「現在のスマホ(大手キャリア)から格安SIMへ乗り換えると月額料金安くなるって聞いた。でも、乗り換え手続きめんどそうだな」
そんな風に思っていませんか。知識がないとはじめの一歩が踏み出しにくいですよね。この記事はそんなあなたにむけて書いています。
記事の内容は「基本事項」から始まり「準備・手続き→手順→格安SIM会社の選び方」と乗り換え完了までイメージできるようになっています。
ぜひ、この記事を読んで「格安SIMへの乗り換え」を理解してはじめの一歩を踏み出してください。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97-%E9%9B%BB%E8%A9%B1-sim-3663597/
1格安SIMへ乗り換える前に知っておくべき基本事項
格安SIMへ乗り換える前に知っておくべきことは、2つあります。先ずは下記の表を見てください。
- 「SIM」とは登録情報などが入っている小さなカード。そのためSIMカードと呼ばれている。
- 「格安SIM」とは大手より安い料金で契約できる会社。「MVNO」とも言う。
「SIM」とは、登録情報などが入っているスマホの脳ような物です。スマホ内にあり小さく薄いカードのような形のため、SIMカードと呼ばれています。
SIMカードとは、携帯電話会社が加入者に発行するスマホの中の小さなカードで、電話番号や加入者の情報が記載されています。これがないと電話機として機能しません。
2つ目の「格安SIM」とは何かですが、大手携帯電話会社より安い料金で契約できるSIMのことを指します。格安SIMを提供している会社を「MVNO」と言います。
MVNOは大手携帯電話会社と連携してコストを抑えることで料金を格安にすることが可能となってます。MVNO(契約できる会社)は全国に多数あります。
2格安SIMへの乗り換え方法は2通り
格安SIMへの乗り換え方法は、2通りあります。先ずは下記の表を見てください。
- 現在使っているスマホをそのまま使う方法
- スマホ本体も乗り換える方法
1つ目は「現在使っているスマホをそのまま使う方法」となります。
データやアプリもそのまま使え、基本的に再設定などは必要ありません。ただSIMロックを解除する必要が出てくる可能性があります。
2つ目の方法は「スマホ本体も乗り換える方法」となり、格安SIM入りのスマホを購入・契約するケースです。
設定や手続きは格安SIM会社が行ってくれます。スマホの種類によっては、データ移行のためバックアップが必要な場合もあります。
3格安SIMの乗り換えに必要な準備・手続き
出典:https://pixabay.com/ja/photos/sim%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E9%9B%BB%E8%A9%B1-4475678/
格安SIMの乗り換えに必要な準備・手続きは3つとなります。先ずは下記の表を見てください。
- 現在の使用回線の「契約更新月」を確認する
- 本人確認書類と支払い方法の準備
- MNPの準備をする(現在の番号のまま乗り換える場合に必要)
1つ目は、現在の使用回線の「契約更新月」を確認することです。
大手携帯電話会社(キャリア)のスマホは2年間の定期契約となっていることが多いので違約金の発生に注しましょう。
2つ目は「本人確認書類(免許証など)」と「支払い方法(クレジットカード情報)」の準備です。
3つ目は「MNPの準備をする」です。「現在の電話番号を使い続けたい場合に必要な準備で、利用中のキャリアから「MNP予約番号」を取得します。
4格安SIMの乗り換え手順
格安SIMの乗り換え手順について書いていきます。先ずは下記の表を見てください。
最初に「①現在のスマホを使う」か「②新しく購入したスマホを使う」かを選択します。
- SIMロックの解除
- SIMカードを申し込む
- MNP切り替え手続き
- 各種設定をする
- 購入する機種の決定・申込をする
- MNP切換え手続きをする
- 各種設定をする
「①現在のスマホ」の場合は、「1、SIMロックの解除」をします。現在のキャリアに手続きを依頼しましょう。その後(解除後)に「2、SIMカードを申込」みます。
