仕事を辞めたいと思っていても、いざ行動に移そうと考えると「何から始めたらいいんだろう」「辞めた後の生活はどうなるんだろう」と頭を抱えていませんか?
辞めた方が自身のためになるとしても、将来の不安を抱えたまま行動に移すのはとても勇気がいりますよね。
この記事は、そんな退職に対して漠然とした不安を抱えている方に向けて、他の人が仕事を辞めたいと感じる原因や、退職を後悔しないために必要なこと、退職のまでの流れを解説します。
また、退職や転職をする上で心強いサービスも紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E4%BB%95%E4%BA%8B%E8%BE%9E%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%84&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&color=all&model_count=-1&mdlrlrsec=all&sl=ja)
「仕事を辞めたい!」と思う理由3選
あなたが抱えている悩みによっては、仕事を辞めたい!と思うことも意外と当たり前のことかもしれません。
では、仕事を辞めたいと感じた人はどんな悩みを抱えているのでしょうか。実際に退職した人たちの退職理由をもとに解説します。
主な退職理由は、人間関係・給与・仕事内容の3つです。それでは、1つずつ見ていきましょう。
人間関係
人間関係が上手く築けない要因の一つとして本人のコミュにケーション不足が挙げられます。
しかし、なかには同僚や上司の嫌がらせ、パワハラによる悩みもあり、自身ではどうにもならない場合があります。
そんな悩みを抱えている方は、勇気を持って逃げましょう。自分を変えることはできても、他人を変えることはできません。
給与
仕事をするうえで給与がいくらもらえるかは、働くモチベーションに大きくかかわりますよね。
スキルを磨いて、仕事の成果を上げたのに給与が全然上がらない、仕事の作業効率を上げたのに残業時間が減ってむしろ給料も減ったなんてことがあると辞めたくなるのは当然です。
会社員はあくまで、時間を切り売りした分だけ給与がもらえます。仕事の成果分の報酬を求める方は、会社員以外の働き方を検討してみましょう。
仕事内容
仕事内容が単調でやりがいを感じられないと、モチベーションが下がり続けていけるか不安になりますよね。
また、仕事内容によっては1日にこなす仕事量が多すぎるのも、心身ともに消耗していく要因になりますので続けていくのは困難になります。
もし、あなたの中でこれがやりたい!やってみたい!と思うものがあり、今の仕事では実現できないのであれば転職をおすすめします。
「仕事を辞めたい!」と思っても辞めない方がいい人
今すぐ仕事を辞めたいと考えている方でも、退職や転職を待った方がいい場合もあります。
以下の3つのうち、いずれかに当てはまる方は仕事を辞めるにあたって万全の状態ではないので、少し落ち着いてから行動に移しましょう。
- 短期での転職を繰り返している
- 退職に目的がない
- 体調がすぐれない人
短期での転職を繰り返している
要するに辞め癖がついている人のことです。決断が早いのはいいことですが、「この仕事、向いてないなー。」と少し感じたからといって辞めてしまうとその後、何をやっても続かなくなります。
また、転職が盛んになったとはいえ、短期での転職はあまりいいイメージを持たれないので、採用試験の面接のときに不利になってしまいます。
現在の仕事を始めて1年にも満たない場合は、慣れるまで続けてみましょう。続けるなかで仕事の面白みや、本当にやりたいことが見つけられますよ。
転職に目的がない
なんとなく転職をしたい、今の仕事を辞められたら転職先はどこでもいいと考えている方は目的をつくりましょう。
目的がないとなんのために転職したのか分からなくなり、転職先でも同じ悩みを抱え、転職を繰り返してしまいます。
今の仕事を辞めたい一心なのはわかりますが、「仕事を辞める」以外にあなたには何か目的がありますか?
ない方は、転職活動をすることで転職に対する目的が見えてくるのでおすすめですよ。
体調がすぐれない人
会社員の方で病気やケガだけでなく、精神的な面でもすぐれない人は今すぐ退職や転職をするより、休職をして傷病手当を受給しながらの転職活動がおすすめです。
失業手当を受給しながら転職活動もできますが、それぞれ受給期間が決められており、傷病手当は健康保険に加入している会社員が受給できるものなので、体を休める時間をつくるためにも活用しましょう。
しかし、休職をさせてもらえない、一刻も早く会社との関係を断ち切らないと危険な場合はすぐに辞めましょう。
「仕事を辞めたい!」と思ったら考えるべきポイント
仕事を辞めるのはいつ、どんな時がいいのか分からない方が多いかと思います。
そんな仕事を辞める時期を見極めるために、考えるべきポイントである退職時期とリスクについて解説していきます。
退職時期
退職時期を誤ると、その後の転職にも影響が出る可能性があるので注意しましょう。
転職エージェントにあらかじめ相談をしておくと、退職のタイミングと転職先への入社のタイミングを合わせられるのでおすすめです。
また、転職には2~3か月かかると言われているので、退職時期を長い目で見ている方も転職エージェントへの相談は早い方がいいですよ。
リスク
仕事を辞めることには収入源を失う、転職先での人間関係がうまくいかないといったリスクがあります。
人によってリスク許容度は違いますが、なるべくリスクが低い状態で退職した方がいいのは誰もが思うことです。
あなたなりのリスクの取り方を考えて転職活動をし、よりよい転職先を見つけられた時が退職するのにいいタイミングになります。
仕事を辞めたい時に準備すること
何も準備をせずに、とりあえず仕事を辞めてしまうと「あの時辞めなければよかった。」と後悔をしてしまいます。
そんなことにならないよう、在職中に貯金・自己分析・転職活動の3つを実践しておきましょう。それでは解説します。
