格安SIMという言葉をテレビや雑誌などでよく耳にするけど、実際格安SIMとはどのようなものか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「格安SIMが具体的にどのようなものか知りたい」「SIMをなぜ格安で提供できているのか教えてほしい」という方は、是非最後まで読んでください。
この記事では、格安SIMがどのようなものなのか、大手携帯キャリアとの違い、格安SIMのメリット・デメリットを解説しています。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3-%E6%90%BA%E5%B8%AF%E9%9B%BB%E8%A9%B1-1894723/)
格安SIMとはどんなものなの?
格安SIMとは、SIMカードが安く手に入るということではありません。
毎月の利用金額がNTTドコモ、ソフトバンク、auといった大手携帯キャリアの料金に比べて格安でサービスを提供しているSIMカードのことです。
格安SIMを提供している会社は、LINEモバイルやQTモバイルをはじめ数多く存在している為、自分の携帯電話の使用状況に合った、格安SIM提供会社を決めることができます。
なぜSIMを格安で提供できる?大手携帯キャリアとの違い
格安SIMを提供している会社は「MVNO」と呼ばれています。
「MVNO」は携帯電話サービスを提供するのに必要な設備を大手携帯キャリアからレンタルしています。
設備のレンタル料はかかってしまいますが設備をメンテナンスや増設よりも安価な為、安くサービスを提供できています。
また、大手携帯キャリアは全国各地にショップを展開していますが、「MVNO」はショップの数を少なくし家賃や人件費を削除することで格安料金を実現させているんです。
格安SIMと大手携帯キャリアの支払額を比べてみる
大手の携帯電話会社と比べると、格安SIMを提供している会社には、毎月の携帯代を大幅に節約できるプランが多数あります。
格安SIMを利用する事で毎月の支払い金額を大幅に節約することができ、通話を普段使用しない人であれば年間で数万円の節約になります。
しかし、格安SIMは毎月の支払い額に通話料金が含まれていないことがほとんどで、通常の通話料は大体30秒で22円と割高になってしまいます。
ですので、通話が多い方は無料通話アプリやかけ放題・通話定額プランを利用をおすすめします。
SIMカード提供キャリア | 携帯大手3社のSIMカード | 格安SIMカード |
月額 通話料金 | 1836円 | かけた分だけ課金 22円/30秒 |
月額 データ通信量+ インターネット接続料 |
5824円 | 2250円 |
月額 合計金額 | 7560円 | 2250円+通話料金 |
格安SIMはこんな人にオススメ!
格安SIMを利用したい場合、自分に合っているか見極める必要があります。以下に格安SIMがどのような方にオススメかまとめました。
- スマホの月々の支払いを安く済ませたい人
- 通話はあまり利用しない人、LINEなどで通話をしている人
- タブレットやスマホの2台目が欲しい人
スマホの月々の支払いを安く済ませたい人
NTTドコモ、ソフトバンク、auといった大手携帯キャリアを利用している方は月額料金の支払いが高すぎると感じている方も多いのでは無いでしょうか。
そういった方は、驚くほど月額料金の支払いが安くなるので、是非格安SIMを検討してみてください。
通話はあまり利用しない人、LINEなどで通話をしている人
もともとスマホは電話機ですが、連絡はLINEなどで済ませたり、そもそも電話をかけることが少ないといった方も多いです。
そういった場合は、通話料が大手携帯キャリアと比べ格安SIMは高くなってしまいますが、データ通信料は安くなるためおすすめです。
タブレットやスマホの2台目が欲しい人
格安SIMは、月額料金の支払いが安いため2台目のスマホ用、タブレット用としてもおすすめです。
2台目のスマホ用、タブレット用として格安SIMを使用する場合は、通話料金、データ容量を最低限にすることができ、月額料金の支払いを1000円台に抑えることも可能です。
格安SIMだと回線が繋がりにくいことはある?
