「フリーランスの確定申告ってどうやるの?」「おすすめのアプリ・ソフトが知りたい」と、あなたは今、そんなお悩みを抱えていませんか?
しかし、確定申告は複雑で不明点が多く、不安を感じていますよね。特に、初めての確定申告はやり方が分からず、不安や悩みが尽きないでしょう。
本記事では、フリーランス向けの確定申告アプリ・ソフト10選と選び方を紹介しています。確定申告への不安や悩みを少しでも解消するため、ぜひ最後までご覧ください。
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フリーランスが使いたい確定申告アプリ・ソフトの選び方
フリーランスにとって、何の確定申告アプリ・ソフトを使うかは重要です。あなたに合ったアプリやソフトを使うことで、労力を減らし、確定申告のミスを最小限に抑えられますよ。
フリーランスが確定申告アプリ・ソフトを選ぶ際のポイントをまとめると、以下の通りです。
- アプリかソフトか
- 無料か有料か
- 使いやすさ
以上のポイントを検討し、自分のニーズに合ったアプリ・ソフトを選ぶことが重要です。
ここからは、「フリーランスが使いたい確定申告アプリ・ソフトの選び方」を解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
アプリかソフトか
フリーランスが確定申告をする際、アプリ・ソフトのどちらを使うか迷いますよね。あなたの生活スタイルや業種に合った確定申告アプリ・ソフトを選ぶことが大切です。
それぞれの特徴を表にまとめてみましたので、参考にしてください。
確定申告アプリ・ソフトの特徴 | ||
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メリット | デメリット | |
アプリ |
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ソフト |
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アプリは、使いやすさ・手軽さが特徴で、簡単に確定申告を済ませたい方におすすめです。
一方で、ソフトはクラウド提携の便利さ・機能の豊富さが強みです。確定申告をしっかりと管理したい方や、複雑な経理がある方に適しています。
あなたの生活スタイルや業務量に応じて、最適なツールを選ぶのがおすすめですよ。
無料か有料か
確定申告のアプリ・ソフトには、無料と有料があります。
無料のアプリ・ソフトは、導入コストがかからず手軽に使え、確定申告に慣れていない方におすすめです。
しかしその一方で、無料版は使える機能に制限が設けられている場合があるので、注意しましょう。
有料のアプリ・ソフトであれば、複式簿記への対応や専門的なサポートなど、豊富な機能を持っています。そのため、可能であれば有料版を利用するのがおすすめですよ。
使いやすさ
確定申告のアプリやソフトは「使いやすさ」も重要です。具体的には、以下のポイントを基準にアプリやソフトを選びましょう。
- シンプルな画面による操作のしやすさ
- 売上や経費の自動入力や、申告書の自動作成機能
- サポート体制の有無
シンプルな画面や、充実したサポートがあると、初心者でも安心して使用できます。また、スマートフォンのアプリなら、いつでもどこでも確定申告の作業を進められます。
自分のニーズに合ったものを選ぶことが、確定申告をスムーズに行うために欠かせません。使いやすく、充実した機能を持っているアプリ・ソフトを選びましょう。
フリーランスにおすすめの確定申告アプリ・ソフト10選
確定申告を簡単かつ効率的に行えるアプリやソフトは、無数に存在しています。しかし、何を使えばいいか迷いますよね。
確定申告に使うアプリ・ソフトは、使いやすさ、機能・価格をしっかり比較・検討しましょう。
確定申告のアプリ・ソフトを選ぶときは、あなたの仕事のスタイルや、業務量に合ったものを選ぶのが大切です。適切なツールを選ぶことで、確定申告の手間が大きく減らせます。
ここでは、「フリーランスにおすすめの確定申告アプリ・ソフト10選」を紹介します。
- やよいの青色申告
- やよいの白色申告
- クラウド会計ソフトfreee(フリー)
- Money Forward(マネーフォワード)クラウド確定申告
- 円簿青色申告
- 確定申告 Kaikei(カイケイ)
- Taxnote(タックスノート)
- HANJO(ハンジョー)会計
- CalQ Share(カルクシェア)
- aoiro(アオイロ)
あなたに合ったアプリ・ソフトが見つかるように、それぞれのアプリ・ソフトの特徴をまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
やよいの青色申告
やよいの青色申告は、簿記や経理の知識がない初心者でも使えるソフトです。
「2人に1人が使っている」と言われているほど、多くの人に選ばれているため、安心して利用できますよ。
やよいの青色申告は、以下の特徴を持った確定申告ソフトです。
- 初心者に使いやすい
- 取引データの自動入力が可能
- e-Taxによる申告が直接できる
また、やよいの青色申告の具体的な料金プランは、以下の通りです。
やよいの青色申告 | |||
プラン名 | セルフプラン | ベーシックプラン | トータルプラン |
キャンペーン | 1年間無料 | 1年間無料 | 初年度のみ年間15,000円+税 |
料金 | 次年度以降、年額10,300円+税 | 次年度以降、年額17,250円+税 | 次年度以降、年額30,000円+税 |
