ジャンガリアンハムスターは今年、ある動物保険会社が行った調査で、全ハムスター中で堂々の人気1位に輝いたハムスターです。
比較的小柄でおっとりした性格と言われていますが、実際初心者にも飼いやすいのでしょうか?
ここでは初心者のためにジャンガリアンハムスターの基礎知識から性格、飼い方など分かりやすく解説しています。実際飼う前にぜひ参考にしてみてください!
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22015421?title=%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=3874449891
ジャンガリアンハムスターは初心者が飼うのにおすすめ?
ジャンガリアンハムスターは初心者におススメのペットと言えます。細かな理由は後述しますが、ハムスターの中でも比較的大人しく、人に慣れやすいため負担が少ないと言われています。
またハムスター自体飼うスペースが少なく済むのと、本体含めエサなどの費用も抑えられるといった点もあるかと思います。
ですので今までペットを飼ったことがない初心者の方や、小学生など小さなお子さんがいる家庭などで、最初にチャレンジするのにピッタリなお相手です。
ジャンガリアンハムスターの基本情報
ジャンガリアンハムスターの基本情報を簡単ですが下記にまとめています。
属性 | ヒメキヌゲネズミ属 |
---|---|
分布 | カザフスタン共和国、シベリア、中国北部 |
体長 | 7cm~13cm |
体重 | 30g~50g |
寿命 | 約2年 |
色 | 野生は茶褐色だが、飼育色は複数あり |
ジャンガリアンハムスターは外国の寒い地域出身の夜行性のネズミの仲間です。体調、体重ともにハムスターの中では小型の部類となります。
寿命は約2年と標準的です。野生の毛色は1色ですが、飼育用に改良され多くの毛色の個体が存在しています。
- ノーマル(野生色)…茶褐色
- サファイア…青みがかった灰色
- プディング…ベージュ色
- パールホワイト…白
- インペリアル…全体的にノーマルより薄い
- アルビノ…色素なし
ジャンガリアンハムスターの性格
ジャンガリアンハムスターの性格は大人しく、人に慣れやすいと言われています。ただし個体によって性格の幅が広く、複数で飼うと喧嘩をする場合があるため、単独飼育が望ましいとされています。
またオスとメスの区別が付きづらいと言われています。成長するとオスメスの区別が多少付きやすくなりますが、購入したときに言われた性別と実際の性別が違っているというケースもよくあります。
ハムスターは賃貸でも飼える?
賃貸でペットを飼う場合は、無断で飼うことはせず、必ず大家さんに許可を取ってからにしましょう。ハムスターは鳴き声が小さく、ケージ内で飼育が可能なため賃貸でもトップクラスに受け入れやすいペットです。
まず「ペット相談可」という物件ではハムスターであれば問題ないと思われます。また「ペット不可」とある場合でもOKが出る可能性があるので、1度相談してみるのもありだと思います。
ジャンガリアンハムスターの購入方法
ジャンガリアンハムスターは人気な為、一般的なペットショップで広く販売されています。初心者であればペットショップから購入するのが無難なのでおススメです。費用は本体価格が2,000円程度と非常に安価です。
その他インターネットなどで里親募集等、飼っている人から譲ってもらうという方法があります。費用はかからなかったりするものの健康状態や困ったときに相談しにくいため、初心者にはあまりおススメしません。
ジャンガリアンハムスターお迎えの前に準備するもの
ジャンガリアンハムスターを飼う前に準備するものは一般的なハムスターを飼う際の道具が一式あれば十分です。
- ケージ
- エサ入れ
- 水入れ
- 巣箱
- トイレ
- 回し車
- 砂場
ハムスター用の飼育用品は種類が豊富で、かわいいものもたくさんあります。自分好みに飼育環境をカスタムしやすく、環境作りから楽しむことができます。
