「子犬を飼い始めたけれど、しつけは“いつから”“何から”始めて良いのか分からない…」
そんな「犬のしつけについての悩み」を抱えている人もいるのではないでしょうか?
でも大丈夫、この記事を読めば以下の内容を得ることができますよ!
- 犬をしつけするメリットをしっかり理解できる
- 準備段階から学べる
- 犬のしつけを始める適切なタイミングを理解できる
- 犬のしつけのポイントや具体的なステップ順を理解できる
犬のしつけはゆっくり少しずつ理解していく必要があるので、ぜひ焦らず最後までお付き合いください!
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E7%8A%AC-%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88-%E4%BB%B2%E9%96%93-1861839/)
犬をしつけするとこんなメリットが!
まずは犬のしつけをするとどんなメリットがあるかご紹介します。
そこを知っておくと、しつけをする上でのモチベーションキープに繋がるうえ「こんなメリットもあったんだ!」という発見があるかも知れませんよ!
- 一緒に居られる時間を増やせる
- 飼い主・犬ともに余計なストレスが減る
- 絆を深められる
- お留守番の時も安心になる
それでは各項目内容について、詳しく解説していきたいと思います!
一緒に居られる時間を増やせる
犬のしつけをして、行動をしっかりとコントロールできるようになれば、一般社会にも溶け込むことができます!
一緒に出かけられるスポットも増えて、一緒に居られる時間も増やすことが可能です。
飼い主・犬ともに余計なストレスが減る
「言うことを全く聞いてくれない」って飼い主にとってすごくストレスですよね…。
ただそれは、犬にとっても飼い主と同じくらいストレスに感じることです。
しつけをして飼い主の意思を理解できるようになれば、そのようなストレスもお互いにグッと減り、心身ともに健康に過ごせます!
絆を深められる
犬は社会的な動物で、飼い主が大好きだからこそ絆を深めやすい生き物です。
子犬の頃からしつけを通してしっかりコミュニケーションを取れるようになれば、深い絆を結ぶことができますよ!
お留守番の時も安心になる
犬は元々は群れで生活する動物で、家で飼い主の居ない時間はとってもストレス…。
それによって自暴自棄になり、言うことを聞いてくれない子になってしまう可能性があります。
そのへんもしつけによって、しっかりコントロールできるようになれば、お留守番もできる良い子に育てることが可能です!
犬のしつけはいつから始めればいい?
犬のしつけを始める時期としては『生後2,3ヶ月頃』が最適と言えるでしょう!
生まれて間もない頃の子犬では、脳がまだ未発達な状態でしつけに最適とは言えません。
生後2,3ヶ月頃の子犬は「社会化期」と呼ばれており、物事やルールを受け入れやすく学びの吸収がとても早いしつけに置いて良い時期と言えます!
逆にその時期を過ぎてしまい、成犬に近づいていくと、警戒心や自我が強くなり問題行動が増えて来るんです…!
犬のしつけを始める前にやっておくべきこと
犬のしつけを始める前に、まずやっておくべきとっても簡単なことがあります!
これをやっておかないと犬との絆も深まらず、しつけも思うように上手くいきません。
それは『たくさんの愛情を注いで信頼を築く』ことが大切ということです!
- 常に優しい声かけをする
- 叱り過ぎない
- スキンシップをたくさん取ってあげる
- しっかりとアイコンタクトを取る
ただ、甘え過ぎはワガママ過ぎる子に育ってしまうので、しっかり叱るべきタイミングは叱るべきです…!
犬のしつけするポイント!
具体的なしつけステップを解説する前に、まずはポイントを紹介していきます!
しっかりとポイントを理解した上でしつけを始めた方が、よりスムーズに進められるからです。
- できたらしっかり褒める
- 短く繰り返す
- パターンは崩さない
- 叱り過ぎない
- 社会性を身につける
それでは各項目内容について、詳しく解説していきたいと思います!
できたらしっかり褒める
しつけをする上で、上手くいったらしっかり褒めてあげましょう!
