不労所得収入を得るために狭い土地で駐輪場経営を始めてみませんか?始める資金が少ないため、始めやすいです。
しかし、始めるも経営のやり方は分からなかったり、何をしたらいいか分からな過ぎて不安があったりと、スタートの時点で立ち止まってやろうかどうか戸惑ってしまいますよね。
過度な心配は持たなくて問題ありません。大丈夫です。ここでは、駐輪場経営や運用方法、駐輪場開業までの手順、不安解消法を紹介します。読了することで始めやすくなることは少なからずありますよ。
失敗・リスク・作業の少ない方法で収入を得て、人生の幸福度が上がるし、経済や時間の自由度も広がる第一歩を踏み出しましょう。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22013499?title=%E9%A7%90%E8%BC%AA%E5%A0%B4%EF%BC%91&searchId=3574455641
駐輪場の経営方法とそれぞれの収入面の特徴
駐輪場経営には大きく分けて2つの方法があります。自身で経営する「自己経営方式」、もう一つは、「業務委託経営方式」、別名一括借り上げ方式があります。
- 自己経営方式
- 業務委託経営方式(一括借り上げ方式)
自己経営方式
自己経営は名の通り自分で駐輪場の経営を行う方式です。設備等は自分自身で手配し、管理・運営は業者に委託するのが一般的になります。
自己管理のため、利用が増えれば増えるほど収益は青天井に伸びます。しかし、自己責任のため常に不安定になったりするのでハイリスク・ハイリターンな経営ですよ。
業務委託経営方式(一括借り上げ方式)
業務委託経営方式は、設備建築、運営、管理など駐輪場経営に関わる要素全てを管理業者に委託します。
管理会社から毎月固定の賃料が支払われるため、安定収入の利点があります。しかし、利用数が増えても収益が上がらないのが不利なところです。でも、駐輪場の数を増やすことで収入面がある程度は解消されます。
駐輪場の運用方法とそれぞれの収入面の特徴
駐輪場では3つの運用方法が存在します。運用形態は収益性にも影響し、利用者の利用時間帯にも左右されます。業務委託経営方式の場合、業者によっては対応していない運用形態があるので選ぶときは注意しましょう。
- 時間課金タイプ
- 月極タイプ
- 1日課金タイプ
時間課金タイプ
駐輪場の利用時間に応じた課金する運用形態です。好きな時間帯で利用できるところから、収益が伸ばしやすい利点があります。
しかし、周囲の駐輪場の兼ね合いや競合の激しさの影響で収益の安定性に欠けるデメリットがあります。ライバルが少ない場所・穴場で行うのがおすすめですよ。
1日課金タイプ
1日単位の利用料をもらい、自由に利用できる駐輪場として運用する形態です。
時間課金に比べ客単価はアップするものの、周囲の駐輪場の競合の影響や料金設定をダイレクトに受けることになる運用形態です。
料金設定を誤ると利用者が減ったり、利益率の低減する危険性があるので、慎重に見積もっていきましょう。
月極タイプ
あらかじめ利用者と個別に契約を結ぶタイプの運用形態です。1ヶ月分の利用料をもらうことで、収益性は安定しやすいというメリットがあります。
しかし、月極契約の顧客を増やす営業努力が必要です。また別途、営業による広告費が掛かってしまうので要注意です。
駐輪場経営の準備8ステップ ~収入が入るまで~
駐輪場経営開始まで大まかに8つの手順を踏んでから始めます。手順の内容によっては、自分で行わず他者に任せる方法もありますよ。ここで、大まかに方法を覚えて円滑なスタートを切れるようにして行きましょう。
土地の確保
自身で持っている土地の活用、若しくは土地そのものの購入、所有者の許可を得て土地を借りるといった方法があります。
土地さえ確保し、管理会社と契約できれば、利益は少なくとも得られるので安心です。
土地の選定で収益や利用に直結するので、交通量や周辺の移動人口などを調査をしてからが望ましいでしょう。
運用形態を検討する
まずは、月極なのかコインパーキングにするかを検討しましょう。月極の場合、主な相談先は基本的に地元の不動産会社になります。一方、コインパーキング方式の場合はコインパーキングの専門業者に相談しましょう。
持っている土地の立地、どれくらいの収益を必要としているのか、初期費用がどれくらい出せるのかで決まってきます。なので、適切な方法を見出し、土地を有効活用しましょう。
専門業者(管理業者)を選定する
専門業者のサポート内容、信頼性、運用してくれる形態、業者の実績、経営・運用方法、月ごとに受け取る賃料を元に選定します。
自分に適した委託業者を選べるかで、収益性や利用数が左右されます。サービスの相性に伴い慎重に選んでいきましょう。
最終的に1つに決定した業者を選択して、お問合せ・相談に移っていきます。
専門業者に相談する
専門業者に相談する前に金融に強いファイナンシャルプランナー、税理士に相談した上でこのステップに入っていきましょう。
