新しいルーターを選ぶ時に、「Wi-Fiって、どんなモデルや機種がおすすめなんだろう?」と悩んだりしませんか?
「専門用語だらけで難しそう。」と思う人や「私機械に弱いものでして。」と言う方もいると思います。
この記事では、難しいことをそこまで考えずに、かつ自分に合ったルーターが選べるようになれるようになる方法を紹介しています。最後までご覧ください。
出典元:https://www.photo-ac.com/main/detail/1843429#goog_rewarded
Wi-Fi(無線LAN)でできること
世間一般では、かなり浸透しているこのWi-Fiですが、今一度できることをおさらいしておきましょう。
- スマートフォンで大容量通信ができる
- 使用場所を選ばないで通信を行うことができる
- 複数の機種を接続できる
スマートフォンで大容量通信ができる
携帯電話用の回線をずっと使っていると、通信容量の上限に引っかかってしまいます。そして、上限を超えると通信速度がものすごく落ちてしまいますよね。
そこで、Wi-Fiに接続することでWi-Fi側の回線を利用することになるため、通信容量超過を抑えられます。
さらに、動画視聴などたくさん容量を使ってしまうことをWi-Fiにさえ繋いでいれば際限なく使うことも可能になります。
使用場所を選ばないで通信を行うことができる
ドアや遮蔽物をまたいでも通信が可能となっているので、電波が届いている圏内であれば、あらゆる場所で接続して利用することができます。
複数の機種を接続できる
有線LANであれば、それだけ接続するためのケーブルと端子が必要になりますが、Wi-Fiのような無線LANであれば、ケーブルが必要ありません。必要なのは、機種側での通信設定のみです。
モデムとルーターの違い
さて、Wi-Fiの「ルーター」に関して調べている際に、一緒に出てくる「モデム」という単語ですが、この2つの違いはどのようなことがあるのか解説していきます。
ルーターとは?
異なるネットワークを接続するための装置がルーターです。光回線が当たり前になった昨今では、無線接続が主流になっています。
そのため必然的に、有線接続・無線接続共にできるWi-Fiを利用する人が増えたため、Wi-Fiルーター(無線LANルーター)が増加しています。
モデムとは?
モデムというのは、パソコンの理解できるデジタル信号と電話回線などのアナログ信号を相互変換する装置のことです。
昔は、インターネット回線に用いるのは、電話回線を介していたためパソコンを使う上では欠かせない装置でした。
現在では、光回線の普及により、モデムそのものが必要なくなるケースが増えてきました。光回線は、アナログ信号ではなく、光信号というまったくの別物になったためです。
なので、ルーターを買い替える際は、こちらのモデムはあまり意識しなくても大丈夫です。
Wi-Fiルーターのおすすめの周波数帯は?
大きく分けて電波の種類は、「2.4GHz」と「5GHz」の2種類です。どちらの方がどの環境に適しているのか?それぞれについて解説していきましょう。
- 2.4GHzの特徴
- 5GHzの特徴
- どちらかの周波数がおすすめ?
- 通信速度を測ってみよう
2.4GHzの特徴
床や天井などをまたぐ遮蔽物などに強いですが、通信速度は5GHzと比較すると遅いです。また、2階や3階までといった、階層が違っても安定しやすいメリットもあります。
5GHzの特徴
床や天井などをまたぐ遮蔽物に弱いですが、通信速度は2.4GHzと比較すると速いです。そして、電波が直線上に飛んでいるため、「ワンルーム」などの部屋で使うと通信が安定しやすいです。
どちらかの周波数がおすすめ?
なぜ、5GHzの周波数の方がおすすめなのかというと、様々な電化製品で使われることが多いのが2.4GHzの周波数なので、周波数が干渉して通信が不安定になる可能性もあります。
さらに、5GHzの周波数を利用している電子機器は少なく、干渉し合うことがほとんどないため、結果として5GHzの方が通信速度が低下しにくかったり、早くなるケースが多いです。
通信速度を測ってみよう
こちらのサイトにアクセスすると、自分のパソコンでの通信速度がどのくらいなのか?一目で判断することができます。おおよその目安として、100Mbps以上出ていれば問題ないでしょう。
参考サイト:インターネット速度計測サイト「Fast」様
自分に合ったおすすめWi-Fiルーターの見分け方
では、より良いルーターの見分け方について解説していきます。パッケージを見れば大体のことは把握できるので、これらを押さえておけばルーター選びが捗ると思います。失敗しないルーター選びをしていきましょう。
- 通信規格が「11ac」のものを選ぼう
- 最高通信速度をチェックしてみよう
- 2.4GHzと5GHzの両方に対応しているか
- 通信範囲と同時接続可能数をチェックしよう
- 「ビームフォーミング」に対応しているかどうか
- 価格
通信規格が「11ac」のものを選ぼう
通信規格に関しては、「11n」「11g」「11a」「11b」と色々ありますが、最も速い通信速度のものが「11ac」というものになります。電波が密集した中でも、安定しやすいとされています。
最高通信速度をチェックしてみよう
