いま転職を考えているあなた!転職をすると決意したときは心が晴れ晴れするのに、面接を受けるときの「質問」を考えると不安になるこの気持ちは一体何なのでしょうか?
「面接で何を聞かれるんだろ?」「何から手をつければいいんだろう?」と面接の日が近くなるにつれ不安になりますよね?
この記事では、転職でよくある質問・面接官の質問意図を探った記事となっておりますので、参考にしながら、最後まで読みすすめていただきたいと思います。
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転職でよくある質問(自己紹介)
あなたの生い立ちや学生時代の部活動、職務経歴など、自己紹介は必ず聞かれる質問ですよね?
面接官は、あなたの第一印象やコミュニケーション能力、職務経歴から、会社側で強みになるものを自己紹介から見極めています。
面接官にとって、自己紹介は単純な理由だけではなく、深い質問意図もありますので考えていきましょう。
- あなたの人物像
- 職務経験
- 表情や語調
- 社員と団結できる人柄か
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、初対面のコミュニケーションで言語情報、聴覚情報、視覚情報の3つの情報を使っているといわれています。
聞く側(例:面接官)の人物の判断がつきにくい初対面の場合に、視覚での情報が優先とされるのが、「メラビアンの法則」です。
- 言語情報(話の内容)7%
- 聴覚情報(口調・言葉づかい)38%
- 視覚情報(表情)55%
以上の割合で相手に印象され、初対面での相手を判断する第一印象の時間は、「3~5秒で決まる」ともいわれています。
「3~5秒で決まる」ということは、あなたがドアを、「コンコンッ」とノックして目があった時には第一印象がすでに決まっているということです。
表情や見た目で半分以上決まってしまうのが現実ですが、口調、言葉遣いでプラスαとなりますのでハキハキと丁寧な言葉づかいを心がけましょう。
転職でよくある質問(志望動機)
志望動機も必ず面接で聞かれる質問ですが、質問の意図は一体なんでしょうか?
志望動機は、本人の入社したい意欲の高さを知り、入社後にどれくらい活躍できる人材かを判断しています。
事前にHPなどで企業調査をしておくことで、信頼性や関心の高さ、入社したい意欲が伝わります。
志望動機の質問例を以下にまとめましたので、参考にしてください。
- どうして当社に応募したのですか?
- 当社に対してどんな印象を持っていますか?
- ほかにはどんな会社を受けましたか?
- 当社の店(商品)を利用したことがありますか?
- この仕事を選んだ動機を聞かせてください
- 入社したらどんな仕事をしたいですか?
- 将来どんな役職に就きたいですか?
- この業界の今後についてどのようにお考えですか?
事前にHPなどで事前に企業調査をしておくことで、以上の質問にも回答しやすくなりますよね。
企業調査をしておけばイメージアップにも繋がり面接への自信もついてきます。
では、企業調査からみえてくる志望動機の回答ポイントを以下にご紹介します。
- 企業調査(ホームページなど)
- 求人の会社概要を細部まで読む
- 事業方針や仕事の内容を理解しているか
- 企業調査をしたうえでどこに志望動機に繋がったか
面接官は会社の事前調査などをしてきているかの姿勢もチェックしています。
転職でよくある質問(自己PR)
自己PRは、自身にどんな魅力があるか、即戦力になるかなどをマッチしているか伝え、アピールする大切な時間です。
これまで具体的に何を学んで、どんなスキルがあるのか、入社後は何を貢献したいか分かりやすくまとめましょう。
自己PRの作成に必要なことを5つ以下にまとめましたので参考にしてください。
- 自身のアピールポイントはなにか
- 経験した具体的なエピソード(根拠)
- 現在までの成果・結果
- 意気込み・自身のスキルを今後どう生かしていくか
- 自身の経歴や経験を整理する
以上を参考にして具体的な内容と根拠をしぼりこみながら、オリジナリティのある自己PRを作成していきましょう!
転職でよくある質問(退職理由)
退職の回数が多い人にとってはとてもツライ質問になりますよね。筆者も多数の転職を繰り返し、何度も退職理由の質問に悩まされてきました。
面接官は、多数の転職をした理由を質問をすることで、「また辞めてしまわないか」「長く職を続ける気はあるのか」を確認しています。
転職する際の、よくある退職理由を4つまとめましたので参考にしてください。
- 転職の理由は何ですか?
