「ヘアアイロンを使うときに行うヘアケアについて知りたい」「ヘアアイロンが髪の毛に与える影響とは?」このようなお悩みをお持ちではありませんか。
髪の毛をセットするときに使われる、ヘアアイロン。実は、髪の毛には負担がかかっているのです。ヘアアイロンを使った後に適切なヘアケアを行わないと、パサパサ髪の毛に悩むことになるでしょう。
この記事では、ヘアアイロンが髪の毛に与える影響やヘアアイロン後のヘアケア方法についてご紹介していきます。
さらに、オススメのヘアケア用品もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1334641?title=%E3%82%B3%E3%83%86%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%86%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=2204343240
髪の毛の構造
まず、髪の毛の構造を理解しましょう。髪の毛の主成分は「ケラチン」というタンパク質でてきています。
そして、タンパク質を守るように「キューティクル」が髪の毛の外側を覆っているのです。
髪の毛がダメージを負うとは、何らかの原因でキューティクルが剥がれてタンパク質に傷がついたり、髪の毛の水分や栄養が流出したりすることを言います。
ヘアアイロンは、髪の毛のダメージを負う原因になるのです。次項では、ヘアアイロンが髪の毛に与える影響についてご紹介します。
ヘアアイロンが髪の毛に与える影響
ヘアアイロンで髪が傷む原因は大きく2つあります。1つずつ抑えていきましょう。
熱による髪のタンパク質変性
前項で説明したとおり、髪の毛はタンパク質でできています。ヘアアイロンの熱は、タンパク質を固める作用があるのです。
この現象を「タンパク質変性」といいます。タンパク質変性により、髪の毛内部のタンパク質が固まって空洞ができます。その結果、髪の毛の成分や水分が流出しやすくなるのです。
髪が乾いていると約130℃、髪が濡れていると約60℃ぐらいから髪の毛の成分や水分が流出し始めます。
ヘアアイロンによる摩擦
髪の毛を巻く際は、ヘアアイロンで髪の毛を挟んでからスライドさせます。
そのときに、髪の毛を引っ張ってしまうと、摩擦がおきてキューティクルが剥がれてしまいます。その結果、髪の毛の成分や水分が流出してダメージになるのです。
摩擦でキューティクルを剥がした上に熱でタンパク質も変性させてしまう。「アイロンは最も髪の毛に悪い行為」と言えるでしょう。
そこで、アイロンを使う際はダメージを軽減しながら行う必要があります。次項では、ダメージを軽減するヘアケア方法をご紹介します。
ヘアアイロンを使う際にオススメのヘアケア方法
アイロンを使う際にオススメのヘアケア方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
ヘアアイロン用スタイリング剤を使う
ヘアアイロンの熱や摩擦を軽減するために、ヘアアイロン用のスタイリング剤を使いましょう。
スタイリング剤が髪の表面に薄い膜を作り、ヘアアイロンによる熱や摩擦から髪を守ってくれます。スタイリング剤を選ぶポイントは下記の3つです。
- ストレート用かカール用かをチェックする
- スタイリング剤のテクスチャーで選ぶ
- 保湿・ダメージ補修成分を確認する
最近では髪のダメージを補修する成分が入ったスタイリング剤も登場しています。カラーやパーマで髪の毛が傷ついている人には必須にアイテムです。
就寝前に髪の毛の集中ヘアマスク
アイロンを使った日は、就寝前に髪の毛の集中ヘアマスク・パック行いましょう。スタイリング剤を使ってダメージを軽減しても、髪の毛の傷みを0にはできません。
そこで、有効成分がたっぷり入ったヘアマスク・パックを使って、髪の毛のダメージを補修しましょう。実際の手順は下記のとおりです。
- 髪の毛の水分をしっかりとる。
- 毛先から揉みこむようにして塗っていく
- 手ぐしですべらせていく
- コームで髪をきれいにする
- 5分~10分ほど時間をおく
タイミングはシャンプー後がベストです。ヘアマスク・パックを使って、アイロンで傷ついた髪の毛を労わってあげましょう。
