「仕事がうまくいかなくて毎日が辛い」「仕事を辞めたいけど具体的に何をすればいいのかわからない」と悩んでいませんか?
業務の量が多い、あるいは人間関係が円滑に進まないなど、仕事を辞めたいと感じてしまうタイミングもありますよね。
しかし、今の仕事を辞めるにしても準備しておきたいこと、整えておきたいことはいくつかあります。
本記事では仕事を辞める前にやっておきたいことをご紹介します。仕事を辞めたいけど、やっておくべきことに不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
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仕事を辞めたい!その理由はなんですか?
あなたはなぜ仕事を辞めたいと思ったのでしょうか?給与面や環境面など、辞めたい理由は人それぞれあるでしょう。
しかし、仕事を辞めたいと思った時、突発的に行動を起こす前に辞めたい理由を整理してみましょう。
なぜ辞めたいと思ったのか、問題となっていることを今の職場で解決することができないかをゆっくり考えることで、次すべきことが明確になります。
一度冷静に現状を書き出してみると、目に見える状態になるのでより頭の整理が進みますよ。
会社を辞めたい?それとも「仕事」を辞めたい?
仕事を辞めたいと思っている方は、今の会社や組織を離れたいのでしょうか。それとも、今関わっている業種から手を引きたいのでしょうか?
職場の環境に問題を感じている場合は、同じ業種で問題が解決しそうな職場を探す必要があります。
そもそも今の業種が嫌になって仕事を辞めたくなったのであれば、他の業種への転職が必要になります。
仕事を辞め、転職しても問題が解決しないなんてことを防ぐため、何を辞めたいのか明確にしておきましょう。
仕事を辞めたいと思ったら転職準備を!
仕事を辞めたい理由も明確になり、退職を決意したら、次の職場探しをスタートさせていきましょう。
仕事を辞めてから転職活動を始めてしまうと、次の職場が決まるまで無収入の期間が生まれてしまいます。
収入が無いと精神的な余裕も無くなり、焦ってあたらいい職場を決めた結果、転職活動に失敗してしまう可能性もあります。
余裕を持ったスケジューリングをしていくと、転職も成功しやすくなりますよ。
転職準備に欲しい期間は少なくとも3ヶ月
転職して今の職場で抱えている問題を解消し、退職して良かったといえるようにするためにも、転職準備には3ヶ月ほどかけましょう。
転職活動は、今いる職場で在勤しながら進めていても業務に支障をきたすことがなければ問題になることはありません。
厚生労働省が平成27年に行った調査では、転職活動を始めてから退職するまでの期間で最も多かったのは1ヶ月以上3ヶ月未満の人たちでした。
退職を会社に切り出すのは遅くとも1ヶ月前に
今の職場には退職の意思を遅くても退職予定日の1ヶ月前には伝えるようにしましょう。
法律上、退職の意思を伝えるのは退職予定日の2週間前でも問題ありません。しかし、業務の引き継ぎや有給消化など、退職前にしておくべきことは細々とあります。
特に退職交渉・調整を2週間でまとめきるのは、かなり難しいことです。
自分の希望するタイミングで退職できるよう、当日までの流れを出来るだけ具体的に決めておくといいですよ。
印象のいい仕事を辞めたい理由3選
仕事を辞める時は、直属の上司に伝えるのが一般的です。退職理由は以下の3つを意識して伝えることで、円満退職しやすくなります。
- 目標が出来た
- 身内の事情
- 結婚・出産などのライフイベント
1.目標が出来た
将来、自分が思い描いている理想像を実現するために退職するのであれば、悪い印象は与えません。
計画が具体的であればあるほど背中を押して応援してもらえるでしょう。
2.身内の事情
家族の介護やパートナーの事情による退職は、当人にはコントロールできない部分が多く理解されやすくなります。
将来の計画に比べ、詮索されにくい話題なので、スムーズな退職につながります。
3.結婚・出産などのライフイベント
大きなライフイベントが退職の理由になる場合も、円満退職につながるケースが多いです。
今いる組織が、結婚・出産といった大きな転機が訪れても働きやすい環境を整備している場合は、辞める理由も準備しておくといいですよ。
本音はダメ?避けたい仕事を辞めたい理由3選
仕事を辞めたい理由はタイミングは多少前後することはあるものの、確実に聞かれることになります。
その際、本音であっても避けたほうが良い退職理由を3つご紹介します。
- 給与への不満
- 人間関係
- 労働環境
1.給与への不満
たとえ給与に対して不満があったとしても、ストレートに退職理由として伝えるのは避けましょう。
給与に対する不満は、会社への文句になってしまい、円満退職が難しくなってしまいます。
2.人間関係
人間関係も上司に退職理由を聞かれた時、答えとして用意するのは避けたいものの1つです。
人間関係を理由に用意してしまうと、会社そのものを辞めたい場合、異動などの解決手段を示されてしまう可能性があります。
3.労働環境
長時間労働や、サービス残業もできれば退職理由としては伝えたくないことです。
転職活動の面接で、「前職の退職理由」は避けて通ることはできません。試験官にマイナスイメージを与えることがないよう、ポジティブな退職理由を考えておきましょう。
仕事を辞めるのにベストなタイミングは?
退職日のタイミングはどの時期であっても、法律上の問題はありません。
しかし、タイミングが悪いと会社に良い印象を与えなかったり、金銭的に損をしてしまうことがあります。
タイミングに気を使うのであれば、年末・年度末や閑散期がおすすめです。お互いに時間的余裕があり、引継ぎ業務が進めやすくなります。
また、ボーナス支給後に退職することで、金銭的な損を減らすことができますよ。
仕事を辞めることは悪いことじゃない!
なんとなく面白くないからや仕事をしたくないといった理由でなければ、仕事を辞めることは悪いことではありません。
心身に負担のかかる労働環境や、労働量に見合わない給料で悩みを抱えているのであれば、転職も1つの手段です。
特に、仕事が原因で心身に異常をきたしてしまっては、今後の人生にも大きな影響を与えてしまいます。少しでも異変を感じたら、迷うことなく転職を考えましょう。
まとめ:仕事を辞めたいと思った時こそ計画的に
仕事を辞めたいと思うことは、何か精神的にストレスのかかることをきっかけに誰にでも起こりうることです。
しかし、いざ仕事を辞めようと思っても、退職届を出せば終わりというわけではありません。
少なくとも次に向けての準備と引き継ぎ作業を行う必要があります。
特に転職活動は時間がかかることなので、2・3ヶ月先を見据えながら、細かいところまで日頃から準備を進めていきましょう。