Wi-Fiルーターは何を買えば良いのかわからず、とにかくおすすめを教えてほしいと思っている人は多いのではないでしょうか。
Wi-Fiルーターには様々な種類や機能・メーカーがあり、マンションや戸建でも選ぶべきものが異なってきます。
当記事では誰にでもおすすめできるWi-Fiルーターを用途別に紹介したり、各メーカーの特徴をまとめています。この記事を読むことであなたに合ったWi-Fiルーターが見つかるでしょう。
5分程度で読むことができますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/CAX85x-DdBk)
Wi-Fiルーターの種類を確認しよう!
Wi-Fiルーターには大きく「固定回線」、「据え置きタイプ」、「モバイルタイプ」の3種類があります。
- 固定回線
- 据え置きタイプ(ホームルーター)
- モバイルタイプ
固定回線
自宅に引かれているインターネット回線(モデム)をLANケーブルでWi-Fiルーターに繋いで使用するタイプで、Wi-Fiルーターと言えば一般的にはこのタイプのことを言います。
固定回線を使用するWi-Fiルーターは速度が安定して速いのですが、光回線を使用するために工事費用がかかる場合があります。
工事に関しては無料キャンペーンなどを利用することもできるので、インターネット通信会社に確認をしてから検討しましょう。
据え置きタイプ(ホームルーター)
据え置きタイプのWi-Fiルーターはコンセントにルーターを挿すだけでインターネットが利用できるタイプのものです。
固定回線とは違い、工事に必要な手続きや費用がかからないことや、Wi-Fiやインターネットに詳しくなくても簡単に利用できることが最大のメリットになります。
しかし、固定回線のように安定した速度が出ないため、オンラインゲームや大勢で一斉にアクセスするのには適していません。
据え置きタイプは契約している自宅以外の場所では使用できないもの、自宅以外の場所でもコンセントがあれば使用できるものがあるので、契約内容をよく確認してから契約しましょう!
モバイルタイプ
モバイルタイプのWi-Fiルーターはバッテリーが内蔵されており、どこにでも持ち運べるタイプのルーターです。
インターネットを使用するための工事は必要なく、鞄にWi-Fiルーターを入れておけば自宅でも外出先でも手軽にインターネットにアクセスすることができます。
しかし、建物や地域、障害物などによって通信速度が安定しないのがモバイルWi-Fiルーターの最大のデメリットになります。
Wi-Fiルーターを選ぶ際の5つのポイント
Wi-Fiルーターを選ぶ際に、まずは固定回線を使用したWi-Fiルーターか、据え置きタイプかモバイルタイプかを決めましょう。
そして、以下の5つのポイントを参考にWi-Fiルーターを購入することで快適なインターネット生活を楽しむことができるでしょう。
- 使用環境
- 通信速度
- 接続可能な台数
- 価格
- 初期設定のしやすさ
使用環境
Wi-Fiルーターを選ぶ上で、一戸建てで家族で使用するのか、一人暮らしのマンションで個人で使用するのかでは必要とする性能が変わってきます。
一戸建てであれば壁や天井を通した広い範囲に電波が届く必要があり、それだけ高性能なWi-Fiルーターが必要になります。
通信速度
最新規格のWi-FiルーターはWi-Fi6で最大9.6Gbpsの通信速度でインターネットを利用することができます。
Wi-Fi5は最大6.9Gbps、Wi-Fi4は最大600Mbpsと規格の古いものを利用すると通信速度に影響が出るため、Wi-Fi6のモデルを購入することをおすすめします。
接続可能な台数
Wi-Fiルーターによって接続可能な台数に上限があります。一人暮らしでの使用でもスマホにパソコン、タブレット、プリンターなど複数台を接続することになります。
家族でWi-Fiルーターを使用する場合は最大接続台数を確認してから購入しましょう。実際の接続台数が最大接続台数よりも少ない方がWi-Fiルーターのパフォーマンスは上がります。
価格
Wi-Fiルーターは安いものであれば2,000円、高いものであれば40,000円のものがあってピンキリです。
価格の高いWi-Fiルーターの方が高性能なのですが、最大接続台数や電波の届く範囲が限定されていればWi-Fiルーターを安くすることができますよ!
初期設定のしやすさ
Wi-Fiルーターは購入後に初期設定をしなければなりません。なので、特に初心者の方は初期設定のしやすさも購入する上でのポイントになってきます。
ワンタッチ接続機能が付いているルーターはボタンひとつで簡単に接続ができるので、検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめのWi-Fiルーターのメーカーは?
