この記事では格安SIMとは?という事からメリットとデメリット、更にオススメのプランまで詳しく解説しています。
「格安SIMって何?」、「友達が使っているけれど詳しく知らない」、「これから乗り換えようと思っているけれどもう少し知りたい」
恐らくこの記事を読んでくださっている方はこんな気持ちではないでしょうか。こんな皆さんの疑問を解決していきます。
出典:https://pixabay.com/ja/photos/youtuber-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%BC-%E8%84%9A%E6%9C%AC-2838945/
そもそもSIMとは何?
これから格安SIMについて詳しく解説していくわけですが、そもそも「SIM」って何でしょうか。
きちんと説明できる方は少ないと思います。せっかくですからここで覚えちゃいましょう!SIMの事を理解している場合、飛ばして大丈夫です。
SIMの役割
皆さんが「SIM」と言っているものはスマホの中に内蔵されているICカードの事です。このSIMには利用者の識別番号、電話番号、メールアドレスなど大事な情報がたくさん詰まっています。
ここである疑問が出てくると思います。「なぜそんなにめんどくさいことするの」、「携帯に直接記録すればいいじゃん」
理由は単純でデータの引き継ぎが楽だからです。スマホに直接記録したら、スマホを交換したときにデータを引き継げませんよね?
SIMカードに情報を記録すれば、カードを差し替えるという作業だけでデータの引継ぎができます。
SIMカードが装着されていないスマホはどうなるの?
スマホを新しくする場合、現在の機種から新しい機種にSIMを移さなければなりません。
その結果、古い機種にはSIMがなくなるわけですが、SIMなしの機種は今後も使用できるのでしょうか。
結論を言うと一部の機能は使用できます。「おぉ~完全に使えなくなるわけではないのか」なんて思ってしまいますが、どの機能が利用できなくなってしまうのでしょうか。
基本的にSIMがないと電話回線(3G/4G/5G/LET)が使用できないです。つまり電話はできなくなりそしてWi-Fi環境でなければネットで調べ物もできないし、オンラインゲームもできません。
しかしメモ帳、計算機、カメラなどの電話回線を使用しない機能は問題なく使用できます。(音楽プレイヤーとしても使用できる)
Wi-Fi環境があれば動画もオンラインゲームもネットで調べ物もできるのでSIMなしスマホを使用する価値があるでしょう。→SIMなしスマホの活用法
格安SIMとは
SIMについて理解できたでしょうか。ここからは本題である格安SIMについて解説していきます。
「名前の通り、格安のSIMでしょ?」そう思う気持ちもわかりますが不正解です。
格安SIMの「格安」は毎月の料金が「格安」なのです。どれぐらい格安かということを説明するためにまず下記の画像を見てください!
- 図1
引用:IT media mobile 「通信会社に支払っている平均月額料金」
大手通信キャリアである、ソフトバンクやNTTドコモなどは8312円です。
それに対して格安SIMユーザーは4424円ですので、約4000円も節約できることが分かります。
一体なぜこれほどまでに安い価格で商品を提供できるのでしょうか。
なんで格安なの?
普通、大手通信キャリアは電話サービスに必要な回線をつなぐために、自費でアンテナや基地局を立てています。
その結果、通信設備の維持費、人件費など様々な費用がかかってしまいますがMVNO(格安SIMを提供している会社の総称)の場合は通信設備をレンタルしているのです。
レンタルというと「レンタル代が高いんじゃないの?」という疑問が出ていますがレンタルしている側は通信設備の維持費も人件費もかからないので金額的にはとても安く済むのです。
その結果、通信設備を節約している分私たちに格安でサービスを提供できています。
格安スマホと格安SIMの違いとは?