オススメのヘアケア3選~スタイリング剤~
ここからはオススメのスタイリング剤を3つご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
クラシエプロスタイルフワリエカールキープミスト
- 180℃以上の高熱ダメージから髪を保護
- 浸透型ツヤ補修成分&アルガンオイルを配合。高熱で失われたツヤをダブル補修
- アレンジスタイルキープ成分配合。キレイな形を維持
ヘアアイロンは高熱になるほど、髪の毛にクセをつけられます。しかし、ダメージもかかりやすいです。
『クラシエ』から発売のスタイリング剤。180℃以上の高熱でもダメージを軽減してくれます。
さらに、ツヤ補修成分が配合されており、髪の毛の形を決めつつ、ダメージも補修できるのです。
モッズ・ヘア ホットグラマー 泡ウォーター
- 泡状のテクスチャーが、髪の毛1本1本に素早く浸透
- 浸透保湿成分配合。ヘアアイロンの熱に反応し、自然な弾力のある髪に
- カールにもストレートにも使える
泡状のテクスチャーで素早く髪をコーティング。浸透保湿成分が熱に反応して髪の奥まで浸透します。
さらに、カール・ストレートに使用できるので、忙しい朝も時間をかけずにセットができます。
オルナ オーガニック ヘアウォーター
- 4種類の保湿成分を配合。髪をコーティングしダメージを軽減
- ひと吹きするだけで毛を柔らかくし、スタイリングしやすい髪に
- 頭と頭皮に優しいオーガニックヘアウォーター
高品質ヒアルロン酸やコラーゲンなどの4つの保湿成分を贅沢に配合。ヘアアイロンの熱や摩擦ダメージから髪の毛を守りつつ、同時に髪の毛の補修までしてくれます。
さらに、刺激が少ないオーガニックケアウォーターのため、敏感肌の方でも安心してお使いいただきます。
ここでご紹介した3つ以外にも、スタイリング剤は数多くあります。色々な商品を試してみて、自分に合うスタイリング剤を見つけてください。
オススメのヘアケア3選~ヘアマスク・パック~
ここからは、オススメのヘアマスク・パックを3つご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
ディーセスノイドゥーエ ウィローリュクスニュートリエント
- 内部と表面から保湿するアクアアミノフィックス効果
- 上品さを表現するフルーティケープの香り
- 指通りのよいなめらかな仕上がりをキープ
アクアアミノフィックス効果で、毛髪の内部の空洞を保湿しながら、表面のツヤも維持。
さらに、オーシャンコラーゲンを配合し、弾むようなみずみずしさを与えてくれます。
サロンクオリティーの質感を自宅でも体感したい方にオススメです。
いち髪 プレミアムヘアパック
- 濡れ髪ダメージケア成分『えごまオイル』配合
- 純・和草プレミアムエキスで傷んだ部分を補修すると同時にダメージ予防
- 満開の桜と紅く色づく果実の香り
濡れ髪が傷みやすい点に着目し、ダメージケア成分のえごまオイルを配合。
濡れ髪同士のこすれや絡みを予防し、ツヤのあるなめらかな髪に導きます。
薬局で販売されており、入手しやすいのもオススメポイントです。
F.プロテクト ヘアマスク リッチタイプ
- サロンのケアを自宅でも体感
- 有効成分を豊富に配合。ハイダメージでもツヤのある髪の毛に
- へマチンも配合されており、カラー後のヘアケアとしても使用可能
サロン専売商品を販売する「フィヨーレ」のヘアマスク。髪の毛全体の広がりを抑えながら、しっとり感をキープします。
さらに、各種アミノ酸やアクアベール成分が豊富に配合されているため、ダメージ補修効果に優れています。カラー後のハイダメージにも利用が可能です。
ここまでご紹介した3つ以外にもヘアマスク・パックは数多くあります。商品ごとに香りや成分が異なるので、自分の好みや髪質に合ったものを見つけてください。
ヘアアイロンの使い方
ヘアアイロンは使い方に注意するだけで、ダメージを軽減できます。ここでは、注意すべきポイントを2つご紹介します。
髪はしっかり乾かす
髪が濡れているとキューティクルが剥がれやすいです。その状態で、ヘアアイロンを使うと、熱や摩擦の影響を受けて髪のダメージが進んでしまいます。
