「今の仕事が辛いから辞めたいけど何をすればいいか分からない。」
今の仕事に対して、辞めたいとは思っている人の中には、実際相談もしにくいし、どんなことをすればいいか分からないという人も多いですよね。
そこで今回は、実体験をもとに、退職までの流れと、注意するべきポイントを解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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辞めたいときに、まず一番先にすべきこと
まず初めに、会社を辞めたくなったら、「なぜ辞めたいか」という原因を整理しましょう。
人それぞれ、職場の人間関係が辛い、業務に対する不満といった原因がありますよね。その原因をリストアップすることで、仕事を辞めることが最適解なのかを判断していきます。
中には原因が自分のスキルや技術不足にあり、今後の努力次第で解決できる場合もあります。
原因が自分で解決できないものだとしても、辞める以外の方法は様々あります。
原因から辞める以外の解決策を模索してみる
先程解説したように、現状を考えずすぐ仕事を辞めるのは得策でないとお話ししました。
原因によっては仕事を辞める以外の選択肢で解決できる場合があり、自分で解決できないことが原因だとしても、
上司や信頼出来る仲間に相談し、第三者の目線でアドバイスをもらうだけでも解決の糸口になることがあります。
それでも解決できないときには、仕事を辞める選択肢を視野に入れて行動していきましょう。
仕事を辞めたい人が知るべき退職までの流れ
次は、実際に退職を考えている方に向けて、退職までの流れを見ていきましょう。
- 退職、就職の流れをスケジュールする
- 退職の意向を上司に相談
- 退職願を提出
- 退職日までに引継ぎできるよう準備する
1:退職、就職の流れをスケジュールする
退職することを決めたら、次の就職まで含めたスケジュールを立てます。
転職活動は長期戦でもあるので、期間と目標ははっきりさせましょう。
2:退職の意向を上司に相談
法律的には、退職日の2週間前までに伝えれば退職できますが、2~3か月前に上司に相談することをおすすめします。会社とのトラブルを防ぐためにも早めに相談しましょう。
3:退職願を提出
直属の上司と相談したうえで、退職願を提出します。会社の規定があればその様式に合わせて退職願を作りましょう。
4:退職日までに引き継ぎできるよう準備する
退職日までに、残った業務の処理や、後任者へのスムーズな引継ぎのためのマニュアル等を作成します。
仕事を辞めるべき判断基準
辞めたいと考えている人の中には、今の仕事を続けるべきか辞めるべきか判断に悩む場合がありますよね。
そこで実体験に基づいた判断基準を解説します。やはりいろんな原因はありますが、これから紹介する3つのケースは辞める選択の方がよい場合が大きいです。
- 人間関係の悩み
- 会社が不安定
- パワハラや残業、ストレスによるうつ病
辞める選択の方が良い場合と言える3パターンをそれぞれケース別で詳しく見ていきましょう。
人間関係の悩みが原因で仕事を辞めたい場合
会社という組織で働く以上、人間関係で悩む方は非常に多いです。
もちろん職場の中で相談して改善できる場合もありますが、職場の雰囲気や環境が耐えられないということであれば、ストレスのない職場を見つけるためにも、転職すべきといえます。
特に人間関係の問題は自分一人で解決できないので、仕事へのモチベーション維持や、日々のやりがいのためにも、周囲の理解や協力ができる職場に転職するのは非常におすすめです。
経営や見通しが不安定で仕事を辞めたいときは
会社の業績不振が続き、そのうちリストラ等で仕事がなくなると不安に感じ、転職をしたいという人もいるのではないでしょうか。
例えば、業績不振の影響で、残業代が支給されなかったり、給料が削減されることがあると、会社の経営面で厳しい状況なのではないかと考えられますね。
仕事に対するモチベーションの維持や自身の生活を守るためにも、仕事を辞めて、転職すべきと言えるでしょう。
要注意!うつ病で悩んでいて仕事を辞めたいときは
職場の業務内容や、労働環境、人間関係が原因で、うつ病に悩んでいて、転職したいと考えている方は、休職できるのであれば会社に申請し、サポートしてくれない会社であれば、退職しましょう。
うつ病の時に無理をしてしまうと、治療や時間、お金もかかってしまい、復帰が難しくなります。
うつ病は、精神的にも肉体的にも追い込まれている状態なので、会社のことよりも自分の体調を優先し、回復に専念しましょう。
仕事を辞めるときの注意点
次は、仕事を辞めるときの注意点について解説します。注意しなければいけないことは2つあります。
- 給料が安いからやめると後悔する可能性あり
- なんとなく働きたくないからやめるは危険
1:給料が安いから辞めると後悔する可能性あり
今の会社の給料面が理由で転職を考えている場合、給料以外の部分で一度考え直すことをおすすめします。
なぜなら、給料面が今の会社よりも恵まれていても、残業が多かったり、やりがいのない仕事をする可能性もあります。
十分に調べたうえで、自分のキャリアや将来設計と合致する仕事を選びましょう。
2:働きたくないから仕事を辞めるは危険
特に理由もなく仕事を辞めたい場合、辞めてから後悔する人がかなり多いです。
仕事を辞めた後に何をしたいかを明確にしてから転職活動や、退職をすることをおすすめします。
トラブルなく仕事を辞めたいときのポイント
実際に退職するときに、会社を円満に退職するためのポイントを3つ解説します。
- 退職する2~3か月前には直属の上司に相談する
- 仕事を引き継げるようにマニュアルを作る
- 退職時にしなければいけないことを人事に確認する
1:退職する2~3か月前には直属の上司に相談する
あらかじめ退職する旨を遅くても1か月前には直属の上司に相談しましょう。
会社としても、準備しなければいけないことも多く、直前だと対応できないこともあります。
2:仕事を引き継げるようにマニュアルを作る
後任者へ仕事をスムーズに引き継ぐためにもマニュアルなどの明文化した書類の作成も大切です。
もちろん、日ごろから自分だけで仕事を抱え込まずに、万が一の時に引き継ぐことのできる人材の育成は重要です。
3:退職時にしなければいけないことを人事に確認する
社員証の返却や健康保険、年金の手続きといった退職時にしなければいけない手続きを人事に確認しておきましょう。
スムーズに退職するためにも退職時の手続きはあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
まとめ:仕事を辞めたいときにするべきこと
今回は、仕事を辞めたいけど何をすればいいか分からないという方に向けて、辞めるときにやるべきこと、辞める判断基準、辞めるときの注意点を中心にお話ししました。
仕事を辞めるときの流れをしっかりと抑えて、あらかじめ準備をしておくことで、スムーズで円満な退職ができるということが分かりました。
仕事を辞めることは経済的にも精神的にも不安が大きいので、新しい職場で活躍するためにも、ぜひ今回の内容を参考にしてください。