ここまで読み進めてみて「格安SIMと格安スマホの違いって何?」と疑問に感じている方も多いのではないしょうか。ですのでここでいったん整理しときましょう。
格安SIM・・・このSIMを使用すると毎月の使用料が滅茶滅茶安くなります。先にも述べた通り普段使用しているスマホより4000円近く安くなります。
格安スマホ・・・海外製のスマホや一部の機能を制限した格安で購入できるスマホに、さらに格安SIMを搭載することによって極限まで安さを求めたセット。
格安スマホ=格安のスマホ+格安SIMみたいなイメージです。混乱は解けたでしょうか。
格安SIMのメリットとは
混乱が解けたところで格安SIMの特徴を、メリットとデメリットに分けて解説していきます。
安い
ここまで読んでくださった方はわかるかもしれませんが安いです。
何度も言いますが月額で約4000円もの違いになりますので、2年間利用すると約48000円も違います。
これだけあれば、ちょっと背伸びして買おうと思っていた服が買えるのではないでしょうか。
料金プランがシンプル
大手通信キャリア場合、「~割」みたいなのが多く高齢者の方や機械にあまり詳しくない方には少し荷が重いです。
その反面、格安SIMの場合「~ができるプラン」、「~ができないプラン」のようにはっきりと分かるので選びやすいです。
例えば格安SIM会社の1つである、OCNモバイルONEの場合「音声対応SIM」、「SMS対応SIM」、「データ通信専用SIM」の3つだけしかありません。
左から順に電話ができるプラン、メールができるプラン、ネットだけできるプランのように理解しやすいです。
通話プランが選択可能!
大手通信キャリアの場合、スマホを購入するとかけ放題が強制的に選択されいてしまいます。
しかし格安SIMの場合かけ放題ではなく20秒30円のように歩合制を選ぶこともできます。
主婦や学生の方は有料の通話よりLINEなどの無料通話アプリを使用することが多いと思いますのでそのような方にとっては使っただけ払えるというプランはあっていると言えるでしょう。
2年縛りがない
こちらは結構うれしいメリットではないでしょうか。大手通信キャリアの多くは2年縛りというものが存在します。
2年縛りとは、2年たたずに解約すると違約金が発生してしまう契約です。更にその多くは自動更新プランのため、更新する時期にしか無料で解約できないのです。
その反面、格安SIMなら違約金が発生しない、そもそも2年縛りがない又は存在しても1年未満という場合がほとんどです。
今よりもっと自分にあったプランが見つかれば2年以内であっても違約金なしで解約することもできます。
各会社にうれしい特徴がある
格安SIMの会社は「~会社のスマホを買うとこれが付いてくる」のように会社ごとにプラスアルファ要素があります。下記の表をご覧ください。
主要格安SIMの特徴的なポイント | |
格安SIM名 | 特徴的なポイント |
BIGLOBEモバイル | エンタメフリー・オプションでYouTubeやU-NEXT等がカウントフリーで使い放題 |
IIJmio | ファミリーシェアプランを選ぶと家族まとめて月額料金が安くなる |
LINEモバイル | 格安SIMで唯一LINEのID検索機能が使え、SNSがカウントフリー |
mineo | フリータンクやパケットギフト、パケットシェア等、データ通信に関するサービスが豊富 |
nuroモバイル | データ容量の「前借り」ができる唯一の格安SIM |
OCNモバイルONE | 月単位ではなく日単位の料金プランがある |
参照:Soldi(ソルディ) – インターネット・格安SIMで家計をスマートにするサイト 「格安SIM」
どれもうれしい特典ばかりですね。私は映画好きなので、BIGLOBEモバイルの動画配信サービスが使い放題という点に目が行ってしまいます。
格安SIMのデメリットとは?
