フリーランスとして活動し始めて、ある程度の収入があると確定申告をする必要があります。
初めて確定申告をする時は「難しくてよく分からない」「期日までに申告が終わらなかったらどうしよう」と疑問や不安をもってしまいますよね。
そんな悩みを解決してくれるのが確定申告アプリ・ソフトです。
この記事ではフリーランス初心者におすすめの確定申告アプリ・ソフトを10個紹介していきます。
アプリ・ソフトを活用すれば、確定申告が初めてでも簡単に手続きが行えますよ。
さっそく記事を読み進めて、あなたにピッタリなアプリ・ソフトを見つけていきましょう。
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20211012292post-36957.html
フリーランスが使いたい確定申告アプリ・ソフトの選び方
たくさん確定申告アプリ・ソフトがあるので、どのような基準で選べばいいか迷ってしまいますよね。
せっかくアプリ・ソフトを利用したのに、かえって時間や手間がかかってしまったら元も子もありません。
あなたの目的とミスマッチを起こさないために、確定申告アプリ・ソフトを選ぶ際のポイントを以下に3点まとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
- アプリかソフトか
- 無料か有料か
- 使いやすさ
アプリかソフトか
それでは、アプリとソフトの違いや特徴を見ていきましょう。
アプリはスマホがあれば場所を選ばずに利用できるので、フリーランス初心者におすすめです。
白色申告であれば、アプリだけでも確定申告を完了できますよ。
一方で、ソフトは青色申告をする際に必要な青色申告決算書や、承認申請書の作成も可能です。
そのため、簡単に白色申告をしたいならアプリを、しっかりと青色申告をしたいのであればソフトを使用すると良いでしょう。
無料か有料か
確定申告アプリ・ソフトには「無料プラン」と「有料プラン」があります。
無料プランは気軽に利用できる反面、仕訳件数の制限や電話相談ができないなど、利用できる機能が充実しているとは言えません。
しかし、有料プランは電話・メール・チャットサポート・業務相談など、無料プランよりも手厚いサービスが受けられます。
一定の期間(半年や1年間)であれば、有料プランのサービスを無料で利用できるアプリ・ソフトもあるので、試しに利用してみるのも良いでしょう。
使いやすさ
確定申告アプリ・ソフト自体の使いやすさも重要なポイントです。
せっかくアプリ・ソフトを使ってみたのに「思っていたよりも機能が多すぎて使いづらい」「画面がごちゃごちゃしていて使いにくい」などと、後悔するのは嫌ですよね。
特に、初めて確定申告をする場合には、画面や操作がシンプルなアプリ・ソフトを使用するのがおすすめです。
あなたにとって、どのアプリ・ソフトが使いやすそうかを意識して、使用するアプリ・ソフトを選んでみましょう。
フリーランスにおすすめの確定申告アプリ・ソフト10選
フリーランスにおすすめの確定申告アプリ・ソフトを10個紹介します。
それぞれの特徴を読んで、あなたに合っているツールを利用してみてください。
- やよいの青色申告
- やよいの白色申告
- クラウド会計ソフトfreee(フリー)
- Money Forward(マネーフォワード)クラウド確定申告
- 円簿青色申告
- 確定申告 Kaikei(カイケイ)
- Taxnote(タックスノート)
- HANJO(ハンジョー)会計
- CalQ Share(カルクシェア)
- aoiro(アオイロ)
やよいの青色申告
「やよいの青色申告」は業界シェアトップの弥生株式会社が運営するクラウド型会計ソフトです。
シンプルな画面で分かりやすく、操作も簡単なので初めての青色申告に最適ですよ。
確定申告に必要な書類が手軽に作成でき、簿記知識がなくても安心して取り組めます。
また、初年度無料キャンペーンを実施しているので、初めての方は試しに使ってみるのも良いでしょう。
ホームページ名:やよいの青色申告 オンライン
URL:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/
やよいの白色申告
「やよいの白色申告」は、完全無料で白色申告に必要な機能が揃っています。
