子犬をもらい受けたとき、「しつけはいつからすればいいんだろう?」、「しつけの時期を逃してしまうとどうなるんだろう?」と頭を抱えてはいませんか?
さらに、子犬のときにうまくしつけをつけることができず、再トライしたときは大変ですよね。
この記事では、子犬をしつけた方がいい時期を徹底解説し、しつけの時期がずれて成犬になった場合にどのようにすればいいかを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4019838?title=%E7%8A%AC%E3%81%A8%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=1764408741#)
結論!犬のしつけはいつから?
まずは結論から。犬を出迎えてからすぐにしつけをしていきましょう!
後述しますが、生後1か月~3か月ぐらいを目安にしつけを始めた方がよいです。子犬はとてもかわいいものです。しつけをするなんてかわいそうと思ってしまうでしょう。
しかし、しつけをしないと成犬になってからの愛犬の振る舞いが全く違ってきます。これは人間と同様だと思います。
まずは、いつ頃からしつけをした方がいいのか?を納得したうえで、具体的なしつけの内容について解説し、最後にしつけのゴールを解説したいと思います。
犬と人間の年齢を比較しよう!いつからしつけが必要なのか?
さて、生後1か月~3か月ぐらいと言われてもピンときませんよね。一度犬と人間の年齢を比較してみましょう。人間が成人するぐらいには、犬は何歳なのかに焦点を当てた表を以下に示します。
犬 | 人間 |
1か月 | 1歳 |
3か月 | 5歳 |
6か月 | 9歳 |
9か月 | 13歳 |
1年 | 17歳 |
1年6か月 | 20歳 |
2年 | 24歳 |
3年 | 28歳 |
(参考:犬の年齢を人に換算する新たな計算式)
犬は生後1年過ぎたぐらいには人間にとっては17歳となっており、人間にとっての思春期も超えています。
そして、一般的な生後3か月だと人間にとっての5歳です。お子さんにしつけをするときはもう少し早いうちにしつけするのではないでしょうか?
そして、上の表を見てもらうとわかるように、人間に対して犬はとても早く時間が経ちます。出迎えてからすぐにでもしつけをする必要があるのが納得できますね。
いつから犬のしつけが必要なのか。もっとも重要な時期。
紹介した表を見て人間と照らし合わせると、1か月から3か月がしつけとして重要です。この頃は犬の社会化期と呼ばれており、犬が社会に順応するのに力を養う時期です。
人間の感覚だと、赤ちゃんの時期にしつけをしても仕方ないと思ってしまうかもしれません。また見た目は小さいから、まだしつけのことを考えなくていいと思ってしまいがちです。
まずは、犬は人間よりも時間が経つのが早いと考えを理解したうえで、しつけのタイミングを逃さないようにしましょう!
重要な時期を逃してしまった?成犬でもしつけは大丈夫?
もし犬の社会化期を逃してしまい成犬になると、環境や刺激になれさせるのに時間がかかるようになります。それなので、子犬の時期にしつけを覚えさせたいところです。
でも子犬の時期にうまくしつけができなかったり、飼い主側の意識が足りずに逃してしまうこともあるかもしれません。また保護犬でお迎えするケースもあり、成犬でしつけを始めるケースは多々あるはずです。
しかし、手遅れではありません。基本的なしつけのケース、例えば引越しなどでトイレの場所が変わったり、散歩のルートも変わったりしても、成犬は順応してくれます。
飼い主が「私は犬を大切にしている」という自覚をもっているのであれば、諦めずに愛犬に適したしつけをしていきましょう!
子犬のしつけの例を3つ紹介!
しつけの時期はわかったけど、具体的にはどんなしつけをすればいいんだろう?と疑問に持ちますよね。ここでしつけの例を3つご紹介します!
- 名前を覚えさせる
- 甘噛みの禁止
- 待て
名前を覚えさせる
人間にも名前があるように、愛犬にも名前をつけるでしょう。しかし、愛犬にその名前を認識させる必要があります。どのように覚えさせればいいんでしょう?
