大手携帯キャリアから格安SIMに変えると料金が安くなる!このような話はよく聞くと思いますが「格安SIMとは?」「安い代わりになんか悪くなるんじゃないか?」こんな疑問を持っている方も多いでしょう。
広告が派手なのでいい所しか見えず逆に疑いの目で見てしまう気持ちになってしまいますよね。
なのでこの記事では「格安SIMとは何」というところから安さの秘密、メリットとデメリットを紹介しています。今の携帯料金をもっと安くしたいと思う方はぜひ参考になりますので最後までお読みください。
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そもそもSIMとはなに?
そもそも格安SIMの「SIM」とはなにかというと、スマホの中に入っているICカード(SIMカード)のことです。
SIMには契約者の電話番号や識別番号といった情報が記録されています。
5Gといったモバイル回線を使ってインターネット通信や通話を、行うときにこのSIMが必要になります。
なかなかSIMを見たことがない方も多いですが、それはスマホを購入したときにSIMを挿入する作業を携帯電話会社や販売員が行っているからでしょう。
格安SIMとはなに?
格安SIMとは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯キャリアの料金に比べて、”安く利用できるSIMのこと”です。
格安SIMには「データSIM」と「音声通信SIM」があり、データSIMはデータ通信のみを利用するもので、音声通信SIMはデータ通信とSMS、通話が利用できるものになります。
「格安SIM」はサービス提供各社からさまざまなプランが用意されていて、自分のスマホの使い方に合わせた最適なプランを選べますよ。
格安SIMは大手キャリアよりなぜ安い?
格安SIMが大手キャリアよりなぜ安くなるかというと、回線を繋ぐのに掛かるさまざまなコストを削減しているからです。
具体的にいうと、大手キャリアは自社回線の通信設備(アンテナや基地局)を持っていたり、その通信設備の維持、管理をしているのでコストが掛かっています。
しかし、格安SIMを提供している会社は大手キャリアの回線をレンタルしているため”コストが掛からず”格安での提供ができています。
格安SIMは大手キャリアより通信が弱い?
格安SIMがなぜ安く提供できるかは話しましたが、「実際に格安SIMの通信って大丈夫なの?」、「普通に使えるの?」そう思う方もいますよね。
安心して下さい。大手キャリアからレンタルしているからといって通信が弱いことはなく、通信の質も”大手キャリアの通信と同じ”になります。
NTTドコモ、au、ソフトバンクによっての、通信速度の違いはありますのでそこは注意をして下さい!
格安SIMのメリットは?
格安SIMのメリットは以下の3つになります。1つずつ説明していきますね。
- 月額料金が安い
- 契約期間の条件が短い
- 通話オプションが選べる
月額料金が安い
格安SIMの一番のメリットと言ってもいいくらい月額料金が安いことはとても魅力的な部分です!
例えば、データ通信量3GBを使用できる音声通話対応プランでNTTドコモとマイネオの格安SIMの違いを比べると、NTTドコモ月額4,565円、マイネオ月額1,518円になります。
1年間での違いは”36,500円程度の差に”。固定費の節約には効果バツグンですよ!
この料金の違いを見ても圧倒的安さになります。ほかの価格SIMを比べても大手キャリアより”約半分〜3分の1程度”の料金で済んでしまいます。
契約期間の条件が短い
大手キャリアは多くの場合、2年間の契約をしてまた更新する月に解約しないと違約金を支払うことになってしまいます。
しかし格安SIMの場合は、ほとんど”6ヶ月〜1年の「最低利用期間」”を過ぎたら、解約しても違約金がかかりません。
またデータSIMであれば、「最低利用期間」がなかったり「利用開始月の末日まで」など、より短い契約期間のプランもあります。
なので格安SIMでは、より自分に合うプランが見つかれば気軽に乗り換えることができます。
通話オプションが選べる
大手キャリアではスマホのプランを契約すると、かけ放題の通話サービスも契約する必要があります。普段はLINEなどの無料通話を利用する方にとってこのかけ放題の通話サービスはあまり必要ないものですよね。
格安SIMであれば、”かけ放題の通話サービスなし”で通話ができるSIMを契約することも可能です。
例えば、電話を受け取るだけや緊急時の電話番号は欲しいけど、普段は電話しない方であれば契約プランをよりシンプルにできますよ。
またデータ通信だけのプランもあり、「通話はインターネット電話を利用する」と割り切れる方は、より安く月額料金が抑えられます。
格安SIMのデメリットは?
格安SIMのデメリットは以下の3つになります。詳しく見ていきましょう!
- キャリアメールが使えない
- LINEの年齢認証とID検索ができない
- 店舗でのサポートがない
キャリアメールが使えない
格安SIMにすると大手キャリアのメールアドレスが使えなくなります。
大手キャリアのメールアドレスとは、docomoなら(〜@docomo.co.jp)、auなら(@〜ezweb.ne.jp)、ソフトバンクは(@softbank.ne.jp)などのアドレスになります。
なので格安SIMを利用する場合は、GmailやYahooメールのような無料フリーメールを使用することとなります。
フリーメールでも特に困ることはないので小さなデメリットと言えるでしょう。
LINEの年齢認証とID検索ができない
LINEでは「ID検索」を使って友達を探すことができます。離れている相手と友達になるにはこの「ID検索で見つける」のは簡単な方法です。利用している方も多いですよね。
では「ID検索」がなぜ格安SIMではできなくなるかというと、「ID検索」は大手キャリアの年齢認証システムを利用して行っているからです。格安SIMでは、年齢認証システムが利用出来ません。
しかし「ID検索」が使えなくて「QRコード」「招待メール」「ふるふる」など友達になる方法はあるので、気にならない人もいるでしょう。
店舗でのサポートがない
大手キャリアは全国に店舗があります。何かトラブルが起きた時に店舗に行けば直にサポートしてもらえるので安心できますよね。
それに比べて、格安SIMの店舗数は少ない、または店舗がない場合もあります。インターネットでの契約をしている方も多いようです。
基本わからないことや困ったときは、インターネットでのサポートを受けるようになります。もちろん店舗で受けるサポートと同じように解決はできます。
格安SIMに乗り換えても引き継ぎできるものは?
格安SIMのメリット、デメリットを聞いて乗り換えようかと思った時にこれまでの携帯の設定はどうなるのか気になる方もいますよね。携帯の設定は面倒だと感じる方も多いと思います。
なので格安SIMに乗り換えると引き継げるものを紹介していきます。
使っている電話番号
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)という制度を利用することで、大手キャリアから格安SIMに変えても、”これまでの電話番号をそのまま”使うことができます。
今契約している携帯会社から「MNP予約番号」を取得して、契約したい格安SIMの携帯会社にこ「MNP予約番号」を転入することで電話番号が引き継げます。
アプリ
アプリのデータは携帯本体に入っているので”本体を変えない場合”は、格安SIMに乗り換えてもすぐに使えます。
もし本体を変える方は、データのバックアップをして格安SIMに乗り換えるときにデータ移行をすれば、引き続き使うことができます。
まとめ:格安SIMとは?
格安SIMとは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯キャリアの料金に比べて、安く利用できるSIMのことです。その安さの秘密は大手キャリアの回線をレンタルしてコストを下げています。
格安SIMのメリット、デメリットを理解した上で携帯料金を安くしたい方はぜひ参考にして乗り換えて今の通信料金を半分から3分の1にして浮いたお金でちょっとした贅沢をしてみてはいかがでしょうか。
格安SIMがもし自分に合わないと感じたら、契約期間も短いのでまた大手キャリアに戻るのも簡単ですよ。