「データ通信はタブレットがあるから通話用の電話がほしい」「格安SIMで通話のみのプランがあるなら使ってみたい」そう考えたことはありませんか?
電話をよく利用するなら大手電話会社がいいと聞いたことがあるかもしれません。しかし格安SIM会社でも、かけ放題などの便利なプランや料金が抑えられたものが増えてきました。
この記事では格安SIMの通話のみのプランについて紹介していきます。ぜひこの記事を読んで参考にしてみてくださいね。
出典:https://pixabay.com/photos/sim-card-card-memory-micro-sd-4475642/#content
格安SIMの通話のみプランを選ぶときのポイント
「プライベート用と仕事用にスマホを分けたい」「2台持ちをしたい」などの理由で格安SIMの通話のみプランを使用したい人に、選ぶポイントを紹介します。
- データ通信量が少ないものを選ぶ
- SIMロックがかかっていないか確認
データ通信量が少ないものを選ぶ
データ通信の量の多さで基本料金が変わってきますので、通話のみで使用したいならデータ通信量が少ないものを選ぶといいでしょう。
SIMロックがかかっていないか確認する
回線は大手電話会社のものを使いますが、使える回線は格安SIM会社によって違います。次に使用する格安SIM会社の使用できる回線を調べておきましょう。
例えば今docomoを使用していて、格安SIM会社がdocomo回線対応の場合だとそのまま挿し替えるだけで使えますが、対応してないと使えません。その場合、SIMロックを解除する必要があります。
格安SIMの通話のみのプランを使うメリット
格安SIM会社の通話のみプランを使用するメリットは以下の2点です。
- 料金が安い
- 通話品質は大手電話会社と変わらない
料金が安い
格安SIMで通話のみプランを使用する最大のメリットは料金が安いことです。
格安SIM会社では大手電話会社のプランより種類が豊富ですので、データ通信は1G未満のものがあります。通話メインで使うときには特に便利に使えますよ。
通話品質が3大キャリアと同じ
大手電話会社の回線や設備を使用しているので「090」や「080」で始まる携帯電話番号の通話品質は変わりありません。
格安SIMの通話のみのプランを使うデメリット
格安SIM会社の通話プランには、通話アプリを使用し通話料金を下げるものがあります。通話アプリにはIP電話という、データ通信回線を使用しているものもあります。
IP電話ではデータ通信が混んでいるときは通話品質が落ち、途切れやすくなってしまうのが特徴です。
通話アプリは、IP電話の他にプレフィックス通話という特別な番号を頭に付けて発信するものがあります。プレフィックス通話は、通話回線を使用しているので通話品質にはほとんど変わりありません。
格安SIMの通話のみプランにかけ放題はあるの?
ここで、格安SIMのかけ放題プランを紹介します。大手電話会社の他にも、格安SIM会社でも通話のみのプランがあるんですよ。
大手電話会社のような無制限のかけ放題サービスは少ないですが専用アプリを使用し、○分間かけ放題、月間○分かけ放題など多くみられます。
「Y!mobile」や「UQmobile」「イオンmobile」は通話制限・回数制限のないものがあるんですよ。「イオンmobile」はIP電話を使用しての利用になります。
格安スマホ会社 | 通話オプション |
Y!mobile | 10分間かけ放題 770円(税込み) 回数制限・時間制限なしかけ放題 1,870円(税込み) |
UQmobile | 10分間かけ放題 770円(税込み) 60分無料通話(月間合計60分) 550円(税込み) 回数制限・時間制限なしかけ放題 1,870円(税込み) |
イオンmobile | 10分かけ放題 935円(税込み) 回数制限・時間制限なしかけ放題 1,078円(税込み) (IP電話使用) |
IP電話だと、通話品質が多少落ちてしまう可能性があります。しかし制限なしのかけ放題となると、イオンモバイルが安いですね。自分が月にどれぐらい通話するかを調べてから通話プランを選ぶといいですね。
通話先が決まっているなら便利な格安SIMの通話のみプラン
格安SIMの通話のみプランで、よくかける通話先があるのなら、「OCNでんわ」がおすすめです。「OCNでんわ」は音声通話SIMを申し込むと専用アプリがなくても11円/30秒で使用できるので、お得です。