Wi-Fiルーターを作っているメーカーは40社以上ありますので、メーカーである程度購入するWi-Fiルーターを絞り込むこともできます。
当記事でおすすめするWi-FiルーターのメーカーはBuffalo、NEC、TP-Linkの3社です。
- Buffalo
- NEC
- TP-Link
Buffaloは日本製でワンタッチで設定ができる「AOSS」を搭載した機種が多く、初心者の方が扱いやすいようになっています。
NECも日本製でデザイン性に優れており、混雑していない周波数に自動的に切り替える「ハンドステアリング機能」や、「Wi-Fi設定引っ越し機能」など独自の機能ついていて便利な仕様になっています。
TP-Linkは中国製でコストパフォーマンスの優れている機種が多く、業界シェアNo.1のメーカーです。特にこだわりがなければ価格がお手頃なTP-Linkをおすすめします。
おすすめのWi-Fiルーター【固定回線】
固定回線を使用したWi-Fiルーターでおすすめなものを用途別(一人暮らし、マンションで家族使用、戸建て)に紹介します。
一人暮らしにおすすめ
一人暮らしの方におすすめのWi-Fiルーターを2つ紹介します。両方ともコンパクトでコストパフォーマンスが良く、ワンルームや1LDKの間取りにおすすめです!
- Buffalo WSR-1166DHPL2
- NEC PA-WG2600HS2
Buffalo WSR-1166DHPL2
シンプルでコンパクトなWi-Fiルーターで、価格も4,000円強とコストパフォーマンスに優れています。
このモデルは複雑な機能がなくて初心者にも扱いやすいのが特徴です。HD動画の視聴やアプリ、オンラインゲームにも向いているおすすめの商品です。
NEC PA-WG2600HS2
コンパクトなサイズで場所をとらないデザインになっており、一人暮らし用のワンルームで使用するにはおすすめのモデルです。
タイマーで自動的に電源がオフになる機能やアプリを使って接続されている端末を簡単にチェックすることができ、安全性と省エネに優れているのが特徴です。
マンションで家族で使用するのにおすすめ
マンションにお住まいの方でWi-Fiルーターを探している方は、以下の2つの機種がおすすめです。両方とも1万円前後で購入でき、広範囲に電波が届く機種です。
- Buffalo WSR-2533DHP3
- TP-Link Archer AX-55
Buffalo WSR-2533DHP3
Buffalo WSR-2533DHP3には基本的な機能はすべて揃っており、マンションの複数の部屋に電波が行き届き、快適にインターネットが利用できます。
アンテナが内蔵されていてコンパクトなデザインになっており、約8,000円とリーズナブルな価格で購入することができます。
TP-Link Archer AX-55
価格が約10,000円で最大2,042Mbpsのスピードを広範囲に届けられる商品で、コストパフォーマンスに優れた商品です。
設置や設定がしやすく、オンラインゲームや動画視聴など、どのような用途でインターネットを使ったとしてもストレスなく利用することができるのでおすすめできます。
戸建におすすめ
戸建で天井を通して2階、3階へと広範囲に電波が届く機種を2つ紹介します。以下の2機種であればコスパ良く中継機を使って電波を端末に届けることができます。
- Buffalo WRM-D2133HS/W1SN
- TP-Link Deco 4
Buffalo WRM-D2133HS/W1SN
BuffaloのWRM-D2133HS/W1SNは中継機を用いて家の隅々にまでWi-Fi環境が整う機種になっています。
中継機の設定は独自のアプリで簡単にでき、速度は最速550Mbpsとストレスを感じることなくインターネットを利用することができます。
中継機を含めて値段が15,000円とコストパフォーマンスが良く、初心者が購入するのにおすすめの機種です。
TP-Link Deco 4
TP-LinkのDeco 4もコストパフォーマンスに優れた機種で、約12,000円で購入することができます。
最大速度は866Mbpsでアマゾンで購入すると3年間の保証もついてきます。しかし、Wi-Fi 6には非対応であり、最新の規格ではないことがデメリットとしてあげられます。
TP-Linkはアプリで接続できる端末や、インターネットを利用できる時間帯を管理することができるため、子供のいる家庭でインターネットを禁止したい時には活躍します。
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おすすめのWi-Fiルーター【据え置きタイプ】
据え置きタイプのWi-Fiルーターでおすすめなのは「モバレコAir」と「ドコモ home 5G」です。2社の特徴を見ていきましょう!
モバレコAir
モバレコAirは通信費を安く抑えたいと考えている方におすすめのWi-Fiルーターです。
初月〜2ヶ月目まで2,167円、3〜24ヶ月まで3,679円、25ヶ月以降は5,368円と値段は上がっていきますが、キャンペーンが非常に充実していて安く利用できます。
通信速度も最大2.1Gbpsと光回線並みですので、Wi-Fiルーターの設置場所を工夫すれば快適にインターネットを利用できます!
