格安SIMとは、「docomoやauソフトバンクなどの大手通信キャリア会社でのスマホ料金よりも、安い料金で使える通信サービス」のことです。
格安SIMのイメージといえば、電波が悪い・LINEで使えない機能がある・メールアドレスを変えなければいけないなどといった沢山の疑問がありますよね。
“格安SIM=安いからデメリットが多い“と思っている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、そもそも格安SIMとはなんなのか、格安SIMが安い理由や、メリット・デメリットについて見ていき、自分に合った格安SIMの選び方についてご紹介していきます!ぜひ最後までご覧ください!
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23140167)
格安SIMとは?
まず、格安SIMとは一体なんなのでしょうか?格安SIMの説明からしていきます!
格安SIMとは、大手通信キャリア会社よりも安い料金でスマホが利用できる通信サービスのことを指します。
「今のプランだと、データ量が余ってしまう」「今のスマホ料金が高い」などと感じている方には、格安SIMはおすすめです!
ですが、”格安SIM”と聞くと悪い噂をよく耳にしたりしませんか?後ほど、格安SIMが安い理由などについてもご紹介していきますね!
SIMカードとは?
次にSIMカードについてご説明します。SIMカードは、あなたがスマホを使用する上でとても大切なものです。
まず、SIMカードが無ければ、スマホを使用することが出来ません。
SIMカードの中には、スマホを購入した際に加入者を特定するための契約者情報が記録されており、この情報を電話番号と結び付けることにより、インターネットなどの通信や通話ができるのです。
ここでSIMカードの大切さを分かっていただけたところで、次は「SIMロックの解除」についてご説明します。
SIMロック解除とは一体何?
そんなSIMカードですが、実は「SIMロック」というものがあります。
ここではSIMロックについてとSIMロックの解除方法についてご説明します。
基本、大手通信キャリア会社からスマホを購入した場合に、契約会社との経線契約を結ぶとその契約した会社以外の回線では、スマホが利用出来ないように設定されてます。それが「SIMロック」です。
SIMロックを解除する際には、大手通信キャリア会社へ行き「SIMロックを解除してください」と一言伝えると解除してくれるので、とても簡単に解除をすることができます。
格安SIMは繋がりにくいのは本当なの?
あなたは、格安SIMは”電波が繋がりにくい“というイメージはありませんか?
実際には、三大キャリアに比べると繋がりにくい傾向にありますが、環境や時間帯によっては格安SIMの方が繋がりやすいこともあります。ですので、「格安SIM=繋がりにくい」というのは言い切れません。
格安SIMが混雑する時間帯は、通勤・通学の時間帯である7時~9時、お昼休みの午後0時~14時、退勤・下校時間帯の17時~19時、帰宅後の21時~23時が繋がりにくいと言われています。
格安SIMが安い本当の理由とは?
そんな格安SIMですが、なぜ安いのか気になりませんか?中には「安いのには何か裏があるのでは・・・?」と疑ってしまう方もいますよね。
でも、安心してください。安いのにはしっかりとした理由があります!
ここでは、格安SIMがなぜ安いのか、その理由を3つお伝えしていきますね!
- 自分で必要なオプションなどを設定できる
- 各種設定などはオンライン受付のみ
- ネットワークの設備を借りている
格安SIMが安い理由①:自分で必要なオプションを設定できる
まず1つ目、格安SIMは自分で必要なオプションを設定することが出来ます。
例えば、「今の契約してるGBだと多くて、無駄にしてしまっている」という方や「毎月GBが足りなくて速度制限になってしまう」といった悩みを解消できる可能性があります!