さらに、オプションで10分かけ放題935円、トップ3かけ放題935円、完全かけ放題1,430円があり、トップ3かけ放題は通話上位3番号が無料になるOCN独自のプランがあります。
通話先が決まっているのなら、この上位3番号のプランも便利に使えるかもしれませんね。
ガラケーでも使えるのか
ガラケーでも格安SIM会社の通話のみプランを使用することができます。データ通信はありませんが1,012円(税込み)で使用できるんですよ。
IIJmioはガラケー対応できるものがあり、電話の受信を中心に使用したい人にもオススメです。受信だけでなく、みおふぉんダイアルを使用すれば通常22円/30秒が11円/30秒で使用できます。
みおふぉんダイアルは、プレフィックス通話を使用しており電話を発信するときに頭にプレフィックス番号を入れるとお得に使用できるようになりますよ。
定額3分かけ放題+家族通話10分無料(660円税込み)プランや、定額10分かけ放題+家族通話30分無料(913円税込み)プランがオプションで付けられます。
MNPの流れ
ここでMNP転出手続きの流れを説明します。まず今利用している電話会社に電話やwebで問い合わせをし、MNP予約番号を取得します。MNP予約番号とは、転出手続きに必要な10桁の番号のことです。
MNP予約番号を次の電話会社に伝えることで、今使っている電話番号を引き続き使えるようになるんですよ。MNP予約番号には有効期限があり(大体15日程度)、期限内に転出先の格安SIM会社に連絡します。
新しいSIMが届いたら、付属の説明書やwebを見ながらAPN設定(ネットワーク設定)をするとすぐ利用することができます。
多くの格安SIM会社では当日の利用が可能です。MNP転出をしてから新しいSIMが届くまでスマホが使えなくなる可能性がありますので、不便に感じる人は転出先の格安SIM会社に確認しておきましょう。
MNP転出するには手数料が3,000円~5,000円かかります。
SIMロック解除の方法
今使っている電話会社の回線をそのまま使う場合はSIMロック解除は必要ありませんが、例えばdocomoから違う回線に変わりたい場合はSIMロック解除をする必要があります。
SIMロック解除はMPN予約番号を取得するときと同時に手続きしておくといいでしょう。
SIMロック解除はwebのマイページから手続き可能で、費用はインターネットでの手続きだと無料になります。
店頭での手続きになると3,000円の手数料が必要になりますので、webでの手続きがお得です。
格安SIMを契約したあとの手続きの方法
MNP予約番号を取得し、SIMロック解除ができたら新しいSIMカードを申し込みます。
3日~1週間後にSIMカードが届きますので、付属の説明書やwebでSIMカードの挿入方法や設定方法を確認し、手続きします。
SIMカードを挿入するときは必ず電源をオフにしてからにしてくださいね。通話中心のプランでもデータ通信があればAPN設定(ネットワーク設定)が必要になり、格安SIMが使えるようになります。
格安SIMの通話のみプランについてのまとめ
格安スマホ会社 | 通話オプション |
Y!mobile | 10分間かけ放題 770円(税込み) 回数制限・時間制限なしかけ放題 1,870円(税込み) |
UQmobile | 10分間かけ放題 770円(税込み) 60分無料通話(月間合計60分) 550円(税込み) 回数制限・時間制限なしかけ放題 1,870円(税込み) |
イオンmobile | 10分かけ放題 935円(税込み) 回数制限・時間制限なしかけ放題 1,078円(税込み) (IP電話使用) |
IIJmio | ガラケー対応。受信中心に使用したい人にオススメ みおふぉんダイヤルで、プレフィックス番号発信すれば11円/30秒で利用可。10分無料・家族通話30分無料で913円(税込み)/3分無料・家族通話10分で660円(税込み) |
OCNでんわ | 音声通話SIMを申込で専用アプリがなくても11円/30秒で使用可 10分かけ放題935円、トップ3かけ放題935円、完全かけ放題1,430円 |
この記事では格安SIMの通話のみのプランについて説明しました。多くの格安SIM会社には通話プラン・データ通信のプランがあり、通話のみ使いたいときにはデータ通信量が少ないものを選ぶといいでしょう。
10分かけ放題、トップ3かけ放題、回数・時間制限のないかけ放題など、さまざまなプランがありました。
大手通信会社にはない、便利なプランが見つかったかもしれませんね。月の通話時間の見直しをして、自分に合った通話プランを探してみてくださいね。