大手通信会社から格安SIMへ乗り換えると月額料金が安くなることはわかっても、実際に乗り換える手順やあらかじめ準備するものがわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回は実際に格安SIMへ乗り換えた筆者が、必要なものや詳しい手順、お得に乗り換えるための情報をご紹介していきます。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/photo/19374.html)
格安SIMへ乗り換える際に必要なもの
まずは格安SIMへ乗り換える際に必要となるものをまとめました。
- 本人確認書類(コピー不可)
- メールアドレス
- クレジットカード
本人確認書類は契約者名義でないといけません。メールアドレスはキャリアメール(@docomo.ne.jp等)は使えませんので、Gメール等のフリーメールを用意しましょう。
また支払いのためにクレジットカードも必要になるのであらかじめ準備する必要があります。
格安SIMへ乗り換える前に確認すること
必要なものをそろえたら、2つの点をあらかじめ確認しておきましょう。
- 今の電話番号を引き続き使うか
- これから使うスマホが対応しているかどうか
今の電話番号を引き続き使いたいなら「MNP予約番号」を大手通信会社から取得する必要があります。MNP予約番号の取得は各通信会社のサイトから手続きできます。
また、格安SIMでは全てのスマホが使えるとは限りません。今のスマホを引き続き使う方も、新規購入する方もスマホが対応しているか格安SIM会社のサイトで必ず確認しましょう。
格安SIMへ乗り換える手順
いよいよ格安SIMへ乗り換える手順を説明します。「今のスマホを引き続き使う方法」と「新規にスマホを購入する方法」の2とおりがあります。
今のスマホを引き続き使う方法
現在使用しているスマホをそのまま使う方は以下のような手順で手続きします。
- SIMロックの解除
- SIMカードの申込
- MNP予約番号を取得する
- SIMカードをスマホへ挿入する
1.SIMロックの解除
今、大手通信会社を利用している場合はSIMロックの解除が必要です。大手通信会社のサイトから手続きができます。
2.SIMカードの申込
利用したい格安SIM会社へSIMカードを申し込みます。ここで本人確認書類やクレジットカードでの支払い等の設定を行います。
3.MNP予約番号を取得する
SIMカードの申し込みが済んだら、MNP予約番号を取得します。こちらも大手通信会社のサイトから手続きができます。電話番号を引き継がない場合は必要ありません。
4.SIMカードをスマホへ挿入する
SIMカードが届いたらお使いのスマホへ挿入して各種設定を行えば完了です。
新規にスマホを購入する方法
格安SIMへ乗り換える際に新しくスマホを購入する際は以下のように手続きします。
- スマホとSIMカードの申込
- MNP予約番号を取得する
- SIMカードをスマホへ挿入する
1.スマホとSIMカードの申込
前述したとおり、購入予定のスマホが使えるかどうかを確認してからスマホを購入し、SIMカードを申し込みます。
2.MNP予約番号を取得する
電話番号を引き継ぐ場合は、MNP予約番号を取得します。電話番号を新しくする場合は必要ありません。
3.SIMカードをスマホを挿入する
スマホとSIMカードが届いたら、スマホへ挿入して各種設定を行えば完了となります。
格安SIMへ乗り換えるタイミング
大手通信会社では「2年縛り」という、契約後2年間内に解約すると違約金が発生するシステムがあります。ですが、更新月に解約することで違約金がかかりません。
なので、乗り換えるタイミングとしては次の更新月での乗り換えが良いでしょう。この更新月を逃してしまうとまた2年間の縛りがかかってしまうので、自分のスマホの更新月はいつか確認しておきましょう。
更新月とは契約してから24~26ヶ月目の3ヶ月間のことです。
違約金を払ってでも格安SIMに乗り換える方がお得?
違約金がかからないように、乗り換えるタイミングについて前述しました。ですが、違約金を払ってでも乗り換えた方がお得な場合もあります。
仮に現在大手通信会社で「通信料金\5,000円/月・4ヶ月後が更新月」だとした場合、以下の表のようになります。
1月目 | 2月目 | 3月目 | 4月目 | 5月目 | 合計 | |
契約更新月まで待つ場合 | \5,000円 | \5,000円 | \5,000円 | \5,000円 | \2,000円 | \22,000円 |
契約更新月まで待たない場合 | \10,000円 | \2,000円 | \2,000円 | \2,000円 | \2,000円 | \18,000円 |
表のように違約金を払って今すぐ解約した方がお得なケースもあるので、あなたの場合はどうなるのか計算してみましょう。
2019年10月1日以降に大手通信会社と契約した場合の違約金は\1,000円以下となっているので早期乗り換えがさらにお得です!
格安SIMへ乗り換えるための費用
では、格安SIMへ乗り換えるための初期費用は最大いくらかかるのでしょうか?
- MNP予約番号手数料:約\3,000円
- 違約金:約\10,000円
- スマホ本体の未払い料金
乗り換えるための初期費用としては最大約\13,000円ほどになります。
また今使っているスマホを分割払いにし、まだ支払っていないのであれば未払い分の代金を支払う必要があります。その際は、今までどおりの分割払いと一括払いから選ぶことができます。
格安SIMへ乗り換える際の注意点
格安SIMへ乗り換える際に特に気を付けるべき点が2つあります。
- MNP予約番号の有効期限
- SIMロック解除
MNP予約番号の有効期限は15日となっています。SIMカードを申し込んでから届くまでに約1週間程度かかるので手続き等は早めに済ませましょう。
またSIMロックの解除の手続きをしないと、スマホにSIMカードを挿入しても使えない場合もあります。忘れないように手続きしましょう。
格安SIMへ乗り換えた人の声
最後に、実際に格安SIMへ乗り換えた方の声を見てみましょう。
自分で手続きを行わないといけないので、手間はかかりますがその分月額料金が大幅に下がったという声が多く聞こえます。
ほかにも貯蓄率を高めるための方法や固定費削減、節約のためにも格安SIMへの乗り換えはとても有効だという声もあります。
大手通信会社から格安SIMへ乗り換えた方や、あなたのように乗り換えを検討している方も大勢います。
手順を確認して格安SIMへお得に乗り換えましょう!
以上、格安SIMへの乗り換え方について解説しました。必要なもの、手順などがわかったかと思います。
また解約するタイミングも、更新月によっては違約金を払ってでも格安SIMへ乗り換えた方がお得となる場合もあります。自分の場合はどっちが安いか計算してみましょう。
手続きや申込みは少々手間がかかりますが、毎月の固定費を大きく削減できるのなら格安SIMへ乗り換えない手はありません。この機会に是非乗り換えを検討してみてください。