毎月の携帯料金、なるべくなら安く済ませたい!とは思いませんか?調べてみると「格安SIM」にたどり着く方が多いのではないでしょうか。
「安すぎるんじゃない?」「ちゃんと使える?」と怪しく思ってしまいますよね。
この記事では、格安SIMとは何か、から安い理由やメリットデメリットまでご紹介します。最後までぜひ読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24118029)
格安SIMとは?
そもそもSIMカードとは、スマホを利用するために必要な、携帯電話会社が発行するICカードのこと。電話やモバイル通信(4Gや5G、LTE等)を使ってのデータの送受信をするには必須のカードです。
SIMカードには、電話番号や契約者を識別する番号などの情報が記録されています。
その中でもdocomoやau、SoftBankといった大手通信キャリアと比べて安い料金で利用することができるものが「格安SIM」と呼ばれています。
なぜ格安なのか?
大手通信キャリアとの価格の違いは、設備の維持費・管理費や人件費が料金に含まれているかどうかです。
大手通信キャリアは、それぞれの会社で自社の通信設備(基地局)を持っており、そのため設備の維持管理費が必要になってきます。また、設備管理や店舗での人件費もかかります。
一方格安SIMを提供している企業では、自社で通信設備を所持していません。大手通信キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。こういった企業をMVNOと呼びます。
格安SIMのメリットとは
なぜ格安なのかご説明したところで、次に格安SIMにするメリットをご紹介します。
通信料の安さ
やはり1番のメリットは、月々の支払い金額を抑える事ができる点です。大手通信キャリアから乗り換えることにより、同じ条件でも支払い金額を半分以下に抑えることも可能です。
また、契約してからもプランの変更をすることができ、より自分に合ったプランを選択して価格を抑えることができます。
契約に縛りがない
大手通信キャリアでの契約の場合、ほとんどが2年単位の契約となっており、期間内に解約すると解約金が発生してしまいます。
格安SIMでは自動的に2年更新になることはなく、半年などの一定期間が過ぎればいつでも解約することができます。
格安SIMのデメリット
次に、格安SIMを利用する際に気をつけるべきデメリットを3点ご紹介します。
- 通信速度の安定性
- キャリアメールが使用できない
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- サポート体制
通信速度の安定性
大手通信キャリアの回線を借りているため、利用者の多い時間帯では通信速度に影響が出る場合もあります。
ただ、通信環境が安定してきているため、頻繁に回線を使って大容量の通信を行う、といった事がなければ通常通り使っていただけます。
キャリアメールが使用できない
MVNOの多くは、〜ne.jpなどで終わるキャリアメールがありません。そのため、YahooメールやGmailなどフリーメールを使うことになります。
アドレスが必要な場合、独自のアドレスを付与しているMVNOを選ぶ必要があります。
サポート体制
MVNOのほとんどは、オンライン上で完結するものが多く、実店舗の数が大手通信キャリアほど多くはありません。初期設定も自分で行う必要が出てきます。
しかし、一部の格安SIMは大手通信キャリアの店舗で取り扱いがあるため、初期設定やオンラインだけでのサポートに不安がある方は店舗で契約可能な格安SIMがおすすめです。
選び方とポイント
格安SIMを提供している企業は多くあります。土王選べば良いかわからなくなってしまいますよね。代表的なポイントを2つご紹介しますので参考にしてみてください。
利用用途で決める
電話を行わない場合「データ専用SIM」を選ぶことができます。タブレット端末などで使う場合、こちらのSIMになります。SMSも対応できなくなる為、オプションで付けられる場合は付けておくのがおすすめです。
スマートフォンで通話やネットを使用する場合は「音声通話SIM」になります。電話番号による通話を多く行う場合、通話料金の安いプランや定額通話プラン等を選ぶようにしましょう。
データ量で決める
まずは今契約しているプランや利用しているデータ量を確認しましょう。契約している企業のアプリやサイトから確認できます。
数ヶ月のデータ使用量を参考に、毎月欲しいデータ量を決めます。使い切ってしまった場合は追加で購入するか、契約の切り替え日まで低速での利用となるので気をつけましょう。
格安SIMとは?安い理由から選び方まで!解説まとめ
格安SIMは、大手キャリアの回線を利用し、設備の維持管理費・人件費等を抑えることで通信料を安くすることができています。
SIMカードのみの変更にすれば、現在利用しているスマホをそのまま使い続けられますし、新しくスマホを用意して使うこともできます。MNP制度を利用すれば、電話番号もそのまま使用できます。
月々の携帯料金を抑えたいのであれば、格安SIMへの乗り換えをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。手続きに自信のない方は実店舗のあるMVNOを選ぶのもいいかもしれないですね。