例えば、銀行明細やクレジットカード、領収書のスキャンデータやアプリで撮影したデータなどを自動で仕訳する機能があります。
初心者向けの機能があるため、初めて確定申告をする人でも簡単に申告作業を行えるでしょう。
また、収益が増えてきて青色申告に変更したくなった時でも、前述した「やよいの青色申告オンライン」にデータを引き継いで使用できますよ。
ホームページ名:やよいの白色申告オンライン
URL:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/shiroiroshinkoku/
クラウド会計ソフトfreee(フリー)
「クラウド会計ソフトfreee(フリー)」は、freee株式会社が運営するソフトです。
専門用語が少なく、操作も簡単なため初心者でも利用しやすいソフトですよ。
〇✕の質問に答えていくだけで必要書類を作成ができるため、知識がなくてもスムーズに確定申告ができます。
また、専用のスマホアプリがあり、スマホだけで書類の作成・提出が可能です。
ホームページ名:freee会計(確定申告)
URL:https://www.freee.co.jp/accounting/individual/
Money Forward(マネーフォワード)クラウド確定申告
「Money Forward(マネーフォワード)クラウド確定申告」は、株式会社マネーフォワードが運営する業界シェア第2位のクラウド型会計ソフトです。
専用アプリを提供していて、アプリで仕訳や確定申告書の作成、消費税申告書の提出が可能です。
また、会計業務に加えて給与計算や勤怠管理、年末調整などのバックオフィス関連のサービスが充実しています。
そのため、従業員を雇用している法人企業の確定申告に適していますよ。
ホームページ名:個人事業主向け会計ソフト マネーフォワード クラウド
URL:https://biz.moneyforward.com/tax_return/
円簿青色申告
「円簿青色申告」は、株式会社円簿インターネットサービスが運営しているクラウド型会計ソフトです。
ソフト内の全ての機能を無料で使用できますが、電話やチャットサポートでの相談はできず、メールでのやりとりしかできません。
また、他社では利用できる自動仕訳機能もありません。
そのため、とにかく費用を抑えたい個人事業主には向いていますが、初めて確定申告をする人には難易度が高いソフトでしょう。
ホームページ名:円簿青色申告
URL:https://www.yenbo.jp/service-info/aoiro.html
確定申告 Kaikei(カイケイ)
「Kaikei(カイケイ)」は確定申告に必要な会計処理ができるスマホ専用の会計アプリです。
年間2,800円(次年度から3,500円)というリーズナブルな価格が魅力と言えます。
家計簿アプリのように簡単に操作ができ、収支状況を見やすくグラフ化する機能が利用可能です。
しかし、このアプリだけでは申告書の作成ができないので注意してください。
アプリ上で整理した情報を元に申告書を作成する形になるため、あくまで申告書を作成しやすくするアプリと認識して利用しましょう。
ホームページ名:確定申告 kaikei
URL:https://kaikei.komorebi-apps.com/
Taxnote(タックスノート)
「Taxnote(タックスノート)」は合同会社ノンモが運営するスマホアプリです。
会員登録不要で利用でき、帳簿の入力に特化しています。
入力したデータはマネーフォワード・弥生会計・freee会計と連携すると、確定申告が楽に行えます。
スマホで気軽に利用できるので、事業を始めたばかりの方や、PC操作が苦手な方におすすめですよ。
ホームページ名:Taxnote
URL:https://www.taxnoteapp.com/
HANJO(ハンジョー)会計
「HANJO(ハンジョー)会計」は、カシオ計算機株式会社が運営するクラウド型会計ソフトです。
飲食店の業務に特化したソフトで、決算書の自動作成や仕入れコスト、売り上げ管理などのサービスがあります。
さらに、8つのNAVIというサービスがあり、初期設定・会計業務のスケジュール管理・店舗経営の支援・電話サポートなど、飲食店経営者に嬉しいサービスが充実していますよ。