貯金
一時的に仕事を辞めることで収入源を失うので、生活防衛資金となるお金をためておきましょう。
生活防衛資金とは、普段の生活費の半年から1年間分の貯金のことで、これだけあれば、辞めてすぐに生活していけないことにはなりません。
生活に追われた状態で転職すると焦ってしまい、望まない転職先でも妥協してしまうので退職前に準備しておきましょう。
自己分析
前述した転職の目的をつくるために自己分析は欠かせません。なぜ今の会社を辞めたいのか、どんな目的で転職をするのか、その目的は今の会社で実現できないのかといった分析をしましょう。
自己分析をせずに転職をすると「なんか思っていたのと違った」「辞めなければよかった」と後悔をしてしまいます。
転職活動
転職をする場合は、在職中に転職活動を始めましょう。先ほど、転職にはリスクがあると言いましたが転職活動にはリスクがありません。
転職を考え始めたけど何をすればいいか分からない方は、転職エージェントに相談することをおすすめします。
あなたの希望に合う転職先を紹介してくれたり、あなたに足りないスキルや資格を教えてくれます。ぜひ活用してくださいね。
退職前に必要な手続き
転職先が決まっている場合、退職時に手続き等の対応が遅れてしまうと最適な時期を逃してしまう場合があります。
会社とあなたとの間で返却するもの、受け取るものがありますのでトラブルの原因にもならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
- 健康保険証
- 身分証明(名刺、社員証など)
- 会社の経費での購入品(事務用品、材料、備品など)
- 会社の情報(内部情報、顧客情報など)
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 雇用保険被保険者離職票
- 源泉徴収票
- 健康保険被保険者資格喪失確認通知書
- 退職証明書
退職までの流れ
仕事は「辞めます」と言ったその日にすぐ辞められるものではなく、いくつかの段取りがあります。
勤めている会社が大きいとなおさら時間が掛かります。あらかじめ確認をしてスムーズに進められるようにしておきましょう。
退職の流れのなかで、あなた自身がやることは以下の3つです。1つずつ確認していきましょう。
- 上司へ退職の意思を伝える
- 残務整理や引き継ぎ
- 退職当日
上司へ退職の意思を伝える
まずは直属の上司に退職の意思を自ら伝えましょう。あらかじめ退職予定日を明確にしておくと話がスムーズに進みますが、上司との相談次第であったり、就業規則上、希望通りの日に退職できるとは限りません。
目安としては、法的には退職の二週間前までに申告をすれば退職可能ですが、会社の就業規則によっては1〜2ヶ月前までに退職の意思を伝える必要があります。
公的手続きの段取りの話もありますので、なるべく早めに意思を伝えることをおすすめします。そして、退職日が決まったら退職願を提出しましょう。
残務整理や引き継ぎ
退職日までに残された仕事をどう進めていくか計画をする必要があります。また、一人ではやり切れない仕事は同僚に問題なく引き継いでもらえるように、業務の内容や、手順をまとめておきましょう。
退職が決まったからと言って、仕事を丸投げするような無責任なことはせずに、余裕のあるスケジュール管理をして柔軟に対応できるようにしておくといいですよ。
退職当日
ついに迎えた退職当日、前述した受け取るもの、返却するものを確認して両者の間でわだかまりを残さないようにしましょう。
また、お世話になった人や、上司・同僚へ最後に一言挨拶をしておくことで気持ちのいい退職を迎えることができますよ。
円満退社する方法
円満退社する方法は、退職するまで責任を持って現職をやり遂げることです。
また、退職に必要な手続きに関しても上司に任せっぱなしになるのではなく、自ら進んで動くと上司や同僚も気持ちよく送り出してくれますよ。
もし、意思を伝えたにも関わらず話が進まない、退職届を受け取ってもらえない等のトラブルが起こった場合は退職代行サービスを活用しましょう。
自身ではどうにもならない場合は、第三者にお願いする選択を選無ことをおすすめします。
「仕事を辞めたい!」と言い出せない時の対処法
会社の上司になら退職する意思を伝えられるけれど、妻や子供、両親にはなかなか伝えにくい、伝えても話を聞いてくれず許してもらえないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方はまず退職の目的を伝え、いつまでに何をするかを明確に、期間を区切って説得しましょう。そうすることで、あなたがどれだけ真剣に考えて退職という決断をしたのかが伝わるのでぜひ実践してみてくださいね。
仕事を辞めたいと思ったら転職エージェントに相談しよう
現職で働きながら、自身で調べて転職活動をすると時間が足りなくなってしまいます。そうすると、情報収集にかける時間がなくなりますので転職先が自身に合わずに失敗する可能性があります。
そんな、転職活動に時間をかけられない方や自己分析が苦手な方には転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職のプロなので、直近の転職市場の情報を持っており、条件に合った転職先の紹介や転職を成功させるためのアドバイスを聞けます。
転職エージェントは紹介先の企業から報酬を得ているため、何度相談してもお金がかからないのでぜひ活用しましょう。
まとめ
仕事を辞めたいと思っても、実際に退職するまでに考えること、やることが意外と多いため退職を諦めてしまう方もいます。
しかし、自己分析をして退職の目的が分かると目的を達成させるために動けるので、いい転職先に出会って退職をしても、現職を続けても納得出来るようになります。
自己分析が苦手な方は、プロの手を借りると安心して転職活動が出来ます。あなたに合った仕事を理解して、今よりも働く日々が楽しくなるよう活動してみて下さいね。