サポート | Web FAQ、福利厚生サービスのみ |
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「ベーシックプラン」の機能に加えて、以下のサービスが付随
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セルフプランとベーシックプランは、初年度は無料で利用できます。しかし、次年度以降は料金が発生するので注意が必要です。
また、最も低額のセルフプランは、電話やメールによるサポートがありません。確定申告に慣れていないフリーランスは、ベーシックプラン以上に申し込むのがおすすめですよ。
最上位プランのトータルプランも、「年間15,000円+税」で利用できるのは初年度のみです。次年度以降は「年額30,000円+税」かかるので注意しましょう。
参照:やよいの青色オンライン
(https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku)
やよいの白色申告
やよいの白色申告も、やよいの青色申告と基本的な仕組みは同じです。完全無料で使える「フリープラン」があるので、お得に利用できますよ。
具体的な料金プランは以下の通りです。
やよいの白色申告 | |||
プラン名 | フリープラン | ベーシックプラン | トータルプラン |
キャンペーン | なし | 1年間無料 | 初年度のみ10,500円+税 |
料金 | 全ての機能がずっと無料 | 次年度以降、年額11,500円+税 | 次年度以降、年額21,000円+税 |
サポート内容 | WebFAQのみ |
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ベーシックプランのサポートに加え、「仕訳相談」「経理業務相談」「確定申告相談」が利用可能 |
やよいの白色申告は、簿記や経理の知識がない方でも、簡単に帳簿を作成できます。単式簿記による白色申告なので、帳簿の入力もシンプルで簡単です。
しかし、やよいの白色申告で行う白色申告では、青色申告の最大65万円控除が受けられません。
つまり、やよいの白色申告は、青色申告より帳簿作成が簡単にできます。しかし、白色申告は青色申告の「最大65万円控除」が受けられないので注意しましょう。
参照:やよいの白色申告オンライン
(https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/shiroiroshinkoku/)
クラウド会計ソフトfreee(フリー)
クラウド会計ソフトfreee(フリー)は、会計の知識がなくても簡単に使えるクラウド会計ソフトです。フリーランスから企業まで、幅広く利用されています。
freeeは、以下のような特徴を持つ会計ソフトです。
- インターネットがあればスマートフォン・パソコンで利用可能
- 経理や請求書のデータの自動入力により、手入力の手間を短縮
- 専門知識なしで記帳や経理を代行
また、freeeには3つのプランがあります。
freeeのプラン | |||
スタータープラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
月払い | 1,480円 | 2,680円 | 年払いのみ |
年払い | 11,760円 | 23,760円 | 39,800円 |
サポート機能 |
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freeeは、チャットやメールによるサポート機能があるので、一人で作業を進めるのが不安な方にもおすすめです。
月1,180円(税抜)からと、リーズナブルに利用できますので試してみる価値はありますよ。
参照:クラウド会計ソフトfreee
(https://www.freee.co.jp/accounting/individual/)
Money Forward(マネーフォワード)クラウド確定申告
Money Forward(マネーフォワード)クラウド確定申告は、ステップに沿って項目を入力するだけで、確定申告に必要な書類を簡単に作成できます。
また、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込む機能があるため、入力作業を大幅に削減できるのは便利ですよね。
Money Forward クラウド確定申告には3つの料金プランがあり、それぞれの違いは以下の通りです。
Money Forward クラウド確定申告 | |||
パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス | |
月額料金 | 1,280円/月 | 1,680円/月 | 月額プランなし |
年額料金 | 10,800円/年 | 15,360円/年 | 35,760円/年 |
主な機能 |
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パーソナルミニの機能に加えて以下の機能が付随
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パーソナルミニとパーソナルプラスの機能に加えて、「操作方法を電話でサポートする機能」が付随 |
それぞれの料金プランを比較し、あなたにあったプランを見つけてくださいね。
また、新規登録後の1ヶ月間は、トライアル期間として無料で利用できます。お気軽に試してみてはいかがでしょうか?