ヘアアイロンを使う際は、必ず髪をしっかり乾かしておきましょう。
適切な温度でヘアアイロンを使う
ヘアアイロンを使う際に最も重要なのが、温度設定です。低温だと髪の毛にクセがつけられず、逆に高温だと髪の毛がダメージを負いやすくなります。
温度設定の目安は、150℃~170℃前後とされています。しかし、既に髪がダメージを負っている場合は、150℃以下で設定すると良いでしょう。
ダメージを軽減できるように、ヘアアイロンの使い方には注意しましょう。
ヘアアイロンを使うメリット
ヘアアイロンは髪の毛にダメージを与えますが、それでも使うメリットは多いです。実は、私もヘアアイロンを常用している一人です。私が感じたメリット、それは「くせ毛の人でもヘアスタイルを楽しめる」です。
前髪にクセがあるとセットしにくいですよね。私も、前髪にクセがあるので、ヘアアイロンを使って真っすぐにしています。ヘアアイロンは、くせ毛の人がヘアスタイルを楽しめるためになくてはならないものです。
逆に、ストレートヘアの方は、ヘアアイロンを使って巻き髪を作ることができます。ヘアアイロンは、色々なヘアスタイルに挑戦したい時にピッタリなのです。
メリットが分かると、髪の毛のダメージを軽減しながら、ヘアアイロンを使えたらいいなと思いませんか?次項では、髪が傷みにくいオススメのアイロンをご紹介します。
ヘアケアを楽に!オススメヘアアイロン
髪が傷みにくくなるオススメのヘアアイロンをご紹介します。選ぶ際のポイントは下記の2つです。
- アイロンしながらダメージも軽減する
- 摩擦を軽減
この2点に優れているオススメのヘアアイロンは下記の3つです。
パナソニック ストレートアイロン ナノケア
スムースグロスコーティングですべりやすさが従来の商品より30%もアップ。水分量たっぷりの「ナノイー」効果でキューティクルも引き締めます。
発売元:パナソニック 値段:14,000円 ご購入はこちらから
アレティ(Areti) マイナスイオン ヘアアイロン
プレートは高品質チタニウムコーティング加工。髪に引っかからずダメージを軽減します。さらに、マイナスイオン効果で髪の水分蒸発を防ぎ、ツヤと潤いを与えます。
発売元:アレティー(Areti)値段:5,480円 ご購入はこちらから
クレイツ ホリスティックキュアストレートアイロン
天然ミネラルを豊富に含んだ鉱石をミクロパウダー化し、加工を施した「キュアクリスタルプレート」を採用。滑りがよく、スタイリング時のダメージを軽減します。
また、天然のマイナスイオン×遠赤外線を放つ「クレイツイオン」を採用し、ダメージ毛の水分バランスを整えタンパク質を活性化させます。
発売元:クレイツ(CREATE) 値段:13,200円 ご購入はこちらから
アイロンを選ぶ際は、髪の毛をセットしながらダメージも軽減してくれるものを選びましょう。
普段のヘアケアで意識するポイント
ダメージの外的要因はヘアアイロンだけに留まりません。紫外線やドライヤーの熱、冷暖房など原因は様々です。
そこで日ごろからのヘアケアが大切になります。ヘアケアのポイントは下記のとおりです。
- シャンプーはアミノ酸配合のものを使う
- 洗い流す・流さないトリートメントは併用して使う
- 紫外線予防はUVカットのヘアスプレー
外的要因を無くすことは難しいです。そのため、しっかり髪の毛に栄養を与えられるヘアケアが大切になってきます。
シャンプーやトリートメントはヘアケア成分を意識して選ぶようにしましょう。
まとめ ヘアアイロンを使った日は、入念なヘアケアを!
ここまで、ヘアアイロンが髪の毛に与える影響やヘアアイロン後のヘアケア方法について解説してきました。この記事でお伝えしたいことは下記のとおりです。
- ヘアアイロンは、髪の毛のタンパク質やキューティクルにダメージを与えてしまう。
- ヘアアイロンを利用するときは、スタイリング剤で髪の毛を保護する
- ヘアアイロンを利用した日には、ヘアマスク・パックでダメージ補修
- ヘアアイロンを使うときは、髪の毛を乾かして、適切な温度で利用する
ヘアアイロンは、ヘアスタイルを決めたい時になくてはならないものです。しかし、髪の毛にダメージがかかっていることを忘れないでください。
ヘアアイロン後は適切なヘアケアで、ツヤのある髪の毛を手に入れましょう。