- おやつをあげる
- おもちゃをあげる
- 撫でたり褒めて構ってあげる
こうすることで「この行動をしたらご褒美を貰える!」と言うようにインプットされるため、しつけがしやすいです!
短く繰り返す
「早くしつけをしたいから」と言って、長時間行うのはダメです…!
犬にとってストレスになりますし、注意力が低下して逆に効率が悪いとも言えます。
パターンは崩さない
しつけは“一貫性”を持って、方向性をブラさずに行ってください。
例えば、いつも禁止していることを気まぐれでOKにすると、犬にルールとして身につきません。
「これはOK」「これはダメ」と言うのを明確にし、つねにそのルールは崩さないようにしましょう!
叱り過ぎない
しつけをしていて、どうしても上手く行かなかったり、覚えてくれなくてもキツく叱り過ぎてはダメです。
しつけというのはそもそも長期間かかるもので、人間の私たちが忍耐強く行いましょう…!
犬もずっと叱られっぱなしだと、ストレスになりますし、何よりしつけと怒りの区別が理解できなくなれば元も子もありません…。
社会性を身に着ける
今後社会に溶け込んでいくためにも、早めに自動車や人、他の犬に慣れさせるようにしましょう!
子犬の頃は、初めて見たものに慣れやすい時期なので、抱っこしながら外を散歩してみたりして、徐々に慣れさせていくのが良いです。
ただ、嫌がるようであれば無理は禁物なので、焦らず少しずつ行なっていきましょう!
犬をしつけする具体的なステップ!
犬のしつけにおいてのポイントは上記で解説しましたが、では実際にどういうステップで進めていけば良いのか解説していきます!
- 名前を付けてあげる
- しっかりアイコンタクトを教えてあげる
- トイレを覚えさせる
- 体に触れて慣れさせる
- コマンドを習得させる
ステップ1 名前を付けてあげる
しつけにおいて「名前を付けてあげる」ことは、基本中の基本です!
名前を付けてあげることで、呼んだ時にしっかり「自分のことだ」と認識させてあげることが大切で、意思疎通が取りやすくなります!
名前を呼んで反応したり、寄ってきてくれたりしたときにおやつを与えて褒めてあげることで徐々に覚えさせてあげましょう。
ステップ2 しっかりアイコンタクトを教えてあげる
名前を覚えてもらえることができたら、コミュニケーションの基礎でもあるアイコンタクトを教えます。
目を合わせる習慣を身につけることにより、指示待ちの状態にして意識を飼い主に集中させることができるんです。
具体的な方法としては、例えばおもちゃやおやつを犬の顔の前に持っていき、興味を示したところで自分の顔の前に移動させます。
目を合わせることができたら、褒めながらおもちゃやおやつを与えてあげましょう!
ステップ3 トイレを覚えさせる
犬は排泄をしたくなる時、床の匂いを嗅いだり、なんとなくソワソワしたり、くるくる回ると言った行動をします。
そんな様子を見せたら、すぐにトイレに連れて行ってあげましょう!
「失敗しても叱らない」というのも大切で、成功したらおやつを与えたり、褒めてあげることも忘れないように。
寝起きやごはんの後など、トイレのタイミングを覚えておくとやりやすいですよ!
ステップ4 体に触れて慣れさせる
自宅でのお手入れや病院など、犬の身体に触れる機会に備えて子犬のうちから慣れさせておくのも大切です!
日頃から触れる機会を増やして、警戒心を徐々に解いてあげましょう。
首や背中、あご下などは嫌がられづらく、そこからスタートして徐々に足やお腹、耳など範囲を広げていくのがポイント。
しっぽや頭などの急所は、警戒心が強くなってしまうため無理しないペースで徐々に進めていくと良いです!
ステップ5 コマンドを習得させる
ここまで出来たら、最終目的であるコマンドを習得させていきます!
コマンドとは「待て」や「座れ」などの、指示により犬の行動をコントロールするしつけです!
覚えておくと良い便利な代表的コマンドを、以下に挙げてみました!