docomoと同じ系列のahamoだと、20GBを基本料金2,970円で使うことが出来ます。また、足りないという方には1GB、550円で増やせますし1,980円/月で80GB増やすことも可能です。
格安SIMが安い理由②:各種設定などはオンライン受付のみ
2つ目、格安SIMは、主に不具合が発生した際には、オンラインでのみ受付をしています。
その理由として、格安SIMは実店舗数が少なく、人件費やテナント料なども必要ないので、安くサービスを提供することが出来ます。
スマホの操作に不安がある方は、オンラインのみでの対応になってしまうと少し戸惑ってしまうかもしれません。
ですが、”スマホの操作にもインターネットの使い方にも特に不安はない“という方には、格安SIMの方が全てオンラインで終わるのでおすすめです。
格安SIMが安い理由③:ネットワークの設備を借りている
3つ目、格安SIMは、docomoならahomo、auならpovo、SoftBankならLINEMOといったネットワークの設備を大手通信キャリア会社から借りて、通信サービスを提供しています。
そのため、新規の技術開発・基地局、収容局の維持・メンテナンスなどといったお金がかかることはありません。
このように徹底的にコストを削減して、ユーザーに安くサービスを提供するのが格安SIMとなっています。
格安SIMのメリットとは?
最近では、格安SIMを使う方も増えてきました。大手通信キャリア会社もある中で、格安SIMが選ばれるのは、多くのメリットがあるからではないでしょうか?
ここでは、格安SIMのメリットを4つお伝えしていきます!また、一つずつ解説もしていくので、あわせてご覧ください。
- 今使っている端末をそのまま使える
- 契約期間に縛りがない
- 月々の基本料金が安い
- 料金がとにかくシンプル
格安SIMのメリット①:今使っている端末をそのまま使える
まず1つ目のメリットは、”今使用している端末をそのまま使える“という点です。
スマホには、小さな「SIMカード」というものが入っています。それを差し替えることにより、今使用している端末をそのまま格安スマホにすることが出来ます!
ただ、大手通信キャリア会社からSIMカードを差し替える場合、SIMロックを解除してもらう必要があります。
SIMロックの解除方法は、先程お伝えしたように契約しているキャリア会社に行き、解除してもらいましょう。
格安SIMのメリット②:契約期間に縛りがない
2つ目、基本大手通信キャリア会社では、2年経たないうちに解約をしてしまうと違約金が発生してしまう「2年縛り」というものがありますよね。
格安SIMでは、その”縛りがない“ところが多いです。ですので、違約金を支払うこともなく自分の好きなタイミングで解約をすることが出来ます。
格安SIMのメリット③つ目:月々の基本料金が安い
3つ目はやはり、格安SIMの最大のメリットといえば「月々の基本料金が安い」というところではないでしょうか?
この記事の最初の方でもお伝えしましたが、ahamoだと20GBで月々2,970円で使うことが出来ます。
ですが同じGBで使おうと思ったら、docomoでは税込7,315円かかってしまいます。格安SIMに乗り換えた場合、毎月4,345円、年間52,140円スマホ料金を節約することが出来ます。
格安SIMのメリット④つ目:料金がとにかくシンプル
最後4つ目は、大手通信キャリア会社では、契約時や機種変更時にオプション割りやセットメニューを勧められることが多いと感じたことはありませんか?
格安SIMでは、オプションなどを勧められることがなく、使用するGBを選ぶだけなので料金プランがとてもシンプルで分かりやすくなっています。
格安SIMのデメリットとは?
次に、デメリットを4つお伝えしていきます。先程お伝えしたメリットと合わせてご覧ください!
