「Wi-Fiルーター色々ありすぎて何がおすすめなのかわからない」
今は世の中の影響もあり、家で過ごすことのほうが多い方はスマホやパソコンを触る時間が多くなると思います。そうしたらやっぱり気になってしまうのが通信環境ですよね。
今回は自分の条件に合ったWi-Fiルーターの選び方、比較の仕方をご紹介します。ぜひ、購入するときの参考にしてみてくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1843427?title=wifi%20%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=3907040033)
自分に合ったWi-Fiルーターを選ぶ目安とは
Wi-Fiルーターを購入するとき、何から見たらいいのか悩んでしまいますよね。そこで、Wi-Fiルーターを選ぶ際に一番最初に見てもらいたいところがあります。
それは、家の間取りと利用人数です。部屋数や階数、利用人数が多すぎるとWi-Fiルーターの電波が届きにくくなってしまいます。なので使用場所や利用人数を考慮したうえで適切なモデルを選ぶことが重要です。
製品によってはパッケージに「推奨環境」として、使用人数・間取りを表記しているので参考にしてみてください。自宅の間取りや利用人数よりも少し余裕のある製品を選ぶと設置場所などに困らないと思います。
Wi-Fiルーターおすすめの選び方
家の間取りや利用人数をチェックしたら次のステップへ進みましょう!さらに詳しく自分に合ったWi-Fiルーターを選べるように注意する点や選び方のチェックポイントをご紹介します。
- 周波数帯をチェックする
- 通信規格をチェックする
- 同時接続数をチェックする
周波数帯をチェックする
Wi-Fiルーターの電波は、「2.4GHz」「5GHz」の2種類に分かれていて、この2つにはそれぞれの性質があります。
周波数 | 性質 |
2.4GHz | 障害物に強く電波を遠距離まで届ける性質がある |
5GHz | スピード重視で高速通信ができるが、障害物に弱い |
このように、メリットもあればデメリットになってしまうようなこともあるため、どちらが家や自分に合っているのかを確認してみてください。
通信規格をチェックする
Wi-Fiには「IEEE802.11」という標準規格があります。主に使われている規格は6つありますが、現在主流になっているものは3つだけです。
また、最近では多くの方にWi-Fi規格をよりよく認識してもらうために新名称で表記されているのでそこも併せて、今回はその3つの規格について解説していきます。
規格名 | 新名称 | 周波数帯 | 最大通信速度 |
IEEE802.11ax | Wi-Fi6 | 2.4GHz/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ac | Wi-Fi5 | 5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11n | Wi-Fi4 | 2.4GHz/5GHz | 600Mbps |
Wi-Fi6などの最新のものになるほどより快適にはなっていきますが、この3つはSNSや動画視聴、ネットなどが快適に行うことができます。購入する際は記載されている通信規格もチェックしてみてくださいね。
同時接続数をチェックする
同時接続数とは、Wi-Fiルーターが同時に電波を飛ばせる端末の上限数のことです。「使いたいのはスマホとパソコンだけ」と考えているかもしれませんが、今は家電もインターネット接続できる時代です。
「今はなくてもこれから買うかもしれない」など、先のことも考えて少し余裕を持ったWi-Fiルーターを選ぶことをおススメします。
Wi-Fiルーターのおすすめメーカー
Wi-Fiルーターについて調べても色んなメーカーがあって結局どこがいいのかわからないという方へ、安心安全でおすすめの国内メーカーを3つご紹介します!