参照:Money Forward クラウド確定申告
(https://biz.moneyforward.com/campaign/tax_return/39046/)
円簿青色申告
円簿青色申告は、完全無料の青色申告ソフトです。青色申告が簡単・無料に行えるため、予算をかけずに青色申告をしたいフリーランスにおすすめですよ。
円簿青色申告は、以下の特徴を持つ無料クラウド会計ソフトです。
- インストール不要で、すぐに使える
- クラウド上のサービスなので、パソコンやスマートフォンでいつでもアクセス可能
青色申告ソフトで有名なのは「やよいの青色申告」がありますが、2つのソフトの違いは以下の通りです。
円簿青色申告とやよいの青色オンライン申告の違い | ||
円簿青色申告 | やよいの青色オンライン申告 | |
利用 | 完全無料 | 初年度無料、次年度以降は有料 |
サポート体制 | 公式サポートなし(電話・チャット不可) | 公式サポートあり |
e-Tax | 利用不可 | e-Taxでの申告可 |
円簿青色申告は、青色申告に必要な機能を全て備え、無料で使えます。ただし、メールや電話によるサポート機能がないので注意しましょう。
確定申告に慣れていない初心者は、やよいの青色申告のようなサポート機能がある確定申告ソフトを使うのがおすすめですよ。
参照:円簿青色申告
(https://www.yenbo.jp/service-info/aoiro.html)
確定申告 Kaikei(カイケイ)
確定申告 Kaikei(カイケイ)は、スマートフォン専用の確定申告アプリです。初年度は年間2,800円、次年度以降は3,500円で利用できます。
経費や売上を入力し、勘定科目を選ぶだけで、グラフやレポートが簡単に作成できるアプリです。画面もシンプルで見やすいので、手軽に使えます。
「確定申告に必要な機能が最低限あれば良い」「スマートフォンでいつでも・どこでも利用したい」という方におすすめですよ。
ただし、スマートフォンの小さい画面でデータ入力の作業を行うため、ミスが起きやすいので注意が必要です。
予算に余裕があれば、スマートフォン・パソコン両方でクラウド提携ができる「やよいの青色申告」のようなソフトがおすすめですよ。
参照:確定申告 Kaikei
(https://kaikei.komorebi-apps.com/)
Taxnote(タックスノート)
Taxnote(タックスノート)も、確定申告 Kaikei(カイケイ)と同じアプリです。
Taxnoteは「確定申告 Kaikei」と違い、毎月15件の仕分け登録なら無料で利用可能です。毎月の取引件数が少ない方や、事業を始めたばかりの方におすすめのアプリですよ。
さらに、毎月292円または年3,500円を払えば、無制限で仕分け登録が可能です。
Taxnoteは、シンプルさをコンセプトとしているスマートフォンアプリです。そのため、以下のような機能を利用することができません。
- パソコンでの利用
- 銀行口座やクレジットカードの明細の自動取得
- 確定申告書の自動作成機能
確定申告における本格的な機能は利用できませんが、スキマ時間にスマートフォンでサッと作業ができるので、移動や外出が多い方におすすめのアプリです。
参照:Taxnote
(https://www.taxnoteapp.com/)
HANJO(ハンジョー)会計
HANJO(ハンジョー)会計は、飲食店向けのクラウド会計ソフトです。
画面の案内に従って操作するだけで、確定申告書が簡単に作成できます。インストール不要で使え、申し込み後にすぐに利用できるのは便利ですよね。
無料でも利用できますが、電話によるサポートがなかったりe-taxの利用ができなかったりと、不便な点があります。
月額1,078円かかりますが、有料プランの方が豊富な機能があるのでおすすめですよ。
参照:HANJO会計
(https://tenpo.casio.jp/service/accounting/func3.html)
CalQ Share(カルクシェア)
CalQ Share(カルクシェア)は、会社員の副業に特化した、完全無料で利用できる確定申告アプリです。
会計や経理の専門知識は一切不要です。レシートや明細を入力するだけで、簡単に帳簿付けを行えます。
また、確定申告の初心者にも理解しやすいよう、マンガで掲載されています。無料で簡単に利用できるため、会社員の副業の確定申告として使うのがおすすめですよ。