最近だと無料で相談してくれる専門業者が多いです。しかし、相談側がきちんとした情報や方向性を持たずに相談すると、相手にとってのメリットが強い活用法を進められてしまう可能性が高いのが現状です。
まずは、土地活用の方向性を定めるために土台となる資金面から計画していきましょう。そのあとは、プランの要望を優先順位を考えつつ練っていきます。
その後、専門業者に土地の活用について相談した後、要望を伝えプランを作成・提案してもらいましょう。
専門業者と契約する
適切で将来性のあるプランが決まったらついに契約です。契約上に掲載されている内容が提案したプランで間違いないかを確認ましょう。
現地整備する(駐輪場整備/機械導入)
現地を整備するだけで済むのに対して、コインパーキングにする場合は機械の導入が求められます。
特に機械式コインパーキングの場合、設備費用は掛かるものの自転車の整理や料金の精算作業を効率化するので便利ですよ。
利用者を募る
料金表看板、広告による宣伝を利用し利用者を募ります。契約内容上、委託できるのであれば業者に任せてみましょう。
利用者と契約若しくは駐車による利用で開始
月極の場合は事前契約から利用、コインパーキングの場合駐車した後に利用に応じた課金で駐輪場の利用が開始します。
駐輪場経営をした経験談2つ
駐輪場経営をした人による体験談2つです。この見出しから、実際に駐輪場を始めたときのイメージでき、計画も立てやすくなります。
体験談1
もともと駅前で有人の駐輪場を経営していましたが、毎日早朝に開けたり雨の日も風の日も年中無休。若い頃はそれでも何とかなりましたが老後のことを考えると続けるのは困難な状況でした。そこで専門業者と相談して自転車ラックを設置した無人駐輪場に変更。自分の時間ができて一定の収益が確保できるようになったので生活がラクになりました。
出典:https://www.parkngrvnmgnt.com/extra_edition/cycle_parking.html
駐車場にできない土地でも駐輪場で収益化可能にした結果となります。確かに駐車場の経営も駐輪場と似て始めやすいですね。
しかし、自動車専用の場合1台当たりのスペースと収益、土地の広さの問題で始められないケースがあります。
そこで、駐輪場事業に切り替えたことで、1台当たりの収納スペース、収益が上がり利益を出しやすくなりました。また、無人化になったことでオーナー様の手間が減ったので効率化できていますね。
体験談2
駅前に更地を所有していましたが雑草が伸び放題で荒れ果てた状態でした。そこで整地・舗装後に駐輪場にしたのですが防犯効果もあり、何より駅前の駐輪場不足を解消できて地域に貢献できたのがうれしいです。
出典:https://www.parkngrvnmgnt.com/extra_edition/cycle_parking.html
荒れた土地を駐輪場化して地域の環境に貢献した結果です。駅前の外観が良くなり、駐輪場化したことによって収益の獲得、違法駐輪が減って治安も改善できたようです。
ただし、競合によっては利用されない可能性があるので注意が必要です。
トラブル?駐輪場経営あるある4選
駐輪場経営でよくあるトラブル4つです。経営形態によって、内容の重大さで手間や損失額も大きく変わってきます。
駐輪場経営の料金トラブル
最も多いとされている料金のトラブルです。月極の場合は、支払いの期限まで払わず駐輪料金の滞納が考えられます。
コインパーキングの場合、料金看板の表示が分かりにくく、想定していた料金と違うことがあります。
特に、月極は一人でも契約者が減ると収入が大きく激減するのでリスクが大きいでしょう。
それぞれの解決としては、運営管理業務を委託することで解決します。トラブル対応の場合は委託契約をした業者が対応するので、頭を悩ますことがありません。
不正駐輪によるトラブル
月極・コインパーキングに共通する無人経営ではトラブルがしやすいです。このトラブルは、管理者どころか、利用者にも迷惑をかけ経営に悪影響を及ぼします。
特に長時間駐輪している放置自転車は要注意です。経営に影響が出る前の段階で早急に対応しましょう。
解決としては、定期巡回と防犯カメラの設置、警告文を掲載した看板の導入をお勧めします。または、専門業者や警察に相談する方法もあります。
事故によるトラブル
駐輪場のような狭い空間で自転車や人が出入りする環境では事故はよくあります。
設備のない駐輪場に多く、事故が起きてしまうと、機器や設備の破損、故障となれば意図的・意図的ではないにしろ運営に支障をきたす可能性があります。
最悪、事故の原因によってはオーナー様が責任を問われることもあります。
よって、事故トラブルは費用発生したり、その後のやりとりに非常に労力を使うので、事前にしっかりと対策をしておきましょう。
ごみによるトラブル
駐輪場でよくあるトラブルの一つです。周辺に自動販売機などを設置している現場も多いので、ごみの発生がしやすいです。