SIMカード到着後に「3、MNP切り替え手続き」を行います。次にSIMカードをスマホに挿入し「4、各種設定」をします。
「②新しいスマホ」の場合は「1、購入する機種の決定・申込」をし「2、MNP切換え手続きをし「3、各種設定」をします。
5格安SIM会社の選び方
格安SIMの会社を選ぶときのポイントを3つ伝えます。先ずは下記の表を見てください。
- 店舗有無の確認
- 使用している回線の確認
- 購入可能なスマホの種類が多いかの確認
ここから上記を細かく説明していきます。1つ目は「店舗有無の確認」です。店舗が無いケースが多いです。
店舗の無い場合は、オンラインでの手続きが基本となります。対面で相談したい人は実店舗有の会社を選びましょう。
2つ目は「使用している回線の確認」です。格安SIMの会社が現在契約のキャリアと違う場合はSIMロックの解除手続きが必要となります。
3つ目は「購入可能なスマホの種類が多いかの確認」です。そして、スマホの購入金額、自分の必要とする機能の有無を調べておきましょう。
6格安SIMに乗り換えるメリット
格安SIMに乗り換えることにはメリットが3つあります。先ずは下記の表を見てください。
- 料金が安い
- データプランが細かく設定されている
- 解約手数料の心配が少ない
ここからは上記を詳しく説明していきます。1つ目は、大手キャリアよりコストを抑えているので「料金が安い」ことです。
2つ目は「データプランが細かく設定」されていてことです。小容量1GB以下から大容量50GBのプランなど選択が可能です。
3つ目は「解約手数料の心配が少ない」ことです。大手キャリアは、契約期間に2年間の縛りがあることが多く多額の解約手数料の発生が起こりえます。
格安SIMは契約期間の縛りが短く、解約時に手数料が発生しないことがほとんどなので費用を抑えられます。
7格安SIMに乗り換えるときの注意点
格安SIMに乗り換えるときの注意点が3つあります。先ずは下記の表を見てください。
- スマホの端末が格安SIMに対応できないことがある
- 格安SIMはキャリアメール不可がほとんどである
- サポートが受けにくい(店舗がないことが多い)
1つ目は「スマホの端末が格安SIMに対応できない」ことがあります。
2つ目は「格安SIMはキャリアメール不可」がほとんどです。よってフリーメール(ヤフーメールやGmail)の使用が必要となってきます。
3つ目は「サポートが受けにくい」です。そもそも店舗が無いことが多くオンラインでの受付ですので、対面でのサービスは受けにくいです。
8格安SIM乗り換え時の費用【法律改正について】
格安SIM乗り換え時の費用が法律改正につき、以前より縛りが緩くなり、乗り換えやすくなったのでそのことを伝えます。(2021年1月現在)
2019年10月1日より法律改正によりスマホを乗り換える時にかかる総費用が安くなっています。
具体的には「2019年9月30日までの契約乗り換えにかかる総費用」が15,000円前後。「2019年10月以降の契約」だと7,000円前後となります。
倍近くかかる費用が変わるのでよく確認しておいてください。ちなみに総費用は「契約解除料+MNP転出手数料+契約事務手数料」となります。
9格安SIM乗り換え時のよくある失敗
格安SIM乗り換え時によくある失敗を書いていきます。それは「通信速度が遅くなりスマホが役に立たなくなった」です。
「これなら乗り換えないほうが良かった」と思うほとんどのケースはこれです。仕事に影響が出るようになるのは致命的な失敗です。
後悔しないために「自分が求める通信速度の最低基準」を「通信速度の計測結果まとめサイト」などで事前確認しておくと良いでしょう。
自分の最低基準を理解してから、契約を考えている格安SIMの会社に問い合わせると失敗しません。
まとめ
最後に、このサイトの内容をまとめ、格安SIMへの乗り換えをスムーズに行うための流れを書いておきます。
最初に「1基本事項」を確認してください。次に「2乗り換え方法は2通り」ですので自分がどちらかを選んでください。
「3~9」に「準備・手続き→手順→SIM会社の選び方」と進み、次にメリット、注意点、費用、よくある失敗について述べています。
この記事があなたの格安SIMへの乗り換えに少しでも役立てればとてもうれしいです。長文読んでいただきありがとうございました。