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【初めてのペットにも最適】錦鯉の飼育法とは?その人気の秘密

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「錦鯉って飼育できるのかな?」「ペット飼ってみたいけど犬や猫は大変だしなあ。」そんなことを思ったことはありませんか?毎日散歩に行ったり餌をあげるのも、ずっと続けるのは難しいですよね。

錦鯉は高級感のあるイメージに対して、非常に飼育しやすい魚で、見た目と温和な性格から世界中に愛好家がいるほどの人気のあるペットです。

この記事を最後まで読んでもらえれば、錦鯉って割と飼いやすいな。世話も大変ではないな。と知ってもらえると思います。

今は飼わなくても、飼おうと思ったらいつでも錦鯉と暮らせる。そんな選択肢をお届けできればと思い書きました。ぜひ最後まで読んでくださいね!

アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/1912606/

【まずはここから】錦鯉って何?

錦鯉(ニシキゴイ)とは、 観賞魚に改良したコイの品種の総称です。錦鯉を育てることは19世紀の新潟県で始まったと一般的に考えられています。

農民が一部の鯉が他のものより明るい色をしているのに気づき、それを捕まえて育てたとされ、色鮮やかな体色が錦にたとえられており、品種改良や養殖が進み「生きた宝石」「泳ぐ芸術品」といった別名がつきました。

業界団体である全日本錦鯉振興会は日本の国魚と位置付けていて、海外にも愛好家がいます。

錦鯉って飼育しやすいの?

錦鯉は比較的飼育しやすい魚です。なぜなら餌を定期的に与え、水をあまりに汚くしなければ飼うことができるからです。

例えば、公園の池やお城のお堀などどこでも見かけることができるとおり、野外でもかなり大きく強く育ちます。熱帯魚のように水温を管理しなければいけないということもありません。

池や水槽の大きさに応じて成長が止まり、水槽を取り換えなくても飼い続けることができます。以上のことから初めて魚を飼育する方にピッタリな魚だといえます。

錦鯉を飼育するのは楽しいの?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/4554767/

錦鯉の愛好家は世界中にいます。錦鯉を飼う主な楽しみをまとめてみました。

錦鯉を飼う主な楽しみ
  • 多様な種類
  • 錦鯉は穏やか
  • 大きく成長する

多様な種類

品種としては御三家(紅白・大正三色・昭和三色)が代表品種ですが、色合いが豊富で、白、赤、黒、黄、オレンジ、金、銀、緑の色をした鯉が存在します。

錦鯉は穏やか

錦鯉にはボスは存在せず、オスがメスをいじめることもありません。争いごとのない錦鯉のとても優雅に泳ぐ姿を眺めていると、ストレス解消になるという人も多いです。

大きく成長する

錦鯉は環境を整えると1m近くにまで成長します。水槽で餌の量をおさえるとずっと同じ大きさのままで飼育することもできます。安い小さな稚魚から品評会で入選した例もたくさんあるそうです。

錦鯉って金持ちが池で飼育してるイメージだけど

錦鯉は室内で飼育することも可能です。錦鯉は水槽で飼育する場合、屋外で飼育するのとはまた違った面白さがある魚です。安い値段のものなら稚魚で1匹300円程度から購入することができます。

池にいる錦鯉はいつも上から見下ろす形でしか観ることができませんが、水槽で飼育すると横からも見ることができるので、錦鯉の色々な姿を見ることができます。よって、水槽での飼育もおすすめです。