ゴミが放置されていれば、物理的に稼働・入庫できなかったり、匂いや外観的な問題から利用者に避けられてしまうことが間違いなく起こります。
最悪、匂いが酷いと近所迷惑としてクレームや治安悪化も起きる可能性が高くなります。
解決としては、業者に委託か看板の設置、定期的に巡回・清掃するのがベストです。
駐輪場経営・収入でよくある不安1つと解消法
経営・運用全般は専門業者に委託することでほとんどの問題を解決することができます。特にハイリスク・ハイリターンの自主経営は心身的不安がたくさんあるのは間違いありません。
利用数によっては収益が青天井に伸びたり、経営の自由度は高い反面、経営・管理が自分で行う必要があります。更に、トラブル発生した時の負担がとても大きいのでとても大変です。
始める前提として、独学または管理会社で業務経験を積んで経営・業務ノウハウを得てからが得策ですよ。
駐輪場経営のメリット3つ
駐輪場経営・運営するメリットは大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 初期費用がほぼ掛からないし、リスクが少ない
- メンテナンスが基本的に必要ないので、手間がかからない
- 競合の規模が大きくない限り収益に影響を受け無い
魅力的なのは、ランニングコスト(初期費用)の低さ。事業が回復する見込みがない場合、土地を売却や他の活用方法に利用したりとリスク対策が非常に楽です。
また、マンション経営や不動産投資といった運用よりランニングコストが極力抑えられるので手軽に始められます。
初期にかかる設備工事の費用は掛かりますが、それ以外のメンテナンス費用と手間がかからないので精神的に安定するでしょう。
駐輪場経営のデメリット3つ
逆に駐輪場経営・運営するデメリットは大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 駐車場の収益は同業ライバルによって大きく左右される
- 周辺の駐輪場調査が必要
- 周辺の治安によっては、利用者の考えも考慮して防犯カメラ等の設備を検討する
月極、コインパーキングの放置駐輪で料金を滞納する人がいて収益に影響が出るのもまたデメリットと言えるでしょう。
特に問題なのが計画面です。計画なしで始めてしまうと、同業の競争に負けてしまい、駐輪場に空きが出て失敗する可能性が高くなります。
計画倒れにならないためには、周辺のライバルの調査収集、差別化対策が必須です。そうすれば、ある程度は経営が安定するでしょう。
駐輪場収入に置ける注意点3つ
駐輪場事業を始める前に押さえておきたい注意点3つです。これから挙げる注意を怠ると、想定していた収入を大きく下回る可能性が高くなります。
税金
駐輪場収益や土地の所有で発生する固定資産税以外にも都市計画税、償却資産税、消費税、所得税、個人事業税等がかかってくることが考えられます。
確定申告した際にうっかりして、申告漏れによる脱税が無いようにしましょう。
詳しい税金に関してはこちらのサイトを参考程度にご覧ください。
利回りはそこまで高くない
駐輪場の利用料は、賃貸マンション・アパートの家賃や、駐車場の利用料と比べても極めて低額です。
確かに自転車なら狭い土地でも多くの台数を置くことができます。しかし、収益性はそれほど高まりません。
駐輪場経営に乗り出そうと考えているオーナー様は、「遊休地を放置するよりは良い」といった気持ちで臨む必要があります。
節税効果は弱い
駐輪場経営の場合、固定資産税の軽減措置を受けることができません。住宅用地の固定資産税は、更地の6分の1にまで減額されます。
ただし、駐輪場は住宅用地とみなされず、固定資産税の軽減はありません。ご注意ください。
収入UP!!稼げる経営をスタートさせるには・・・
結論でいうと、土地、差別化、運用形態で収益性が決まってきます。特に土地の選定で駐輪場事業の土台と言えるでしょう。
- 近隣の駐輪場の数はどれくらいか
- 近隣の駐輪場は自分が所有する土地との距離
- 近隣の駐輪場の運用形態
- 周辺地域の治安
- 交通量の状況
根本的な方向性として、始めようとしている土地が「駐輪場の経営・運用・利用に向いているか」を正しく判断することが出来れば期待以上にスタートアップを望めますよ。
そこから、専門業者が持っている経営・運用のノウハウさえ持って実行し収益にたどり着けば最適です。
リスク許容のために専門業者に委託するのも少なからずですが、稼ぎやすいと言えますね。
最後に ~収入を確実にしたい方へ~
安定収入は土台となる計画と自動化する仕組み作りで利益に直結します。
駐輪場経営も同じで、準備として適切な土地と近隣のライバルの情報、料金相場を取得して差別化できる戦略をすれば成功率があがるでしょう。
運用できない、経営を楽したい、そんな場合は業者に全部委託にした方が適切です。その反面、収益は一定ですがリスクが減るので、駐輪場に関する悩みはなくなります。
手軽でリスクがほとんどない安定収入源の一つ「駐輪場経営」を事業起こししてみてはどうでしょうか?やってみてあまり損はありませんよ。