「転職したいけど20代で資格なしでも転職できるのかな…」「資格がないとやっぱり転職の時に不利になるのかな」
転職に踏み出そうにも、資格がないことで転職への不安を感じてしまいますよね。ですが、20代資格なしであっても転職はできるんです。
そこでこの記事では、20代資格なしでも転職できる理由や資格なしでも転職できる方法、また併せて転職で失敗する人の特徴も紹介していきます。
「20代資格なしで転職したいけど不安…」な方や「20代資格なしでも転職で成功する方法を知りたい!」方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20190739204post-21813.html)
20代資格なしでも転職できる2つの理由って?
20代の転職は、業種や職種にもよりますが、転職先が名称独占資格や業務独占資格などの専門の資格を必要としない場合であれば、資格が無くても不利にはなりません。
なぜなら、20代資格なしであっても転職できる理由として、以下の2つがあるからです。
- 職種によっては通用しない
- ポテンシャルや将来性
しかし、「資格が無くても不利にはならないってどういうこと?」と思われたのではないのでしょうか。
そのため、次章からは、20代資格なしでも転職できる理由をそれぞれ一つずつ取り上げ、詳しく解説していきますね。
20代資格なしでも転職できる理由①職種によっては通用しない
20代資格なしでも転職できる理由の1つ目は、業種や職種によっては通用しないという点です。加えて、資格を保持していたとしても実務経験がなければ、資格は活きません。
例えば、保育士・社会福祉士などの名称独占資格(資格保持者以外は名乗れない)や看護師・美容師などの業務独占資格(資格保持者以外はできない業務)を保持しているのはアピールポイントですよね。
しかし、一般企業でこれら専門的な資格が求められることは基本的にはありません。また、求められる業種や職種に就いたとしても、実務経験がなければ実力の証明ができないため、評価がされないこともあります。
特に20代後半は即戦力が求められるため、どんな資格を保持しているかよりも、どんなふうに活躍してくれるのかを人事は見ています。なので、資格がないからと言って不利にはならないんです。
20代資格なしでも転職できる理由②ポテンシャルと将来性
20代資格なしでも転職できる理由の2つ目は、ポテンシャルと将来性の点です。そもそも、人事は20代に対して今後の伸びしろや熱意を求めています。
つまり、今あなたができることよりも、あなたにはどんな潜在能力があり、今後どのように成長していくのかといった点を人事は見ています。特に20代前半は、このポテンシャルと将来性を重要視されやすいです。
そのため、資格がないからと言って不利にはなりません。このように、20代資格なしでも転職できる理由を紹介してきましたが、実際に転職するとなれば成功したいですよね。
また、転職はできると言っても、中には失敗する人もいます。なので、ここからは20代資格なしでも転職で成功する方法と、転職で失敗する人の特徴をそれぞれ紹介していきますね。
【20代前半】資格なしでも転職で成功する方法とは?
20代といっても、20代前半と後半とでは転職で成功するための方法が異なります。そのため、20代前半と後半をそれぞれ分けて紹介していきますね。
まず、20代前半資格なしの方が転職で成功するための方法は、以下の2つです。
- ポテンシャルと将来性をアピールする
- 第二新卒枠で転職する
ポテンシャルと将来性をアピールする
先述したように、人事は特に20代前半に対して、ポテンシャルと将来性を求めています。そのため、積極的にあなたの持つポテンシャルと将来性をアピールしていきましょう。
とはいえ、「ポテンシャルと将来性をアピールなんてどうやれば良いの?」と思われるかもしれません。なので、以下の3つのポイントをぜひご参考にしてみてください。
- 自分は今後どんな能力を身に付けたいか
- 身に付けた能力で会社に対してどのように貢献していきたいか
- 他にもどんなことを自主的にチャレンジしていきたいか
これら3つのポイントに重きを置いて、20代(特に前半)の強みであるポテンシャルと将来性を人事にアピールしていきましょう。
第二新卒枠で転職する
明確な定義はないですが、一般的に第二新卒の該当者は、学校卒業後3年以内の人と言われています。なお、会社によっては、20代であれば第二新卒として認めているところもあります。
ポテンシャルと将来性の面と繋がる部分でもありますが、第二新卒は、他の年代と比べた際、将来性を高く買われる点があるんです。そのため、未経験であっても応募可能な求人が多く存在しています。
特に、あなたが未経験の業種や職種に転職したいと思っている場合は、求人情報に”第二新卒”と表記されているかをチェックしてみましょう。他の枠で応募するよりも有利になりますよ。
【20代後半】資格なしでも転職で成功する方法とは?