安くて通常のスマホと比べて機能はほとんど変わらない格安SIMですがやはりデメリットも存在します。
キャリアメールができない
格安SIMは安い代わりにキャリアメールが利用できません。キャリアメールという言葉はあまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、大手通信キャリアのメールです。
例を挙げるとドコモメールやS!メールなどです。しかし普段はGメールなどのフリーメールを使用している方がほとんどなのではないでしょうか。
フリーメールであれば問題なく使用できるので、そこまでデメリットと感じる方は少ないかもしれません。
LINEのID検索が利用できない
LINEの友達追加方法にはフルフルやバーコードなど色々ありますが、そのうちのLINEのID検索が使用できなくなります。
直接の原因はID検索ではなくID検索をする際の年齢認証にあります。
実はこの年齢認証の機能は、大手通信キャリアと公式LINE会社が協力して行っています。
そのため連携していない格安SIMユーザーは一部機能が制限されてしまうのです。
店舗でのサポートがない
大手通信キャリアの場合、各県内に「ドコモショップ」、「ソフトバンク」などの店舗が初期設定や修理を受け付けています。
機械にあまり慣れていない方や高齢者の方はお世話になったのではないでしょうか。
しかし格安SIMの場合、サポートセンターがありません。初期設定をする場合は、その分わかりやすい説明書が付いてくるので安心です。
しかし修理をする場合には他の会社に依頼しなくてはならないので、修理費が高くなってしまいます。このデメリットは少々痛手ですね。
クレジットカード決済が多い
皆さんは毎月の携帯料金を引き落としでお支払いしていると思います。しかし多くの格安SIM会社は、銀行引き落としができない場合が多いです。一番の理由は料金未払いを減らすためだと考えられます。
しかもクレジットカードの「クレジット」は信頼という意味から来ています。クレジットカードでの支払いにすることで、会社側には社会的信用のあるユーザーを獲得できるというメリットがあります。
しかし最近では銀行口座振替もできる格安SIMプランも増えてきているので、この辺はそんなに心配しなくてもいいかと思います。
格安SIMを使ってみたみんなの感想!!
メリット、デメリットを挙げましたが実際の格安SIMユーザーの感想はどうなのでしょうか。ここでは、良い感想も悪い感想も包み隠さず載せていきます。
https://twitter.com/yamorikawaiijp/status/1339522618928504835
こちらの方は格安SIMに大変満足したようですね。なんと15年以上愛用していたauを解約したみたいですね。契約してから3日で届きアプリも見やすいそうです。
最近では大手通信キャリアでも格安なプランが出てきているみたいですね。と言っても格安SIMの利点は節約に節約を重ねることができることです。安さではまだまだ圧倒している感じがします。
https://twitter.com/hiroyuki_yajima/status/1341396203334975494
複数持ちの方もいるみたいです。プランによっては複数持ちにすることで金額がさらに安くなる可能性もあるので検討してみてはいかがでしょうか。
格安SIMの会社比較
ここからは数ある格安SIMの会社の比較をしていきます。会社によってどの機能が安いかなど、特化している部分が異なるので確認しておきましょう。
参照:engadager 「iPhone SEは格安SIMとも相性◎ LINE、UQ、楽天など5サービスで比較」
Lineモバイルの「ラインがカウントフリー」とはLineを使用するときだけ通信容量を使わないという事で、友だちとのやり取り専用で格安SIMを購入される場合オススメです。
一方BIGLOBEの「エンタメフリー」はAmazon music/楽天マガジン/U-NEXTなどの娯楽系全般が通信容量を使用せずに楽しめます。
ギガを気にせずにユーチューブなどを楽しみた方にオススメでしょう。
「iphoneの設定不要」、「最初の一年間は使用料」他にも会社によってサービスが全く異なるのでしっかりと確認しておくことが必要です。
格安SIMの購入の仕方とは
格安SIM会社は実店舗が少ないことはデメリットで挙げましたがではどこで購入すればいいのでしょうか。解説していきます。
インターネットで購入
