仔犬を最近買うことになったけど、いつからどうやってしつければいいのか分からない。と悩む方もいらっしゃると思います。
また「しつけと言っても、どうやればいいのか具体的なイメージが沸かない」こう悩む方も少なくないと思います。
しつけのやり方が理解できていない時って、不安だし気持ち的にもスッキリしないですよね。
本記事では、あなたのそのような悩みを解消できるような「仔犬のしつけはいつからどうすればいいのか」具体的な方法やコツを紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
出典:https://pixabay.com/ja/photos/ラブラドル-・-レトリーバー犬-犬-1210559/
犬のしつけとは何か?
まず、犬のしつけとは何なのかというと「人と犬が幸せに暮らすため」に必要なものです。愛犬が周囲の人に迷惑をかけず、人と快適に暮らせるようになるために、生活上のルールを教えてあげるのが「しつけ」です。
しつけを行うか行わないかで、家族の生活スタイルが大きく変わってしまうこともあります。また、しつけをせずにただ可愛がるだけでは、人間も犬も不幸になってしまう場合があります。
子供と全く同じで、しっかりと愛情を持って接することが大事です。
仔犬のしつけ環境はいつから整えるべきなのか?
犬を飼うということは、その犬の面倒を一生みるということでもあります。
毎日の食事はもちろん、散歩や排泄の処理、しつけ、安全管理、病気の予防などすべてが命を預かる飼い主の責任です。
犬を元々飼っていた人、初めての仔犬をお家に迎える人など様々な飼い主さんがいると思いますが、しつけを気にする前に環境は整っているか一度確認してみましょう。
何か危ないものはないか、気を反らしてしまうものはないか。など赤ん坊を育てるのと同じだと思って身の回りに気を配りましょう。
仔犬のしつけはいつから始めるのがいいのか?
犬のしつけを始めるのに適した時期は、一般的に生後2〜3ヶ月とされており、家に迎えたらすぐに開始することが望ましいです。
この2〜3ヶ月の時期は犬の「社会化期」にあたるため、色んな物事やルールを飲み込みやすタイミングだと言われています。
生後2〜3ヶ月までの仔犬は脳が未発達な状態なので、しつけをしても何のことか理解することが出来ません。そのため、しつけを始めるなら生後2〜3ヶ月経ってからが最適です。
仔犬のしつけのコツ【トイレ編】
生後2〜3ヶ月後であれば覚えられるので、犬を迎えたら直ぐにトイレトレーニングを始めましょう。
仔犬のトイレしつけをする上でのコツ、ポイントをご紹介します。
- 失敗したら徹底的に消臭する
- 失敗しても怒らない
失敗したら徹底的に消臭をする
犬はトイレの場所を匂いで覚えるので、もし違う場所にしてしまったらしっかりと掃除して消臭することが大事です。
匂いが残っていると、そこがトイレだと覚えてしまいます。なので、逆にその習性を利用して排泄物を拭いたティッシュなどをトイレに置いておけば自然とそこがトイレだと認識するようになります。
失敗しても怒らない
犬がトイレを失敗したからと言って、叱るのは絶対NG行為です。
「違う場所にしたから怒られた」ではなく「排泄をしたから怒られた」と認識してしまうと、見つからない場所で排泄しようと考えるようになり、ますますしつけが困難になります。
トイレを失敗しても、ささっと掃除だけしてリアクションしないのがベストな行動です。
仔犬のしつけのコツ【散歩編】
散歩が始められるのは生後3〜4ヶ月からです。それより前は、室内で首輪やリードに慣れさせることから始めましょう。
仔犬の散歩のしつけをやる上でのポイント、コツをご紹介します。
- リード&ご褒美で覚えさせる
- 仔犬のうちは何でもチャレンジさせてあげる
リード&ご褒美で覚えさせる
まず大事なのは、犬にリードを引っ張らさせないことです。そうさせないために、犬が違う方向に行こうとしたらリードを引いて刺激を与え、引っ張りをやめさせます。
そして犬が飼い主のそばに来たらご褒美をあげます。そうすることによって「飼い主から離れるとリードが張って苦しい」「そばにいると褒められる」と繰り返すことで覚えてもらうのです。
仔犬のうちは何でもチャレンジさせてあげる
散歩のしつけを始めたばかりの仔犬のうちは、色んなものに興味津々なので、制限せずにチャレンジさせてあげることも必要です。
そうすることによって、初めて見るものや生き物と触れ合い、仔犬は社会性を得て、やがて成長していきます。
仔犬のしつけのコツ【吠え・噛み癖編】
飼い主が平和に過ごすためだけでなく、近隣住民とのトラブルを避けるためにも、無駄吠え、噛み癖は責任を持ってしつけるべきです。
仔犬の噛み癖、無駄吠えをしつける上でのポイント、コツをご紹介します。
- 要求吠えには反応しない
- 噛んでもいいおもちゃを与える
「要求吠え」には反応しない
無駄吠えの原因の多くは「抱いてほしい」「遊んでほしい」などの要求吠えです。
中途半端に「吠えちゃダメ」なんて言っても叱られたと分からずに「反応してくれた」と思い、ますます要求吠えするようになることもあります。
要求吠えには反応せずに、時には無視することもしつけの手段のひとつです。
噛んでもいいおもちゃを与える
生え変わりなどで歯が痒くて、物や人を噛んでしまうことがあります。
そんな時は、怒っても仕方ないので噛んでもいいおもちゃを与えて、おもちゃを噛んでいたら褒めてあげましょう。
そうすると「これを噛むと褒められるんだ」と覚えて、物や人ではなくおもちゃを噛んでいいものだと認識するようになります。
仔犬のしつけをいつから何をすべきか分からない場合
どうしてもしつけからがわからない、また仔犬を譲り受けて生後からどのくらい経ったか分からないなど思う方は「しつけ教室」に行くことをオススメします。
まず犬のしつけ教室とは「犬のための学校」でも「飼い主さんの学校」でもあります。
どんなことを教えてくれるのかというと、トイレトレーニングや散歩の仕方など基本的なことから、お座りやふせなどを覚えさせてくれる教室もあります。
飼い主の生活スタイルや犬に覚えさせたいしつけ内容など目的に合った教室もあるので、現在の犬の状態、また自分の状況によっては、足を運んでみてはいかがでしょうか?
犬のしつけはいつからすべきなのか?【まとめ】
今回の記事では、犬のしつけ方や、しつける上でのポイントやコツなどをお伝えしました。
内容をおさらいすると、犬をしつけるに当たって最適な期間は生後2〜3ヶ月後であり、その理由についてはそれ以前の状態だと、まだ脳が未発達な状態だからしつけても意味がないからです。
また犬を飼うということは、一つの命を預かり、それを育てるという意味でもあるので、しっかりとした覚悟と責任を持って育てることが飼い主として必要な心構えです。