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犬に「待て」をしつける手順3ステップ|外出先でもできる方法を解説

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「他の犬や人が近づくと、『待て』が全く伝わらなくなってしまう……」「外出先でも待てるように、しつけをしたい」と悩んでいませんか?

愛犬にとって外の世界は誘惑がありすぎて、なかなか言うことを聞いてくれないですよね。

実は、しつけには段階的なアプローチがあり、誰でも簡単に「待て」を教えることができます。

本記事では、愛犬に「待て」のしつけが必要な理由やタイミング、注意点、手順を紹介します。

本記事で紹介している方法を実践すれば、外出先でも「待て」ができるように変わりますので、最後までご覧ください。

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犬に「待て」のしつけが必要な理由

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「待て」をしつけることは、愛犬との生活をより安全で快適にするために欠かせないものです。

なぜなら、犬の衝動的な行動を予防し、さまざまな状況でのトラブルや危険の回避に繋がるからです。

たとえば、犬が外出中に車道に飛び出そうとしたり、突然リードが離れてしまったりする瞬間が挙げられます。

また、他の犬を見たときに興奮してしまい、急に走り出したり吠えたり、飛びついたりして困る場合があるでしょう。

興奮状態でも「待て」のしつけがしっかりと伝わると、犬を素早く落ち着かせ、事態をコントロールできるのです。

犬に「待て」をしつける前の準備

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無計画にしつけを始めると、諦めてしまう可能性があります。なぜなら、しつけが思うように進まず、飼い主がイライラするからです。

そのため、計画的にしつけを始めましょう。次の章では、犬に「待て」をしつける前に準備することを3つ解説します。

  • タイミングが合っているか確認する
  • 集中できる場所を確保する
  • おやつを準備する

タイミングが合っているか確認する

犬に「待て」のしつけを始めるタイミングが合っているか確認しましょう。しつけを始めるタイミングの目安は、子犬の場合、飼い始めてから1〜2週間です。

成犬の場合は、子犬よりも環境に慣れるまで時間がかかる傾向にあるため、2週間〜1ヵ月後に開始すると良いでしょう。

犬を飼い始めて間もない時期は、新しい環境に適応し、リラックスできるようになるための大切な時期です。

そのため飼い始めの時期に「待て」のしつけを始めても、飼い主の指示に注意を払えず、うまくいかない可能性があります。

犬が、新しい環境に慣れてから、「待て」のしつけを始めてみましょう。

集中できる場所を確保する

「待て」のしつけには、集中できる場所を確保しましょう。テレビの音や子どもの遊ぶ声、散らかったおもちゃが多い場所では、集中力を保てません。

そのため静かな部屋を選ぶ、時間を決めて家族にも静かにしてもらうなど、犬が集中できる環境を作ってあげましょう。

集中できる場所があると、犬の集中力が向上し、より早く「待て」のしつけを身につけられます。

おやつを準備する

犬に「待て」を覚えると、良いことがあると認識してもらうために、おやつを準備しましょう。

おやつには、愛犬の好物や、毎日与えているドライフードが一般的に使われています。

おやつの与えすぎが心配な場合は、小粒でカロリーが低いものやジャーキーを小さくちぎったものを、与えましょう。

また、おやつに興味を示さない犬には、おもちゃを使用してもよいです。

犬に「待て」をしつける時の注意点

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犬に「待て」をしつける時の3つの注意点を理解して、愛犬との絆をより深めていきましょう。

  • 短時間から始める
  • 食事時の「待て」は避ける
  • 声の大きさに注意する

1つ目の注意点は、「短時間から始める」ことです。

最初は1秒や2秒といった短時間から始めましょう。長時間の「待て」から始めると、愛犬がストレスを感じてしまいます。

2つ目の注意点は、「食事時の『待て』は避ける」ことです。

食事を待たせると、食べる時の勢いが増し、早食いに繋がります。早食いは喉のつまりや肥満の原因のため、食事時の「待て」は、やめましょう。

3つ目の注意点は、「声の大きさに注意する」ことです。

大きな声で「待て」と言ってしまうと、愛犬に恐怖心を与えてしまいます。落ち着いた声で指示を出し、愛犬が「待て」に成功した時は、笑顔で褒めましょう。

犬に「待て」をしつける手順3ステップ

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犬に「待て」をしつけることは、飼い主との信頼関係を築きあげます。また、衝動的な行動や興奮を抑えるためにも大切です。