ただしCalQ Shareでは、複式簿記による青色申告ができません。青色申告をするなら、円簿青色申告のようなソフトがおすすめです。
参照:CalQ Share
(https://www.calq.jp/calqshare/)
aoiro(アオイロ)
aoiro(アオイロ)は、フリーランスのための会計アプリです。
aoiroでは、青色申告 (複式簿記) に必要な最小限の機能を備えているアプリです。青色申告に特化しており、分かりやすく簡単に青色申告を行えますよ。
aoiroで仕訳を入力していくと、以下のような帳簿と決算書が作成できます。
- 仕訳帳
- 総勘定元帳
- 損益計算書
- 貸借対照表
青色申告(複式簿記)に必要な4つの書類の作成と保存が、aoiroのアプリで簡単に作成できるのは便利ですよね。
さらに、aoiroは電子申告(e-Tax)にも対応しており、青色申告特別控除の65万円が受けられます。
aoiroは、経理や簿記の知識が少ないフリーランスにおすすめできるアプリです。
参照:aoiro
(https://aoiro.app/)
無料の確定申告アプリ・ソフトを選ぶときの注意点
無料で確定申告を済ますことができれば、コストの削減に繋がります。しかし、無料の確定申告アプリ・ソフトを選ぶときは、以下の点に注意が必要です。
ここでは、「無料の確定申告アプリ・ソフトを選ぶときの注意点」を解説していきます。
- サポートが受けられない場合もある
- 制限されている機能がある
- トライアル期間が設けられている
無料で使えるメリットがある反面、「サポートが受けられない場合がある」「使える機能に制限がある」といった注意点があります。
無料の確定申告アプリやソフトを選ぶ際には、使える機能の限界を理解し、自分のニーズに合ったアプリ・ソフトを選択しましょう。
サポートが受けられない場合もある
確定申告のやり方や、帳簿の付け方などで分からないことがあったとき、相談できる相手が欲しいですよね。
しかし、無料の確定申告アプリ・ソフトの場合、サポートを受けられない場合があります。
確定申告は、正確でミスのない作業が求められ、慣れないうちは専門的なサポートがあったほうが心強いです。
ミスを防ぐために、サポート機能が付いている、有料の確定申告アプリ・ソフトの導入を検討してみてくださいね。
制限されている機能がある
無料の確定申告アプリ・ソフトを使用する際、使える機能に制限が設けられている場合があります。具体的には以下の通りです。
- 確定申告書の自動作成機能が限られている
- 経営分析レポートのような高度な機能が使えない
- 電子申告(e-Tax)の機能がない
- 専門家への相談機能がない
無料の確定申告アプリ・ソフトは、データの自動入力や専門家のサポートなど、使える機能に制限が設けられている場合があるので注意しましょう。
そのため、確定申告の経験が浅い人や、より効率的かつスムーズに確定申告を行いたい方は、有料版のアプリやソフトを導入するのをおすすめします。
有料版なら、無料版より手厚いサポートや、データの自動入力機能が利用できます。無料版より、確定申告をスムーズに・手軽に進めることができますよ。
トライアル期間が設けられている
無料の確定申告アプリ・ソフトには、トライアル期間が設けられている場合があります。
つまり、最初の1ヶ月のみ無料で、次月以降は有料になるアプリ・ソフトがあるので注意しましょう。
しかし、言い換えれば「有料版の機能を初月は無料で試せる」とも言えます。
トライアル期間を利用して、有料版の確定申告アプリ・ソフトが自分に合っているか確認するという考え方もできます。
また、トライアル期間終了後に、自動的に有料プランに移行する設定になっているアプリ・ソフトがあります。間違えて課金してしまわないように、事前に確認しましょう。
【まとめ】アプリやソフトを使ってフリーランスの確定申告を楽にしよう!
ここまで、フリーランスにおすすめの確定申告アプリ・ソフト10選と、注意点について解説しました。
確定申告の便利なアプリやソフトは、無数に存在します。アプリ・ソフトを利用すれば、確定申告の手続きが簡単かつ迅速に行え、不安や手間が軽減されることは間違いありません。
また、無料または低額でも高機能を持っているアプリ・ソフトもあるため、初心者でも安心して利用できます。
本記事を通して、あなたに合った確定申告アプリ・ソフトを見つけ、より効率的でスムーズな確定申告を目指しましょう。
そうすれば、確定申告に充てる時間が減り、本来やるべき仕事に集中できますよ。
- 名前:玉居子 武
- 連絡先:otrmgrks@gmail.com