トカゲをペットとして迎えようと思ったけど、「毎月いくらかかる?」「値段はいくら用意しておけばいいのか?」といった悩みを抱えていませんか?
犬や猫とは違いトカゲを扱っているペットショップが少ないため、なかなか調べづらいですよね。しかし、いざペットショップで直接聞こうと思っても、値段は聞きづらい内容だと思います。
この記事では、トカゲを飼うための設備費用についてやおすすめのトカゲの値段などお金関連を徹底的にご紹介していきます。知っていて損はしない内容なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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ペットとして迎える前にトカゲの生態を知る
トカゲは熱帯地方を中心に全世界の様々な環境に適応して生活をしています。現在分かっているだけでも約4,500種類いるといわれるほど種類が多いのです。
また、日本にも「ニホントカゲ」や「ニホンカナヘビ」などの種類が多く生息しています。馴染みのあるトカゲの生態を知り、ペットとしてトカゲを迎える際の参考にしてくださいね。
- 変温動物
- 脱皮する
- 尻尾切り
変温動物
トカゲは変温動物という体温を一定に保つことが難しい生き物です。そのため、自然界では日光浴をして体を温めますが、飼育下だと飼い主が体温調節できるように環境を作らないといけません。
ケージ内の温度・湿度をしっかり管理できていないと、トカゲは病気になってしまいます。そうならないために飼育する場合には、トカゲに合わせた適切な温度・湿度を保ちましょう。
脱皮する
トカゲもヘビと同じように定期的に脱皮をします。脱皮が上手な子であれば問題ありませんが、中には脱皮が上手くできずに古い皮膚をそのままの状態にしてしまう子もいます。
脱皮を促すためにも、ケージの中をより良い環境にしておき、それでも上手くできない子は飼い主が手伝ってあげるようにしましょう。
尻尾切り
トカゲは外敵から身を守るために、囮として尻尾切り(自切)を行う時があります。飼育下でも、ストレスを感じて自ら尻尾を切断してしまう時があるかもしれません。
尻尾は後々再生しますが体への負担が大きいため、できる限りストレスを与えないようにしてあげてくださいね。
ペットのトカゲ【懐いてくれるおすすめ3種類と値段】
ここではペットにおすすめの3種類をご紹介していきます。値段も一緒にお話ししていくので、トカゲ選びの参考にしてください。
- ヒョウモントカゲモドキ
- フトアゴヒゲトカゲ
- アオジタトカゲ
ヒョウモントカゲモドキ:約5,000円~約20,000円
つぶらな瞳に思わず一目惚れしてしまうほどの可愛さを持つヒョウモントカゲモドキは、飼い主に懐いてくれます。さらに表情も豊かで、世界中からも愛されていますほど人気の高い種類です。
またヒョウモントカゲモドキはカラーバリエーションがあり、その品種によっても価値が異なります。そのため、好みの模様の子を探すのも楽しいと思いますよ。
大きさ | 尻尾も入れて、大体20~30cm程度 |
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値段 | 5,000円~20,000円(品種によってさまざま) |
寿命 | 平均15年程度(長生きだと20年生きる場合もある) |
生息地 | インドなどの大小の岩や岩山が混ざった岩礁地帯などの荒れ地 |
フトアゴヒゲトカゲ:約10,000円~約30,000円
人気№1と言っても過言ではない中型サイズのフトアゴヒゲトカゲは、自分の名前を覚えてくれる頭の良さと温厚な性格で人慣れしやすいところがおすすめです。
ヒョウモントカゲモドキと同様にカラーバリエーションがあるので、好みの品種を見つけても楽しいと思いますよ。
大きさ | 50cm程度まで成長する |
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値段 | 10,000円~30,000円(品種によって異なる) |
寿命 | 10年~15年程度 |
生息地 | オーストラリアの砂漠地帯など半乾燥地域 |
アオジタトカゲ:約10,000円~約30,000円
ヘビのような見た目のアオジタトカゲは、少々気性が荒いところがあります。しかし、懐いてくれれば飼い主にしか見せない顔を見られるでしょう。
最初は噛まれてしまうことがあると思いますが、他の種類よりも早くなつく傾向があり、さらに触れ合いも可能なため大きいトカゲを飼ってみたい方におすすめです。
大きさ | 60cm程度まで成長する |
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値段 | 10,000円~30,000円 |
寿命 | 15年程度 |