- 転職回数が多いですがなぜですか?
- 失業期間が長いですがその間なにをしていましたか?
- どうしてこの業界を選んだのですか?
円満退社なら話は別ですが、自分の退職理由をスラスラいえる人はなかなかいません。
なぜなら、「人間関係がうまくいかない」「上司のパワハラがキツイ」という実際にあった情報を面接で口にするのはタブーとされているからです。
これさえ調べておけばイメージアップになる!退職理由の回答ポイントを以下にご紹介します。
- 自分は○○に挑戦したかったが、現職では○○に挑戦することができなかったため転職をした
- 以前の会社方針で◯◯できなかったが、御社では◯◯できるとHPに記載されていたため転職した
- ◯◯をこの会社で成功させたいので転職をした
正直に話せないもどかしさはありますが、人間関係で辞めた場合でも、「人間関係をきっかけに(あなたが)学んだことをポジティブにとらえ転職をしようと思っています」などと答えてもいいでしょう。
また、「〜をこの会社で成功させたいので退職しました」という退職理由にすることで前向きの姿勢をアピールもできます。
転職でよくある質問(勤務条件)
勤務条件は、残業や休日出勤、転勤できるかなどに関する質問が多く聞かれます。
就職が決まったときに備え、重要なことはハッキリと(あれもこれもはNGですが)伝えましょう。
相手の意向の流れにそいながら、その都度質問を行うと良好なコミュニケーションを取ることができます。
- 給与の希望金額をお聞かせください
- 残業が月平均○時間ありますが大丈夫ですか?
- いつ頃の入社をお考えですか?
- 転勤の可能性がありますが、いかがでしょうか?
- 土地感があまりないようですが大丈夫ですか?
- いずれは別の職種で働いてもらうかもしれませんが大丈夫ですか?
- 車通勤は問題ないですか?
- 休日出勤の可能性もありますが、大丈夫ですか?
- もし内定したらどのくらいで入社できますか?
給与について面接官は待遇面で条件を合わせたいと考えていますので、応募者の自己評価や価値観も意図的にみており、希望金額も「自己評価が高い」「低すぎる」などの性格性も意識してみています。
残業ありの場合は、繁忙期や年末年始の残業や休日出勤があるか確認し、それでも入社する意欲があるか面接官は知りたいと考えています。
休日出勤に関しては、その時の状況にならないとわかりませんが、「柔軟に対応できる」とアピールするとよいですよ。
転職でよくある質問(逆質問)
面接の終盤で必ず聞かれる企業への逆質問はよくありますが、面接官から「何か質問はありますか?」といわれ、質問しないとマイナスイメージを持たれないかと思ってしまいますよね。
「この人は当社に興味を持っているのか」「実際に入社して働く気持ちはあるのか」など、面接官はあなたの働く意欲を見ています。
質問次第ではプラスの評価に繋がることも多くなりますので、事前に考えておく必要があります。
では逆質問されたときに、どのような質問をすればいいのか例をあげますね。
- 面接で聞けなかった業務内容や不明点などを聞く
- 配属先のメンバーのキャリアを教えてもらう
- 入社後すぐに前職で学んだスキルを発揮できる案件はあるか?
- 職場の雰囲気を教えてもらう
- 仕事をするうえで必要なスキルは何か?
