自宅でインターネットを使いたいときに必要になるのが無線Wi-Fiルーターですが、あなたはおすすめのWi-Fiルーターを紹介してほしいと思ったことはないでしょうか?
現在Wi-Fiルーターは数多く販売されており、何が違うのか分からない方もいらっしゃると思います。
ここでは自分の生活環境に合ったおすすめのWi-Fiルーターを選ぶためのサポートをしていきます。
最後まで読んでいただき、あなたにおすすめのWi-Fiルーターを見つけてください。
(出典元:https://www.photo-ac.com/main/detail/1843429#goog_rewarded)
適正なWi-Fiルーターとは
(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3932597#goog_rewarded)
とりあえず高いWi-Fiルーターを買っておけば問題ないだろう、と思われた方もいるのではないでしょうか?
確かに価格の高いWi-Fiルーターであれば速度が遅いとか繋がらないなどといった事故を防ぎやすいです。
しかし、性能の良いものは1万以上するケースが多く、中には2万円以上するものもあります。果たしてそんなに高いWi-Fiルーターを購入する必要があるのでしょうか。
自宅に合ったもの・接続台数などを加味することが大切です。あなたの自宅に合ったWi-Fiルーターを選ぶことによって安く快適なインターネットライフを送ることができます。
Wi-Fiルーターの規格
Wi-Fiルーターには規格というものが存在します。規格とは、簡単にかいつまむと電波の種類のことであり、規格の中にもいくつかあります。
規格の主な種類は”11ax”、”11ac”、”11n”、”11a”、”11g”、”11b”の6つです。11axが最も高速通信ですが、普及はこれから進んでいく感じです。
規格によって5GHz帯と2.4FHz帯の周波数帯があります。2つの周波数帯を共有できるWi-Fiルーターもあります。
- 5GHz帯
- 2.4GHz帯
5GHz帯
5Ghz帯だと速度が向上するのと他の電化製品に干渉せずに安定したネット接続を行うことができます。
そのかわり壁などの障害物には弱いです。家で使う場合は設置場所にも注意が必要です。
2.4GHz帯
2.4GHz帯は電波が遠くまで飛びやすいため広い家で使う場合におすすめです。また、壁などの障害物に強いため敷居のある場所で真価を発揮するでしょう。
そのかわり他の家電製品の干渉を受けやすいです。代表例が電子レンジです。
ルーターと電子レンジの電波が干渉し合ってしまい、電波が切れたり遅くなったりしてしまいます。
おすすめのWi-Fiルーターの選び方
実際にWi-Fiルーターをどのように選べばいいのか見ていきましょう。自分がどのようにインターネットを使いたいかで細分化されていきます。
- ネットを接続する端末機器がどれくらいあるか
- 家は一軒家(戸建て)かマンション・アパート(集合)か
- ネットでどのようなことをするのか(していきたいのか)
ネットを接続する端末機器がどれくらいあるか
ネットを繋げると言うと多くの場合はパソコンとスマホがメインになると思います。パソコン・スマホの台数が家族で何台使うのか確認してください。
また、パソコンやスマホ以外でもゲーム機やタブレット、家電製品などWi-Fi機能がある製品を使う場合はその数も考慮してください。
台数が多ければ多いほど求められるWi-Fiルーターのスペックは上がります。
Wi-Fiルーターのパッケージに何台まで接続できるか記載があります。まずはそこを参考にしましょう。
家は一軒家(戸建て)かマンション・アパート(集合)か
自宅が戸建ての場合はほとんどのケースで2階建て以上でしょう。1階と2階を一つでまかなえるWi-Fiルーターがおすすめです。そうなると安すぎるWi-Fiルーターでは厳しい可能性があります。
高機能のWi-Fiルーターで自宅全体をカバーできればいいですが、万が一家の端まで届かない場合は、中継器を使うという方法もあります。
例えば1階にWi-Fiルーターを設置し、2階に中継器を設置することで自宅全体にネット回線を飛ばすことができます。
マンションの場合はフロアが1つのケースが多いので壁など障害物だけ気を付ければ大丈夫です。
ネットでどのようなことをするのか(していきたいのか)
これは大事です。パソコンやスマホで簡単にネットサーフィンをしたりメールをしたりするのであれば速度はそこまで必要ありません。