生息地 | 東南アジアの草原や砂漠、森などの乾燥した地域 |
ペットのトカゲ毎月かかる値段:最大約5,000円
初期費用も気になりますが、毎月の費用も気になる方が多いでしょう。トカゲを飼う上で毎月かかるものは、電気代と餌代です。
常につけておくライトや保温器具などはつけっぱなしなので、大体2,000円程度かかってきます。トカゲのほとんどの種類は寒さに弱いので、冬場はさらに電気代がかかるので注意してくださいね。
次に餌代は毎月1,000円~3,000円程度です。小さい時には生き餌が必要になるので少々お金がかかると考えておきましょう。
しかし、大人になるにつれて毎日の餌やりが必要なくなってくるので、食費がかからなり費用は抑えられると思いますよ。
トカゲのサイズでケージは選ぶこと
まず、トカゲを飼うために必要な設備の一つであるケージについてです。ケージは小さいトカゲでも30cm以上必要で、丈夫で観察もできるガラス製がおすすめです。
大体5,000円~20,000円とサイズによっても価格は異なります。今回は、小型のトカゲにおすすめのケージと、中型のトカゲにおすすめのケージ2つの商品を紹介していきますね。
- 小型のトカゲには横30cm×奥行30cm
- 中型のトカゲには横60cm×奥行45cm
小型には横30cm×奥行30cm:約7,000円
ヒョウモントカゲモドキなどの小型のトカゲにおすすめサイズの商品です。ロック式の観音扉で、脱走防止になっています。
中型には横60cm×奥行45cm:約20,000円
フトアゴヒゲトカゲなどの中型のトカゲが最適のサイズの商品です。
ランプやヒーターなどを設置しやすいようにコード穴が複数あり、組み立て式でもかなり安定感があるので壊れる心配はありませんよ。
ペットのトカゲにおすすめライトの値段とは?
ライトはトカゲの体温調節などで重要になる器具の一つです。例えば紫外線ライトでは、爬虫類に欠かせないUVB(骨や歯の形成に必要なビタミンD3を体内で作り出す働きのこと)を照射します。
バスキングライトは日光浴ができるライトなので、体温調節ができないトカゲにとって重要なライトです。種類によって選ぶライトは異なりますが、おすすめの商品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 紫外線ライト
- バスキングライト
赤外線ライト:エキゾテラ UVB150 約2,000円
フトアゴヒゲトカゲなどの砂漠に生息している種類に最適な光を照射するライトです。砂漠やサバンナなどの環境を想定したUVB量を照射します。
また、同社の「ナチュラルライト」と併用することで自然の光に近い明るさにできるのでおすすめですよ。
バスキングライト:EilincoUVA+UVB約3,000円
トカゲなどの爬虫類に限らず、両生類や魚類・多肉植物などの幅広い生物に活用できるのが特徴的です。
ポイントとして、砂漠の直射日光をイメージして作られていて、UVA+UVBライト・バスキングライトの2つのランプがついています。そのため、初心者にも扱いやすいのでおすすめですよ。
おすすめな床材は?おすすめの商品と値段も一緒に紹介
床材はトカゲの生息地を元に決めるようにしましょう。例えば、フトアゴヒゲトカゲであれば腐葉土などの保湿性の高い床材ではなく、砂などの乾燥しやすいものがいいです。
このようにsトカゲの種類によっても床材は異なりますので、注意して選択するようにしてくださいね。
- ペットシート
- パーム
- マット
ペットシート:約2,000円
ペットショップやホームセンターなどで、簡単に買えるペットシートは非常に便利です。誤飲することもなく、汚れたら簡単に換えられてすぐに捨てることができます。
しかし、レイアウトを考えれば「イマイチ…」と思ってしまうでしょう。見た目を選ぶか使いやすさを選ぶかは飼い主次第です。
パームチップ:約1,000円
パームの床材とはヤシガラを元に作られています。保温や脱臭効果に優れており、粗目のものを選べば砂の床材と違い、トカゲが誤飲することもなくなるのでおすすめです。
乾燥を好むトカゲにも使えますが、色が黒に近い茶色なのでトカゲの排泄物が分かりにくいので注意してくださいね。
マット:約2,500円
ペットシートと同じように1枚シートになっているので取り替えも簡単で、レイアウトも作りやすいのでおすすめ大変おすすめです。
マットではココヤシ素材のものがいいでしょう。耐久性も高く、吸湿性や防カビ性・防臭効果も期待できます。さらに砂のようにトカゲが餌と一緒に誤飲してしまう恐れもありませんよ。
ペットのトカゲ用シェルターの値段:約2,000円
シェルターはトカゲと飼い主にとっても重要なものです。トカゲは大切な隠れ家となり、飼い主にとってはケージの中のレイアウトを考える上で大切なポイントと言えるでしょう。
シェルターは、トカゲのサイズ(全身隠れるぐらい)のものを用意してあげましょう!