大切なのは「アイコンタクト」をとることです。飼い主の目と愛犬の目を合わせることですね。これは「大事なことですよ」という飼い主からの行動を示すことにつながります。
そしてポイントとしては、飼い主が名前を呼んだときに反応してくれるのを教えることです。これができればきっと愛犬もあなたが名前を呼んだときに反応してくれるはずですよ。
甘噛みの禁止
今回ご紹介しているのはいずれも重要ですが、甘噛みの禁止は子犬からのしつけの中でも特に重要です。
このしつけを野放しにしてしまうと、成犬になったときに周囲の物を傷つけてしまったり、最悪な事態だと、人間にケガを負わせてしまうかもしれません。甘噛みの禁止は、できるだけ子犬の時期に矯正したいところです。
甘噛みをしなくなるコツは、嚙んでもいいおもちゃを与えることです。何かを噛むというのは犬の本能ですから、噛んでもいい物といけない物を区別させることが重要です。
ペットショップや通販で甘噛み用のおもちゃが売っているはずですから、ぜひ購入を検討してみてください!
待て
待てはよく見るしつけですよね。待てを教える理由は、散歩中の事故やトラブルを引き起こしにくくするためです。
トレーニングのさせ方としては、子犬にお座りをさせて、飼い主も愛犬の目の前に座ります。そのときに、「待て」と声をかけて手のひらを見せましょう。
それで、子犬がじっとしてくれたら飼い主から「いい子だね!」と褒めてあげてください。その後ご褒美として餌を与えるのもよいでしょう。
犬のしつけで注意したいポイントを3つ紹介!
上記では犬のしつけの具体的な内容について紹介してきました。では、しつけをするときに具体的にはどのようなことに注意すればよいでしょうか?3つ紹介します!
- 愛情をもってしつけをする
- しつけは数分で終わらせる
- 名前を呼んだあとは怒らない
愛情をもってしつけをする
しつけは厳しくしなければならないと思いがちだと思います。しかし、恐怖感を与えないようにせず、愛情を注いであげてください。
例えば、名前を呼んだときにアイコンタクトをとる。しつけができたら褒めるといったことも行ってきましょう。愛犬もきっとその愛情を分かってくれるはずです。
しつけは数分で終わらせる
長時間のしつけはしてはいけません。人間でも長時間の叱責は強烈なストレスになります。短い時間で、ダメなことはダメ、このしつけはしてね、といったメリハリをつけてしつけを終わらせましょう。
名前を呼んだあとは怒らない
名前を呼んだあとは反応してほしいですよね。しかし、名前を呼んだあと怒ってしまうと、その名前自体を嫌がってしまいます。名前を呼んでも言うことを聞かなくなってしまいます。
愛犬にとって名前を呼ばれることはグッドなことだと思わせるようにしましょう。名前を呼んだあとはおやつをあげたり、スキンシップや誉め言葉をするようにしたいですね。
しつけのゴールはどこ?いつからいつまでしつけをすればいい?
しつけをするということは、飼い主が意識を持ってしないといけませんよね。それなので、飼い主側が目標を持っている必要があります。そうでないと、ダラダラと続けてしまうことでしょう。
例えば「待て」のしつけであれば、いつでもどんなときでも「待て」ができるようになること、となるでしょう。
しかし、ごはんときだけ待てというだけでも十分な人もいますし、外にいる場合でも待てができる必要がある、という方もいるかもしれません。
それは飼い主によって様々ですので、飼い主それぞれの目標を持ってしつけを終えましょう。しつけを終えたらしっかりと愛情を与えましょうね。
犬のしつけは出迎えてすぐにしよう!
子犬をもらい受けると、しつけはいつからすればいいんだろう?と思うかもしれません。
今回伝えたいことは、犬のしつけは出迎えてすぐにする、ということです。成犬になってもしつけに時間はかかりますが、それでも出迎えてじっくりとしつけをしてみてください。
子犬を引き取った場合だとおよそ1か月~3か月の社会化期に重要なしつけをしておきたいところ。今回ご紹介した具体例を知り、しつけの注意点を踏まえて、行動してみてはいかがでしょうか。