接続台数が多くても安いルーターで十分です。一方、動画を見たりオンラインゲームをしたり重たいアプリを使ったりする場合はネット速度がとても重要になります。
ネットをよく使う方はWi-Fiルーターも慎重に選びましょう。
Wi-Fiルーターのおすすめ機能
Wi-Fiルーターの機能や特徴を知っておくことで自分に合ったものを選ぶ指標になってくれます。ここではWi-Fiルーターに搭載されている機能を幾つかご紹介します。
この機能があった方がいいというのがあれば参考にしてください。
- ビームフォーミング
- バンドステアリング
- WPS
ビームフォーミング
数あるWi-Fiルーターの機能の中でも代表格なものがビームフォーミングです。
通常Wi-Fiの電波は360度に飛びますが、ビームフォーミングは通信機器のある方へ場所を絞って電波を飛ばす機能です。
集中的に電波を飛ばすため安定性が高まり遮蔽物や障害物があっても電波が届きやすくなります。
1点注意点があるのはWi-Fiルーターだけでなく通信機器にもビームフォーミング機能が搭載されている必要がある点です。
バンドステアリング
Wi-Fiルーターと通信機器の電波状況に応じて周波数帯を自動的に切り替えてくれる機能です。5GHzが混雑しているときには2.4GHzに切り替えてくれます。
適切なタイミングで切り替えをしてくれるため快適なネットライフを送ることができます。
この機能はWi-Fiルーターが2.4GHzしか使えない場合は搭載されていないので気を付けてください。
WPS
WPSとはWi-Fiルーターと通信機器をボタン1つで接続できる機能のことです。
本来Wi-Fiルーターはパスワードの設定や無線設定など操作が必要な部分も多いのですが、WPSがあればボタンを押すだけで無線の設定ができるようになります。
ただし、この機能もお互いにWPSに対応していないと使用できないので対応しているかどうか確認はしておきましょう。
Wi-Fiルーターのおすすめメーカー3選
Wi-Fiルーターはいろいろなメーカーが取り扱っています。どのメーカーを選べばいいのか分からない方におすすめのメーカーを3社ご紹介します。
実際に家電量販店に行くとこれからお伝えする3社のWi-Fiルーターはよく見かけると思います。
- BUFFALO(バッファロー)
- NEC(エヌイーシー)
- ELECOM(エレコム)
BUFFALO(バッファロー)
Wi-Fiルーター最大手と言ってもいいでしょう。どうしても決まらない場合はBUFFALOから選ぶのをおすすめします。
ビームフォーミングをはじめAOSS(WPS機能)など接続に優れた機能が多く搭載されている機種が多いです。
もともとパソコン周辺機器を開発しているメーカーというのもあり、Wi-Fiルーターにも特化しているため安心して利用できます。
NEC(エヌイーシー)
Wi-Fiモデル「Aterm(エーターム)」を扱っています。NECといえばパソコンを開発しているメーカーでもあるためネットワーク技術に力を入れています。
“ハイパワーシステム”という独自機能を持っており、電波範囲が大きく広がっているのが強みです。
また、一部の機種は壁に立てかけるフックが取り付けられており、置き場がない場所でも引っかけて使うことができます。利便性に優れたモデルといっていいでしょう。
ELECOM(エレコム)
ELECOMもネットワーク機器や周辺機器を取り扱うメーカーです。ビームフォーミング機能に加えELECOM専用機能である”e-Mesh”が搭載されています。
e-MeshとはWi-Fiルーターが親機と子機でわかれていてそれぞれ連動して広いエリアをカバーする機能のことです。
そのため戸建てにお住まいの方・広い家にお住まいの方向けのモデルといえるでしょう。
おすすめのWi-Fiルーター
ここまでWi-Fiルーターについて解説してきました。ここで実際にあなたにおすすめしたいWi-Fiルーターを幾つかご案内します。自分の環境に合ったものを選んでみてください。
- WSR-1500AX2S/NBK(BUFFALO):速度重視
- WRC-1167GS2-B(ELECOM):安くお手軽タイプ
- WG1900HP2(NEC):たくさん繋げたい方におすすめ
どれも家電量販店や通販で購入できるものです。具体的な商品紹介をしていきます。
WSR-1500AX2S/NBK(BUFFALO):速度重視
周波数帯 | 5GHz/2.4GHz |
---|---|
無線LAN速度(5GHz) | 1201Mbps |
