ペットを飼っている方の中で、多くの人が気にすることと言えば「脱走」ですよね。今では様々な追跡機能付きの機器があります。その中でも、マイクロチップなどが役立ちます。
マイクロチップの挿入は令和4年6月から義務となっており、実際に迷子になったペットを追跡する方も多いです。
この記事では、ペットが迷子になった際にどのように追跡すればよいかを紹介していきます。実際に脱走した時に落ち着いて対応できるように、ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/26290380&title=%E3%81%8A%E3%81%99%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%A6%E5%BE%AE%E7%AC%91%E3%82%80%E3%83%81%E3%83%AF%E3%83%AF%E3%81%A8%E8%8A%B1%E6%9D%9F)
ペットの追跡には誰もが知っている「GPS」を使用している
先ほどから出てきている追跡機能とは、いわゆる「GPS」のことです。基本的には、人工衛星(GPS衛星)から発せられる電波を受信し現在地を特定するというものです。
GPSとは元々、アメリカで軍事用に開発された技術です。カーナビなどが主に用いられているものですね。意外と軍事用に開発されたものが違う用途で利用されることは多いです。
このGPSには大きく分けて2種類あるので覚えておきましょう。それぞれ特徴が異なります。
1:GPSロガー
1種類目は、「GPSロガー」です。ロガーは英語にするとLOG。日本語に訳すと「記録」になります。
よって、このGPSロガーは最後に居た場所の記録を残すという役割りをしてくれます。注意点としては、リアルタイムで現在地を確認することができないことです。
2:GPSトラッカー
2種類目は、「GPSトラッカー」です。トラッカーを日本語に訳すと追跡者・追跡装置となります。
この技術の特徴は、電話網などを通してGPSで習得した位置情報を携帯電話やPCで受信することです。
GPSロガーと異なる点は「リアルタイム」で現在地を確認できること。ペット用以外にも多種多様に用いられています。
絶対に覚えて!必ず役に立つペット追跡の方法3選
ここからは本題のペットを追跡する方法を紹介していきます。追跡するには先ほど紹介したGPS機能が必要不可欠です。
ペット追跡用に開発されたリードとGPSとしての役割を併せ持つ商品がアマゾンなどの通販で販売されています。もちろんペットショップでも購入可能です。
値段も高くなく、小型犬~大型犬まで幅広いサイズがあるので利用しやすいです。また、防水機能付きの物もあるので雨が降っても問題ありません。
上記のような機器も紹介していくので、見逃さずにあなたのペットに適したものを選択していきましょう。
ペット飼育者なら覚えて!ペットの追跡方法1:マイクロチップ
冒頭で紹介した「マイクロチップ」から紹介していきます。マイクロチップは装着が義務化されているので、ほとんどのペットに着いています。
また、注射器で体内に埋め込むタイプなのでペット自身の負担にもなりません。
どのようにして飼い主の元へ戻るのかというと、マイクロチップにある15桁の番号を読み取り登録情報を確認します。その登録情報から飼い主が特定できる仕組みです。
万が一ペットが災害に巻き込まれたとしても外れることがない点が一番のメリットでしょう。
ペット飼育者なら覚えて!ペットの追跡方法2:GPS
こちらは先ほど紹介した、人工衛星から発せられる電波を携帯・PCで受信し、現在地を特定する方法です。
マイクロチップと異なる点は、体内に埋め込みができないため、災害時に万が一外れてしまった場合は見つけることが困難になってしまうことです。
先述した通り、リード兼GPSの役割をしている物がほとんどなので外れる可能性があります。また、充電がなくなった場合もアウトです。
デメリットばかりでなく、実際にリアルタイムで簡単に場所を特定できるメリットもあります。上手に活用すれば追跡にとても便利な機能です。
ペット飼育者なら覚えて!ペット追跡方法3:Air Tag
Apple社が販売するガジェットのAir Tagの紹介。このAir TagはiPhoneに最初から入っている「探す」というアプリで、簡単に位置情報を模索可能。
そのためには、Air Tag対応の首輪を購入する必要があります。猫などに付ける際は、万が一落とさないように、しっかりと固定できる物がおすすめです。
デメリットは、しっかりと固定していない場合誤飲などの恐れがあります。さらに、位置情報がiPhoneユーザーがいない場所だと更新できないです。
過疎地域では使用しにくいので、あなたの環境を一度チェックしてみることをオススメします。ちなみに、日本ではiPhoneユーザーが一番多いです。
必ず役立つ!ペット追跡ポイント3選
ここからは、ペットの追跡性能を詳しく解説しながら紹介していきます。
物によって様々な条件があるので、しっかりと見ておきましょう。具体的には下記の機能を紹介していきます。
- 重量
- バッテリーの種類
- IP
商品を購入する際は概要を最後まで読んで下さい。画像のみで判断すると、どこまでがセットの商品なのかが曖昧です。
よくあるのが、画像の下部に小さい字で「〇〇は別売り」と書いてあることです。1枚目の写真だけでなく、2,3枚目の写真も確認しましょう。
必ず役立つ!ペット追跡ポイント1:重量
首輪があまりに重いとペットの負担になってしまいます。なので、GPS機能がある機器を取り付ける際は、20g程を目安にしましょう。
特に老犬や老猫は20gでも大きな負担を感じてしまう場合があるので、可能な限り軽い物を選んであげて下さい。
また、首輪を装着する際には人の指が2.3本入るくらい余裕を持たせるようにしましょう。余裕が全くないと摩擦で擦れで皮膚炎や脱毛になることがあります。
必ず役立つ!ペット追跡ポイント2:バッテリーの種類
バッテリーは大きく分けて電池交換式・電池交換不可・充電式の3種類があります。
電池交換式は種類にもよりますが、長期間の使用が可能です。ですので、どこかに行ってしまうことが多いペットを飼育している方は電池交換式がおすすめ。
電池交換不可は、名前の通り一度電池が切れてしまったら買い替える必要があります。ただ、電池交換の手間がないので、その点が大きなメリットです。
バッテリー式は何度も充電すれば使用できるので、交換費用などが掛からないで済みお金がかかりません。ただし、充電を忘れると使い物にならなくなるので気を付けましょう。
必ず役立つ!ペット追跡ポイント3:IP
まずIPとは防塵・防水を数字で表すことです。数字が高いほど性能が高いです。それぞれMAXの数字が異なり、前半のIが「6」後半のPが「8」。
例えば、IP68ならば防塵が最大数値の6。防水が最大数値の8となります。なので完全に塵の侵入を防ぎ、長時間水に浸っていても大丈夫ということです。
逆に、数値が低い物は性能が低く壊れやすいです。購入するならば頑丈で長持ちするものを選択しましょう。
ペットが脱走した時の対処法:まとめ
今回は、ペットが脱走した時に利用できる道具やGPS機能について紹介しました。少し難しい箇所もあったでしょうが、大切な家族を守るために必要な知識です。
GPS機能を知っておくだけでも実際脱走してしまった時に、焦らず迅速に対応することが可能になります。
そもそもの追跡方法が分からなければペットが戻ってくる可能性は非常に低くなります。これは災害時においても同様です。
守ってあげられるのは飼い主のあなただけです。今回紹介した脱走時の対処法をしっかり覚えて、不測の事態に備えておきましょう。