おおよそのWi-Fiのルーターには、「〇〇+〇〇Mbps」表記で最大通信速度の記載がされております。
大きい数字の方が大体5GHzの場合の通信速度、小さい方の数字が2.4GHzの場合の通信速度になります。
2.4GHzと5GHzの両方に対応しているか
上記と少し内容が被りますが、「〇〇+〇〇Mbps」で表記されている場合、両方に対応していることになります。
Wi-Fi接続時に、SSIDと呼ばれるネットワークが(例:「Link-A-123456」、「Link-G-123456」)
のように、2つ表記されていれば2.4GHzと5GHzの両方に対応してるということになります。
「通信範囲」と「同時接続人数」をチェックしよう
商品の説明に書いてあるので、確認したいところですがWi-Fiの電波の届く範囲と同時接続可能人数の項目も見ておきましょう。
「ビームフォーミング」に対応しているか
ビームフォーミングとは、特定の機器に集中して電波を送る技術のことです。ビームフォーミングに対応しているルーターは通信速度が安定しやすい傾向にあります。
価格
やはり、ここは外せないポイントですね。自分がどんな環境でルーターを使いたいのか。そして、通信速度の速さをどのくらい重視して選ぶかによって金額も変わってきます。
おすすめのWi-Fiルーター比較
早速、いくつかおすすめの機種を紹介しておきます。今の時代色々ありすぎて目移りしてしまいがちですが、その中から実用性のあるおすすめの3つの機種をご紹介しましょう。
- 家族で使う人におすすめ
- 値段を抑えてなおかつスピードを重視
- 価格が安くて長く使えるものを重視
家族で使う人におすすめ
機種名:TP-Link Archer A2600。3階建てまでの家で使える、スペースはマンションの4LDKまで、最大48台まで接続可能。筆者おすすめのルーターです。
上記の項目をほぼほぼ網羅している機種で、さらに3年間の保証期間付き。
価格は、1万円でお釣りが来る程度。値段に対してかなりコストパフォーマンスは良いおすすめの一品です。
値段を抑えてなおかつスピードを重視
機種名:BUFFALO WCR-1166DS。手のひらサイズのルーターで、一人暮らし用の方おすすめのルーターになります。
接続人数2人用、同時接続台数6台。2LDK用。価格はかなりリーズナブルな3千円程度。
価格が安くて長く使えるものを重視
機種名:TP-Link Archer C50。これだけ安くて、さらに3年保証が付いてます。
価格はまさかの2千円台。ルーターにしては破格のプライスです。ただ、同時接続台数3台と実用性はあまり無いので、完全に限定性のある一人用です。滅多なことでないと使わないぐらいの人が利用すると良いでしょう。
Wi-Fiルーターを変えるおすすめのタイミング
安心できるタイミングは、たくさん使用していると約3年程度と見積もるのがいいでしょう。
なお、使用頻度によっては、実際には10年程度使用することも可能なケースもあるため、一概に何年使い続けるのがいいというベストな答えは出てこないかもしれません。
なので、もし寿命以外でも買い替える際に参考にするタイミングを4つまとめておきます。
- Wi-Fiに接続する端末が増えた
- スマートフォンやタブレットを買い替えた
- 引越しをしたとき
- 新しい通信規格が出てきた時
Wi-Fiルーターの初期設定について
初期設定ってどうすればいいかわからない人もいると思います。しかし、初期設定に関しては、メーカーによって順序や操作が違うため、購入したルーターの説明書か、公式サイトを見てみましょう。
わからない場合、その機種のメーカーのサポートセンターまで電話してみるのがおすすめです。わからないところも丁寧にわかりやすく案内してくれると思います。
ただ、基本的には初期設定をせずともルーターに説明書通りにケーブルや端子を挿すだけですぐ使えるケースがほとんどですので、あまり心配しなくてもいいでしょう。
ルーター専用の管理用アプリがあるケースも
ルーターの中には、そのルーター専用の管理アプリをダウンロードすることを推奨されているものもあります。
アプリを使わずとも普通にルーター自体を使えるものもありますが、アプリを通して詳細設定ができるケースもあります。積極的にアプリを通して出来ることを把握しておくと困った時に力になってくれるかもしれません。
アプリによって、出来ることが様々異なるため、利用するルーターのアプリについてあらかじめ調べておきましょう。
おすすめのWi-Fiルーターの特徴まとめ
色んな用語もたくさんでてきたため、ここまでの情報を改めておさらいしてみましょう。
- ルーターでの周波数は、2.4GHzと5GHzの両方を兼用出来るものを選ぶのが理想
- 同時接続台数と通信範囲が自分の用途に適しているものを選ぶこと
- ルーターを選ぶ時は、パッケージを見ればおおよその情報が把握できる
- 買い替えた時は、通信速度計測用のサイトで速度をチェック
- ルーターの寿命について
- 使い込んでいる人は3年程度
- 負荷をかけてない人であれば10年ほど使えるケースも
このようなルーターを選ぶように心がけましょう。良いルーターに巡り会えてストレスフリーなWi-Fiライフを楽しんでください。この記事がお役に立てたら幸いに思います。