毎日使っている日焼け止めを、しっかりクレンジングできていますか?落ちにくい日焼け止めは、せっけんだけでは落ちず肌に残ると肌トラブルを起こすことも。
しかし「どのような日焼け止めが落ちにくいのかわからない」「落ちにくい日焼け止めに効果的なクレンジングアイテムについて知らない」と思っていませんか?
今回は落ちにくい日焼け止めの条件を解説し、そんな日焼け止めを落としてくれるクレンジングアイテムを3つご紹介します。
この記事を最後まで読むと、普段のクレンジングアイテム選びが肌に優しいものに変わりますよ。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3490679)
「せっけんで落ちる」はウソ?落ちにくい日焼け止めの落とし方
落とすのが大変な日焼け止めを避けるために、パッケージに「せっけんで落ちる」と明記されているアイテムを選んでいる方もいるでしょう。
「せっけんで落ちる」と明記されている日焼け止めのほとんどはせっけんやボディーソープで落ちますが、中には落ちにくいものもあります。
以下に、落ちにくい日焼け止めの特徴を簡単にまとめました。あなたが現在使っている日焼け止めが当てはまるか見てみましょう。
- SPF値が高い
- ウォータープルーフで油分が多い
- 注意事項に「丁寧に/しっかりと洗う」と記載されている
SPF値が高い
SPF値が高いほど紫外線から肌を守りますが、その分どうしても落ちにくくなります。
SPF30まではSPF値が低く紫外線対策として弱いとされていますが、SPF50は強いので落ちにくいでしょう。
ウォータープルーフで油分が多い
ウォータープルーフの日焼け止めは、汗や水を弾くため油分が多いです。油分が多いとせっけんやボディーソープで落ちません。
洗浄力が高いクレンジングアイテムや油分の多いクレンジングオイルで落とすことが、1番簡単に落とす方法と言えます。
注意事項に「丁寧に/しっかりと洗う」と記載されている
「せっけんで落ちる」と明記されている日焼け止めでも、パッケージの裏面をよく見ると「丁寧に/しっかりと洗って落としてください」と注意書きがあることも。
「せっけんで落ちるから」と軽く洗顔したり体を洗ったりするだけでは、落としきれませんよ。
せっけんやボディーソープで落ちない場合や、洗った後も日焼け止めを塗った部分が白く落ちていないとわかる場合は、クレンジングアイテムを使用しましょう。
ただ、「丁寧に/しっかりと洗う」は時間をかけて洗うのではなく「力を入れずに優しく洗う」という意味です。時間をかけて洗うとクレンジング剤が、肌にダメージを与えてしまうので勘違いしないようにしましょう。
専用クレンジングアイテムは必要?
せっけんで落ちない日焼け止めをつけている場合、専用クレンジングアイテムを使うべきなのか気になりませんか?
アネッサなど「専用クレンジングアイテムでなければ落ちない」とメーカーが発表している日焼け止めは、専用アイテムで落とした方が肌に負担なくキレイに落とせます。
しかし、一般的な日焼け止めなら、メイククレンジングで落とせるでしょう。せっけんで落ちないタイプの日焼け止めでも、メイククレンジングで落とせますよ。
専用クレンジングアイテムは必須ではないとわかりましたが、洗浄力さえ高ければ良いのでしょうか?次の章では、洗浄力以外に必要な条件を解説します。
落とすだけじゃだめ!日焼け止めクレンジング必須4条件
落ちにくい日焼け止めをしっかり落とすクレンジングアイテムを選ぶなら、洗浄力が高いものを選びますよね。
しかし、洗浄力が高いだけでは肌に必要な油分や皮脂まで落ちてしまい、肌がボロボロになることも。
そこでクレンジングアイテム選びに必要な条件を4つご紹介します。次の章からのアイテム紹介で使用する表現なので簡単に見ておきましょう。
洗浄力 | 高い・普通・低い |
---|---|
保湿力 | 高い・普通・低い |
肌質 | 普通肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌 |
メイクの濃さ | 濃いめのメイク・ナチュラルメイク |
洗浄力が高いだけでなく保湿力が高いことで肌を守るアイテムが良いでしょう。また、あなたの肌質に合っていないと、使い続けることで肌への負担になります。
さらに普段のメイクの濃さに対応したアイテムを選ぶことで、メイク落としとしても使えるので出費が抑えられますよ!