- LINEのID検索ができない
- 購入できる端末が少ない
- 実店舗数が少ない
- キャリアメールが使えない可能性がある
格安SIMのデメリット①:LINEのID検索ができない
デメリット1つ目は、LINEのID検索ができないということです。
LINEのID検索とは、LINEユーザーがそれぞれ設定しているLINEIDを検索する機能のことで、基本、18歳未満の方は使用できない機能です。
大手通信キャリア会社で登録をしている場合には、キャリア会社では登録情報から、年齢確認ができますが、格安SIMでは年齢確認をすることが出来ないので、ID検索には対応していません。
ですが、他の機能は問題なく使うことが出来るので格安SIMで友達追加をする場合には、”ふりふり機能“や”QRコード“などで追加するようにしましょう。
格安SIMのデメリット②:購入できる端末が少ない
デメリット2つ目は、格安SIMの会社で購入できる端末が少ないということです。
大手通信キャリア会社では取り扱っているスマホの数がとても多いですが、格安SIMの会社では購入できるスマホの数がとても少ないです。
もし、スマホとセットで購入しようと考えている方は、事前に自分が使用しようと思っている機種があるかを見ておきましょう。
また好みのスマホが取り扱っていない場合には、SIMカードが入っていない端末を購入し利用することも可能です。
格安SIMのデメリット③:実店舗数が少ない
デメリット4つ目、格安SIMは、実店舗数が少ないということです。
実店舗数が少ないので、各種手続きがオンライン対応がメインになっているところがとても多くなっています。
スマホに詳しい人であれば、特に問題ありませんがスマホに詳しくない人からすれば少し大変かもしれません。
ですが、オンラインだと24時間対応してくれるところもあるので、いつトラブルが発生しても対応してくれます。ですので、あなたの家に近くに実店舗がある会社を選ぶことをおすすめします!
格安SIMのデメリット④:キャリアメールが使えない
最後、デメリット4つ目は、キャリアメールが使えないということです。
2022年現在、ほとんどの格安SIMではキャリアメールの提供はしていません。
月々の基本料金に別途300円程度払うと、今まで使用していたキャリアメールを持ち越すことが出来るところもありますが、基本的に格安SIMではキャリアメールの提供はしていないところが多いです。
ですので、Googleなどのフリーアドレスを事前に準備しておくことをおすすめします。
格安SIMの会社はどこがあるの?
格安SIMの会社は全てで、21社あります。ですが、21社全てを書いてしまうと書ききれなくなってしまうので、大手通信キャリア会社と同じ系列の3社とその他3社をピックアップしていきます!
どこにしようか迷っている方は、この中から選べば間違い無しです!
社名 | おすすめな理由 | GB/月額料金 | 違約金の有無 | 提供会社 |
ahamo | 通信品質の高いドコモの格安プラン | 20GB/2,970円 | 無し | docomo |
povo | 自分好みにアレンジできるauの格安プラン | 0GB/0円(完全オプション制) | 無し | au |
LINEMO | ソフトバンクの通信品質 | 3GB/990円 | 無し | SoftBank |
RakutenMobile | 1GBから無制限に使える | 無制限/3,278円(1GB/0円) | 無し | 楽天 |
UQmobile | 全てにおいて高品質の格安SIM | 3GB/990円 | 無し | au |
Y!mobile | 家族で乗り換えるのにおすすめ | 3GB/990円 | 無し | Yahoo! |
自分に合った格安SIMの選び方を紹介!
最後は、自分に合った格安SIMの選び方をご紹介していきます!
格安SIMを選ぶ際には「基本料金の安さ」と「繋がりやすさ」を重視するのがおすすめです!
しかし、それでも迷ってしまった場合には、元々のキャリア会社がdocomoの方はahamo、auの方はpovo、SoftBankの方はLINEMOにするのが良いと思います!
またRakutenMobileと契約した場合、楽天ポイントが貰えたり楽天で商品を購入した際に、取得ポイントは増えるので、楽天を頻繁に利用する方にはおすすめです!
格安SIMとは一体?全てを徹底解説!まとめ
今回は、格安SIMとは何か、またおすすめの格安SIMの会社や格安SIMの選び方についてご紹介してきました!
この記事を読んで、格安SIMがどのような仕組みになっているのか、メリット・デメリットがわかったと思います。
もし、”今のスマホ料金が高いな”、”GB数が足りない・多いな”と感じる方は、格安SIMに変更を検討しても良いかもしれません!
筆者自身も、格安SIMに先日乗り換えましたが特に不便なこともなく使えており、料金がとても安くなったので格安SIMにして良かったと思っています!ここまで読んでくれてありがとうございました!