退職したい気持ちが出てくると、頭の中には様々な悩みも浮かんでくると思います。そんなとき「誰かに相談できたら心が軽くなるのにな」と思ってはいませんか?
しかし、いざ相談したときに「退職することを否定されたり噂が広がるのも怖い」などの不安もあり、1人で抱え込んでいる人も多いと思います。
この記事では、退職の相談をするメリット・デメリットや信頼できる相談相手の特徴などを紹介しています。
あなたの悩みや不安は「信頼できる人に相談することによって解決できるんだ」とご理解いただける内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
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退職の相談に勇気がでない理由
今の仕事を退職したいと思ったとき「誰かにこの気持ちを相談したい」と思いながらも、なかなか相談できないのが人間の心理ですよね。
相談する勇気がでないよくある理由として、「否定されるのが怖い」「職場にいづらくなりそう」など様々な理由があります。
勇気をだして相談することで得られるメリットは大きいです。まずは、あなたが相談できない理由のモヤモヤ部分を解消するところから始めてみましょう。
退職の相談をするメリット
自分1人で退職しようか悩んでいても、頭の中に浮かんでくるのはポジティブ・ネガティブ関係なく毎回同じような言葉だと思います。
誰かに相談したことで得られる大きなメリットは、自分1人では気づけなかった意見を言ってもらえるということです。
客観的な意見を言ってもらえることで、「やはり今の会社から退職した方がいいな」と自信を持てたり「やっぱり一度冷静になって考えて直してみよう」と思うことがあります。
自分以外の客観的な意見というのは的を得ていることが多いです。教えてもらったことを核心に変えるためには、1人ではなく2〜3人の相談相手を見つけると良いでしょう。
退職の相談をするデメリット
退職の相談をするデメリットは、相談相手を間違うと余計に苦しくなってしまうということです。
この場合、否定されすぎて自分に自信がなくなったり、相談した内容が周りの人にまで広がる可能性があります。退職まで会社に居づらくなるのは精神的にもキツイですよね。
信頼できる相談相手であればあなたの力になってくれますが、相談相手を間違えると苦しくなるのはあなたです。
「相談しちゃダメな人の特徴3選!」も紹介しているので、こちらを確認して相談相手を間違えないようにしましょう。
退職の相談をする前にやっておくべきこと
退職したいという相談をする前にやっておくべきことがあります。それは、なぜ退職したいのか理由を明確にし説明できるようにすることです。
例えば、「なんとなく今の会社は嫌だな」というのが現在あなたの退職したい理由であれば、もっと具体的に突き詰めていきましょう。
「なんとなく嫌」の背景には、人間関係がうまくいっていなかったり残業が多いなど、嫌な原因がはっきりと見えてくるはずです。
原因や理由が明確に説明できれば、相談相手もあなたに具体的なアドバイスをしてくれます。しかし、漠然としたまま相談した場合、退職しない方が良いと止められて終わりでしょう。
信頼できる相談相手の特徴3選!
次に、相談相手にふさわしい信頼できる人の特徴3つを紹介していきます。当てはまっている人がいれば思い切って相談してみましょう。
- 口が堅い
- 言いにくいことも言ってくれる
- 応援してくれる
口が堅い
あなたが相談する内容のなかには、周りの人には知られたくないことも多いですよね。
口が軽い人に相談してしまうと最悪の場合、あなたが直接話していないのに「職場の人がほとんど知っている」という状況になる可能性があります。
退職理由が他にあったのに、知られたくないことを職場の人に知られてしまった環境が苦しく、それが退職の1番の理由になるのは嫌ですよね。そのため、口が堅い人を相談相手に選ぶのはとても重要なことです。
言いにくいことも言ってくれる
あなたの相談や考えに対して「良いと思うよ」と肯定ばかりする人はいませんか?なかには本当に良いと思って言ってくれる人もいますが、ただ適当に頷いているだけの人もいます。
良いと思うとところは肯定し、自分なりの考えが浮かんだときには「私はこう思うよ」と言いにくいこともしっかり言ってくれる人が理想です。
例えば、あなたが友人の相談相手になったことを想像してみてください。友人の考えと反対の意見を言うのには勇気がいりませんか?友人のためを思うからこそ勇気を出して反対意見を言いますよね。
そのため、客観的な意見を聞くためには、あなたのことを思うからこそ言いにくいことも言ってくれる人を選ぶようにしましょう。
応援してくれる
退職にはまだまだ否定的な意見も多いため、応援してくれる人はあなたにとって貴重な存在になります。
そのため、退職したいと思っているあなたの気持ちを知ったときに素直に応援してくれる人に相談しましょう。
応援してくれる人がいるだけで、退職することに対して前向きな気持ちになれます。1人で悩みを抱えている状況もなくなり、退職に向けてより行動に移せるようになるでしょう。
こんな人は危険!相談しちゃダメな人の特徴3選!
