あなたは教えられた仕事をなかなか覚えられず、悩んでいませんか?仕事が覚えられないと自分のことを足手まといに感じたり、ミスをして怒られてしまったりして辛いですよね。
本記事では、そんなあなたの悩みを解消するために、仕事が覚えられない原因とその対処法を紹介していきます。
この記事を読めば、あなたが仕事を覚える際の向き合い方がガラリと変わります。ぜひ最後まで読んでみてください。
出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/842554/
仕事が覚えられないで悩んでいる人はたくさんいる
仕事がなかなか覚えられず上司に怒られたり、同僚と差がついてきたりするとかなり焦りますよね。しかし、焦ってしまうと余計に頭が回らず、じっくり考えれば覚えられることでも時間がかかるようになってしまいます。
仕事が覚えられなくて失敗してしまうと、「自分はダメなやつだ」と落ち込んでしまいますよね。でも安心してください。世の中には、あなたと同じように仕事が覚えられなくて悩んでいる人は大勢います。
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あなたに見せていないだけで、上司や先輩や同僚も、あなたと同じように仕事が覚えられずに思い悩んでいるかも知れません。
なので自分のことを「覚えられないからダメなやつ」だとは思わないでください。次の項目から解説する、仕事が覚えられない原因と対処法をしっかり読めば、仕事を覚えるための糸口が見つかるかも知れませんよ。
仕事が覚えられない原因その①自分の能力や内面
仕事が覚えられない原因として、自分の能力が不足していたり、内面的な部分が影響していたりする場合があります。主な要素を4つほど紹介します。
要点が押さえられない
覚えなくてはいけないことの“最も大切な部分”がどこかわからないので、全てを記憶しようと頑張りますが、脳の処理が追いつかずに結局覚えられないというケースです。
メモを活用できない
教えられたときや自分で勉強した時に、メモを取らなかったせいで学んだことを忘れてしまった。というケースもよくあります。
あるいはメモは取るものの、まとめ方が雑だったり何が書いてあるのかがわからなかったりして、結局次に活かせない場合も。
仕事内容が向いてない
自分の能力や性格が、仕事内容と合っていないというパターンもありますね。新卒で入社した場合ですと、自分が社会でどう活躍できるのかがわからないため、入社してから「向いてない」と感じることも多いです。
そもそも仕事に興味がない
給料の金額目当てだったり、その場しのぎで適当に選んだ職種だったりして、仕事そのものに全く興味がない人も、覚えるのに時間がかかります。
「自分が好きなことや、興味のあることはなんでも簡単に覚えられる」という人は、結構いるのではないでしょうか。
仕事が覚えられない原因その②コミュニケーション不足
続いて考えられる、仕事が覚えられない原因は「コミュニケーション不足」です。主な要素は以下の3つです。
目的や意図を理解していない
覚えなくてはいけない仕事を「覚える目的」や「覚えさせたいと思っている上司の意図」をうまく理解できていないケースです。
意図や目的がわからないと、その仕事の重要性や緊急性が不透明になり、覚えることに対しての本気度が下がります。
わからないことをそのままにする
何かを教えられた時に、わからないことがあったのに質問をせずにそのまま流してしまったことはありませんか?
質問して怒られることを過剰に恐れてしまうせいで、聞けば簡単に解決できたものを放置してしまい、まともに仕事が覚えられないというケースです。
覚える努力をしていない
「いざとなったら、誰かが助けてくれるだろう」という認識でいる人も、仕事を覚えるのが遅いです。
そんな認識でも最初は手を差し伸べてくれる人もいるかも知れませんが、仕事量が増えたり教えなくてはいけない新人が増えたりすると助ける余裕がなくなり、いつか自分で考えて動かなくてはならなくなります。
仕事が覚えられない原因その③経験不足
仕事が覚えられないのは、単純に仕事の経験が足りない可能性も高いです。主な要因は以下の4つです。
焦ってしまう
仕事を始めたての頃は「早く仕事を覚えなきゃ」と思う気持ちばかりが先行して、なかなか仕事が覚えられない人もいますね。
業界知識が足りない
そもそも業界自体の基礎知識がないと、自分が何を覚えなければいけないのかがわからず、なかなか仕事が身につかないというケースです。
優先順位をつけられない
覚えるべきことの取捨選択や順番を決めるのが苦手なので、仕事を覚える効率が悪くなってしまいます。仕事を続けていけば「何から覚えていくべきか」という優先順位が徐々につけられるようになるでしょう。
覚えるノウハウを知らない