費用は本体より高くなりますが、それでも5,000円~10,000円程度で済みます。軍資金が少なく済むのもハムスターが人気の理由です。
ジャンガリアンハムスターの飼い方①飼育
ジャンガリアンハムスターが元気に育つために、エサやりと運動は非常に大切です。それぞれ解説していきます。
- エサやり
- 運動
エサやり
基本的に市販で売られているハムスター専用のフードで大丈夫です。頻度は1日1回、食べきれる程度の量を与えてあげてください。目安は体重の10%とされていますが、様子を見ながら変えてみてください。
専用フード以外にも野菜、ヒマワリの種などを与えることもOKです。ただ水分や脂肪分が多いため、メインでは与えず副菜として与える方が望ましいです。
運動
ケージの中では回し車を設置していれば自由に運動してくれるため、運動不足にはなりにくいです。見ていてとても癒されるので、お互いの為にもぜひ設置してあげてください。
またジャンガリアンハムスターは警戒心が強い方なので、部屋を散歩させてあげることもストレス解消に効果的です。個体差が大きいので必須ではないですが、部屋に危険がないか確認でき、安心すると言われています。
ジャンガリアンハムスターの飼い方②環境整備
ジャンガリアンハムスターが健康で長生きするためには、快適な環境を整えてあげることが大切です。下記まとめていますので、それぞれ解説します。
- 掃除
- 温度管理
掃除
衛生的な面と臭い対策の面で、頻繁に掃除をすることが大切です。トイレ砂の交換と水飲み器の口先端の消毒は毎日行ってください。
他床材の取替やケージ内の清掃は汚れたら掃除をするので大丈夫です。目安は週に2回程度と言われていますが、状況に合わせて清潔に保つよう心掛けてあげてください。
温度管理
気温は18度〜26度程度、湿度は40%〜60%程度が適温とされていて、人間にとっても暑すぎず寒すぎずの環境が理想です。
ケージ内がじめじめして不衛生にならないように風通しのいい場所がよいですが、クーラーの風が直接当たる場所や直射日光も避けましょう。
特に真夏と真冬は温度管理をしないと病気になったり、最悪の場合死んでしまうこともありますので注意が必要です。
ジャンガリアンハムスターを飼うときの注意点
ジャンガリアンハムスターは非常に飼いやすいですが、注意しなければいけない点がいくつかあります。下記にまとめています。
- 騒音
- 脱走
- 骨折
騒音
ジャンガリアンハムスターは夜行性で、夜に活発に活動します。深夜に回し車で遊ぶことが多いので、睡眠の妨げにならない様音の小さいものを選ぶことをお勧めします。
またハムスター自身小型で飼いやすい為、アパートで飼おうとする方も多いと思います。隣の部屋側の壁付近で飼育すると深夜の騒音がトラブルに発展する可能性もある為、ケージの配置には気を付けてください。
脱走
平均的なハムスターより体が小さい為すばしっこく、脱走されて1度見失うと非常に見つけにくくなってしまいます。またケージの外だと怪我のリスクも高まるので、十分注意をしてください。
骨折
骨が細く折れやすいので、ケージに挟まったり、回し車から転落などですぐに骨折してしまいます。市販で骨折対策の商品もあるので、極力安心な環境を揃えてあげましょう。
また金属製の部分をかじって不正咬合になる場合のあるので、砂場など敷き詰めケージ内に金属の露出ができるだけ少なくなるように工夫することが大切です。
ジャンガリアンハムスターは初心者向け?まとめ
ジャンガリアンハムスターはハムスターの中でも最も人気なハムスターで、比較的小型で大人しく、初心者にも飼いやすいペットです。
人気なハムスターなので市販で広く販売されています。価格も安価でケージスペースもあまり必要ありません。専用の飼育用品も多くあるので、自分好みな環境作りができます。
エサや運動も特別気を付けなければいけないことはありません。掃除や温度管理は多少気にしてもらえると吉です。一方で騒音や脱走、骨折には注意しておきましょう。
初めてペットを飼いたいと思った時に、ジャンガリアンハムスターは非常におススメです。この記事を見て少しでも興味を持ったら、是非近くのペットショップで直接会ってみましょう!