ドコモ home 5G
ドコモ home 5Gは通信速度が最大4.2GbpsでモバレコAirの2倍の速さがあることが特徴です。速度を重視している方におすすめできる据え置きWi-Fiルーターです。
自宅に設置をして4.2Gbpsがそのまま出ることはないかもしれませんが、光回線並みの通信速度を体験できるのがドコモ home 5Gです。
ドコモ home 5Gは月額4,950円で他社と比較しても若干値段が高いのがデメリットになりますが、数百円の違いで感じる通信速度の速さはメリットが大きいです。
おすすめのWi-Fiルーター【モバイルタイプ】
モバイルタイプのWi-Fiルーターで特におすすめなのは「GMOとくとくBB WiMax」と「Rakuten Wi-Fi Pocket」です。
GMOとくとくBB WiMax
GMOとくとくBB WiMaxがおすすめな理由としては対応エリアが広く、通信速度も速いことがあげられます。
モバイルWi-Fiは外出時に利用することから、持っていても繋がらなければ意味がありません。GMOとくとくBB WiMaxであればストレスなくどこでもWi-Fiが使えるでしょう。
他社のモバイルWi-Fiサービスよりも500円くらい高いのがデメリットですが、価格以上のメリットを感じることができます。
Rakuten Wi-Fi Pocket
楽天モバイルがやっている「Rakuten Wi-Fi Pocket」は価格が業界でも特に安いことから、費用を抑えたい方にとてもおすすめです。
インターネットの利用が1GB未満であれば無料、無制限に使っても3,278円ですので、業界一安いと言えるでしょう。いつ解約しても違約金はかからないので手軽に試せるのも嬉しいですよね!
しかし、Rakuten Wi-Fi Pocketは対応エリアを拡大中で、まだまだ繋がらない場所が多いのがデメリットです。
Wi-Fiルーターにあると便利な機能とは?
Wi-Fiルーターを購入する上であると便利な機能が3つあります。
- ビームフォーミング
- MU-MIMO
- ハンドステアリング
ビームフォーミング
ビームフォーミングはWi-Fiルーターが特定の端末に目掛けてピンポイントに電波を発するシステムです。
ビームフォーミングがあるとWi-Fiルーターから離れた場所や障害物が多少あったとしても通信速度が落ちないことが期待できます。
MU-MIMO
MU-MIMOはmultiple-input and multiple-outputの略で1つのWi-Fiルーターから複数の端末に同時にデータを送受信できる機能のことを言います。
MU-MIMOのないWi-Fiルーターでは端末1台ごとに順番を切り替えて通信を行うので、順番待ちが生じます。通信速度を落とさずに安定して通信を行うために欠かせない機能です。
ハンドステアリング
ハンドステアリングはWi-Fiルーターが自動的に混み合っていない周波数に切り替えて快適な通信をしてくれる機能です。
2.4Ghzと5Ghzの周波数帯で接続端末が少ない方に勝手に切り替えてくれるので、ユーザーは周波数を気にする必要がありません。
Wi-Fiルーターのおすすめ設置場所はどこ?
Wi-Fiルーターを購入した後は設置する場所を工夫することでより快適なインターネット環境を実現させることができます。おすすめの設置場所は以下の3ヶ所です。
- よく使う部屋
- 障害物の少ない場所
- 床から1〜2メートルの高さのある場所
よく使う部屋
Wi-Fiルーターの近くで端末を使えば使うほど、安定したインターネット通信になることは容易にイメージできるのではないでしょうか。
Wi-Fiルーターはトイレやキッチンなど、1日の中でも数回しか利用しない場所に設置するのではなく、リビングや寝室、書斎など普段からよく利用する部屋に設置しましょう!
障害物の少ない場所
Wi-Fiルーターから発せられる電波は壁や金属などの障害物の影響を受けます。なので、なるべく物が少ないリビングなどの部屋に置くのがおすすめです。
また、電子レンジなど電磁波を発する家電の近くにWi-Fiを設置すると通信に影響が出ます。キッチンやトイレが設置場所として不適切なのにはこういった理由もあります。
床から1〜2メートルの高さのある場所
床から1〜2メートルの高さのある場所にWi-Fiルーターを設置することができれば、障害物を避けて上から電波を発することができます。
Wi-Fiルーターを床に置くと床に反射して電波が弱くなる可能性があり、通信速度に影響がでます。
床から1〜2メートルの高さにWi-Fiルーターを置くことができれば2階にも電波が届きやすくなりますので、戸建にお住まいの方には特におすすめです。
【まとめ】自分に合ったWi-Fiルーターを選ぼう!
Wi-Fiルーターには固定回線を使用したもの、据え置きタイプ、モバイルタイプと3種類あり、Wi-Fiを使用する環境や用途によっても選ぶべき機種が変わってきます。
まずは予算を決めて、必要な通信速度や接続台数の確認をし、初心者であれば設定のしやすいものを購入すると良いでしょう。
たくさんあるWi-Fiルーターの中からあなたに理想的な機種に出会えることを願っています!