子犬のしつけをいつから始めたらいいのか、悩んでいるのではないでしょうか?
「生後3カ月の子犬を迎えたけど、何からはじめればいいの?」といった疑問もありますよね。生後2~3カ月からしつけを始めることが最適です。
名前やトイレのしつけは迎え入れてからすぐにでもはじめられます。ハウスやトイレは迎え入れるときには用意しておいてくださいね。
この記事では、子犬のしつけのタイミング、ポイントなどについて紹介しています。立派な成犬にするためにはあなたの努力と愛情が不可欠です。最後まで読んで実践しましょう。
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子犬のしつけはいつから?
子犬のしつけは幼いときから始めるのが理想的とされています。生後3~16週齢(生後4カ月)までが「社会化期」であり、もっとも吸収されやすい時期と言われています。
しつけは成犬になってからでは覚えることが困難にもなりますので、生後2~3カ月の子犬を迎えたのであれば、しつけを開始する必要があります。
子犬のために優先してしてもらいたいこともあります。迎えてすぐにはじめたいしつけは次項で紹介しますね。
子犬のしつけはいつから?優先したいこと
何もわからないまま子犬を迎えると、何からしつけたらいいのか分かりませんよね?
しつけにも優先順位があります。子犬を迎えるとすぐに「お手」や、「待て」をしつけようとしがちです。
それよりも先に刺激に慣れさせてあげることを優先しましょう。「社会化期」にたくさんの経験をすることで、人の社会でも臆せず、立派に成長できます。
与えたい刺激は、「外の環境に慣れさせる」「体中を優しく撫でて、触れられることに慣れさせる」「掃除やドライヤーの音に慣れさせる」などです。
子犬のしつけ、自分の名前はいつから覚えさせる?
子犬を迎えたら、すぐにでも名前で呼んであげましょう。その名前が自分であることを認識してもらいましょう。
また、飼い主や飼い主の家族の名前を覚えてもらいましょう。誰が誰なのかわかるようになることで信頼関係が築かれていきます。
名前を呼ぶときは家族間で呼び方を統一することが大切です。人それぞれ違う呼び方をしてしまうと、覚えるのに時間がかかります。
名前を読んで近寄ってきたら褒めてあげましょう。自分の名前に好感を持ってもらうことで今後のしつけも覚えてもらいやすくなります。
子犬のしつけ、トイレトレーニングいつから?
トイレも早く覚えてもらいたいですよね。トイレトレーニングも迎え入れた日からはじめます。それまでにトイレを用意しておきましょう。
まずはトイレの場所までそっと連れて行きます。初めてのおしっこをトイレの場所でしてくれれば教えるのも楽になりますが、うまくいかないときもあります。
焦らずに、子犬のおしっこのタイミングを覚えて、タイミングに合わせてトイレに連れていくようにしましょう。自分のおしっこの匂いでまたそこでするようになっていきます。
また、トイレの場所で名前を呼んで褒めてあげることが大切です。叱りつけると我慢したり、隠れておしっこをするようになってしまいます。
子犬のしつけ、アイコンタクトはいつから?
名前を呼んで反応ができるようになったら、アイコンタクトを覚えてもらいましょう。
アイコンタクトができるようになるとどんなしつけも教えやすくなります。また、愛犬を危険な状況からも守ることができます。
アイコンタクトの教え方は、近くにいるときに名前を呼びます。目が合ったら褒めます。このとき、名前を連呼してはいけません。1回で目が合うように練習しましょう。
うまくいかにときは、おやつやフードを握った手に集中させた状態で、名前を呼びます。目が合ったら、褒めてご褒美におやつやフードをあげましょう。
子犬が環境に慣れたら、はじめたいしつけ3つ
子犬が環境に慣れるまで迎え入れた日から2~3週間です。このタイミングでしつけは次のステップへと移ります。アイコンタクトがしっかりできたかどうかも目安にしましょう。
- ボディコントロール
- 歯磨き・ブラッシング
- ハウストレーニング
ボディコントロール
体のお手入れや病院での診察のために、体に触れられることを慣れさせることが大切です。触られても平気なところから、徐々に慣れさせましょう。
短い言葉をかけながら触れることがポイントです。嫌がるときは無理にせず、いったん止めましょう。
歯磨き
歯磨きはとても大切です。虫歯や歯周病になると、食事が困難になり、命に関わります。
まずは、口を触られることに慣れさせます。1日1回のペースではじめ、徐々に回数を増やしていきましょう。
次は、口の中に指や歯ブラシを入れられることに慣れさせます。慣れてきたら歯を磨いてあげましょう。
ハウストレーニング
「ハウス」のしつけは、安全な場所を認識させるために必要です。興奮したり、怖いことがあっても、ハウスに入っていられることで冷静になることができます。
ハウスは常に出して置き、クレートの扉は常に開けておきます。クレートに慣れることで、入院するときなども抵抗なくハウスに入れるようになります。
クレートの中におやつやおもちゃを置いて、自分から入るようにしましょう。抱っこして連れて行くのはNGです。ハウスの中で長時間過ごせるようになることも大切です。
中に入ったら「ハウス」と声をかけます。ハウスの中に長く入れるようになるまで続けます。静かに扉を閉めて、様子をうかがいます。恐怖を与えないようにしましょう。
犬のしつけ、ポイントを紹介
犬のしつけには愛情をもって進めることがとても大切です。厳しくしてしまい、恐怖を与えると信頼関係も築けません。焦らず、優しく接し、できたら褒めてあげてましょう。
しつけをするときは1~3分が目安です。うまくいかないからといって、長時間続けるとストレスになります。
うまくいかないときに、怒鳴る、叩くなどは絶対にしてはいけません。このような行為は虐待になるかもしれず、しつけにとっても逆効果です。
もし、しつけでできないことがあっても無理して教えずに、個性として認めてあげてくださいね。別の方法での解決を目指しましょう。
子犬のしつけはいつから?大切なことは愛情!まとめ
この記事では、しつけをはじめるタイミング、優先して教えること、環境に慣れてから教えること、しつけのポイントについて紹介しました。
生後2~3カ月の子犬を迎えたのであれば、しつけをはじめましょう。優先したいことは「外の環境」や「触れる」などの刺激に慣れさせてあげることです。
名前やトイレも迎え入れた日から教えます。呼び方は家族で統一。名前に反応するようになったら、アイコンタクト。環境に慣れてからの内容は本文を参考にしましょう。
しつけは、愛情をもって進めることが大切です。できたら褒めてあげて、うまくいかなくても、怒鳴る、叩くは絶対にNGです。記事を確認しながらしつけをはじめましょう。