インターネット回線や通話回線は、大手の携帯会社から設備を借りてサービスを提供している為、格安SIMの影響で回線が遅くなる事は無いので安心です。
しかし、格安SIMを提供している会社がどこの大手携帯キャリアから設備を借りているかにより、一部エリアで繋がりにくいということも考えられます。
ですので、格安SIMに乗り換える時にはどこのキャリアの回線を利用しているのかを調べてください。
今までと同じように利用したいという方は、現在のキャリアから設備を借りている会社をえらぶと良いでしょう。
格安SIMに乗り換えるメリットとは?
メリットを把握した上で、格安SIMを利用するかを判断しましょう。以下に格安SIMのメリットをまとめました。
- 大手携帯会社よりも月額の支払いが安い
- 電話番号を引き継げる
大手携帯会社よりも月額の支払いが安い
大手携帯会社のNTTドコモやソフトバンク、auと比べると大幅に月額の支払いが安くなるプランが多数あります。
ですので、月々の支払いを安く済ませたいという方にオススメです。
電話番号を引き継げる
SIMカードを変更しても現在使用している電話番号を引き継ぐことができます。
ですので、電話番号を知っていた人に変えた事を伝えなくても問題ありません。
格安SIMに乗り換えるデメリットとは?
格安SIMのメリットをお伝えしましたので次はデメリットをお伝えします。以下に格安SIMのデメリットをまとめました。
- 使用している端末の製品保証がなくなる
- 格安SIMを提供している会社は店舗が少ない
使用している端末の製品保証がなくなる
現在の携帯電話会社が提供している端末保証が残っていても格安SIMに乗り換えると端末保証がなくなってしまい、メーカー保証のみになってしまいますので注意してください。
格安SIMを提供している会社は店舗が少ない
大手携帯会社と比べると格安SIMを提供している会社は実店舗が少なく、電話やメールのサポートが中心です。
また、SIMカードの初期設定を自分で行う必要があり、少し手間がかかってしまいます。
SIMカードにも種類が!乗り換えにおすすめのSIMカードとは
SIMカードには「音声電話機能付きのSIMカード」と「データ通信専用のSIMカード」があります。
- 音声電話機能付きのSIMカード
- データ通信専用のSIMカード
音声電話機能付きのSIMカード
音声電話機能付きのSIMカードとは、携帯電話回線を利用して通話ができるSIMカードのことです。
また、音声電話機能付きのSIMカードはデータ通信の機能もついている為、モバイルデータ通信を使ってインターネットに接続もできます。
ですので、携帯電話回線を利用して通話する方に音声電話機能付きのSIMカードはおすすめです。
データ通信専用のSIMカード
データ通信用のSIMカードは、音声電話機能付きのSIMカードより月額使用料が安く、モバイルデータ通信を使ってインターネットに接続可能です。
しかし、音声電話機能がなく携帯電話回線を使って電話することができません。
ですので、通話の回数が少ない方やLINEなどで済ませる方にデータ通信専用のSIMカードはおすすめです。
格安SIMの注意点とは?通話料金が高くなることも
格安SIMは月額料金に通話料が含まれていないプランが多く、電話をかけすぎてしまうと大手携帯会社よりも月額の支払額が高くなってしまうことがあります。
通常の通話料は大体30秒で22円と割高で目安として約2時間/月に通話する方は、大手携帯電話会社とほとんど月額の支払いが変わりません。
なので、通話が多い方は無料通話アプリやかけ放題・通話定額プランを利用することおすすめします。
格安SIMとはどんなもの?大手携帯キャリアとの違い まとめ
格安SIMは携帯電話サービスを提供するのに必要な設備を大手携帯キャリアからレンタルし、メンテナンスコストを抑えている為、安くサービスを提供できています。
NTTドコモやソフトバンク、auといった大手携帯キャリアと比べ格安SIMを提供している会社は、月額使用料が比較的安価で今の携帯代は高すぎると感じている方は格安SIMを利用を検討してみてはいかがですか?
しかし、月に2時間以上通話するといった方は月の支払額が高くなってしまう可能性があるので、無料通話アプリやかけ放題・通話定額プランを利用することおすすめします。