アロワナを飼育しようと考えているが、どんな種類が飼育しやすいのか、飼育費用はいくら掛かるのかあなたも分からないでしょう。
金魚などを飼育したことがある方は多いですが、アロワナを飼育するためには温度・水質・餌の管理にまで細かく管理する必要があります。
実際に飼育するとなるとお金・環境・飼育方法など様々な不安があるのではないでしょうか。何事も最初は不安が付き物で大変ですよね。
今回は、アロワナの種類や飼育方法を紹介。初めてペットにしようと思っている方でもこの記事を読めば安心して飼い始めることができます。ぜひ、最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/27315193&title=%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3)
飼おうと迷っている方必見!アロワナの飼育方法
アロワナを飼育しようと思っているが、費用がどれくらい掛かり、何を用意すれば良いのかあなたも分からず不安でしょう。最低限必要な物を紹介するので確認しておいてください。
- 水槽(約10万)
- 濾過フィルター(2万~5万)
- ヒーター(1万~2万)
- 生き餌(月に1千円~)(人工肥料・コオロギ・ミミズ・ミルワーム・金魚)
- 照明(なくても大丈夫)
照明を入れた理由は、見栄えが良くなるからです。お金に余裕があり、見栄えにまでこだわるという方は設置するといいでしょう。
また、なぜ生き餌なのかはアロワナが肉食の魚だからです。丸呑みで餌を捕食するので飼育した際には見てみると野性味があり面白いです。
さて、上記に最低限必要な物を紹介しましたが費用は単純計算で約15万円かかります。想像以上に莫大な費用が必要で驚いた方もいるでしょう。
ケニアというメーカーのアクリル製水槽がガラスよりも割れにくく、安心して利用可能できます。リンクを掲載しておくので、ぜひ一度ご覧ください。
アロワナの習性とは?種類によって異なるのか
アロワナは穏やかな性格なので、暴れたりすることはあまりありません。ただし、餌を捕食する際は獰猛な姿を見ることができます。
種類別には基本的に、性格の違いはなくおとなしいです。他の魚への攻撃もあまりないので、混泳することも種類によっては可能。神経質なので環境には気を使いましょう。
例外に、アロワナ同士を2匹混ぜての飼育はおすすめしません。理由は、縄張り意識から喧嘩になる恐れがあるからです。ですが、3匹以上だと喧嘩しなくなります。
アロワナの飛び出し事故に注意が必要!
アロワナには元々ジャンプする習性があり、水槽から飛び出すことがあります。また、パニックになった際、暴れた場合にもジャンプする危険性が高いです。
光・振動・人影が主な原因です。他にも、水槽を揺らすことによるストレスが原因の場合もあります。
対策方法は、水面に浮草を入れる・網を張る・水槽上部に重りを置くなど多々あります。飛び出して死んでしまうこともあるのでしっかり対策しましょう。
仮に飛び出した時も、3分以内であれば助かる可能性があります。見つけた際は、迅速に水槽に戻してください。
要注意|アロワナのかかりやすい病気とは?4選紹介
サイズが大きくて病気とは無縁に思えるアロワナですが、かかりやすい病気もあります。ここでは、最低限覚えておいて欲しい病気を紹介。
病気になった際には迅速な対応が求められます。そのためには、飼い主が異変にいち早く気付ける洞察力が必要です。しっかりと覚えていきましょう。
- 目垂れ
- カラムナリス感染症
- エラめくれ
- 白点病
上記4つがかかりやすい病気です。重篤化すると死んでしまう恐ろしい病気もあるので詳しく説明していきます。ぜひ、飛ばさずにご覧ください。
目垂れ
この病気にかかると目が下垂れしてしまいます。その理由は、餌が水槽の下のほうにいってしまい下の方を向き続けるからです。
また、他の魚と混ぜるとその魚を目で追うことで目垂れになる可能性もあります。照明が水槽底面に当たり反射光を見ることによってもなってしまうので注意が必要。
一度目垂れになってしまうと専門家の特別な手術で直してもらう必要があります。見栄えも悪くなってしまうので、飼育する際は気を付けましょう。
カラムナリス感染症
この病名を聞いたことがある方は少ないでしょう。感染力が非常に強く、死んでしまう可能性が非常に高いので注意が必要です。
またの名を、口・尾・ヒレ腐れ病といいます。熱帯魚が感染しやすい病気です。ヒレから感染が始まると呼吸ができなくなり、急死してしまいます。
早期発見できた場合は、薬浴によって直すことが可能です。オススメの薬は、グリーンFゴールド顆粒。下記にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。
