「熱帯魚を飼いたいな、どんなお魚がいいかな?」と考えているときは幸せな時間ですよね。「でも初心者だし、何を準備したらいいんだろう?」と不安になってしまいます。
実際に熱帯魚を初めて飼育しようと考え始めると、「飼いやすい熱帯魚ってある?」、「必要なものって何?」と頭を悩ませてしまうかもしれません。
この記事では、初心者の方に向けて、熱帯魚の飼育に必要なものや飼いやすい熱帯魚を紹介をします。気になる方はぜひご覧ください。(アイキャッチ画像:https://www.pakutaso.com/20130926263post-3297.html)
熱帯魚の飼育に必要なものを揃えよう!
- 熱帯魚の水槽
- カルキ(塩素)抜き
- 水草
- ライト
- フィルター
- フード
- ヒーター
- 砂利
水槽の大きさは、置き場所や魚の数に合わせて選びましょう。カルキ抜きを使って水を準備します。
砂利を敷き、ライト、水温を26℃に保つヒーターやきれいな水に保てるようフィルターの設置をします。熱帯魚が隠れることができるように水草を入れてあげましょう。初心者には枯れない人工水草も良いでしょう。
フードは消化が良く水を汚しにくいテトラのフードがおすすめです!
水槽のセット方法
水槽は飼育する熱帯魚の数や種類に合わせて用意し、直射日光の当たらない丈夫な台の上に置きましょう。よく洗った砂利を敷いたら、水道水を入れ、塩素抜きを使って無害化しましょう。
そのあとは、フィルターとヒーターをセットすれば、水槽の準備はOKです。熱帯魚を水槽に入れるときは、必ず水温合わせが必要です。
水温合わせ:飼ってきたばかりの熱帯魚や鑑賞魚、エビなどを水槽の水に早く慣れさせるために、水槽に入れる前に行う重要な作業のこと
水槽の準備ができたら、熱帯魚を袋のまま、15~30分くらい水槽に浮かべて、水槽の水温(約26℃)に慣らしてあげましょう。そのあと、熱帯魚だけを水槽に移してあげてください。
水替えや掃除の方法について
通常は1か月に2~3回、定期的に水替えを行いましょう。水温が急激に変化しないように注意し、水道水を使用する場合は、カルキ抜きなどを使用し塩素や重金属を中和させてから、水替えを行うようにしましょう。
水槽の内側がコケなどで汚れたら、水替えの前に柔らかいスポンジなどでこすり取ってください。水替えと同時にろ過材も交換するようにすれば忘れることがないので、良いでしょう。
初心者でも飼いやすい熱帯魚①グッピー
熱帯魚の中でも代表的な魚です。寿命は1~2年ほどで、個体ごとに異なる体色と美しく伸びる大きなヒレが特徴です。
グッピーが最も活発に活動する水温は水温23~26℃で、中性~弱アルカリ性の水を好みます。一日の水温変化が大きいとストレスになるので、夏場はクーラー、冬場はヒーターが必要となります。
グッピーは、水質、水の量、水温や水流など、水が良ければ病気になりにくく大きく育ってくれますし、繁殖が簡単な魚と言われています。
初心者でも飼いやすい熱帯魚②プラティ
プラティは淡水魚の1種で、観賞魚として親しまれています。寿命は1年程度と短いですが、オスメスのペアがいれば勝手に増えていくほど繁殖力が強いので注意が必要です。
水温は年間を通して25℃前後に保った方が良いでしょう。夏と冬はそれぞれ温調機器を準備してください。
グッピーやカラシン、オトシンやコリドラスなどの熱帯魚との混泳、アヌビアスナナやウィローモス、ミクロソリウムなど水草との混泳も可能です。
初心者でも飼いやすい熱帯魚③ネオンテトラ
ネオンテトラは、丈夫で飼育しやすく価格もお手頃なことから、初心者向けの熱帯魚と紹介されることが多いです。
ネオンテトラは、やや臆病でとても温和な性格をしていて、他の魚との混泳も楽しめる熱帯魚です。群れで泳ぐことを好む熱帯魚ですので、同種の複数飼育が基本です。
水槽内に自分よりも大きな魚がいるといじめられたり、ストレスになったりするので、混泳相手の選定には注意が必要です。
大きさは最大で4cmほどで、寿命は1年半から2年と言われています。水温や水質など、病気にかからないようにするためには適切な環境で飼育してあげることが必要です。
初心者でも飼いやすい熱帯魚④グラミー
グラミーの魚体は楕円形で強く側扁しており、アンテナと呼ばれる細長い腹びれを持つことが共通の特徴です。体色が鮮やかなので、水草水槽などでグラミーだけを飼育しても見ごたえのあるアクアリウムになります。
体長は品種によって大きく異なり、観賞魚として流通しているのは、4~12㎝程度のものが多く、寿命は3~5年ほどの品種が多いです。
品種にもよりますが、基本的に水質の変化に強く丈夫で、混泳もしやすい初心者にもおすすめの熱帯魚です。
初心者でも飼いやすい熱帯魚⑤エンゼルフィッシュ
エンゼルフィッシュは、強く側扁した菱形の魚体に、長く伸長した背びれと腹びれ、尻びれを持つ独特のフォルムが特徴です。
体長は最大15㎝で、寿命は約5~6年ほどと言われています。食性は小魚や甲殻類、昆虫類などを捕食する肉食性です。
1匹の体長が大きいのもあり、2匹以上の成魚を飼育する場合は、60cm水槽以上、水槽の高さは45cm以上の大きな水槽を準備する必要があります。
初心者でも飼いやすい熱帯魚⑥ヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビは、全長は3~5㎝程度の淡水性のエビで、水槽内のコケを食べたり、食べ残しを処理してくれたりするため、メンテナンスフィッシュとして導入する方も少なくありません。
丈夫で飼育しやすいと言われるヤマトヌマエビですが、水質と水温には配慮してあげましょう。
適正水温は20~28℃ですが、飼育水が凍結しなければ屋外飼育やビオトープで冬を越すことも可能です。夏場は日陰を作る、冷却ファンを設置するなど高温にならないようにしましょう。
まとめ:熱帯魚は初心者でも飼える!お迎えの準備を始めよう!
熱帯魚の飼育に必要なものや飼いやすい熱帯魚について紹介しました。
カラフルで美しい水槽映えするお魚が人気ですが、はじめての方向き、混泳向きなど飼育する方によってお迎えする熱帯魚は変わってきます。
最低限の知識、飼育する熱帯魚の性質や必要な設備を理解して、適切な環境で飼育することが必要になります。
お迎えした熱帯魚と長い間一緒に過ごすことができるよう、最低限の知識や設備を準備して、楽しんで飼育できるといいですね!