無線LAN速度(2.4GHz) | 300Mbps |
無線LAN規格 | Wi-Fi6 |
接続環境 | 2階(戸建て)/3LDK(マンション) |
接続台数 | 12台 |
WRC-1167GS2-B(ELECOM):安くお手軽タイプ
周波数帯 | 5GHz/2.4GHz |
---|---|
無線LAN速度(5GHz) | 867Mbps |
無線LAN速度(2.4GHz) | 300Mbps |
無線LAN規格 | Wi-Fi5 |
接続環境 | 3階(戸建て)/4LDK(マンション) |
接続台数 | 16台 |
WG1900HP2(NEC):たくさん繋げたい方におすすめ
周波数帯 | 5GHz/2.4GHz |
---|---|
無線LAN速度(5GHz) | 1300Mbps |
無線LAN速度(2.4GHz) | 600Mbps |
無線LAN規格 | Wi-Fi5 |
接続環境 | 3階(戸建て)/4LDK(マンション) |
接続台数 | 18台 |
おすすめのWi-Fiルーター設置場所
(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3780810)
Wi-Fiルーターを選んだらいよいよ自宅で使用するために設置していきます。
前述で家が広い場合にWi-Fiルーターの設置場所に注意した方がいいことを記載しました。では実際どこに置いた方がいいか説明します。
- 家の中心地
- 電子レンジ・テレビなど家電製品から離れた場所
- ネットをよく使用する部屋
家の中心地
Wi-Fiルーターは360度にわたって電波を飛ばすため端っこだと電波が効率よく飛びません。できるだけ中心に置くことによってバランスよく電波を飛ばすことができます。
電子レンジ・テレビなど家電製品から離れた場所
先ほど説明した周波数の干渉を防ぐためにも家電製品からできるだけ離れた場所に置くのがおすすめです。
自宅のスペースの問題もあるため完璧じゃなくて大丈夫です。わざわざ電化製品の集まっている場所に置く必要はないということです。
ネットをよく使用する部屋
家の中でもネットを利用する場所が限られている場合におすすめです。ネットを一番使う場所に置いてしまうことでそこでストレスなく使えれば問題ない場合は試してみてください。
Wi-Fiルーターを置かない方がいい場所
上記ではWi-Fiルーターの設置場所のおすすめを紹介しましたが、反対に置くのに好ましくない場所もあります。大きく4点です。
- 家の端っこ
- 電化製品・水(水槽など)の近く
- 遮蔽物・障害物の多い場所
- 金属・鏡の近く
家の端っこ
中心地のところでも説明した通り、家の端っこだと電波が効率よく飛びません。端から端まで満遍なく電波を飛ばしたい場合は端ではなく中央に置きましょう。
家がそこまで広くなく、端に置いても問題ない場合は端っこで使っても大丈夫です。
電化製品・水(水槽など)の近く
電波の干渉を防止するためです。家電製品については説明しましたが、水も好ましくありません。
水は電波を吸収しやすいため水槽や花瓶の近くには置かない方がいいでしょう。
遮蔽物・障害物の多い場所
電波が遮蔽物に遮断され部屋まで届かなくなります。特に鉄筋コンクリートにお住まいの方は注意してください。
木造だとある程度遮蔽物があっても影響があまりないケースもあります。
金属・鏡の近く
金属と鏡はWi-Fiの電波を反射してしまいますので好ましくありません。
電波が弱まる原因になってしまうため鏡の近くなどに置くのは避けるのがベストです。全身写す鏡の近くなどは気を付けた方がいいですね。
まとめ:自分に合ったルーターこそがおすすめのルーターとなる
(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4326152?title=Wi-Fi%E3%80%80ルーター&searchId=226486148https://www.photo-ac.com/main/detail/4326152?title=Wi-Fi%E3%80%80ルーター&searchId=226486148)
今回Wi-Fiルーターを選ぶにあたってのポイントをお伝えしました。
毎日使うインターネットをより快適に使うためにもルーター選びは適当にせず、自分の使用状況に合ったものを選んでください。
幸いなことにWi-Fiルーターは多くの種類があるので選ぶのには困らないと思います。
自分が満足できるWi-Fiルーターこそがベストなルーターになりますので最高の1品を見つけましょう。