今回紹介するシェルターは、レイアウト重視なら砂漠風でも荒れ地風でも使用できるデザインです。ぜひ一緒に検討してみてくださいね。
水入れはレイアウト重視で選ぼう:約1,000円
水入れは、自宅にあるタッパーや小皿などでも代用できるので心配はいりません。しかし、レイアウトを気になる場合は、購入した方がいいでしょう。
また大きすぎる水入れを置いてしまうと、トカゲがケージ内を思うように動けなくなってしまいストレスを感じてしまいます。ケージのサイズやレイアウトに配慮しながら、適切な大きさを選んであげてくださいね。
ご紹介する水入れは、砂漠や湿地系なレイアウトにもカッコよく収まるデザインなのでおすすめですよ。
トカゲのペットの温湿度計と値段:約900円
ビバリアが作る温湿度計は、長年爬虫類を飼っている人たちから愛されており、中でも「ツインメーターNEO」がおすすめです。
特徴は一目で温度と湿度が確認できる大きな文字盤です。価格も900円程度と安く、ケージのガラス面に簡単に吸盤で貼り付けられるので、取り付け場所にも困りません。
ただあまり高湿度なところにあると不具合が発生することもありますので、注意してくださいね。
ペットのトカゲ【おすすめな餌3種類とその値段は?】
「トカゲの餌は何をあげればいいのか?」と疑問を抱く方は多いでしょう。生き餌はトカゲにとって危険な種類もいるため、しっかりと調べておくことをおすすめします。
今回は栄養面や便利さを考えながら、数ある餌の中から厳選した3つをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- レッドローチ
- ピンクマウス
- 人工フード
レッドローチ:約2,000円
見た目が最大のデメリットであるゴキブリの仲間のレッドローチは、栄養価も高くて飼育も簡単なのでおすすめ度№1です。
コオロギに比べてトカゲが噛まれる心配はなく、飼育も繁殖スピードが速く、鳴かないのでうるさくありません。見た目さえ気にならなければコオロギよりも扱いやすいと思います。
レッドローチの他にデュビアやマダガスカルローチなどの種類が餌用として販売されているので、そちらも検討してましょう。
ピンクマウス:約1,500円~約3,000円
ピンクマウスは冷凍されて販売されており、サイズもS、M、Lと大きさを選ぶことができます。マウスやラットの餌は、内臓やビタミン・カルシウム・タンパク質が豊富に含まれているので栄養価も高い餌です。
冷凍保存されているので保存も便利であり、トカゲのサイズに合わせて購入できるのでぜひ常備しておいてください!
ただ冷凍された餌は、必ず湯煎などでしっかり解凍してから与えてあげてくださいね。
Sサイズ(20匹) | 約1,500円 |
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Mサイズ(20匹) | 約2,000円 |
Lサイズ(20匹) | 約3,000円 |
※ネット販売だと、ほとんどが1,000円以上の別途送料がかかるので注意しましょう!
人工フード:1袋 約1,500円
人工フードは生き餌を飼育する手間もなく保存もしやすいので非常におすすめな餌です。飼い主が虫嫌いでも心配なく扱えて、栄養価も申し分ありません。
お湯と混ぜて練るタイプやジェル状になっているタイプなど多くの種類があるため、トカゲに与えながら試してみましょう。
ただどんなに工夫しても、トカゲが食べてくれない状態になるかもしれません。そうした場合にはトカゲが体調を崩す前に、早めに他の生き餌などの別の餌を与えてみてくださいね。
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まとめ【トカゲをペットとして飼う場合の値段とは?】
トカゲを飼うにはさまざまな準備が必要で、お金がかかると思っておきましょう。以下参考までにいくらかかるかまとめてみたので、今後の参考にしてください。
トカゲ | 20,000円 |
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ケージ | 20,000円 |
ライト | 3,000円 |
紫外線ライト | 2,000円 |
バスキングライト | 3,000円 |
シェルター床材 | 2,000円 |
床材 | 2,000円 |
水入れ | 1,000円 |
温湿度計 | 1,000円 |
生き餌 | 2,000円 |
人工フード | 2,000円 |
合計 | 58,000円 |
初期費用で最低6万程度かかり、毎月5,000円程度かかると考えておきましょう。値段をしっかり把握しておけば、金銭面で不安はなくなると思いますよ。
トカゲは10年~15年と犬や猫と同じように、長い付き合いをしていく大切なパートナーとなっていきます。しっかりと必要な費用を把握して、無理なく一緒に過ごせるようにしていきましょう。