「CMで見かけてJ-REITが気になっている」「どんなものなのか知りたい。」「おすすめの銘柄はどれだろう?」
J-REITは最近人気が出てきており、よく耳にするようになりましたよね。しかし、上記のようにどんなものなのかよく知られていないのが現状です。
この記事では、J-REITについて初心者向けに詳しく解説していきます。
この記事を読むことでおすすめの銘柄が分かります。これから始めようとしている方は、ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/gMes5dNykus)
J-REITとは?
REITとは、投資家から集めた資金で不動産を運用し、得られた家賃収入や売却益を投資家に分配する金融商品です。
REITはもともとアメリカで生まれた仕組みです。そのため、日本国内のREITを指す場合はJ-REITと呼ばれています。
JREITは、不動産投資法人に所属しているプロの投資家が選んだ物件に分散投資ができるので、極力リスクが抑えられる不動産投資方法です。
不動産といっても投資対象は様々あります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで商品を選んでいきましょう。
JREITがおすすめな5つの理由を紹介!
J-REITが資産形成におすすめの理由は、次の表をご覧ください。
- 小額から投資可能
- 運用はプロにお任せ
- いつでも売却可能で、現金化しやすい
- 不動産取得税・修繕費がかからない
- インフレ対策になる
資産運用でJ-REITをすることで、分散投資ができたり、配当金が狙えたりするのでおすすめです。
また、実物の不動産を持つわけではないので、管理・運営のコストや多額の初期費用も掛かりません。「手間のかからない資産」として、とても魅力的です。
JREITにデメリットはあるのか?
もちろん、いいことばかりあるわけではありません。J-REITには次のようなデメリットがあります。
- 災害による影響が大きい
- 金利上昇により、利益が減る可能性がある
不動産投資信託は、地震や洪水土砂災害などによって建物が損壊すれば、家賃収入が減ってしまうでしょう。
最悪の場合、家賃収入が全くなくなってしまう可能性もゼロではありません。
また、J-REITは金融機関から資金を借り入れているため、金利の上昇によって負担が増えてしまい、利回りが下がる可能性があります。
J-REITの不動産投資対象は6種類ある!
J-REITには、たくさんの不動産投資対象があります。以下の表をご覧ください。
- オフィス
- 商業施設
- 住宅
- 物流施設
- ホテル
- ヘルスケア・介護施設
このように様々な不動産投資対象があるので、それぞれの特徴に応じたリスクがあります。
それぞれの投資対象に関する特徴やリスクについて簡単に解説していきます。
不動産投資対象:①オフィス
大型オフィスビルへの分散投資。都内を中心に企業のオフィスビルを対象に投資することができます。
しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、オフィスを持たない企業が増えています。
そのため、最近の利回りは低いです。今後も企業がオフィスを構えなくなってくると需要がなくなり、利回りが低くなる可能性があります。
また、利回りは景気に左右されやすいです。景気を予測しながら投資するスキルが必要になります。
不動産投資対象:②商業施設
ショッピングモールや大型複合商業施設などへ分散投資ができます。
しかし、新型コロナウイルスの影響によりネットショッピング利用者が増えてしまいました。
そのため、商業施設での売り上げが落ちてしまい、利回りにも影響が出ています。
店舗を作らずネットだけで運営している企業もあり、今後低迷していく可能性のある投資対象です。
不動産投資対象:③住宅
賃貸住宅(アパート・マンションなど)への分散投資ができます。
人が生活するうえで住宅は欠かせないものです。そのため、常に需要があり、景気に左右されにくいので安定しているのが魅力的です。
一方で、安全に運用できることが人気なので保有者が多く利益が分散されてしまい、他の種類と比較すると利回りが低くなってしまいます。
不動産投資対象:④物流施設
倉庫や運送施設などの物流施設に分散投資を行うことができます。
オンラインショップの流行により倉庫の需要が高まりつつあるので、利回りも高くなってきています。
生活するうえで、物流施設は必要です。これからも需要が拡大していくことが考えられるので、注目しておきたいです。
不動産投資対象:⑤ホテル
観光やビジネス・リゾートホテルなどに分散投資をすることができます。
ほとんどの人が旅行になるとつい奮発してしまうため、旅行シーズンに利益が伸びます。