エラめくれ
原因は、水槽の狭さ・自由に泳げないことから来るストレス・水質の劣化などが上げられます。
エラめくれになると観賞の際に見栄えが悪く、美しくなくなるので防ぎたい病です。慢性的な濾過不足の可能性もあるので注意しましょう。
白点病
白点病とは、寄生虫に寄生されることによって発症する病気です。ウオノカイセンチュウという寄生虫は低音を好むので水槽内の温度を30℃前後に保つと予防できます。
感染してしまった際は、先ほど紹介したグリーンFゴールド顆粒を使用した薬浴により、治療することが可能。
白い点が症状を見極めるのに必要な知識です。早期発見し迅速な処置が必要。最初は尾にできやすいのでよく確認してあげましょう。
刮目!アロワナの種類とは?4選紹介
ここからは本題のアロワナの種類を紹介。それぞれの特徴などをよく理解していきましょう。
- シルバーアロワナ
- ブラックアロワナ
- ノーザンバラムンディ
- アジアアロワナ
上記4種類を詳しく紹介しますので、しっかりと確認しましょう。飼育する際の難易度やサイズがどのように異なるのかが分かるので、楽しい分野ですよ。
これから飼育しようと考えている方は必見です。アロワナは、あまりの大きさに飼育放棄する方も多いので間違ってもそのようなことがないように。
定番!アロワナの種類とは1:シルバーアロワナ
アロワナと言えばこのシルバーアロワナを指します。南米ではメジャーな魚であり、現地では食用としても用いられています。
アロワナの中では一番安価で入手することができます。成長速度が速く、大きな水槽を用意可能であれば飼育しやすいでしょう。
ペットショップで購入した時は15㎝ほどの大きさでも、3年ほどで成体となり約1mにもなります。
大きさに合わせて水槽の大きさを変える必要があるので、大きな水槽を置けない・お金がないなどの方はペットにするのは難しいです。
圧巻|アロワナの種類とは2:ブラックアロワナ
体の色が黒いのが特徴のアロワナです。シルバーアロワナよりも流通量が少なく、値段が少し高くなります。8千円~1万円ほどで購入可能。
サイズはシルバーアロワナより小さく、成体でも60cmほどの大きさになります。神経質で、少しの水質の変化でもストレスを受けやすいです。
幼魚の時から飼育を始めるのは大変ですが、大きくなるにつれて色・サイズの変化を楽しむことができます。
ブラックアロワナはアロワナの飼育に慣れている方向けの魚ですが、しっかりと面倒を見るという方はチャレンジしてみるといいでしょう。
独特の名前|アロワナの種類とは3:ノーザンバラムンディ
オーストラリアに生息しているアロワナです。シルバーアロワナに似ていますが、色・体系が異なります。
気性が荒く、混泳する魚を攻撃するので単独での飼育をオススメします。混泳させなければ初心者でも飼育しやすいです。
また、シルバーアロワナ・ブラックアロワナよりも柔軟性が劣っており、大きめの水槽でないとUターンができません。幅が120cm、奥行きが60cm以上の水槽がオススメ。
成体で50~60cmほどの大きさになります。成長速度が速く、1年で30cmくらいまで大きくなります。大きさにマッチした水槽を用意して下さいね。
観賞に最適!アロワナの種類とは4:アジアアロワナ
アジアアロワナはアロワナの中でも一番美しいです。過背金龍(かせきんりゅう)・紅龍(こうりゅう)・黄龍(こうりゅう)・グリーンアロワナなどの種類があります。
グリーンアロワナが幼魚で2万円、成魚で15万円ほどします。これでもほかのアジアアロワナに比べると一番安価です。高いアロワナだと100万円ほど。
野生のアジアアロワナは絶滅危惧種に指定されており、ワシントン条約で国際取引が規制されています。養殖個体が流通しており、マイクロチップが埋め込まれています。
ノーザンバラムンディ同様に柔軟性がないので、大きめの水槽を用意する必要があります。お金に余裕があり、育てる自身がある方向け。興味がある方はぜひ一度ご覧ください。
まとめ|アロワナを飼育する際には最低限の知識は持っておこう
ここまでアロワナの種類・飼育方法などを紹介してきました。種類ごとに飼育のしやすさが異なり、性格の違いも分かったでしょう。
また、感染症などの病気について最低限の知識がないと異変に気づけずに症状が進行してしまいます。飼い主のあなたが知識を付けることでしか迅速に気付くことは難しいでしょう。
アロワナは幼魚のころから飼育し始めると楽しさもありますが、大変なことも多いです。飼育放棄してしまう方もいます。
どの種類のアロワナが飼育しやすいのかを良く確認し、飼育にチャレンジしてみましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。