効率よく覚える方法を知らないため、自分なりに工夫してみても中々思うように行かないという人もいます。
次の項目から、仕事を覚えるための対処法を3つ、紹介していきます。
仕事を覚えるための対処法その①積極的にアウトプットする
少しずつでも確実に覚える量を増やしたい方は、アウトプットする回数・量を増やしましょう。アウトプットとは「自分の中にあるものを外に出す行為」のことで、具体的な例は以下の4つです。
- わからないことを質問する
- 書いたメモをわかりやすくまとめ直す
- 教えられたことを実践する
- 勉強したことを人に話したり、教えたりしてみる
頭の中だけでまとめていたことをアウトプットしてみることで、認識の間違いや曖昧に覚えていたことなどが見えてくるようになります。
またアウトプットすることを前提で話を聞いたり勉強したりすると、「どうすればわかりやすくアウトプットできるか」と考えるようになるため集中力が増し、覚えることの要点が押さえられるようになるでしょう。
仕事を覚えるための対処法その②できる人から学ぶ
仕事をバリバリこなしていたり、覚えるのが早かったりする人から、「なぜ要領良く仕事ができるのか」を学んでみるのも良い対処法です。
仕事を覚えるのが早い人はどんな方法で記憶しているのかコツを聞いたり、実際にその人が何かを覚えようとしている場面で何を見て・何を聞いているのかを注意深く観察してみたりしましょう。
しかし、できる人の覚え方がわかっても、実践できなければ意味がありません。できる人から学びマネをする場合も「アウトプット」して、どうすれば自己流にアレンジできるかまで考えるようにしましょう。
仕事を覚えるための対処法その③心にゆとりを持たせる
「仕事が覚えられない!」となっているあなたは、もしかしたら覚えることで頭がいっぱいになってしまい、心に余裕がなくなっているのかも知れません。
仕事を覚えるペースや、仕事ができるようになるタイミングは人それぞれです。仕事をする時はある程度のプレッシャーが必要ですが、他人と比べすぎて生きるのが辛くなってしまうのはとても悲しいことです。
なので「仕事に対する能力は人それぞれである」ことを受け入れ、自分ができることからゆっくりと確実にこなしていく意識を持つようにしましょう。
また心にゆとりができれば仕事を楽しもうとする気持ちが芽生えるので、学習意欲や質問内容の精度が上がり、必然的に記憶力も向上するようになります。
仕事が覚えられないのは、量と期間のバランスが問題の場合も
そもそもですが、与えられている仕事の量が多すぎたり、期間が短すぎたりしていませんか?新しいことを覚えるというのは、かなり大変なこと。それが仕事で責任も付きまとうような状況ですと、なおさらです。
にも関わらず、覚えるべき仕事量と与えられた勉強期間のバランスが合っていないせいで、覚え切れずにミスをしたり、苦しい思いをしてしまったりすることもあります。
一定期間内で覚えなくてはいけない仕事量が自分のキャパシティを超えていると思ったら、素直に上司に相談してフォローを入れて貰うことも考えましょう。
あなたから自分の状況を伝えないと、上司も対策が取れません。覚え切れずに重大なミスを犯してしまうくらいなら、早めに相談して覚えなくてはならない量を減らしたり、期間を伸ばして貰ったりしてください。
どうしても仕事が覚えられないなら、別の職種を探してみよう
どれだけ対策したり、失敗を繰り返したりしても、全然覚えられない場合もありますよね。そんな時は、思い切って別の職種を探してみることもオススメします。
今働いている職場の仕事内容では、あなたが持っている能力や個性を活かし切れていない可能性があります。
「今の自分はダメだから、どこに行ってもダメだろう。」なんて思わないでください。自分の能力や、やってみたいことをよく考えて、新しい仕事を探してみることも大切です。
筆者も、仕事内容と自分の能力が合わなかったせいで仕事を全然覚えられず、辞めてしまった経験があります。現在は自分の能力が活かせる仕事についているので、あなたも思い切って職を変えてみてはいかがでしょうか。
仕事が覚えられない人への解決策まとめ
仕事が覚えられない人の原因と、その対処法について紹介しました。今回紹介した対処法の中で、最も覚えておいて欲しいことは「勉強したことを人に話したり、教えたりしてみる」です。
話したり、教えたりするうちにイマイチ理解できていなかった部分に気付けたり、新たな疑問点が浮かんできたりします。
また人に何かを教える時は、3倍の理解が必要とも言われています。覚えた内容を深く理解しようと頭を働かせれば、それだけ記憶に定着しやすくなるのでオススメです。
ただ、どうしても仕事が覚えられなかったり能力が合わなかったりする場合は、転職することも視野に入れてみてください。