相談相手を間違えるとあなたが余計に苦しむ原因になります。相談してはいけない人の特徴を3つ紹介するのでしっかりと確認しましょう。
- 嘘をつく
- 約束を守らない
- 否定ばかりしてくる
嘘をつく
嘘をつく人を信頼できないのは当然ですよね。しかし、見抜けなければ意味がありません。
また、小さな嘘を日常的につく人は、嘘を隠すために更に嘘を重ねていく傾向があります。言っていることがめちゃくちゃになっていき、矛盾点も多くでてきます。
そして、本心でないアドバイスをしてくる可能性も高いので、あなたがその言葉を信じてしまうと間違った方向に舵を切ることにもなりかねません。
相手が嘘をつく人かどうかしっかりと見極めてから相談するようにしましょう。
約束を守らない
「この話は誰にも言わないでほしい」とお願いしたのに、いつの間にかみんなに広まっていたという経験はありませんか?
信頼してるから相談したのに裏切られたことがまずショックですし、この状況どうしたらいいんだと頭を抱えてしまいますよね。
このような人に相談しないためにも、日頃から「この場にいない人を平気で話のネタにしていないか」チェックすることをおすすめします。
人を疑うのは良い気分ではありませんが、あなたの居場所を守るためにも大切なことです。しっかりと見極めましょう。
否定ばかりしてくる
前述した通り、肯定だけでなく自分なりの意見を言ってくれる人が相談相手として理想だと言うことはお話ししました。
しかし、話も聞かずに最初から否定してきたり、何を言っても否定してくる人がいます。まるで間違ったことは何一つ言っていないような態度の人です。このような人には相談しない方が得策でしょう。
相談することは良いことですが、重要なのは他の人の意見を含めたうえでのあなたの気持ちです。マイナスなことばかり言ってくる人はあなたの気持ちを押し潰してしまうので注意が必要です。
実際、退職を否定してくる人は多い
世の中にはあなたの悩みを聞いた後にも関わらず「それは甘えだよ」「みんなキツイけど頑張っているんだよ」などと言う人がいます。日本は特にその傾向が強いといわれています。
人間関係や仕事の内容など退職したい理由は人それぞれですし、悩みに大きい小さいはありません。あなたが退職したいと思うならまずはその気持ちを尊重すべきです。
私も公務員を退職したいと相談したとき、ほとんどの人に否定されました。しかし、一部の信頼できる人は退職の良い点・悪い点を含め応援してくれて今があります。本当に相談して良かったと思っています。
上司に退職を相談する時期
信頼できる人に相談して退職意思の気持ちが固まったら早めに直属の上司に相談しましょう。
退職日の1〜2ヶ月前には伝えるのがベストです。退職日までにある程度余裕がないと業務の引き継ぎが間に合わなかったり、有給休暇を取得できない可能性があります。
また、円満に退職するために退職意思の伝え方にも注意しましょう、会社への不満を口にするのは避け、前向きな理由を話して応援してもらえるような言葉選びが望ましいです。
上司があなたを引き止めたら?
会社の上司に退職意思を伝えると引き止めに合うことがあります。
引き止める理由としては、会社の繁忙期と重なること、社員不足を防ぎたいなどがあります。もちろん、あなたの将来を想って引き止めてくれる素敵な上司もいます。
しかし、退職して新たな道で頑張りたい気持ちがあるのなら、優柔不断にならずしっかりとその旨を伝えましょう。真剣に悩んだ末に出した答えであることを伝えれば上司も理解してくれますよ。
まとめ:退職するには相談が大きな一歩
退職したい気持ちが出てくると、同時に様々な悩みも出てきますよね。1人で抱え込んでいるのは精神的にもつらくなってきます。
退職したい気持ちを相談することで、自分では気づけなかった客観的な意見を聞くことができるのはとても大きなメリットです。ただし、約束を守らない人や否定ばかりしてくる人には注意が必要です。
この記事を参考に、まずは退職したい理由を明確にし、勇気を出して信頼できる人に相談してみてくださいね。