- お座り
- 伏せ
- 待て・よし
- おいで
- つけ
次の事項では、コマンドの特徴や教え方を詳しく解説していきます!
コマンドの具体的な習得方法
前項の中で解説した「コマンド」とは具体的にどのような方法で教えていけば良いのでしょうか?
それぞれのコマンドについて、詳しく掘り下げて解説していきたいと思います!
お座り
犬を座らせるコマンドで、皆さんも結構馴染みのあるコマンドではないでしょうか!
しつけの仕方としては、おやつを犬の顔の前に差し出すことから始めます。
そのまま注目させながら、おやつを犬の頭上に上げると、自然と座った姿勢になります。
これを繰り返し、できればおやつを与え、慣れてくれば「おすわり」と声に出していって、おやつを与えるのではなくしっかり褒めるに変えていき、覚えさせていきましょう!
伏せ
「お座り」を覚えることができたら、次は「伏せる行動」を教えていきます。
おやつを犬の前足の間に持っていき、そのまま遠ざけ伏せさせるように誘導しましょう。
できたらおやつを与え、徐々におやつを与えるのではなく、褒めるように変えていきます。
なぜかと言うと、おやつのない状況でも通用できるようにするためです!
待て・よし
こちらのコマンドは、まず「お座り」をさせてから行うコマンドです。
お座りをさせた犬の目の前に、手の平を出し「待て」と言って3秒間キープさせます。
成功したら「よし」といい、おやつや褒めるなどのご褒美を与えるのを繰り返すしつけを行なってみてください!
おいで
犬を自由に歩かせて、飼い主が犬の名前と「おいで」を同時に言います。
それで犬が寄ってきたら、おやつを与えてコマンドの意味を習得させていきます!
子犬は集中力が続かないため、比較的静かで落ち着いた場所で行うのがポイントです!
つけ
こちらのコマンドも、まずは「お座り」をさせてから行うコマンドになります!
そしておやつを犬のあごの高さでキープして「つけ」と言いながら前進します。
犬が追いついてきたらストップして、また「お座り」をさせる、これの繰り返しです!
ただこのコマンドは犬にとって覚えるのが難しいコマンドなので、ストレスを与えない程度に長期に渡り行いましょう…!
留守番はいつからさせてOK?
上記で基本的なしつけを一通り教えたら、お留守番の練習もさせましょう!
犬は本来群れで生活する社会性動物のため、飼い主が居ない状況では不安や退屈から、いたずらをしてしまいます。
10秒ほど、飼い主の居ない状態からスタートしていき、徐々に1匹の状態の時間を増やして慣れさせていくことが大切です!
こちらも子犬にとって、なかなかに覚えることが難しい訓練のため「焦らず」「叱り過ぎず」を意識して行いましょう…!
事前の準備はいつから始めるべき?
一通りしつけのコツを解説してきましたが、ではいつから準備を始めるべきでしょうか?
結論から言うと、犬は子犬の頃からしつけるのが良いため「家に迎え入れると分かった段階」で、迎え入れる前から行いましょう!
事前準備の例として具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- 危険な場所にはゲートを設置(キッチン、階段、段差の高い場所)
- 誤食しそうな危険物は子犬の触れられない場所へ
- 電気コードにはカバーを着ける
- 床は犬が滑りづらい素材に変える(カーペット素材やマットなど)
結論!犬のしつけはいつから始めて何をすればいい?
犬のしつけを始めるタイミングややり方について解説してきました!
- 始めるタイミングは覚えの良い子犬の頃から
- 成功したらしっかり褒める
- パターンは崩さない
- 短く繰り返す
- 名前を付けてアイコンタクトを覚えさせる
- 体に触れて慣れさせる
- コマンドを習得させる(お座り、伏せ、待てなど)
- トイレやお留守番を覚えさせる
また、成犬でもしつけはできる事はできますが、子犬よりも格段に難易度が高いためドッグトレーナーへ依頼するのも一つの手ですね!
それでは、犬とのより絆の深まった楽しい日常を目指して、頑張ってみてください!