料金も月額1,078円と安価で利用しやすいソフトです。
ホームページ名:HANJO 会計
URL:https://tenpo.casio.jp/service/accounting/index.html
CalQ Share(カルクシェア)
「CalQ Share(カルクシェア)」は株式会社エフアンドエムが運営する会計アプリです。
個人事業主ではなく会社員の副業に特化しており、無料で利用できます。
アプリだけで申告書と帳簿作成ができるので、副業をしていて白色申告したい会社員の方は、ぜひ使ってみてください。
シンプルで必要最低限の機能が備わっているので副業初心者でも安心して使えるアプリですよ。
ホームページ名:CalQ Share(カルクシェア)
URL:https://www.calq.jp/calqshare/
aoiro(アオイロ)
「aoiro(アオイロ)」は青色申告ができる、インストール型のPC会計アプリです。
シンプルに作られていて、帳簿と決算書を簡単に作成できるので初心者にも最適ですよ。
しかも基本的に無料で使えて、有料版は3,800円で1回購入すると追加費用なしで利用が続けられます。
簿記や会計に詳しくないけども節税はしたい、「難しい会計ソフトや余計な機能は要らない」と思っている人にピッタリのソフトでしょう。
ホームページ名:aoiro
URL:https://aoiro.app/
無料の確定申告アプリ・ソフトを選ぶときの注意点
今までに紹介した10個の確定申告アプリ・ソフトは、全て無料でも利用できるものです。
しかし、よく考えずに無料プランを選ぶと、思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性があるので注意する必要があります。
以下に無料プランを選ぶ時の注意点を3点まとめたので、無料プランにするか有料プランにするか慎重に検討してみてください。
- サポートが受けられない場合もある
- 制限されている機能がある
- トライアル期間が設けられている
サポートが受けられない場合もある
有料プランではチャットや電話で相談できますが、無料プランだとサポートが受けられないアプリ・ソフトがあります。
疑問がわいた時に自分で調べて解決できれば良いですが、不安を抱えながら資料を作るのはつらいものです。
申告に不備があって、あとからやり直すことになったら嫌ですよね。
そのため、確定申告が初めてで不安な方や、相談機能を使いたい方は有料プランについても検討してみてください。
制限されている機能がある
有料プランと比較すると、無料プランでは制限されている機能があります。
具体的に制限されている機能を紹介しますね。
- 取引データや請求書類の閲覧・編集ができる期間に制限がある
- 仕訳件数や書類写真の取り込み枚数に制限がある
- 銀行口座やクレジットカードとの連携ができない
- 消費税の申告ができない
- 月ごとの推移が見られない
特に、青色申告をする際に役立つ機能や、確定申告の効率を上げる機能は有料プランでのみ使用できることが多くあります。
後になってから困らないように、しっかり確認しておきましょう。
3個目の見出し3:トライアル期間が設けられている
「無料なのは1年間のトライアル期間だけで、気づかないうちに期限が過ぎて料金が発生してしまった」というケースも少なくありません。
もちろん、サービスに納得して使用するのであれば何の問題もありませんが、意図せず契約更新してしまったらショックを受けますよね。
会計アプリ・ソフトは月単位の契約か年単位の契約がほとんどですが、トライアル期間を過ぎると自動的に契約が更新されてしまうものがほとんどです。
ずっと無料だと勘違いしないように注意しましょう。
【まとめ】アプリやソフトを使ってフリーランスの確定申告を楽にしよう!
ここまで確定申告を簡単にするアプリ・ソフトの特徴や、有料・無料プランを選択するときの注意点を紹介してきました。
アプリ・ソフトの特徴や注意点を把握して利用すれば、後悔することがなくなりますよ。
あなたの目的に合ったアプリ・ソフトを利用すると、思っているよりも簡単に確定申告ができます。
それではさっそく、この記事で紹介したアプリ・ソフトを活用してサクッと確定申告を終わらせましょう。
- 名前:大沢フミヤ
- 連絡先:fuosa25@gmail.com