ここからは、初めて犬のしつけに挑戦する方でもわかりやすいように、基本的な手順を3ステップで説明します。

  1. 「お座り」を教える
  2. 「待て」のしつけを教える
  3. 外出先でも練習をする

手順①「お座り」を教える

犬に「待て」をしつけるためには、まず「お座り」を教えます。なぜなら、犬が座ることで姿勢が安定、「待て」をさせやすくなるからです。

以下の「お座り」の手順を参考にさっそく実行してみましょう。

  1. 飼い主がおやつを手に握る
  2. 愛犬の注意を引く
  3. 手に握ったおやつを愛犬の鼻の高さにもっていく
  4. 鼻の高さからゆっくりと頭上へ移動する
  5. 愛犬がおやつを追いかけて頭を上げる
  6. 自然とおしりが地面についたら「お座り」と声をかける
  7. おやつを与えて褒める

自然とお座りになるように、おやつの位置や動かすスピードを確認しながら、丁寧に行うことがポイントです。

愛犬が「お座り」を理解するまで、繰り返し練習しましょう。

「お座り」ができたら、次に「待て」を教えます。

手順②「待て」のしつけを教える

愛犬が「お座り」の状態で安定できるようになったら、「待て」のしつけを始めます。以下の手順で、段階を踏んで愛犬に「待て」を教えてみましょう。

  1. 「お座り」をしてから2秒ほど経ったタイミングで「待て」と伝える
  2. 上手に2〜5秒待てたら「おやつ」をあげて褒める
  3. 目と目が合ったら「よし」と伝える
  4. 飼い主が愛犬の後ろに回る

愛犬の目を見て、落ち着いた態度で指示を出すことがポイントです。この短い成功体験を積み重ねて、愛犬の理解を深めていきます。

次に、愛犬が2〜5秒の「待て」をマスターしたら、10秒待つトレーニングに挑戦してみましょう。

  1. 「待て」と伝え飼い主が愛犬の正面から1歩下がる
  2. 10秒待てたら「よし」と伝える
  3. おやつを与え褒める

同じ距離で安定して「待て」ができるようになったら、距離を少しずつ延ばしていきます。成功のたびに褒め、距離を延ばすことで、愛犬の制御する力をさらに養っていけます。

「待て」のしつけは、愛犬との信頼関係を深める絶好のチャンスです。根気強く、愛情を持って練習を続けていきましょう。

手順③外出先でも練習をする

自宅で「待て」ができたら、外出先でも「待て」のしつけをしましょう。

犬にとって外の世界、特に公園は誘惑が多いので、自宅内の練習だけでは十分な実践を積めません。

そのため少しずつ外の環境で「待て」のしつけに慣れさせると、外出先でも「待て」ができます。

具体的にはリードをつけたり外したりする時や、交差点を渡る時に「待て」のしつけをすると、犬の飛び出しを防げます。

まずは、家の庭や玄関前から始めて、慣れてきたら近所の歩道や誘惑の多い公園で「待て」のしつけをしましょう。

しつけがしにくい犬種は?

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犬のしつけが、思うように進まない場合、しつけがしにくい犬種の可能性があります。

以下の表に、しつけがしにくい犬の特徴や理由、犬種をまとめましたので、参考にしてみてください。

しつけがしにくい犬種と特徴の一覧表

犬種 特徴 理由
秋田犬・シベリアンハスキー 独立心が強い 自己判断で行動をする傾向がある
シュナウザー・ジャックラッセルテリア 警戒心が強い 見知らぬ人や犬に対して攻撃的
ボーダーコリー・パピオン 賢すぎる 飼い主の指示を疑問視しやすい
プードル わがまま 分離不安・吠える

独立心や警戒心が強い、賢い犬種はしつけに苦労する場合があります。

なぜなら、自分の判断を優先させる傾向があるので、飼い主の指示を受け入れにくいからです。

しつけがしにくいとされる犬種の特徴を理解し、寄り添いながら信頼関係を築いていきましょう。

【まとめ】しつけを継続して愛犬をリスクから守ろう

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本記事では、犬に「待て」のしつけが必要な理由やタイミング、注意点、手順を解説しました。

解説した内容をまとめたので、確認していきましょう。

  • 「待て」のしつけは交通事故や興奮、暴走、誤飲を防ぐためにも必要
  • しつける前にタイミングや集中できる場所、おやつを準備
  • 短時間から始める
  • 食事前の「待て」は避ける
  • 声の大きさに気をつける
  • 少しずつ外の環境で「待て」のしつけに慣れさせる
  • 独立心や警戒心が強い、賢すぎる犬種は根気と理解が大切

愛犬が「待て」のしつけを覚えないと、外出先での飛び出しや興奮状態での暴走などによって、事故に繋がる可能性があります。

一方「待て」のしつけをしっかりと理解している犬は、飼い主の指示に従えるので、危険な状況を避けられます。

また、日々の生活の中で愛犬との信頼関係を深め、より充実した時間を過ごすことができるでしょう。

愛犬に「待て」を教えることは、予想できない危険から命を守る大切なしつけです。

今日から少しずつでもしつけを始め、愛犬が安全に、そして快適に生活できるようにしましょう。

ライター情報
  • 名前:古田康子
  • SNS URL:https://twitter.com/PipiruK