面接が苦手な人は多いですが、事前に面接の準備をすれば必ず上達します。
事前に考えてきたことをまとめておくことで、面接時に慌てず落ち着いて回答することができますよ。
※どうしても質問がない場合は、「十分にご説明をいただきましたので、特に質問はありません。」と、ていねいな口調で面接官に伝えましょう。
では、「逆質問を受けた際のNG行為」を例に紹介していきますので参考にしてくださいね。
- 会社のHPにかかれている情報を聞く(確認していないことがわかる)
- 待遇や福利厚生、残業、休日の日数などの待遇面ばかり質問する
- 緊張のあまり説明を受けたことを再度質問してしまう
事前に企業調査をしておくことで会社の理念、概要から企業の目指す方向性もみえてきます。
HPで気になったことを中心に質問すれば、事前調査をしてきたことのアピールにも繋がります。
本気で入社を考えたうえでの確認事項のみを質問することを心がけましょう。
転職する際に面接で質問された時のNG回答
面接官はいままでのキャリア・経歴だけではなく人間性、表情まで細かく分析しています。
もしキャリアがあった場合でも人間性や誠実さ、協調性がなければ内定に繋がらない原因になりえます。
面接時の質問で絶対にやってはいけないこと5つ紹介していきます。
- ウソをつく
- 前職のグチ・悪口
- 前職は給料が安かった
- 人間関係や職場環境についてバラす
- ネガティブなワードはつかわない
- コミュニケーションがキャッチボールできていない
履歴書のウソ・学歴・転職も含み、面接時の「ウソ」はゼッタイにいってはいけません。
前職のグチや悪口、人間関係、職場環境などを面接官に話してもマイナスイメージに繋がるだけです。
転職理由が、「給料が安かったから」「◯◯と合わなかった」などのネガティブなワードもマイナスイメージに繋がるだけです。
自分の話しに夢中になり、一方通行の面接では「話にならない」と飽きられることも!面接官の進行に合わせ進めていきましょう。
転職時の面接で想定外の質問をされた時の対策法
想定外の質問「圧迫面接」をされたとき応募者側は、「なぜそんな質問をしてくるのか?意図がつかめない」状態になってしまい、聞かれた側は動揺しやすくなります。
想定外の質問をすることで、面接者に意図的にプレッシャーを与える場合や、故意的にストレスを与える質問をすることで、応募者の対応力(柔軟さ)やストレス耐性を見ていることもあります。
想定外の質問であっても、上記のような意図があって聞いている場合がほとんどですので、リラックスして答えていきましょう。
「想定外の質問をされたときの対策法」を以下にまとめましたので参考にしてください。
- しっかりとした事前準備をする
- 質問の意図を聞き返してみる
- 多少時間をとってもらい考える時間をもらう
何を知りたいのか意図が分からない場合は、思い切って質問の意図を聞いてみるのもひとつの手です。
「きちんとした回答をしたいので、ご質問の意図についてお教えていただけますでしょうか」と、質問の意図を聞き返すことは失礼ではありません。
逆に誠実に答える熱心さが伝わり、面接官に好印象をもたれることもあります!
想定外の質問をされた訳ですから即答できる人は少ないはずですので、多少の時間をとってもらい主張と根拠を意識した回答を心がけていくのがよいでしょう。
面接での質問の回答に困った時の例と対策法
面接時は回答に困る質問をしてくることがありますが、どのうな質問があるのか以下にまとめました。
- 他社から内定を受けたら当社と他社のどちらを選びますか?
- 最近で一番気になるニュースは何ですか?
- リストラされてしまった理由は何ですか?
- あなたにとっての生きがいは何ですか?
- ほかに何社ほど受けておられますか?
- 希望する職種と異なる場合はどうしますか?
答えに詰まってしまうような質問をされることもありますが、面接時は意図的に柔軟性を試しているケースがあります。
では、回答に困った質問をうけた時の対処法を以下に紹介していきますね。
- 謙虚に、素直に非を認める
- 質問の内容を噛み砕く
- 考える時間をもらう
- 自身の答えられる範囲で答える
面接での沈黙を避けるためにも、「申し訳ありません。勉強不足でお答えできません」など正直に面接官に伝えましょう。
面接官の意図がわからなければ、「もう一度お聞きしてもよろしいでしょうか?」と質問して考える時間を作りましょう。
無理にうまく話そうとせず、完璧な答えでなくても伝えたいことを正しく、分かりやすく話すことで相手に気持ちが伝わります。
よくある質問と面接官の質問意図のまとめ
この記事を通して、転職時の定番となる質問、面接官の質問意図などがわかったと思います。
会社のHPの企業調査(下調べ)を徹底すれば自分にも自信がつき、内定への第一歩となります。
再就職をする際は、企業調査を徹底したうえで面接官に姿勢や意欲が伝われば好印象を与えられるはずです。
この記事を参考に、ぜひ意識して実践してみてくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。