錦鯉の品評会とは

錦鯉の品評会は、生産者や愛好家が長い歳月をかけて手塩に育ててきた錦鯉の紹介や美しさの優劣を競う大会です。

生産者、流通業者、国内外の愛好家の情報交流の場としての役割も果たしていて、飼育の情報交換なども行われています。愛好家が主催する入場無料の会合などもあります。

品評会では、様々なイベントが行われたり、錦鯉の取引が行われています。会によっては、1億円を超える錦鯉が泳ぐ姿が肉眼で見られるそうですよ。

錦鯉を水槽で飼うために必要なもの

もし、水槽で錦鯉を飼うとなると、どういったものが必要となるのでしょうか?以下にまとめてみました。

錦鯉を水槽で飼うために必要なもの
  • 水槽
  • ろ過装置
  • エアレーション用品
  • 掃除用具
  • エサ
  • カルキ抜きをした水

水槽

水槽は、置き場所のスペースを考えて購入を検討しましょう。

幅45×奥行24×高さ30cmの水槽で水が入ると30㎏以上になり、10cm以下の小さめの錦鯉を3匹程度飼育するのが目安になります。

あまりに小さい水槽は水温が安定しない等の問題が発生しやすいので避けましょう。

ろ過装置

錦鯉が食べ残した餌や糞をろ過することにより水質を維持できるので、水質の劣化を抑え、水換えの回数を減らすことができます。

エアレーション用品

エアレーションとは、水中にブクブクと気泡を発生させて酸素を供給する用品です。

掃除用具

綺麗な水の中で錦鯉を飼育するために、水槽掃除用のコケ取り道具・ごみ取りネットを用意しましょう。

エサ

錦鯉専用の浮餌を用意しましょう。5分位で食べきる量が適量です。水温約25℃(夏場)の目安量が10cmの錦鯉が3匹に対して、1ccを2回与える程度です。冬場はこの半分以下の量で大丈夫です。

一度エサを与えて5分後見に行った際に、エサが残っているようだと与えすぎなので減らしましょう。

カルキ抜きをした水

水道水にそのまま錦鯉を入れると死んでしまいます。水道水を一晩汲み置きしてカルキ抜きをしましょう。

もし水道水をカルキ抜きする前に錦鯉が家に来たときは、ペットショップやホームセンターでカルキ抜き材を購入し使いましょう。

錦鯉を水槽で飼うためにあればいいもの

必要不可欠ではありませんが、水槽で飼育するためにあるといいものをまとめてみました。

錦鯉を水槽で飼うためにあればいいもの
  • 水温計
  • サーモスタット付きのヒーター
  • 蛍光灯(照明)

水温計

錦鯉が快適に過ごせる水温は24~26℃といわれており、20℃以下になると活動が鈍ったり、冬眠したりしてしまいます。

サーモスタット付きのヒーター

錦鯉は急激な水温変化に対応できないので、サーモスタット付きのヒーターを使用して最適な水温を維持してあげるとさらに安心です。

蛍光灯(照明)

蛍光灯で水槽内を明るくディスプレイすると、より魅力的に鑑賞することができます。

錦鯉を水槽で飼育するときの注意点

錦鯉を水槽で飼育するときに初心者が失敗しやすい点をまとめました。

水槽内での匹数に注意する

あまりに多い匹数を一つの水槽で飼育してしまうと酸素不足で錦鯉に負担をかけてしまいます。

5cmから10cm程度の錦鯉であれば、水槽の大きさが30cmで目安が3匹までです。一番おすすめなのが、購入時に専門家に相談することです。

餌の与え過ぎに注意!

錦鯉は1週間位なら餌を与えなくても死にませんが、逆に餌を与え過ぎると死んでしまいます。

錦鯉を大きくしたいのであれば一日数回(最大3,4回くらい)与えてもいいですが、一度に与える餌の量は5分以内に食べきれる量というルールは守りましょう。

錦鯉を池または屋外で飼育するときの注意点

池を用意するのは難しいですが、プラ船と呼ばれる容器で錦鯉を屋外で飼育するという手も選択肢としてあります。屋外で飼育するためには特に注意すべき点が2点あります。

池のろ過循環

池は小さな空間です。小さな空間に錦鯉を完全に閉じたとしたら、たちまちのうちにフンや餌の残りで汚れてしまいます。エアコンプレッサーと市販のろ過装置を組み合わせれば安心です。

防護ネット

錦鯉を野外で飼育する場合、猫や大きな鳥など外敵に注意が必要となります。そのため、池にネットを張るなどするとよいでしょう。ネットは錦鯉の飛び出し防止にも役立ちます。

錦鯉を飼育したいのまとめ

出典:https://pixabay.com/ja/photos/4509267/

錦鯉は初心者に非常に飼育しやすい魚と言われています。しかも見た目が非常に華やかで、泳ぐ姿に癒されると感じる愛好家は多いです。

さらに一週間程度ならエサを与えなくても元気でいてくれるので、旅行などで留守にする場合でも安心できます。かなり手間のかからないペットと言えるでしょう。

飼育するのにかかる手間も少なく、世界中に愛好家がいるという広がりもあります。錦鯉の寿命は、水槽で約10年から30年と言われており、長く楽しめるペットです。