- BUFFALO(バッファロー)
- NEC(エヌイーシー)
- ELECOM(エレコム)
BUFFALO(バッファロー)
20年以上の実績があるWi-Fiメーカー最大手のバッファローです。バッファローのWi-Fiルーターは利用者数が多く、高評価なレビューや口コミがインターネット上で数多く掲載されています。
お手頃価格のWi-Fiルーターから、最先端技術が搭載されているWi-Fiルーターまで、幅広く揃っていて、設定も比較的わかりやすいので初心者の方にもおすすめです。
NEC(エヌイーシー)
バッファローと並んで人気なのがNECのWi-Fiルーターです。もともとが通信機器のメーカーだったので安定性に定評があります。パソコンやモバイルWi-FiのルーターなどでもNECの商品は有名です。
NECのルーターは、独自の先端技術を使って部品の小型化がされているので、機種のグレードにかかわらず本体がスリムでスッキリしたデザインです。
ELECOM(エレコム)
エレコムはパソコン周辺の機器メーカーとして有名です。Wi-Fiルーターの他にもスマホケースをはじめとした様々なアクセサリーも販売しています。
アンテナ業界の大手と共同開発していて、安全性やセキュリティー対策など高性能な機能が備えられいるので安全性を重視したい方にはぴったりのメーカーです。
あると便利!Wi-Fiルーターのおすすめ機能
通信速度や安定性をさらに快適にしたいと思った時に、あると便利な機能を3つご紹介します。しかし、接続する端末が機能に対応していないこともあるのでメーカーのHPなどから対応端末を確認してみてください。
- ビームフォーミング
- MO-MIMO(マルチユーザーマイモ)
- メッシュWi-Fi
ビームフォーミング
ビームフォーミングとは、Wi-Fiルーターの電波を特定の方向に集中して飛ばせることができる機能です。
通常のWi-Fiルーターは電波を全方位に向けて飛ばすので届きにくいところも出てきてしまいます。ですがビームフォーミング機能があれば電波が届きにくかった場所でも安定した通信速度を保つことができます。
MO-MIMO(マルチユーザーマイモ)
MO-MIMOとは複数の端末にデータを送信できる機能です。今までは複数の機器と順番で通信を行っていて、通信速度の低下へと繋がっていましたが、このMO-MIMO機能を使うと速度低下を防ぐことができます。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは、対応している複数のルーターを組み合わせてWi-Fiのエリアを網目のようにWi-Fiの届くエリアを広げられる機能です。家のどこにいても電波が途切れず安定した通信が可能になります。
安さ重視したい人におすすめ
「お金は厳しいけどWi-Fiルーターが欲しい」「一人暮らしでワンルームだし安いのでいいかな」など考えている方におすすめの、リーズナブルだけど性能がしっかりしているWi-Fiルーターをご紹介します。
NEC Aterm PA-WG1200CR
販売価格は3000円台とリーズナブルですが、5GHzの最大通信速度が867Mbpsと非常に安定した電波を届けてくれます。サイズもコンパクトで置き場所に困らないデザインになっています。
BUFFALO WSR-1166DHPL2/N
こちらは2000円台と先ほどよりリーズナブルなバッファロー製品です。接続する端末数が少なく、一人暮らしでワンルームなどに住んでいる方にはこちらのルーターでも十分快適に機能します。
速度重視したい人におすすめ
「とにかく通信環境を快適にしたい」と考えている方におすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。
ELECOM WRC-2533GST2
こちらの製品の最大通信速度は1733Mbpsとかなり高速となっていて、ビームフォーミング機能も搭載されているので複数台の端末を接続しても速度が変わらず安定して使うことができます。
NEC Aterm PA-WG2600HP3
こちらの製品は、5GHzの最大通信速度が1733Mbps、2.4GHzの最大通信速度が800Mbpsと高速通信が可能なWi-Fiルーターです。
人気モデルで選びたい人におすすめ
「みんながどのモデルを使っているのか気になる」「やっぱり人気モデルがいい!」という方におすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。
BUFFALO WSR-3200AX4S
バッファローは最新のWi-Fi6対応ルーターを続々と発売していますが、その中でもとても人気が高い製品です。
ビームフォーミングやMO-MIMO機能もしっかりと搭載されていて5GHzの最大通信速度が1201Mbpsで、2.4GHzの最大通信速度が574Mbpsと高速通信が可能です。
NEC Aterm WX3000HP
こちらのモデルはWi-Fi6対応の高性能アンテナを本体に内蔵したスタンダードモデルです。5GHzの最大通信速度が2402Mbpsで、2.4GHzの最大通信速度が574Mbpsとなっています。
ここがおすすめ!ルーターの設置位置は?
Wi-Fiルーターは、できるだけ高い位置に置くのがおススメです。他にも、背の高いものや家具などを周囲に置くと電波の邪魔になってしまうので気を付けましょう。
家全体にWi-Fiの電波を飛ばすためには、家の中心に置き場所を設けることが大切です。ですが家の中心といっても置き場所がなかったり邪魔になってしまったりすることも多いと思います。
なので、「できるだけ家の中心付近で障害物がない場所」に設置すると快適な電波環境を整えることができます。
自分に合ったWi-Fiルーターを選ぼう・まとめ
今回は自分に合ったWi-Fiルーターを探すための目安やおすすめの選び方についてご紹介しました。値段や機能も幅広く、最新の機種が続々と発売されていて一目見ただけでは悩んでしまうと思います。
なので今回ご紹介した「周波数帯」「通信規格」「同時接続数」や「ルーターに搭載されているおすすめ機能」などを参考に、自分の条件に合ったWi-Fiルーターを選んでみてくださいね。