯会社が発行しているメールアドレスのことを言います。
- @docomo.ne.jp
- @ezweb.ne.jp
- @softbank.ne.jp
これらのメアドが使えなくなるため、今キャリアメールを使っている方は格安スマホに変える際にメール変更をしなければいけません。
- フリーメアドに変える
- キャリアメールを発行している格安スマホに変える
キャリアメールからフリーメアドに変える
現在キャリアメールを使用している場合は、格安スマホに変える前にフリーメアドに変えておきましょう。
- @gamil.com(Google)
- @icloud.com(Apple)
これらのメアドはGoogleやAppleの大手が出しているため、容量もセキュリティー面も安全で問題なく使うことができます。
キャリアメールを発行している格安スマホに変える
「フリーのメアドだと心配だから、キャリアメールを使いたいよ」
このように考えているなら独自のキャリアメールがある格安スマホにするのがおすすめです。
- UQモバイル(@uqmobile.jp)
- Y!モバイル(@ymobile.ne.jp)
- 楽天モバイル(@rakuten.jp)
これらは格安スマホの会社独自で発行しているため、問い合わせなどもでき、安全に使うことができます。
格安スマホの注意点⑤基本的クレジットカード支払い
ほとんどの格安スマホを出している会社は基本的にクレジットカード支払いになります。
現在クレジットカードを持っていない人やクレジットカードを使用したくない人にとってはかなりの痛手になってしまいます。
そのような方は、会社は少ないですが口座振り込みがある格安スマホ会社にしましょう。
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- Y!モバイル
- OCNモバイルONE など
支払いを「口座振り込み」にすると手数料や格安スマホがすぐに届かないこともあります。
格安スマホの注意点⑥通話料金が高い
一般的に格安スマホで通話をすると、30秒ごとで22円(税込み)の通話料金が発生します。
これが1時間にもなれば2,640円となり、格安スマホに変えた意味がなくなってしまいます。
格安スマホで電話をかける場合は、通話割引などを用いて少しでも通話料金をおさえましょう。
通話割引には「5分かけ放題」「10分かけ放題」など時間制限が課されていることがほとんどですが、普段から仕事など、外で電話をかける方はおすすめです。
- Y!モバイル
- UQモバイル
- mineo
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio など
格安スマホには、大体これらのデメリットがありますが、今のスマホより不便にしたくないという人もいると思います。
なので、次の項目では格安スマホのデメリットをほぼ受けずに、値段が安くなる格安スマホについて紹介していきます。
デメリットを最小限に抑える格安スマホ①UQモバイル
「格安スマホのデメリットを最小限にしたい」という場合はUQモバイルがおすすめです。
UQモバイルはauの子会社の格安スマホで、格安スマホにおけるデメリットがほぼないです。
大手3キャリア | UQモバイル | 一般の格安スマホ | |
料金 | 高い | 普通 | 安い |
通信速度 | 速い | 速い | 遅い |
販売 | 店舗・Web | 店舗・Web | Web |
キャリアメール | ある | ある | ない |
支払い方法 | クレカ・銀行振り込み | クレカ・銀行振り込み | クレカ |
かけ放題プラン | ある | 10分かけ放題
(月額770円) |
ない |
上の表を見ると格安スマホと大手3社のいいところどりをしたのがUQモバイルとなっていることがわかります。
しかし、UQモバイルは格安スマホとは違ったデメリットも存在します。
- データプランが少ない
- 月額料金が格安スマホと比べて高い
データプランが少ない
UQモバイルのデータ量は3GB・15GB・25GBの3つから選ぶことができます。
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
オプションが3つしかないのは、他の格安スマホと比べても、選択肢が少ないと言えます。
しかし、残ったデータ量を5GB まで繰りこすことができる「くりこしプラン」がついているので、最大で一ヶ月に8GB・20GB・30GBまで使うことができます。
このように余ることが少ないので、無駄なくデータ容量を使うことができます。
月額料金が格安スマホと比べて高い
UQモバイルの月額料金は他の格安スマホの会社と比べて月額料金が高くなります。
比較としてpovo、楽天モバイルのデータ容量3GBで比べてみましょう。
UQモバイル | povo | 楽天モバイル | |
月額データ容量 | 3GB | 3GB | ~3GB |
月額料金(税込み) | 1,628円 | 990円 | ~1,078円 |
これだけみても他の格安スマホと600円ほどの差があることがわかります。
できるだけ料金を抑えたいと思っている人には、少々高いかもしれません。
これらのデメリットがありますが、大手3キャリアと同じだけのサービスが充実しているので、格安スマホが信用できない人にはおすすめできます。
デメリットを最小限に抑える格安スマホ②楽天モバイル
楽天モバイルは独自の回線を引いているので、他の格安スマホより割安なデータ料金を実現できています。
データ容量 | ~1GB | ~3GB | ~20GB | 20GB~無制限 |
月額料金(税込み) | 0円 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
また、月額3,278円でデータ容量無制限使うことができるので、格安スマホの中ではトップレベルで安いです。(ほとんどの格安スマホは容量無制限のプランはありません)
他にも、一般の格安スマホとは違い、専用アプリから電話をかけると通話料が無料になったり、実際の店舗の数も多いです。
大手3キャリア | 楽天モバイル | 格安スマホ | |
料金 | 高い | 安い | 安い |
通信速度 | 速い | 場所による | 遅い |
販売 | 店舗・Web | 店舗・Web | Web |
キャリアメール | ある | あり | ない |
支払い方法 | クレカ・銀行振り込み | クレカ・銀行振り込み | クレカ |
かけ放題プラン | ある | 専用アプリでかけ放題
(国内限定) |
ない |
これだけ安くなる楽天モバイルですが、通信速度の面でデメリットがあります。
- データが使い放題になるのは楽天エリアのみ
- 地下鉄や建物の中は通信が繋がりづらい
データが使い放題になるのは楽天エリアのみ
楽天モバイルは独自の回線を引いているため、まだ電波が行き届かない場所もあります。
楽天回線内ではないとデータ容量無制限は使えなくなるので、自分の家が楽天エリアかどうか楽天のホームページで確認するようにしましょう。
地下鉄や建物の中は通信が繋がりづらい
楽天回線エリア内でも地下鉄や建物内だと、通信が届かない可能性があります。
ビルの中などで仕事をする場合は、繋がらなくな可能性があるので、気をつけるようにしましょう。
もし電波が切れたら、月5GB まで使えるパートナー回線(au回線)に自動的に変わってしまいます。
通信が繋がりづらいというデメリットは、事前に動画ダウンロードなどを使用して対応していくことが大切になってきます。
初めて格安スマホに変えるときの注意点とは?まとめ
格安スマホは大手3キャリアと比べると月々5000円ぐらいの差がでてきます。
それだけ安くなるので、その分のデメリットもあります。「これがないと困る」と思ったものにはしっかりと対策をしていきましょう。
スマホ代の無駄を省いていくことで、今までよりもっと自由に、自分の意思でお金が使うことができるようになるので、気になった格安スマホに変えてみましょう!