20代後半資格なしの方が転職で成功するための方法は、以下の2つです。
- ポータブルスキルをアピールする
- 転職エージェントを使う
ポータブルスキルをアピールする
ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても活用できるスキルのことです。具体的には、マネジメントスキルやプレゼンスキルなどが挙げられます。
資格は特定の業界のみに対して通用するパターンがありますが、ポータブルスキルは広範囲で効果を発揮する上に、20代後半が求められている即戦力と繋がります。
ですが、「自分のポータブルスキルなんて分からない…」と思われる方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
しかし、ご自身が気付いていないだけで、ポータブルスキルは身に付いています。ただ、自分自身で見つけるのは難しいですよね。そんな方には、次の見出しで紹介する転職エージェントがおすすめですよ。
転職エージェントを使う
転職エージェントとは、転職に関するノウハウを持つキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれる無料のサービスです。
先述したポータブルスキルについてですが、キャリアアドバイザーに、あなたの経歴やおこなってきた職務内容などを伝えると、それに基づいて、あなたのポータブルスキルや強みを見出してくれます。
また、キャリアアドバイザーは、あなたのスキルや希望にそって求人を紹介してくれるんです。加えて、企業がネットで公開していない求人情報もあるので、もしかしたらあなたの理想の求人と出会えるかもしれません。
なお、キャリアアドバイザーは、企業との面接日程調節などもしてくれるため、手間がかからないのも特徴です。
20代資格なしでの転職で失敗する人の特徴は3つある
20代資格なしでの転職で失敗する人の特徴は、以下の3つです。転職で失敗しないためにも、転職活動を始める際は自身の状態と照らし合わせて、確認してみてくださいね。
- 辞めてから転職活動を始める
- キャリアプランがイメージできていない
- 情報収集が足りていない
また、これら3つの特徴は、20代の転職だけではなく、どの年代の方であっても共通する部分です。
そのため、今後あなたが30代40代となり、もし再び転職を行うとなった際においても、反面教師として活用できますよ。ぜひご参考にしてくださいね。
転職で失敗する人の特徴①辞めてから転職活動を始める
転職で失敗する人の特徴1つ目は、仕事を辞めてから転職活動を始める点です。辞めてから始めてしまうと、収入がなくなってしまうため、金銭的な余裕がありません。
その結果、焦って本来望んでいない転職先を選んでしまう可能性が高いんです。
元々は、違う業種や職種に就くためであったり、現状を変えるためであったりすることが目的で転職活動を始めたのに、望んでいない転職先を選んでしまうと、せっかくの転職が失敗に陥ってしまいます。
そのため、転職活動は仕事を辞めてから始めるのではなく、働いている時から始めておきましょう。
転職で失敗する人の特徴②キャリアプランをイメージできていない
転職で失敗する人の特徴2つ目は、キャリアプランをイメージできていない点です。キャリアプランとは、自分が将来的にどうなりたいかについて計画することをいいます。
つまり、このキャリアプランのイメージができていない状態とは、今後やりたいことが明確になっていない状態のため、転職活動も思うように進みにくいんです。その結果、転職で失敗してしまうことがあります。
しかし、そうは言っても「キャリアプランってどんなふうに立てるものなの?」「自分が将来的にやりたいことなんて思いつかない…」と思われるかもしれません。
そのため、キャリアプランを立てる際は以下の4つを意識して立ててみてください。
- 自分の好き嫌いや得意不得意を洗い出す
- 現在、何に不満を感じており、何に満足を感じているかを洗い出す
- 将来、どんな暮らし方や働き方をしたいかについて洗い出す
- 理想の将来に近づくために現在何をすべきかを洗い出す
転職で失敗する人の特徴③情報収集が足りていない
転職で失敗する人の特徴3つ目は、情報収集が足りていない点です。情報収集が足りていないと、入社後、想定していた職場と違うといった事態に陥りやすいといえます。
また、入社後に気付いた場合は、既に働いている状態のため、すぐに会社を退職して再び転職を始めるのは難しいですよね。なので、失敗に気付いた頃には対応が大変なんです。
こういった職場選びにおけるミスマッチを防ぐために、前もって転職先に対する情報収集は抜け目なくしておきましょう。
その際、企業に関する情報は、企業のホームページや求人情報だけを見て終わるのではなく、できれば入社前の段階で企業に確認をしてみてください。少し気が引けるかもしれませんが、ミスマッチを防げますよ。
資格がないからと言って気後れせずに転職を始めよう!
以上、20代資格なしでも転職ができる理由と、資格なしでも転職で成功する方法と失敗する人の特徴をそれぞれ紹介してきました。
資格なしの転職に対して不安を感じていたと思いますが、資格がないからと言って気後れする必要はないですよ。
資格がなくても、20代特有のポテンシャルや将来性、他にもあなた自身の強みやポータブルスキルが何ものにも代え難い魅力です。また、しっかりと準備を整えた上で、転職活動を始めていくと転職は成功します。
ただ、そうは言っても転職をおこなうとなれば、他にも様々な不安が募るかもしれません。そういう時は、自分自身だけで抱え込まず、転職エージェントなどの第三者を介して一緒に転職に踏み出してみましょう。