実店舗が少ないので近くにない方はインターネットを選ぶことをお勧めします。
配送なので実店舗で購入するときのように手渡しはできませんが~5日ほどで届きます。先ほどのユーザーの感想ツイートでは3日で届いたと言っていましたね。
そしてなんといっても手続きが簡単です。自分が購入しようと思っている格安SIM会社の公式サイトから簡単に購入できます。
更に、インターネット購入でしか付いてこない特典も存在するのでインターネットを考えてみてはいかがでしょうか。
実店舗で購入
最近では、Y!mobileやUQ mobileなどのように実店舗を持つ格安SIM会社も増えてきています。実店舗だと以下のようなメリットがあります。
- 初期設定を一緒に進めてもらえる
- 即日手渡しができる
- 直接店員に質問できる
などのメリットがあります。スマホのエキスパートが質問に答えてくれるので、説明書だけでは理解できないという場合は実店舗の方をお勧めします。
家電量販店などの店で買う
会社によっては家電量販店やイオンなどショッピングモールの窓口でも販売しています。
しかし場所にもよりますがSIMカードだけしか売ってない場合があるので注意しましょう。
そして実店舗のほうが手厚いサポートをうけられるのであまりショッピングモールでの購入はお勧めしません。
格安SIMのよくある質問
ここでは格安SIMの乗り換えを考えている方からよくある疑問・質問を紹介していきます。
Q.格安SIMで新しい電話番号を新しくする方法はありますか。
A.新規ユーザーとして音声SIMプランを契約すれば新しい電話番号が付いてきます。
Q.格安SIMは安いので通話品質は落ちてしまうのでしょうか。
A.格安ですが必要な機能をなくして格安にするのではなく、余分な機能をなくし格安にしています。スマホに必須である電話機能の質は落ちません。
Q.インターネット専用のスマホを格安SIM携帯で持ちたいのですが可能ですか。
A.可能です。インターネット専用であれば「データ通信プラン」でほとんどの会社で月額1000円以内です。
筆者が思う最強の格安SIM!!
さて、一通り格安SIMの事を説明してきました。格安SIMについてご理解いたただけたでしょうか。
ここからは筆者が思う最強の格安SIMを紹介していきたいと思います。
BIGLOBE mobile
とにかく動画を見たい方向けです。BIGLOBEは真ん中ぐらいで述べましたが最大で6か月の「エンタメフリーオプション」が特典としてついてきます。
YouTube、U-NEXTのほか、動画配信サービスが無料で見放題です。無料で見放題期間が終わってしまったら料金を払うことになりますが20ギガプランでも大手キャリアより十分安い5000円台です。
もしWi-Fi環境があるのなら思い切って3ギガプランにしてしまえば月額料金は2080円までに下がります。
しかも音声通話SIMでもこの値段なのでそこまで有料電話使わない方はこれ1つでよろしいのではないでしょうか。BIGLOBE mobileの公式サイトはコチラ
IIJmio
データ料金は月額150円で、使いたいと思ったときにギガを追加していくプランになってなっているので、普段スマホはあまり使用しない方、またはサブ端末として使用する方に適したプランです。
極限まで機能を削った格安SIMなので電話・メールはできません。
オンラインゲームなどの端末に利用したい方はいかがでしょうか。IIJmioの公式サイトはコチラ
LINE MOBILE
出来るだけ安定を求めいたい方向けで、ベーシックプランの音声通話SIMだと12ギガで月額3200になります。
しかも「データフリー」というオプションがありLineは通信制限を気にせずに使用できます。
ベーシックプランにプラス~円することでTwitterやインスタなどもデータフリーにできるので非常にコスパがいいです。
友だちとギガを分け合える機能も存在するので友達と一緒に購入するのもありかもしれません。LINE MOBILEの公式サイトはコチラ
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。格安SIMのことを理解できたでしょうか。
格安SIMはサブ端末としても、通常の携帯電話としてもプラン次第では使えます。
購入するする前に自分が格安SIMをどのように使用しようと思っているのかをもう一度整理しましょう。
そして購入する目的が明確に定まったら自分に合ったプランを購入しましょう。この記事が格安SIMを購入するうえで参考になったら幸いです。