一方で、景気や季節の変動によって影響を受けやすいのが特徴です。現在は、新型コロナウイルスの影響により収益が低下中です。
それに伴い利回りも低下しています。また、災害や風評被害などでも影響が出やすく不安定な所がデメリットです。
不動産投資対象:⑥ヘルスケア・介護施設
最後は、高齢者住宅や老人ホームなどヘルスケア・介護施設に分散投資することができます。
景気に左右されにくく、日本は少子高齢化のため今後の需要拡大に伴い利益が伸びてくると考えられます。
将来的なことを考えて投資を始めるのであれば、投資対象となりうるでしょう。
J-REITには複数の不動産投資対象を合わせた商品もある
J-REITには、それぞれの用途に特化した投資対象が存在していることが分かったと思います。
それぞれを単体で購入することが可能です。以下のようにそれぞれに特化した商品が販売されています。
- オフィスビル特化型
- 住居特化型
- 商業施設特化型
- 物流施設特化型
- ホテル特化型
また、J-REITには複数の不動産投資対象を組み合わせた商品も発売されています。
- 複合型リート(2つの用途の不動産に投資)
- 総合型リート(3つの用途または用途を限定しない)
このように、複数の組み合わせが異なるJ-REIT商品が数多く販売されています。そのため、どれを選んでよいのか分からないですよね。
そこで、次からは初心者が選びやすいようにおすすめの銘柄について解説していきます。
JREITのおすすめ銘柄3選
まずは、おすすめのJ-REITを3つ紹介していきます。おすすめの銘柄は次の通りです。
- eMAXIS Slim国内リートインデックス
- ニッセイJリートインデックスファンド
- たわらノーロード国内リート
紹介した投資先のどれかを選んでおけば、初心者からでも良いスタートを切ることができるでしょう。
しかし、投資には必ずリスクがつきものなので最後は自己責任でよろしくお願いします。
おすすめ銘柄:①eMAXIS Slim国内リートインデックス
国内REITに投資するのに最もおすすめなのが「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」です。
この銘柄の特徴は、買付手数料0円・信託報酬手数料0.187%以内の低コストで運用可能。
2021年のトータルリターンは2.94%です。安全に運用できる手堅い投資商品となっています。
こちらの銘柄の詳細を知りたい方は、下記ボタンより公式ホームページに飛べるようにしてあるので確認してみてください。
おすすめ銘柄:②ニッセイJリートインデックスファンド
次におすすめなのが「ニッセイJリートインデックスファンド」です。
こちらの銘柄の特徴は、買付手数料無料で購入ができることです。また、信託報酬手数料も0.275%以内の低コストで運用が可能なため、投資初心者の方でも低コストで運用できます。
組入銘柄は、オフィスビル・住宅などへ投資が中心になっています。それぞれの短所を補うことができる銘柄です。
過去5年間のトータルリターンは5.14%と高く、安定した分散投資が可能になるでしょう。詳細が知りたい方は下記ボタンから公式ホームページをご覧ください。
おすすめ銘柄:③たわらノーロード国内リート
最後におすすめなのが「たわらノーロード国内リート」です。買付手数料無料で投資ができます。
東京証券取引所のREIT指数に採用されている銘柄なので、安心して投資することができます。信託手数料は、0.28%と低コストで運用可能。
過去5年間の運用成績はトータルリターン6.34%で、安全に高利回りを狙える商品です。
こちらの銘柄について、詳細が知りたい方は下記ボタンから公式ホームページをご覧ください。
おすすめなJ-REITのまとめ
J-REITについて、解説しました。ここまでの内容をまとめていきます。
J-REITは日本の不動産を小額から始めることができる初心者にもやさしい不動産投資です。
様々な投資対象があり、それぞれ特徴が存在するため自分に合った投資先を選ぶことができます。複数の投資対象が合わさった投資商品もあります。
たくさんの銘柄があるので、初心者におすすめの投資商品は以下の3つです。
- eMAXIS Slim国内リートインデックス|国内REIT
- ニッセイJリートインデックスファンド|国内REIT
- たわらノーロード先進国リート|国際REIT
これらの商品を購入する場合は、証券会社に登録しておく必要があります。まだ登録が済んでいない方はこちらの証券口座がおすすめです。
楽天証券であれば、紹介したすべての商品を購入することが可能です。一度覗いてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。安全な資産形成ができることを願っています。