クレンジングアイテムに必要な条件を踏まえて以下の表を見てみましょう。次の章でご紹介するアイテムのタイプ別特徴です。
タイプ | 洗浄力 | 保湿力 | 向いている肌質 | 対応するメイクの濃さ |
---|---|---|---|---|
オイル | 高い | 低い | 普通肌・脂性肌 | 濃いめのメイク |
ジェル | 低い | 低い | 脂性肌・混合肌 | ナチュラルメイク |
ミルク | 低い | 高い | 乾燥肌・敏感肌 | ナチュラルメイク |
今回は洗浄力と保湿力は3アイテムとも「高い」ものを探しました!ですので、現在使用しているメイククレンジングアイテムと同じタイプを選ぶか、向いている肌質を参考に選ぶと良いでしょう。
おすすめ日焼け止めクレンジング①オイル
オイルタイプでおすすめするのは「ソフティモ ラチェスカ オイルクレンジング 230ml」です。
落ちにくい日焼け止めを落とす、洗浄力が最も高いオイルタイプ。落ちにくいメイクやウォータープルーフマスカラをスルンと落としてくれるので、ウォータープルーフの日焼け止めを落とすには十分です。
洗浄力が高いと肌への負担が心配ですが、保湿効果のあるアーキチョークやペパーミントエキス配合。美容液成分もたっぷりなので、オイルクレンジング特有の洗いあがりつっぱり感もなくしっとりします。
マツエク対応や毛穴ケアもできる多機能アイテム。アルコールフリーで肌にも優しいアイテムです。
洗浄力 | 高い |
---|---|
保湿力 | 高い |
肌質 | 全肌質 |
メイクの濃さ | 濃いめのメイク |
おすすめ日焼け止めクレンジング②ジェル
ジェルタイプのおすすめアイテムは「ラメランス クレンジングジェル 160g」です。
ラメランスシリーズと言えば、肌の油分と水分のバランスを整え、肌本来の潤いを守ることで有名ですね。このジェルクレンジングも肌本来の潤いを守ってくれるので、洗いあがりしっとり。
一方で気になる洗浄力ですが、オイル高配合でウォータープルーフマスカラを負担なく落とせるので、落ちにくい日焼け止めを落とすこともかんたんでしょう。
W洗顔不要で、クッション性のあるジェルにより肌を包んで洗えるため、肌への負担を抑えられます。
洗浄力 | 高い |
---|---|
保湿力 | 高い |
肌質 | 全肌質 |
メイクの濃さ | 濃いめのメイク |
おすすめ日焼け止めクレンジング③ミルク
ミルクタイプのおすすめは「ママバター 無添加 クレンジングミルク 130g」です。
忙しい方のためにつくられたミルククレンジングで、クレンジングと洗顔を1つにしたアイテム。W洗顔不要なのに、しっかりメイクを落としてくれます。
オリーブオイルやシアバター、ホホバオイル配合で洗いあがりをしっとりなのに、洗浄力は抜群。
10種類のオーガニック認定原料配合で無添加なので、肌負担が少なく敏感肌の方に嬉しいアイテムです。オーガニックラベンダーの香りに癒されるので、お疲れの方に人気ですよ。
洗浄力 | 高い |
---|---|
保湿力 | 高い |
肌質 | 乾燥肌・敏感肌 |
メイクの濃さ | ナチュラルメイク |
日焼け止めは必ず落とさないといけない?
ここまで日焼け止めを落とすことを前提にアイテム紹介をしてきましたが、そもそもなぜ日焼け止めを落とさないといけないのでしょうか?
なぜなら、日焼け止めが肌に残ったまま何日も経過すると肌荒れや乾燥の原因となるからです。もちろん日焼け止めの落とし残しに気をつけている方もいるでしょう。
しかし、全身に塗った日焼け止めを、漏れなく落としているとは限りません。そのため、日焼け止めが肌に残ってしまうことがあります。
この章では、日焼け止めの落とし残しが肌に与える悪影響を解説します。以下に簡単にまとめたので、順番に見ていきましょう。
- 毛穴が詰まる
- 成分が肌に負担をかける
- 肌を乾燥させる
毛穴が詰まる
日焼け止めは塗ることで肌の上に膜をつくって紫外線対策ができますが、うまく落とせないと毛穴詰まりの原因になります。毛穴が詰まると角栓やニキビの原因にもなるでしょう。
成分が肌に負担をかける
日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線反射剤(散乱剤)のどちらかまたは両方が配合され、紫外線から肌を守ります。
しかしこれらの成分は、長時間放置すると肌の上で化学反応を起こしたり血中に取り込まれたりすることも。特に、敏感肌の方向けのアイテムでない場合は、肌荒れの原因になるでしょう。
肌を乾燥させる
日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤や紫外線反射剤、アルコールなどの成分により、肌は乾燥します。
日焼け止めを塗る前後に保湿するのはもちろん、日焼け止めの上から使えるスプレータイプの化粧水を使用し、乾燥対策を心がけることが大切です。
このように紫外線は長時間放置すると肌に悪影響を及ぼします。外出中日焼け止めを塗るときは帰宅後すぐに、室内で塗るときは日没後できるだけ早く落とすように心がけましょう。
また、落とし残しがないように日焼け止めを塗る範囲と順番を決めて、なぞるように落とすことで落とし残しをゼロに!
アクネクリニック新宿院 白木院長『ニキビ研究室』2021.09.07現在
https://www.nikibic.net/lab/cause/sunscreen
日焼け止めをしっかりクレンジングする方法
日焼け止めを落とさなければいけない理由と肌への悪影響がわかりましたね。この章では肌に残ると困る日焼け止めを、しっかり落とす方法を解説します。
方法自体は単純ですが、しっかり落とせていない方はコツがあるので確認してみましょう。以下の手順に沿って見ていきます。
- 乾いた手でクレンジング剤を取る
- 顔の日焼け止めを落とす
- 体の日焼け止めを落とす
1.乾いた手でクレンジング剤を取る
メイクをクレンジングするとき同様、乾いた手でクレンジング剤を取りましょう。「塗れた手でも使える」と表記があるアイテムは、塗れた手でも使用できますが乾いた手の方が良く落ちますよ。
2.顔の日焼け止めを落とす
顔は特にキレイな手でクレンジングすべきなので、先にクレンジングしましょう。上述したような洗浄力や保湿力に長けたクレンジングアイテムで日焼け止めを落とすのであれば、全くこすらずにメイクを落とせます。
クレンジング剤を肌に乗せ、乳化(クレンジング剤と水をあわせることで起きる反応)によりメイクを浮かせてから、ぬるま湯で洗い流しましょう。
クレンジング剤を長く肌に乗せないように手早く、しかし力を入れずに洗うことが大切です。
こすらずクレンジングする方法は、皮膚科医の先生が紹介しているこちらの動画を参考にするとわかりやすいです。
3.体の日焼け止めを落とす
顔のクレンジングが終わったらそのまま体のクレンジングをしましょう。「せっけんで落ちる」日焼け止めなら、せっけんやボディーソープで落としても構いません。
しかし、うまく落ちていない場合があるので、フェイス用クレンジングアイテムを使用してクレンジングするのも良いでしょう。
どのクレンジング剤を使用する場合でも顔同様、優しく撫でるように洗います。特にひじやひざなどの関節部分はシワの間に入り込んで落としにくいのでシワの間を意識して洗いましょう。
クレンジング方法を説明しましたが、コツはわかりましたか?コツを知っているだけで日焼け止めの落とし残しが減りますよ!以下にまとめましたので、チェックしてから次の章に進みましょう。
- 乾いた手で洗うこと
- 優しく撫でるように洗うこと
- 落ちにくい部分を知った上で洗うこと
その洗い方、肌を傷つける?クレンジング中のNG行動
前章でクレンジング方法を解説しましたが、優しく撫でるように洗うことが大切です。逆に、クレンジング中にやってはいけないNG行動は「ゴシゴシ力を入れて洗う」ことと言えます。
顔や体をクレンジングするときにとにかく優しく洗うのは、力を入れて洗うと肌が傷つき毛穴へのダメージになるためです。
毛穴へのダメージは毛穴の詰まりや肌荒れの原因となるので、日焼け止めが落ちているか心配でもゴシゴシ力を入れて洗うことは避けましょう。
代わりに、今回ご紹介した3アイテムからクレンジングアイテムを選び、しっかりと日焼け止めを落としてくださいね。洗浄力が高いのでゴシゴシこすらなくてもしっかりと落とすことができますよ。
まとめ:日焼け止めクレンジングアイテム一覧表
今回は日焼け止めをしっかり落とせるアイテムのご紹介と、クレンジング方法の解説をしました。
商品名 | タイプ | 容量 | 税込価格 | 特徴 |
ソフティモ ラチェスカ オイルクレンジング | オイル | 230ml | 880円 |
|
ラメランス クレンジングジェル | ジェル | 160g | 816円 |
|
ママバター 無添加 クレンジングミルク | ミルク | 130g | 1,390円 |
|
あなたの肌質に合うクレンジングアイテムは見つかりましたか?おすすめした3アイテムの中から選ぶことで、日焼け止めの落とし残しが減ります。
そして肌荒れのない健康な素肌を保つことができるようになりますよ。今すぐ気になるアイテムをゲットして、日焼け止めの落とし残しや肌荒れへの不安を解消しましょう!